あかずきんのバスケット

2011/04/21
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カテゴリ: Coeurs rouge
 今日も風が冷たかったけど、太陽の光はあたたかでした。

 明日、東京出張は行かずに済みました。まだ新幹線が仙台-東京間は復旧していない
 事もあって、見送りました。
 週末はお掃除にいけるかな。
 お天気がね、雨の予報なのが気になります。





「よだかの星」

  私のだいすきな、宮沢賢治の童話です。

  短いお話ですので、読んだことのない方はぜひ、読んでみてくださいね。




 顔は、ところどころ、味噌をつけたようにまだらで、くちばしは、ひらたくて、

 耳までさけています・・・・・・

 こんな生はんかのちいさい鳥は、もう名前を聞いただけでも、ぶるぶるふるえて、 

 顔色を変えて、からだをちぢめて、木の葉のかげにでもかくれたでしょう。

 ところが夜だかは、ほんとうは鷹の兄弟でも親類でもありませんでした。

 かえって、よだかは、あの美しいかわせみや、鳥の中の宝石のような蜂すずめの

 兄さんでした。蜂すずめは花の蜜をたべ、かわせみはお魚を食べ、夜だかは羽虫を

 とってたべるのでした。それによだかには、するどい爪もするどいくちばしも

 ありませんでしたから、どんなに弱い鳥でも、よだかをこわがる筈はなかったのです。



 こんな風に始まります。

 鷹はよだかの名前に「たか」とついている事が気に入らず、よだかに改名を迫ります。

 「市蔵」と改名して、名札を首からさげて、みんなに挨拶してまわれと脅かします。

  私はこのお話を読むといつも涙がとまりません。




yodaka01




  このよだかのようにいわれもない事でいじめられている人たちがいます。

  福島県のナンバープレートで都内に入ると、パーキングに止めさせてもらえない
  とか、ホテルの宿泊を断られる、さらには、福島県人は福島県と書いたプレートを
  首からさげて歩けと言われるそうです。

  「よだか」のおはなしそっくりです。















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Last updated  2011/04/22 08:54:20 AM
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