森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2014.01.31
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2014年2月号「生活の発見」誌のセルフケア・プログラムは大変参考になった。
まずアサーションについてですが、これは「自己表現」のことだそうです。

対人表現には3つのタイプがあるという。
1、 攻撃タイプ 「かくあるべし」で相手を責めたり、皮肉を言って相手を責める。
2、 非主張的タイプ 相手の反応を勝手に予測して、自分の気持ちを抑え、
十分に自分の気持ちを表現できない。我慢したり、耐えたりしてマイナスの感情を蓄積していく。
3、 上手な自己表現タイプ 相手を尊重しつつ、自分の気持ちも大切にして、
自分の気持ちを過不足なく伝えることができる。

例として、やっと終業時間が来ました。

ところが同僚が、もうすぐ仕事が片付くので車で送ってほしいという。

こんな場合1、では、「人の気持ちも聞かずに勝手なことを言われても困るよ」と反発します。
2、では、自分の気持ちを抑えて、「ああいいよ」と安請け合いします。
でも心の中では、自己犠牲のためストレスがたまります。
3、では、「悪いけど、今日は帰りによるところがあるんだ。
ごめん。また都合が合えばいつでも送るよ」などと言って丁寧に断ります。

3が最も良いことはすぐにわかりますが、現実には1や2の対応が多いのではないでしょうか。
特に対人緊張の強い人は、人の思惑を気にして、自分の意向、気持ちを押さえつけたり、
無視したり、否定することがあります。
そういう小さい我慢をため込んでいくと、処理しきれない大きな問題になってゆきます。

仕事をやっていて気づくことですが、その場その場で小さい問題をきちんとけりを

なくなってしまいます。この場合も同じです。

第一に優先すべきは、自分の感情、気持ち、意向です。そういう姿勢を確立する
ことが第一です。そのあとで、相手の意向とすり合わせをしてゆくのです。

この順番を守らねばなりません。
これが逆になるから、神経症への道を突き進んでいくのです。






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Last updated  2014.01.31 06:53:50
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