森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.09.16
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カテゴリ: 物の性を尽くす
人間には23対の染色体がある。
男と女はXとY染色体によって分かれている。
染色体は二本の長い鎖がらせん状に巻いている。
遺伝子はアデニンA、チミンT、シトシンC、グアニンGという4つの塩基配列によってできている。
その数なんと30億もあるという。すべて解読されており、現在1日で解読可能である。

解読すると病気の成り立ちが分かるという。
肺がんなどの病気にかからない人と病気にかかりやすい人を比べると、塩基配列が違っているという。
肺がんになる人はALK遺伝子が関与していることがある。この遺伝子は細胞分裂を促す遺伝子で、塩基配列が違っている事で肺がんの細胞分裂が暴走することがある。
治療としてはALK遺伝子が働かなくする方法があるという。


この塩基配列は、私たちの体が細胞分裂する時、コピーミスをおこすことによって後天的に病気の火種を抱えることにもなる。先天的な遺伝子の異常だけではないということだ。
30億分の1のコピーミスによっても重大な疾患に結び付くこともあるそうです。

次に、この遺伝子はスイッチがオンになっているか、オフになっているかが重要であるという。
これを遺伝子のメチル化という。
家の配電盤を思い出してほしい。
ブレーカーがいくつもついている。家庭ではすべてをオンにして電気を使っているが、人間の体ではスイッチをオンにしている時とオフにしている時としょっちゅう入れ替えているということです。
病気になるというのは、病気になりやすい塩基配列の人が、スイッチオンに切り替えられた時である。

ですから逆にいえば、ガンになりやすいタイプの人が、スイッチオフで生活できれば病気にかかることは軽減できる。それを自覚して予防すればある程度は防げるのである。

私は痛風持ちである。多分塩基配列に問題があるのだろうと思う。
でも問題があるということを自覚しているので、毎月病院へ出向き経過観察している。1回症状がでただけでその後は出ていない。

また、効果は少ないらしいが食事に気を使っている。プリン体の多い食品、飲物を加減しているのである。もし自覚がなかったとしたら、私の好きなビールは飲み放題、かつおのたたきや白子、辛子明太子は食べ放題という生活を続けているだろうと思う。


たとえばがん細胞は、誰でも数千単位で毎日作られているという。
でも全員ががんを発症するわけではない。
小指の先ほどのがん細胞の生成には10年程度の歳月が流れているという。
その間ストレスを少なくして、白血球の中のリンパ球と顆粒球のバランスを整え行けばがんの退縮が起きることは十分に考えられることだ。
ストレスの多い生活、不規則な生活が遺伝子スイッチをオンに切り替えているのではなかろうか。

自分の体は預かりものであり、できるだけメンテナンス、ケアを心がけ、体をいたわり大切にする心掛けが大切です。
森田では「己の性を尽くす」と言います。
私も予防できることは普段から気をつけてゆきたいと思う。





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