森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.07.30
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生活の発見誌の平成25年8月号柿原美恵さんの記事より。
柿原さんは小学校の先生をされていました。小学校の2年生を担当したときのこと。森田先生から、「柿原さん、子供に勉強せよといわない方がいいよ」といわれました。

柿原さんは勉強しなさいといわないで勉強させるにはどうしたらよいだろうと考えました。
まず生徒の学力を知ることから始められました。小学校1年を修了していれば20以下の数字は理解していなければならないのに、1+1=2までの数の概念しか持っていない子がいた。

そういう子を集めて放課後に教えてみることにした。するとその子たちの能力に応じて教えてやれば、骨が折れても嫌がらずに、喜んでついてきてくれた。もともと勉強ができるようになりたいという気持ちを持っていたのだ。

このような子どもたちに教えることはとても骨の折れることであった。でも子どもたちは帰ろうとしなかった。少しずつでも、覚えられてきたことが、よほどうれしい様子で、顔つきまで生き生きとしてきた。

柿原先生は、子供たちを勉強に導くコツは、勉強すること、知ること、覚えることに対して生徒自らが喜びを発見していくこと、実感していくことではないだろうか、といわれています。素晴らしい教育ですね。

勉強しなさいという前に、最初はイヤイヤでも、仕方なく手をつけていると、そのうちしだいに理解が進み、勉強に興味がでてくる。
先生はその子の能力を判断して、その子の能力にあった問題を与えて、教えたり、見守るということでしょうか。

ただ知識を与えるのではなく、自主性を持たせるというのが教育かもしれません。
私の経験でも、そういう先生は歳をとってもいつもなつかしく忘れがたく感謝の念が湧いてきます。





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Last updated  2013.07.30 20:30:10
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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