2013.07.31
カテゴリ： 感情の法則
柿原美恵さんという入院生のお話です。
ある晩、森田先生がまだお帰りになっていないのを知らないで、誰か門に鍵をかけてしまったらしい。疲れてお帰りになったろうに、締め出された先生はさぞ気分の悪いことだろうと思ってお顔を見ると、けろっとしておいでになった。
そして、「人は癪にさわるようでなければいけない。癪に障る人は、気概のある人であり、気概のない人は駄目である」とおっしゃった。
私は従来、癪にさわることの多い質で、自分で困ったことに思っていたので、この時少し不審な気がした。それにしても先生は少しも癪に障った顔をなさっていなかったからです。
面白い話です。柿原さんはきっと癪にさわったら、そのまま態度に出されるのではないかと思われたのです。
森田先生は、癪にさわるという不快な感情は、態度に出そうになる寸前まで高めたほうがよい。
どんなにイヤな感情でも決して押さえつけたりしてはいけない。
自然に湧き起こったままの感情はそのままにしておくしか方法はない。
でもそれを態度にあらわしてはいけない。
神経症の人は感情を抑えてから行動に移ろうとしてしまいます。
これはやってはいけないこと。
そのままにしていれば、その癪に障った感情はすっと流して行ってしまう。
感情の法則の通りになります。
ある晩、森田先生がまだお帰りになっていないのを知らないで、誰か門に鍵をかけてしまったらしい。疲れてお帰りになったろうに、締め出された先生はさぞ気分の悪いことだろうと思ってお顔を見ると、けろっとしておいでになった。
そして、「人は癪にさわるようでなければいけない。癪に障る人は、気概のある人であり、気概のない人は駄目である」とおっしゃった。
私は従来、癪にさわることの多い質で、自分で困ったことに思っていたので、この時少し不審な気がした。それにしても先生は少しも癪に障った顔をなさっていなかったからです。
面白い話です。柿原さんはきっと癪にさわったら、そのまま態度に出されるのではないかと思われたのです。
森田先生は、癪にさわるという不快な感情は、態度に出そうになる寸前まで高めたほうがよい。
どんなにイヤな感情でも決して押さえつけたりしてはいけない。
自然に湧き起こったままの感情はそのままにしておくしか方法はない。
でもそれを態度にあらわしてはいけない。
神経症の人は感情を抑えてから行動に移ろうとしてしまいます。
これはやってはいけないこと。
そのままにしていれば、その癪に障った感情はすっと流して行ってしまう。
感情の法則の通りになります。
お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
[感情の法則] カテゴリの最新記事
-
怒りに対する対応方法を見直す 2025.11.25
-
感情と行動を分離する能力を獲得する 2025.11.24
-
悔しいという感情は味わうもので発散する… 2025.11.23
【毎日開催】
15記事にいいね！で1ポイント
PR
Keyword Search
▼キーワード検索
メダカを飼っています
New!
楽天星no1さん
泉佐野フィルムフェ… へこきもとさん
激しい運動の後、疲…
メルトスライム25さん
神経症を克服します♪ ROSE33333さん
「私」がいる幸せ えみこた２さん
泉佐野フィルムフェ… へこきもとさん
激しい運動の後、疲…
メルトスライム25さん神経症を克服します♪ ROSE33333さん
「私」がいる幸せ えみこた２さん
Category
私の森田理論との出会い
(21)ＮＰＯ法人生活の発見会のホームページ
(1)「森田理論学習のすすめ方」のホームページ
(1)森田理論の適応者
(16)神経症の成り立ち
(40)神経質の性格特徴
(120)感情の法則
(236)行動のポイント
(647)野菜作り、花、風景、川柳、面白小話など
(332)不安の特徴と役割、欲望と不安の関係
(297)認識の誤り
(98)「かくあるべし」の発生
(173)純な心、直感、初一念
(40)観念重視から事実重視への転換
(565)生の欲望の発揮
(326)身近な社会問題
(102)人間関係、不即不離
(459)物の性を尽くす
(37)子育て、しつけ、教育
(180)自分中心の生き方 他人中心の生き方
(52)治るとはどうゆうことか
(216)森田理論の基本的な考え方
(506)森田関連図書
(24)生活の発見会・集談会
(120)森田理論学習の進め方
(252)森田先生のエピソード
(17)森田療法と他の療法について
(134)森田神経症のタイプ
(34)最新の脳科学
(72)森田番外編
(359)
森田生涯
私は自助組織、NPO法人生活の発見会の活動を応援しています。categoryの「生活の発見会のホームページ」をぜひご覧ください。 また学習のすすめ方で参考になることを「森田理論学習のすすめ方」というホームページでご案内しています。 投稿数が多くなりましたので、ポイントとなる投稿に☆マークを付けました。
Comments
Calendar
© Rakuten Group, Inc.
