森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.09.27
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学校で友達とうまく付き合うことができずに悩む人が多い。
また会社での人間関係で傷つく人も多い。森田でいう対人恐怖の人である。

私もそうであった。
学校ではいじめに遭ったり、無視されないようにいつも神経を使っていた。
会社では仕事で会社に貢献するという気持ちよりも、会社での良好な人間関係作り上げることに最大の価値を置いていた。

いずれの場合も頭の中の大部分は人から嫌われないこと、人からよく思われることで占められていた。おそらく90%は寝ても覚めてもそのことにエネルギーを使っていたと思う。

森田を学習していて思った。
もし頭の中でそのことに費やす時間や比率が70%、50%、30%、10%というふうに比率が低下してきたとしたらどうなるのだろう。
そう考えただけで生きる力が湧いてきた。なるほどポイントはそこにあったのか。


つまり視野狭窄になり自分で自分を追い込むことは避けられる。
つらい、イヤだ、逃げ出したいという気持ちを抱えたまま目の前のことに手をつけていかなくてはならない。
そのうち自分のやりたいことや好きなこと、得意なことを見つけ出せれば十分に生きていける。

私は以前曽野綾子さんの次のような話を紹介した。
寿司屋の大将でカラオケもへたくそ。ゴルフの腕前も最低。経済観念は全くない。教養というものもない。
でもそれを笑いの種にされても悠然としている事が出来るのは、自分は寿司を握らせたらだれにも負けないという自信があるからだ。その自信に支えられて生きていけるのだ。
高良武久先生も10年一つのことに取り組んでいれば、その道ではエキスパートになれる。
そうなれば、人間関係に振り回されることはなくなるといわれています。

人間関係で悩んでいる人は正面から解決しようとしてはいけない。
外堀から埋めていくことである。
日常生活は規則正しくなっているのか。

友達や仕事仲間にたまには気を使って何かをしてあげているのか。
対人関係で悩むのはいい。
でもその前に今書いてきたことがほったらかしなら、そこにこそエネルギーを傾けるべきだろう。

森田では生活のバランスという。
日常生活、仕事、家事、趣味、社会生活、健康などのバランスをとった生活のことだ。

バランスを意識していくことが、対人のとらわれから抜け出す大きなポイントとなる。
これに「かくあるべし」を減らすということを身につければ、対人恐怖症から脱却できることをお約束します。






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Last updated  2013.09.27 19:33:08
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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