森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.09.05
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王選手は荒川コーチとともに血のにじむ練習で一本足打法を完成させた。
王さんの打ちこみの練習は打撃投手がねを上げて、別の打撃投手に変更してまでも行われていた。

王さんは練習の意味を次のように話しています。
「バッティングは感性だけど、根本は体に覚えこませる。徹底的に身体に染みこませる。その繰り返しなんだよ。なぜ長い時間打つかといえば、長く打てば当然疲れる。疲れた時って体は正直なんだ。自然体になるんだよ。つまり、体が勝手に無理のない自然の動きをしてくれる。自分の脳が描いている理想のスイングではなく、体が自然に回転する動き、それって実は理想のフォームなんだよね。だから、徹底的に体を痛めしけて、もう限界っていうところでスイングしたのが理想だということ。どこにも力みがなく、どこにも邪念がない。徹底的に体を疲れさせたからこそ、体が一番スムーズなスイングを出す。」

これは神経症から解放される道とよく似ています。神経症はイヤなことをやりくりし、つらいことから逃げるという行動を繰り返すことから、精神交互作用で固着してきます。

玉野井幹雄さんは、神経症が固着して、どんなに苦しくても治すことをやめた時に転機は訪れる。
このことを地獄に家を建てて住むと表現されています。
絶体絶命の立場に立って、神経症を治してやろうとか、やっつけてしまおうとかいう気力がなくなった時に、初めて神経症が治るのだといわれています。

いったんそうした地獄を見た人が立ち治ると、鬼に金棒だと思います。


いつまでも神経症が治らないといっている人は、どこかに神経症は治す道があると思って、まだまだ対決するエネルギーが残っており、絶体絶命の心境にならないからだと思います。


パニック障害の方が森田療法で短期に回復される例をよく見受けます。この方たちは生きるか死ぬかというとても厳しい状況に、このむと好まざるにかかわらず追い込まれるために、かえって死地に生を得るということになるのです。






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Last updated  2013.09.05 07:58:30
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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