Jul 9, 2005
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メトロ駅で、ヘジョンさんとお別れをした。ヘジョンさんが目に涙をいっぱい浮かべるので、ついモライ泣きしてしまった。

彼女はあと1週間で故郷の韓国に帰ってしまうので、モントリオールで会えるのは、今日のクッキングクラブで最後だろう。モントリオールで出来た初めての友人の一人だ。冬に通った英語のクラスで知り合った。もう一人の韓国人の友人、スークさんと一緒にYWCAの英語クッキングクラブを始めた仲だ。

彼女達と出会って、知らなかった韓国の姿を垣間見ることが出来た。忘れられないのは、彼女達の「教育」にかける熱意。子供達に学ぶ環境を与えるためなら、金も努力もとことん惜しまない。受験競争が厳しく、学歴社会なのは日本と共通だが、隣国の方がはるかに上を行っている。

というのも、スークさんもヘジョンさんも、ご主人は現在韓国で働いている。ご主人が韓国から仕送りをしながら、妻子だけがモントリオールに住んでいるのだ。なぜ?と聞くと、二人とも「子供の教育のため」と答えた。

スークさんは娘がモントリオールの高校に通っていて、スークさんは娘の世話のためにこちらに住んでいる。自分の娘に英語とフランス語を徹底的に叩き込みたいからだ、とスークさんはさらりと言う。

ヘジョンさんはもともと旦那さん(フランス語教師)の交換留学の付き添いで、家族4人でモントリオールにやってきた。交換留学の期限は1年だったので旦那さんは1年後に韓国に帰ったが、ヘジョンさんと二人の子供達は残った。旦那さんと相談して、子供達が完全に英語とフランス語を習得するまで、妻子のみモントリオールに残ることにしたのだと言う。結局3年滞在して、子供達の語学力も十分に備わったこの夏、韓国に帰るのだそうだ。

子供のため、慣れない異国で家事、子育て、語学の勉強、地域の活動を一人で切り回してきたスーパー・ママ。彼女とは、学校の帰りに本屋に寄ったり、日本食を売っているマーケットを教えてもらったり、韓国レストランでランチしながら何時間も語り合ったり、キムチを教えてもらったりした、とてもよい友人だった。

彼女が韓国に帰ってしまうのはとても淋しいけど、故郷に帰ってご主人と一緒に暮らして、彼女もきっと肩の荷が下りるだろう。メトロ駅の階段を降りて行く彼女は、淋しそうだったけど、やっぱり嬉しいのだろうと思う。





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Last updated  Jul 14, 2005 01:21:53 PM
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