2013.02.22
カテゴリ： 森田理論の適応者
シドニーオリンピック女子マラソン優勝の高橋尚子を育てた小出義雄さんは、高橋さんがなぜ強くなったかということについて、長年の監督としての経験から一つ言えることがあるといわれる。
「こうすれば強くなれる。今日はこの練習やって、明日はこれをやる。明日の朝はきついけどこれをやるよ。」と指導すると、時にはきついなあと思ったこともあるだろうけれども、自分なりに納得して素直に従ってきた。自分の気持ちは持ちながらも、監督のいうとおりに従ってきたのである。
ところが、強くならない子というのは、素晴らしい素質を持っていても、「いや、監督、こんなにやったら疲れちゃいます。」「今日はジョクだけにします。」「私はこうやりたいんです」などといって、練習方法を自分で勝手にきめてしまう。中には私の指導方法についていけないといって辞めてしまう人もいる。実にもったいないことだ。
これと同じことを森田先生もおっしゃっていました。納得ができないと思いながらも、森田先生のいうことであるから、しぶしぶでも手をつけてみる。これを柔順という。不従順な人は、「わからない」と断言して、少しも実行してみようとしません。実にもったいないことです。
「こうすれば強くなれる。今日はこの練習やって、明日はこれをやる。明日の朝はきついけどこれをやるよ。」と指導すると、時にはきついなあと思ったこともあるだろうけれども、自分なりに納得して素直に従ってきた。自分の気持ちは持ちながらも、監督のいうとおりに従ってきたのである。
ところが、強くならない子というのは、素晴らしい素質を持っていても、「いや、監督、こんなにやったら疲れちゃいます。」「今日はジョクだけにします。」「私はこうやりたいんです」などといって、練習方法を自分で勝手にきめてしまう。中には私の指導方法についていけないといって辞めてしまう人もいる。実にもったいないことだ。
これと同じことを森田先生もおっしゃっていました。納得ができないと思いながらも、森田先生のいうことであるから、しぶしぶでも手をつけてみる。これを柔順という。不従順な人は、「わからない」と断言して、少しも実行してみようとしません。実にもったいないことです。
お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
[森田理論の適応者] カテゴリの最新記事
-
神経症と神経質症の違いについて 2022.06.24
-
森田適応者の診断 2016.03.09
-
遠慮すること 2013.03.26
【毎日開催】
15記事にいいね！で1ポイント
PR
Keyword Search
▼キーワード検索
森田生涯
このブログは森田理論の考え方、応用や活用の仕方を取り上げています。 私は自助組織、NPO法人生活の発見会の活動を応援しています。categoryの「生活の発見会のホームページ」をぜひご覧ください。 また学習のすすめ方で参考になることを「森田理論学習のすすめ方」というホームページでご案内しています。 投稿数が多くなりましたので、ポイントとなる投稿に☆マークを付けました。
Calendar
Comments
Category
私の森田理論との出会い
(21)ＮＰＯ法人生活の発見会のホームページ
(1)「森田理論学習のすすめ方」のホームページ
(1)森田理論の適応者
(16)神経症の成り立ち
(40)神経質の性格特徴
(113)感情の法則
(196)行動のポイント
(562)野菜作り、花、風景、川柳、面白小話など
(331)不安の特徴と役割、欲望と不安の関係
(267)認識の誤り
(90)「かくあるべし」の発生
(168)純な心、直感、初一念
(36)観念重視から事実重視への転換
(527)生の欲望の発揮
(270)身近な社会問題
(102)人間関係、不即不離
(394)物の性を尽くす
(31)子育て、しつけ、教育
(166)自分中心の生き方 他人中心の生き方
(50)治るとはどうゆうことか
(190)森田理論の基本的な考え方
(412)森田関連図書
(24)生活の発見会・集談会
(120)森田理論学習の進め方
(245)森田先生のエピソード
(17)森田療法と他の療法について
(123)森田神経症のタイプ
(31)最新の脳科学
(55)森田番外編
(344)© Rakuten Group, Inc.
