森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2022.04.16
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黒川伊保子さんのお話です。

女性の会話は、共感で始まり、共感で終わる。
共感がなければ、どんなに長くしゃべっていても(うんちくや一般情報をプレゼントしても)、女性はそれを会話と言わない。

男性は定年して家に入るにあたって、どうしても心得てもらわなければならないことがある。それは奥さんと会話する時に「共感」というクラッチペダルを踏むことだ。

奥さんが「腰が痛い」言えば、「それは辛いだろう」といたわってあげる。
「片付け物は俺がするから、座っていてもいいよ」という言葉が出てくれば二重丸だ。間違っても「痛いのならすぐに医者に診てもらえ」と言ってはいけない。

奥さんが急に熱を出して寝込んだ時、「しんどそうだね。大丈夫かい。薬を買ってこようか。車で病院へ連れて行ってあげようか」という。
間違っても「じゃ、俺は今日の夕飯は外で食べてくるから」と言ってはいけない。「私が苦しんでいるのに、旦那は何を考えているの。私のことはどうでもいいの」と思ってしまう。いっぺんに夫に愛想が尽きてしまう。

姑や息子の嫁の愚痴をいう妻に、「自分のことは棚に上げて、なんていうことを言うのだ」と言ってはいけない。
「お前にばかり負担をかけてすまないね」というべきだ。



夫であるあなたはリビングに寝そべっている。
妻が買い物袋を両手に抱えて玄関のドアを開けた。
あなたはすぐに駆け寄って、「重かっただろう」と荷物を持ってあげますか。

それともスーパーから家まで500mの距離を歩いてきたのに、今さら台所までの3mを運ぶなんて意味ないだろうと思いますか。

妻はこの3mで絶望するそうだ。
500mは何も思っていなくても、最後の3mで「何のねぎらいの言葉もかけてこない夫」に絶望し、深いため息をつくのである。

夫が妻に謝るときも、いたわりの気持ちを込めて話すことが大切になる。
「あなたって、どうしてそうなの」と言われたら、「いやな思いをさせてごめんね」
「どうして○○してくれないの」と言われたら、「気がつかなくてごめん」
「早く帰るって言ったよね」には、「心細い思いをさせてごめんね」
こう言われれば、妻は、添えられた言葉に 共感とねぎらい
(定年夫婦のトリセツ 黒川伊保子 SB新書参照)

まさに女性は共感に始まり、共感に終わるのですね。
いつも自分の気持を前面に押し出していると、いずれ妻から引導を渡されてしまうかもしれませんね。森田理論学習では共感力が大切だと言われています。
これは日頃から夫婦の日常会話で訓練しておくとよいかも知れません。
全部できなくても10個のうち1つでもできればと思います。





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Last updated  2022.04.16 06:36:15
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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