森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.07.11
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新潟大学の安保徹医師の免疫学の話はとても面白い。また役に立つ。素人にもわかるように文庫本をたくさん書かれていますので一冊読まれることをぜひお勧めします。

安保先生は、薬は毒だといわれます。薬づけの医療が次から次へと病気を拡大させているとも言われます。また副作用のない薬はない。しかしほとんどの人は薬が病気を治してくれていると思っている。

もし大学病院の医師ががんになったとしたら、自分のおこなっているがん手術、抗がん剤治療、放射線治療を選択するだろうか。
手術をしなかったら余命6カ月。手術を受けたら5年以上といわれて、手術を受けても6カ月以内に亡くなる人が後を絶たないのはどういうことでしょうか。

安保先生の本から森田に関連することを書いてみます。
花粉症などのアレルギーの人に抗ヒスタミン剤が処方されます。もともと人間の体からヒスタミンがでてくるには理由があります。それは血管を開いて痒みを出したり、異物が体についたという異常を知らせる役割を担っているのです。異物を洗い出すために、ヒスタミンが血管を開きます。それがかゆみや腫れと言った症状です。つまり分泌物がでて鼻水がでたり、涙を出して洗い流すのがヒスタミンの役割なのです。ヒスタミンは決して悪いものではなく、体の防衛反応なのです。

今の医療は抗ヒスタミン剤を使って対症療法をしています。そのいやなかゆみや腫れをとり、鼻水や涙が出ないようにしようとしているのです。抗ヒスタミン剤を使ってしまうと、せっかく出そうとしている反応を止めてしまいます。しかし治ったと思って薬を止めるとまた症状が出ます。また抑えにかかる。薬の耐性がなくなると、また強い薬で抑えにかかる。そうやって症状から脱却できない身体になってしまうのです。

これは精神交互作用によって神経症が悪化する過程と一緒です。
安保医師は、花粉症になりやすい人はリンパ球体質であるといいます。神経が過敏な状態です。つまり白血球の顆粒球とリンパ球のバランスが崩れているのです。リンパ球過多になっているのです。甘い物好きや運動不足がこの体質を助長しています。つまり最終的には生き方の問題です。生活を見直すことが大事です。といわれています。





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Last updated  2013.07.11 07:07:21
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