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ついにヨルダンに本格的な秋の到来です! この秋初めての小雨が少し降ったのが10月8日。その2日後の10月10日…つまり本日朝にも少し。そして夜には雷鳴が鳴り響き秋の雨がザザーーーッと降り始めました。アラブにとっては待ちに待った雨! みんな心待ちにしていました。
年間の降水量が極端に少ないヨルダンでは、農作物の生長は雨に依存しています。秋のこの時期、収穫を待っているのは例えばオリーブの実。長ーーいカラッカラの夏の間に土埃 (つちほこり) を存分にかぶったオリーブの実は、秋の雨が降って埃が洗い流されて初めて収穫されるようです。農夫たちは、きっと首を長くしてこの雨を待ち焦がれていたことでしょう。
この時期の雨は長続きしません。もうちょっと降ったらなぁ。でも空気中のほこりを洗い流すことはできます。きっと明日は空気が澄んだ朝を迎えることができるでしょう!
さて、「乾いている」のは農作物だけではありません。動物たちも水不足で乾いている!…ということに気が付いたのは、今回お客様のアテンド (=英語ガイドの通訳) でぺトラやジェラシュに出かけた時のことです。夏の時期にたくさん子猫たちが産まれていて、ヨルダンの遺跡内では子猫たちがちょこまかと走り回っています。ニャーニャーとまとわりついてくる猫もいて、人懐っこいと思いきや、どうも何かを切実に訴えている様子…。それで気付いたのが、猫たちはのどが渇いていて水が欲しくてたまらない、ということ。

まさかと思って試しに水をやると、ものすごい勢いで飲んでいます。入れ物がないので、ペットボトルのキャップに水を入れてあげました。
そうしますと、猫たちはただただひたすら飲み続け、キャップの水をあっという間に飲み干してしまいます。何度水をついであげたか分かりません。
ぺトラでは2回、エルハズネの猫とエドディルの猫とにお水をあげました。ジェラシュでも喉が渇いた猫に遭遇。子猫でやせ細っていて多分病気かと思いますが、ひたすら水を呑んでいました。

↑ 何度も飲み干して、ついにご満悦の猫ちゃん。
という訳で、これからヨルダンにいらっしゃる皆様にお願いです。猫ちゃんたちを見かけられたら、ぜひぜひお水を上げてみてくださいね。カラッカラの遺跡内で新鮮な水を見つけるのは、猫たちにとって至難の業だと思います。気温が高いのに毛皮を着ているわけですから、それはそれは暑くて暑くて、喉が渇いて乾いてたまらないと思います。
実は私は猫アレルギーを持っていますので、こうして猫の相手をしているうちについつい触ってしまい、後から目は真っ赤、手はかゆいし・・・などと大変な目に遭いましたが・・・。でも遺跡内の猫たちは、食べ物もないし、水もないしでかなり過酷な環境に置かれています。痩せている猫たちも多いです。痩せた小さなママの体では、子猫たちに十分なお乳を与えることもできないよね![]()
さて余談ですが、猫に水をやった後のキャップはもう使えませんから、ふたが開いたままのボトルをやむなく抱えて遺跡内を散策することにもなりました(笑)。猫好きな方がおられましたら、遺跡内の猫ちゃんたちにお水を是非あげてください。よろしくお願いします!
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