毎日を　愉快に暮らすできごと日記

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2021.12.16

サンタの町外伝

テーマ：イベント(1333)

カテゴリ：詩　小説

昨日今日と　娘が出張なので
お弁当はないのです。

なので　今年は手が痛くて
クリスマスイベントはしないので
ちょこっと小話になりました。

ぽんずくんは　魔法学校の
ウィルス感染を防いだ功労者でした。
　『ハロウィンナイト１１』

魔法学校ピカ１の実力猫となっていました。

あちこちから依頼が入ります。
ぽんずくんはサンタの学校出身の縁で
今年は　サンタの学校を助けることになりました。

プレゼントが準備できなくて　困っているというのです。
　『猫絵本『サンタの町１』』

子供たち以外にも
猫や犬やハムスターや
その他の動物たちへのプレゼントが増え
とても忙しくなったのです。
猫絵本『サンタの町５』』

調合は得意です。
プレゼントが　次々に包まれて行く
魔法薬を作り出しました。

ぽんすくんのエルフはリス型。

きちんと包まれているか
あて先は間違っていないか
チェックしていきました。

これからは　魔法薬を作りさえすれば
プレゼント工場の作り手はぐんと減って
他の仕事をすることができます。

ぽんずくんの調合は
一味違います。

開けたとたん　ふぁあああっと幸せになるエキスも
配合されて
今年はますますみんな　幸せになれることでしょう。

大雪でも　へっちゃら魔法薬も
作ったところです。

ユッキーニャちゃんとウナちゃんは
サンタのお手伝いに　駆り出されました。

プレゼントを配る子供や地図を覚えるのに大忙し。

ユッキーニャちゃのエルフは　森の住人。

森の道案内なら　お任せです。

目印のほとんどない
山のおうちの子担当になりました。
　ハロウィンナイト６

魔物が何かに化けて襲って来ても
ユッキーニャちゃんは
偽物はすぐにわかります。

ウナ：　プレゼント選び頑張らなくちゃ。

ユッキーニャ：　プレゼント運ぶのは任せて。

雪の日も　せっせとクリスマスプレゼント準備に
余念のないふたりでした。

めいちゃんは　夜空を眺めていました。
星がきれいです。

突然風が強くなり　雨まじりの雪が
激しく降り出しました。

ひとつ何かが遠くで光ったかと思うと
みるみる近づいて

降りてきたのはサンタさん？

ウナ：　ひどい目にあったわね。

ユッキーニャ：　こんなに突然　天気が変わるなんてね。

ウナ：　ユッキーニャちゃん　大丈夫？

ユッキーニャ：　魔物はわかるけど　お天気はわからないわ。

　ぽんずくんが　”大雪へっちゃら魔法薬”を作るって言っていたから
　できたら　貰っておかなくちゃね。

　魔法で濡れないようにしたわ。
　でも飛びながら　濡れない魔法を続けるのは
　私には無理よ。

ウナ：　　あれ、　あの子ずっとこちらを見てる。

　ずぶ濡れじゃない。

　こっちへ来ない？
　濡れちゃうわよ。

めい：　サンタさんなの？

ウナ：　私達が見えるのね？

めい：　わぁ。本物のサンタさんに会えるなんて。

ユッキーニャ：　見えるってことは
　あなたにも魔力があるということよ。

そこへ現れたのは
ぽんずくんです。

ぽんず：　急にひどい天気になったから
　迎えに来たよ。

　この子はだあれ？

ウナ：　私たちが見えるそうなの。

ぽんず：　サンタの学校でも　魔法学校でも
　見たことのない子だね。
　でも　魔力があるのか。

めい：　魔法ってなんですか？

ぽんず：　魔法を知らずに過ごして来たのか。
　こりゃ大変だ。

　魔法の使い方を知らずに暴走すると
　とんでもないことになるな。
　町一つ　ぽんと消しちゃうかもしれない。

　制御の仕方や　使っていいことと悪いことを
　覚えておいてもらわないと
　魔法は世界の破滅にも通じるからね。

　君、サンタのお手伝いしない？
　そうしたら少しずつでも　魔法の扱い方も覚えられるから
　いいんじゃないかな？

めい：　ええっ、私がサンタさんに？

ユッキーニャ：　そうして貰えると
　仲間ができて嬉しいわ。

　ウナちゃんと　サンタのお仕事や
　そりの扱いを覚えていたところなの。

　サンタはとても忙しいから
　サンタになって貰えると　大助かりよ。