森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.07.16
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私は死にそうになったことが2度ある。一度目は交通事故。
二度目は初めて小学生の時海に泳ぎに行っておぼれたのである。
浅いところから深いところにゆき、足が底に届かなくなった。
私は底に足がつくたびに思い切り飛び上がり、わずかに息をしては沈むという動作を何回も続けていた。
死ぬというよりも必死であった。そのうち友達が気付いてくれて命からがら陸にあがったのである。
その友達は土居君といって今でも命の恩人だと思っている。

その後大人になって海や川でおぼれるということは全くなくなった。
海で泳いでいても立ち泳ぎをしたり、脱力して波に揺られて浮かび、自由に息をして休むことを知ったからである。万が一海にほうりだされても、何もしないでただ海に浮かんで仲間の助けを待っていればよいのである。

反対にしてはいけないことは、バタバタと死に物狂いに体を動かすことだ。恐怖心が襲いかかり、パニックになる。また体力を消耗して、すぐに疲れて海の底に沈んでしまう。


網代に海水浴に行った時のことだ。「波には抵抗することはできない。抵抗すれば溺れる。波に身を任せきった時が一番安楽だ。心の波も、海の波と同じように、人間の力ではどうすることもできないのだ。それをどうにかできると考えたのは、自然の恐ろしさを知らない私の思いあがりなのだ。」

森田先生にそのことを話すと、「それを自覚といいます。自覚とは自分の心のありのままの姿を正しく知ることです。ふつうの人は、自分の心は自分が一番よく知っていると思っているが、それはとんでもない間違いです。あなたは人間の心の大きな事実について正しい自覚を得ました。今後、憂鬱な気分に落ち込むことがあっても、それを切り抜けることができます。それが自覚というものです。」と言われたそうです。





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Last updated  2013.07.16 06:47:33
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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