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アレッポは、ダマスカスの北300キロに位置するシリア第2の都市。地元では、アラビア語の「ハラブ」という名称のほうが通じます。これは「乳」という意味で、アブラハムが旅人たちに乳を振舞ったとの伝承から来ているそうです。ほんとに、アレッポって古い歴史を持つ都市なんですね!
シリアをじ~っくりと回られる日本人の観光客の方は、まだまだ少ないのではないでしょうか。特にこのアレッポは、何だか遠いし…ダマスカス止まりの観光客の方も多いと思います。でもこのアレッポ、古代都市とはいえ、現在も躍進中。外国人の数もダマスカスより多いようで、英語もかなり通じます。
さてアレッポ最大の見所といえば、言わずと知れた「アレッポ城」。このお城は、紀元前10世紀に最初に建築され、12世紀から14世紀にはモンゴル帝国の侵入や十字軍の攻撃にも耐えたそうです。

たび重なる戦争の歴史のなかで、しだいに城砦化していき、現在のアレッポ城は、十字軍の侵略に対して改築された12世紀の姿のまま残っているということです。このお城の特徴は、市街地から50mも高い巨大な丘の上に立っていること。まさに難攻不落の都市の様相を呈しています。
城砦からはアレッポ市を一望できます。
城砦の中も広く、まるで迷路のように入り組んでいます。城内は広いので、観光にはじっくりと時間を取っていただきたいもの。カフェもありますし、市内を見下ろしながら一服するのも、またヨシ。


この日は金曜日だったので、いつにも増して人が多かったようです。外国からの観光客というより、シリア国内からのシリア人がむちゃくちゃ多かった。アレッポ市内は金曜日のため、スークもすべて閉まっていて、街は仮眠中という感じでしたが、このアレッポ城砦だけは賑わっていました。

女学生さんが目立ちました。何でも学校からの遠足らしいです。その数、半端じゃありませんでした。灰色の城砦に、カラフルな衣服が花を添えていました。
次のブログでは、アレッポ城砦で出会ったシリア人の女の子たち、男の子たちを紹介します!!
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