森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2023.02.01
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カテゴリ: 行動のポイント
ハーバード大学のエリオット総長は、「成功への習慣」と題した講演のなかで、次のような話をされている。

『小学校で、いわゆる「落ちこぼれ児童」が出るのは、初期の段階で生徒がこなせる量の課題を与えないからです。
つまり「成功の感触」を掴むチャンスを与えなかったからです。
学校生活の初期に成功を経験しなかった生徒は、「成功の習慣」を身につけるチャンスが与えられなかったことになるのです』

小学校の低学年のときに、生徒が成功を体験できるように学科・科目の内容を調整するのは、先生の重要な役目です。
それは、生徒が容易にこなせるもので、興味をおこさせるもののほうが効果的です。「こうして得た小さな成功が、『成功感』を与え、それはその生徒の人生における良き伴侶となります」
ちょっとしたことに成功すると、大きな仕事にも「成功感」をもち越せます。
その意味では、まず小さな目標をたててそれを達成したら、次にもう少し大きな目標をたてて・・・、といった具合に段階的に目標を大きくして、それを達成する方法は、上手なやり方と言えましょう。
「失敗は成功の母」と言いますが、 「成功は成功の母」「一事なれば万事なる」
(自分を動かす マクスウェル・マルツ 知道出版 204ページ)

小さな成功体験を積み重ねると、一回り大きな人間になれます。
自己信頼感、自己信頼感が持てるようになります。
何事にも意欲的で、積極的な行動ができるようになります。

小さな成功体験は子どものうちからより多く蓄積していくことが大切です。
親は子どもが好奇心や興味や関心を示したものは可能な限り応援してやりたいものです。また家事なども社会体験の一環として、取り組ませることが有効です。
人間関係は子どものうちから様々な人と触れ合う経験が大切です。
可能な限り自然と触れ合うことも大切です。

神経質性格者の場合は、雑多な社会体験が不足していると言われます。
小さな成功体験が不足したままで大人になってしまったのです。
何をするにも自信が持てない。自己肯定感が持てない。


成功体験が不足している人は、これからどんどん蓄積していくことをお勧めします。森田では、雑事や雑仕事、日常茶飯事に丁寧に取り組むことをお勧めしています。凡事徹底に取り組むことで、成功体験を積み重ねることができます。
それが積み重なると自己信頼感、自己肯定感が持てるようになります。

凡事徹底はやる気になれば誰でもできます。
それを習慣として定着させて、継続していくことが大切です。
とにかく 成功体験の数を増やすこと
小さな喜びや感動を数多く味わってください。

集談会に参加している人は、世話活動に取り組むのが有効です。
世話活動というのは星の数ほどあります。
世話活動に、真摯に取り組むことで、成功体験はどんどん増えてきます。
私はここで自信をつけて、仕事に応用して成功した経験を持っています。
集談会ではミスや失敗があっても大目に見てもらえます。
ここでの経験が、社会に出たときに大いに役立つことになります。





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Last updated  2023.02.01 08:00:32
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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