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Newsweek の World Voice セクションに寄稿 ( https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/kimura/2021/11/post-10.php
) させていただいたのですが、ペトラ遺跡に歴史的な変化が訪れました❕ 馬と馬車に代わって導入されたのが電動式のゴルフカート。
この変化、大大大大歓迎です。人によっては「馬車のほうが雰囲気が出て良かった」という意見もあるようですが、雰囲気とか、んなもんはどうでもええわい!ペトラ遺跡での動物の扱われ方には私も長年疑問を持ってきました。
遺跡内での動物の扱われ方については、ヨルダン政府に何度も要望があったようですが、なかなか改善しませんでした。
↑シークの中を走り抜ける馬車。重たい人間を乗せて 1 日に何度も何度も、多いときは数十回 (?) も行き来させられる馬の身になってみると…超過酷です。しかも、十分な食料や水は与えられていませんでした。また馬が走り抜けるシーク内には馬糞があちこちに落とされます。この馬糞掃除、誇り高いヨルダン人がするわけがありません。エジプト人の出稼ぎ労働者が馬糞掃除に雇われていました。
ですから、この電動式のゴルフカートの導入は画期的なものといえます。
ゴルフカートのお値段ですが、以下のようになります。
5人が乗った場合の料金
片道だけ.......................15JD
往復............................ 25JD
ちなみにこの乗車料金にプラスしてチップ代 (往復) として5JD が必要だということです。予めチップ代も決められているという…。チップとは言えないチップです。この 5JD というのが乗客一人当たりの料金なのか、それとも 1 台当たりの料金なのか現時点ではまだ確かめられていません。
この電気自動車は5人がそろった時点で出発します。もし貸し切りで乗りたい場合は、1 台分として往復で125JD となるようです。
利用できる範囲はビジターセンターからエルハズネまで。
↑ここまでです。ここから先は電動式のゴルフカートは使えません。ですから遺跡の中では、引き続き動物が使われることになります。いずれは遺跡内から乗り物のための動物全てが排除されることが目標とされています。でもペトラ遺跡の性質上、これが実現するにはまだまだ時間がかかりそうです。
いずれにしても、泡を吹いて走らされる馬を見なくてもよいのは本当に嬉しいことです。動物愛護というう考え方はアラブ世界にはまだまだ存在しない概念ですが、時代の流れに伴ってアラブ流のメンタリティも変わらざるを得ません。この「現代化」の流れ、大歓迎であります♡
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