山口小夜の不思議遊戯

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2009年06月01日
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「犬下がり」痕
役割を終えた後は、人間や資材があやまって落下するのを防止するため、瓦礫を積んで穴を封鎖してある

第二十五章 水神

 本日は一緒に企画してくださった透子さんと、現在を頑張る旭陽さんに捧ぐ、
 『ヒロの留学日記』を三部に分けて掲載させていただこうかと考えていたのですが、突発的にふたつの報をいただいたので、勝手ながらこちらを優先させていただきます。まずは吉報から、

【本屋大賞2009に掲載されましたv】



本屋大賞(2009)

 皆さま、どうぞご一緒に喜んでください!
 楓が連れてきてくれたお友達からのお便りによると、2009年度版『本屋大賞』の「もういちど推薦! 発掘本」コーナーに『青木学院物語』がv
 今、私は思わず楓と互いに手を取り合ってしまったかのような、嬉しさと気恥ずかしさで胸がいっぱいになっています。この方に出会えたこと自体が楓からの贈り物であることを、はっきりと確信した瞬間でもありました。 
 貴重な情報を本当にありがとうございました!

 本屋大賞2007に載せていただいてから二年。
 さらに応援してくださる方がいらっしゃることに感激しています。
 どうか皆さまもよろしければ本屋さんで確認していただければ嬉しいです☆


 さて、本日はもうひとつ、ぜひお話しさせていただきたいことを─
【天才前衛学者の残像】



カラヤンがクラシックを殺した

 艶やかなオールバックの髪を首の後ろで束ね、アルマーニのカラースーツのはだけた胸元には北斉時代の菩薩のごとく貴石が幾重にも輝き、手には女性器と蛙というエロスとタナトスを如実にあらわす装飾がなされたステッキを携えて彼は現れる。JRの電車内にも、子供らの遊ぶ公園にも。ちなみに、専らの移動手段はフォードのクラシックカーだったけれど。

 先週末、私はオットからこの方の訃報を、茫然としながら聞いていました。
 今をさかのぼること一ヶ月も経たない4月下旬のこと、家族ぐるみで都内の公園にてピクニックなどをご一緒した人です。というか、ご本人はオットが学生時代から仲良くしていた、実に尊敬すべき先輩でした。
 二十年来の友人であるオットが悲しんでいないので、私も嘆くまい。
 オットには“あいさつ”があったらしく、「あのヒトらしー」と、のほほんとひとりごちているのを横目にしつつ、だが私はかの人のことを今回の更新で取り上げずにはいられません。

 本を出した以上、その内容に関する賛否両論はあって当然あってしかるべきなので、皆さまもぜひ、このリスキーなタイトルの本を手に取っていただければと思います。
 去年末の新刊当時、どの本屋さんでも、平積みどころか二列三列の平積みになっていた話題の本です。

 鎌倉に建つ、ラピスラズリ色の壁に金の縁取りの邸宅。
 その一角の書斎の扉は、ロダンの「地獄の門」のレプリカとなっており、来客は以下のダンテの神曲による銘文に迎えられます。

 Per me si va ne la città dolente,
 per me si va ne l'etterno dolore,
 per me si va tra la perduta gente.
 Giustizia mosse il mio alto fattore;
 fecemi la divina podestate,
 la somma sapïenza e 'l primo amore.
 Dinanzi a me non fuor cose create
 se non etterne, e io etterno duro.
 Lasciate ogne speranza, voi ch'intrate'

 我を過ぐれば憂ひの都あり、
 我を過ぐれば永遠の苦患あり、
 我を過ぐれば滅亡の民あり
 義は尊きわが造り主を動かし、
 聖なる威力、比類なき智慧、
 第一の愛我を造れり
 永遠の物のほか物として我よりさきに
 造られしはなし、しかしてわれ永遠に立つ、
 汝等こゝに入るもの一切の望みを棄てよ

 書斎の中には賽の河原のように積み上げられた石の数々。かの人は石のコレクターでもありました。

 天寿をまっとうする──とよく言われますが、神の定めた寿命までもを自らの意志で決定しようとしたその神をも畏れぬ挑戦的な態度こそ、奇行をもって世界にその名を轟かせる、実にかの人らしい生き様でありました。
 とはいえ、素顔の宮下誠さんは、外見上は妖気ぎらぎらではありながら、心は穏やかで優しく、私のような小娘が隣席しても面倒な顔ひとつせず、相手が誰であろうが「今この時の会話を楽しむ」というスタンスを何時間でも保つことのできる、はるかな余裕のある方でした。

 京大進学を嘱望されるかの人のご子息もまた、私の心を放さない魅力にあふれた少年です。
 どんなふうに魅力的なのかというと─
 お父上に似て、髪の毛をびみょ~に長くしているのも私としてはかなり好ましいけれど(笑)、その言動がまた素晴らしい。
 ピクニックの折、公園に着くまでの相当長い距離を恥ずかしがることもなくすすんで小学一年生のわが娘の手を取り、リードしてくれたお兄ちゃん。
 そっとふたりの会話に耳をすませば…
「みのりちゃんさぁ、学校で嫌いな先生っている?」
 ズルッ! 夫婦して吉本のようにずっこけそうになりました☆
 入学したばかりの娘に、「学校楽しい?」などといったちやほやとした赤ちゃん的会話を求めなかった君は最高だ!

 娘は今、毎晩お兄ちゃんと、お兄ちゃんのパパのためにお祈りをしています。
 ご子息と奥様のことは、宮下誠氏のご著書の謝辞に記してあります。
 奥様は私の「悪友」でもあるので──今、私は何をしたらいいのかを自問しています。
 先日、令夫人は開口一番、「今日のファッションのテーマは“蝉”」
 「蝉ですか? 禅ではなくて?」
 「よく見て! 蝉よ蝉!」
 たしかに、その衣装は本当に 「蝉」 だった…(背中から翅が生えてたびっくり
 このご家族、前置きなしに揃っていつも奇々怪々な風貌で現れるのだ。
 とはいえ、絶品のカルボナーラをお作りになる令夫人もまた、夫である稀代の前衛学者にこよなく愛された人でした。

 しばらくはそっと祈りを捧げるのみ。
 世間の冷笑にさらされつつ、男どもは机上に旅し、迷宮を作る。
 宮下誠は、おそらくケーゲルのアルビノーニ『アダージョ』とともに旅立った。
 私たちも、しばらくは強く生きていこうと思う。

 吉報と訃報。
 宮下さんもまた、実に深く人生について教えてくれる人です。
 私の小さな物語も、愛してくれた人でした。
 今、吉報を喜んでくれていることでしょう。

 どうぞ皆さまもこのご家族に心を合わせていただければさいわいです。


 水、為政者、そして神までも敵にまわして、まだこれからも戦うだろうか─
 ■ 第二十五章 水神

 ◆ 応援ありがとうございます!
  次回更新は6月15日(月)●水車●です。
  現在、箱根用水を動力とする水力発電所は三基を数えます。

草原のパチリスv

               6月12日、草原のパチリス弁当v

                ペンギンのふたごの魚つりv

                   6月11日、ペンギンの双子ちゃんの魚つりv

英じゃないよヒコザルだよv

      6月10日、炎のように元気いっぱい!ヒコザルv(←英大笑い

楓くんv

         6月8日、みのり『青木学院物語』読了記念、楓弁v                                                                    


 黒く渦巻き、世界がざわざわと泡立った私たちの週末を救ったのは、娘の授業参観でした。
 入学式以来の「きっちり」感で行なわれるのかと、夫婦ふたり、ビビリながら赴いたところ──
 国語の授業などは思いっきり 「みんなでダジャレを考えよう!」 でした(笑)。
 おとなしいはずのみのりが、「はいはいはーいっ」と大興奮で授業に参加していた…;
「○かつ先生(←担任の先生の姓)かつどんを食べる」
 前回の習字といい、おまえはどんだけ「かつどん」が好きなんだ!!!

 宮下先生ならば「センスあるね~」と言ってくれそうなので、泣きたいほどの話題の後にこのエピソードを入れさせていただきました。 
 それにしても最近の授業参観って、朝から下校まで、つまりお昼をはさんで五時間目までの長丁場なのね~びっくり


 ◆お弁当の画像は、順次 こちらのアルバム に収めてあります☆
  よろしかったらぜひ遊びにきてください^^









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最終更新日  2009年06月12日 07時05分07秒
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あああ、  
涙が出そうです、小夜子さん!!

ヒロさんの留学日記のこと、キャラ弁のこと、オーストラリア滞在記のこと、GW天地人行のこと、箱根のこと(『風が強く吹いている』by三浦しをん を読んで更に箱根にはまりました☆)・・・コメントしたいことはたくさんあるのに逃したままなのですが、これだけは!
本屋大賞2009掲載、おめでとうございます!!(´▽`*)
もっともっとたくさんの人が楓に出会えるといい。
どんな苦境にあっても強く生きてかなきゃいけないと思えるはずだ。

(2009年06月01日 19時44分47秒)

前進あるのみ  
とーこ。  さん
季節が変わろうとするこの時期、やはり体に負荷が掛かりやすいのでしょうか、透子の周囲でも多くの訃報が聞こえます。

体から放たれた魂は、机上よりも更に深淵な迷宮を自由に駆けめぐられているのでしょうか。
例え、いつか、かの世で会えるとしても、今までの時間が終わってしまったことは事実ですよね。

故人のご家族、そして小夜子さんが心穏やかな時間を迎えられますように。
ささやかながら、私も祈ります。

小夜子さんを支えた美祝ちゃんの授業参観。
お弁当、力入ってますねー♪
愛はパワーだよ☆(by透子←昔、深キョンがやってたドラマの役名)
なんとなく、カツ丼弁当が近くなってきた気がします。ふふふ。
小夜子さん、黒豚カツでカツドンマンのキャラ弁はいかがでしょうか?(笑)

のびやかに体も心も成長する美祝ちゃんがもたらす日々の吉報、肉体から解放された楓が「まだまだ輪は広がるよ」ともたらした吉報(おめでとうございます♪明日、チェックしまーす)と、立ち位置が対照的な二人が吉報をもたらしたように思えますが、私たちは、いつか自分が体を離れる日まで、色々な事象から悲しいことや嬉しいことを受け取って、旅立つ時の土産にするのでしょうね。

受け取るパワーを蓄えて、前進あるのみ。
(ひとまず、自分に言い聞かせ。あは。) (2009年06月02日 00時07分43秒)

Re:旭陽(あさ‐ひ)さん  
小夜子姉貴  さん
旭陽(あさ‐ひ)さん

今すぐに手を取り合いたいです旭陽さん!

ヒロの留学日記というのは、ヒロが留学していた折に友人たちに一斉メールで送られてきた「怪文」のことです(笑)。
このたび、原稿用紙換算で100枚を超えるソレをPC上にアップしようとしたところ、三部作にわたる大長編になりそうなことに…;
その内容たるや、最終局面に入った箱根と対等にケンカできそうなほどに「濃ゆい」ものなので(笑)、ヒロ日記は後日、箱根の連載が終わった後、第二部が始まる前の閑話休題的なトピックスとして、9月頃に続けて掲載させていただければと考えております☆
歴史物語から超・現代的オピニオンへ──
タイムスリップの妙も楽しみにしていただければと思います^^

キャラ弁、オーストラリア滞在記、GW天地人行。
心に留めていただいて嬉しいです!
私も旭陽さんの『風が強く吹いている』の話題に飛びつきたかった!
来年の箱根駅伝を今から楽しみにしている私です☆
二区と九区の中継所はズバリ「鶴見」です。
青木学院からほど近いところに毎年設えられます。
そして向かうは箱根用水──よりちょっと手前の芦ノ湖!
我が家では、箱根駅伝は本当にはずせない新年行事となっています☆

そして本屋大賞2009のメッセージをありがとうございます!
旭陽さんに本当に嬉しい言葉をいただきました。
楓がくれる強さというのは、自分がひとりぼっちでいるように感じるときも、もしかしたら老いた後、ひとりぼっちで死んでいくようなことがあるときにも、あいつは決して離れずに、絶対に自分のそばにいてくれる──そんなことを信じさせてくれる強さだと思うのです。楓の強さは、「居場所を作ってくれる」強さだと思うのです。

楓のやつ、「友達になろうよ」と、今でも積極的に声をかけているようです☆

(2009年06月02日 07時58分34秒)

Re:とーこ。さん  
小夜子姉貴  さん
とーこ。さん

お祈りいただき、本当に本当にありがとうございます。
透子さんの瞑目と祈りの静かな美しさに、宮下さんも感激していることでしょう。

お察しのとおり、彼は天国など望まないでしょう。
望むのは──黒く渦巻き、ざわざわと回る世界。ひそんでいるのは無数の悪魔。鱗粉つきの綺麗な翅を持っている。毒の金砂を撒き散らし、音もなく闇を飛び交っている。彼の心からの哄笑が聞こえます。
「カラヤン君、悪くないぞ! みんなが言うほど悪くない!」

新事実発見。
「透子」さんって、昔、深キョンがやってたドラマの役名なんですかっ!!!
実は私、娘に「遠古」やら「東古」と書いて「とおこ」「とうこ」と読ませる名前を考えていたことがありました。当時、夫婦ともに東アジア美術史学を専攻する学生だったために思いついたものです☆
そういうわけで、「とーこ」さんとお読みするお友達ができたこと、ただの偶然ではあるまい、とひそかに考え続けておりました^^

カツ丼弁当~~~!!!
「みのりちゃんって、かつどんが好きなの?」ママ友にも言われたのですが、実は私、自慢じゃないけど、かつどんって作ったことがないんです~! 必然的に食べさせたこともないはずなのに、なぜこうも娘はかつどんにこだわるのか…。それはつまり、「食べたい」ということなのか…みのりよ。

私も特にかつどんがキライというわけではなく、ただ「作ったことがない」というだけなので、今度チャレンジしてみます☆
今週は「箱根キャラ弁」(←なんじゃそりゃ)をリリースしたいと思っているキャラ弁ママでした^^
(↑弁当に命を賭けるところ、最近、葉新ママに似てきたと言われる…)

(2009年06月02日 08時35分06秒)

つづきです☆  
小夜子姉貴  さん
吉報、私もこれからチェックしまーす☆
吉報がもたらされた瞬間、耳元で楓の声で「マジ!?」とはっきり聞こえたんですv
楓もきっと記事を見たがっていることでしょう!

楓のことも。
宮下さんのことも。
「受けとめてくれ」とふたりは言っているのかもしれません。
透子さんのメッセージに励まされて、私も受けとめようと思います。受けとめて、受け入れようと思います。

ふたりとも優しい男なので、悲しい報とともに、もれなく吉報ももたらしてくれました。
楓は旅立ってしまったけれど、今でも不思議なくらいに、たくさんの仲間を連れてきてくれるのです。
透子さんも、その大切なひとり──

(2009年06月02日 08時35分25秒)

Re:本屋大賞2009掲載v(06/01)  
「青木学院物語」が、本屋大賞2009に掲載されおめでとうございます。
宮下誠が、旅立たれたのは訃報かな?
案外本人は、重たい物質世界から解放されて自由に?遊んでおられるのでは。
小夜子さんの近くで悪いことをして楽しんでおられるとか。
(2009年06月02日 20時02分00秒)

本屋大賞2009掲載v拍手!!!!!  
愛、燦々と さん
祈ります。
このご家族と小夜子様達のお心を思いながら・・・。


本文、聖なる書を読むがごとくの気持ちに
なってまいりました。

与一君に。浅草のうなぎ。食べさせたい・・。

みのりちゃんの カツどん!
箱根キャラ弁!
もう想像をこえる世界だあ!!

ああ♪
本屋大賞!!!うれしいっ☆楓~☆
なんて素敵な贈りものなんでしょう。


(2009年06月03日 02時14分22秒)

Re:ゆうじろう15さん  
小夜子姉貴  さん
ゆうじろう15さん

メッセージをありがとうございます!
本屋大賞に載せていただけて、本当に嬉しい!!!
書店員さんにも気に入ってもらえた本だということだから。

亡くなった身近な人、ゆうじろうさんのおっしゃるように、しばらくはそばにいて楽しんでいるのかもしれません。

ちょうど昨夜の出来事。
オットが遅く帰宅する日だったので、子供とふたりで先に寝ていていたのです。
夜中にふっと目が覚めると、誰かと手をつないでいる感覚。もちろん、わが子の小さな手だと思って握り返したら──自分よりも大きな手を感じたので、びっくりして眠気も吹き飛び、飛び起きてしまいました。

今でもその手の感覚が、右手のひらに残っています。あたたかい、人間の手でした。
私は楓の手を何度かしか握ったことがないので(それも塀を飛び越えるときにちょっと手をかしてくれた、とかそういうきっかけだけで)、あまりおぼえていないのですが、昨夜のものが楓の手だったら面白いのにな、などと考えています。

今度ヒカリの手と比較してみよう(笑)。

(2009年06月03日 07時26分05秒)

Re:愛、燦々とさん  
小夜子姉貴  さん
愛、燦々とさん

愛、燦々とさんの祈りは効く!!!

本編の方はだんだん急ぎ足になってきました。
私自身、先を惜しむような気持ちがしています。

オットいわく。
「うなぎなら尾花がいいよ」とのこと。
浅草ではなく、南千住にある、ミシュランに載ったお寿司屋さんの大将も通い詰める名店だそう。

オットは恩師と通っているのですが、今度の週末に家族も連れて行ってくれるみたい☆
でも本文を「尾花に行きたい」とは書き直せない…;
いくら名店でも、350年前から続いてはいるまい;;

箱根キャラ弁。
シリーズ第二弾までしか考えていないのだけど──
今日はその第一弾!
題して「箱根権現v」!!!
なぜ「箱根権現」なのか判るヒトに言いたい…

箱根用水物語を愛してくれてありがとう!!!

(2009年06月03日 07時50分10秒)

Re:本屋大賞2009掲載v  
愛、燦々と さん
大事なこと いい忘れていました(*^^*)
本屋大賞掲載のお知らせを下さった方♪
ありがとうございましたぁ☆(^з^)-☆
(2009年06月03日 16時39分19秒)

はじめまして  
オルゴール さん
皆様、はじめまして。

冒頭、山口さんが少しだけ触れておりましたが、楓に連れられてこちらにやって来ました。
若輩者ですが、温かく迎えてくれると嬉しいです☆
よろしくお願いします!

楓、ここまで連れてきてくれてありがとう! (2009年06月06日 18時01分51秒)

Re:オルゴールさん  
小夜子姉貴  さん
オルゴールさん

ようこそおいでくださいました!
全員、大歓迎でお迎え致します。
ようこそ、楓が連れてきてくれた新しい仲間。
ここに集まる仲間たちも、みんな楓の手を取ってくださった皆さんです。

一年前に青木に出会ってくださったオルゴールさん。
その一年後、本屋大賞を見つけてくださったオルゴールさん。
不思議なご縁をお感じ致します。

あれから近郊の書店を夫婦で手分けして探し回り、昨日、オットが八王子の書店にて手に入れてまいりました。

私、リバイバルの「泣き本」のコーナーにリストアップされているのだと思っていたのですが、2007年版と同様に、きちんと推薦者の書店員さんのお名前と、紹介文を載せていただいているのですね!
感激とともに──じっと眺め入ってしまいました。
オルゴールさんに本当に本当に感謝です。

昨日は深夜まで青木を読み返していました。
どことなくヒロを感じさせるオルゴールさんがあの教室の中にいたら、この場面ではどんな動きをするのかな、などと楽しく想像などしてみたりして──

オルゴールさん。
どうぞこれからもよろしくお願い申し上げます。
オルゴールさんの訪れとともに、青木学院の夏が、今年も巡ってきます。

(2009年06月06日 18時28分46秒)

新宿ではっけーん☆  
とーこ。  さん
本屋大賞、地元と渋谷で見つけられず、新宿で捕獲いたしました~♪
紹介文、和む内容でしたねぇ。
頑張れ、鶴見本屋連!(勝手に括ってます;)
2007年版もあったので、ワンダフル~の紹介文も確認^^

今回、初めましてのオルゴールさんが教えてくださったのですね。
オルゴールさん、ありがとうございます♪
そして、こちらこそよろしくお願いします^^

さてさて、お弁当にも登場のあとりとおふう。
あとり…、お前って子はもう…(大爆笑)
おふうに対して一生懸命なあとりが可愛くてしようがありません~。

あ、小夜子さん。
「透子」はですね、深キョンよりも前から使ってるのですよ~。
もともと、中学時代からペンネームで透(とおる)と名乗っていて、ネットデビュー時に透子を使い始めたのです。
字のごとく、透明に全てに溶け込んで、目立たず穏やかな心持ちでいたいという願いは、使い始めて十数年経った今も我が儘な自我が邪魔して叶っておりません(苦笑)
小夜子さんが考えられていた名前は、包括するような大きさが感じられてステキです。
馴染んだ名前に縁があったなんて、嬉しい発見です♪ (2009年06月06日 21時53分13秒)

うわぁ  
オルゴール さん
こんな温かいお言葉をいただいてしまって、何だか照れますね。

本屋大賞、見つけていただけて嬉しいです。
ひょっとしたら、これは、僕だけにしか見えない字で書かれているのではないか……などと馬鹿みたいな想像をしてひそかに不安に思ってましたから(笑)

そして、どことなくヒロを感じさせるとのお言葉。
そんな……何て畏れ多いことを。。
僕はそんなに凄い人間(←いろいろな意味で)じゃありません!笑

でも、ヒロのような人に憧れる気持ちは良くわかります。
男の子からすると、ヒロタイプの子はやっぱり格好良いんですよね。
小学生時代にもし彼と同級生だったとしたら、きっと僕の方が彼にベッタリだったでしょうね。
他の友達にはなかなか言えないようなことも、ヒロにだったらすんなり言えるような気がします。 (2009年06月07日 10時59分40秒)

Re:とーこ。さん  
小夜子姉貴  さん
発見&捕獲していただき、ありがとうございました!
青木の守護神、透子さんならば絶対手に入れてくださると信じていました。
オットが八王子で見つけていなければ、透子さんに泣きつこうかとも─

そしてこの場をお借りして─
鶴見の書店員さん、労をいとわず、小さな物語のことを寄稿してくださって本当にありがとうございます。この物語は、本当に本当にしあわせな物語だと思います。
2007年版で初めてご紹介くださった書店員さんのご恩も生涯忘れません。

透子さん☆ オルゴールさんへのメッセージもありがとうございます!
この方が彗星の如く現れてくださらなければ、この吉報は青木を知る誰の目にも留まらぬまま─おそらく出版社も気づいていないだろう;─それだけに、サプライズをともなった喜びもひとしおです!

「誰も気づいてないみたいだからさ、悪いけどちょっと行って、あいつらに教えてやってくれる?」
楓のささやきが聞こえるようです☆

さて! お弁当に登場のあとりとおふう!
このお弁当は、あとりの一生懸命な可愛さの理解者である透子さんに捧げますv
でも書いていて始終不思議なのは…あとりってなんでおふうのことが好きなんでしょう!?
はたから見ていると、「どこがいいの!?」とも思ってしまうのです。少年期の生真面目さの只中にあって、つきあいにくそうだし…
おふうの魅力については、あとりとおまつと、動員された十万人の民衆にインタビューしてみたい私です(笑)。

それからそれから。
「透子」さんは中学時代のペンネームに由来するのですね!
透明に溶け込んで─透子さんの美意識が感じられる、素晴らしいネーミングだと思います!

思うに、「子」の付く名前って、品位があって素敵ですよね☆(←自画自賛?)
娘も「子」の付く名前にすればよかったかな、なんて今でも思うときがあります。

(2009年06月08日 08時06分18秒)

Re:オルゴールさん  
小夜子姉貴  さん
オルゴールさん

オルゴールさんの誠実なお人柄がみんなに伝わっているのだと思います!
さらに本屋大賞の吉報までもたらしてくださったオルゴールさんに、誰もが楓の臨在を感じていることでしょう。

我が家では、オルゴールさんからの吉報を受け、さっそくにオットが探し出してきてくれました!
なぜか二冊買ってきた!!!(笑)
それから毎日のように105頁を読み返しております。
今後とも、それはずっと、しみじみと──

ヒロを感じさせるオルゴールさん。
ヒロの底なしの凄味をすでに感じ取っているオルゴールさん。さすがです。

オルゴールさんからメッセージをいただかなければ、本屋大賞のことにまったく気づくことができなかったのと同じく、ある意味において、私はヒロから声をかけられなければ、永遠に青木の仲間に入ることができなかったであろうので、彼に感謝するところが多くあるのです。

ヒロは幽霊の話からHな話題まで、それこそなんでもカバーできるマルチタレントな人で──青木では男子からも女子からも、それこそ上級生下級生すら問わず「インテリお笑い系」として、楓とは別のジャンルで絶大な人気を博していました。

私もヒロのような、「さほど目立つところのない子のように擬態している」が、「隠しきれないオモシロ」オーラを出しまくっている少年が好きです☆

余裕、があるのでしょうか。
ヒロの余裕──
なんとなく鼻につくフレーズですが(笑)、認めるべきところはありそうです。

そんなヒロとともに、どうぞよろしくお願いします!
ヒロのように、酒豪のオルゴールさんはちょっと想像ができないけれど──

(2009年06月08日 08時44分02秒)

本屋大賞掲載、おめでとうございます!  
黒井ゲンゲ  さん
やっと読めた・・・。(涙)

この季節。一家に一台、交喙ですね。(ひとり、か。)
りつの夢にビックリしました。蛇神さまは水のあるところにおわすのですね。

ダジャレを考える授業、ステキです。
「この楓弁(かえべん)、かえへんで」

あ・・・アカン・・・

(2009年06月09日 11時06分47秒)

Re:黒井ゲンゲさん  
小夜子姉貴  さん
黒井ゲンゲさん

ありがとうございます!!!
なんだか黒井さんにメッセージをいただくと、頑張らねば!と思う今日この頃です。

交喙、いいっすか?
みたいなのはいかがでしょう!?黒井さん!

ダジャレを考える授業、いいですよね!
さすが担任の先生、オヤジ世代です☆
そういえば、楓は体調が悪くて青木を休むとき、いつもダジャレで理由を述べていました。
「ねこがねこんだから休む…」は序の口で、
「とりにくがとりにくくて行けない…」とか
「チキンをちきんと食べなさいっていわれたから…」
「飼ってるイカがいかないって言ってるし」
「親がジャマイカにいくんじゃまいかと思って」などと言っては休養の理由にしていました。ご先祖は「はー、それはタイヘンそうだな」と言っていつも納得してあげてました。

楓弁!
黒井さんにご報告!!!
自らすすんで青木を手にとって読み始めたうちの子が、この度とうとう読了しました!

だが読み終わったとたん、
「でママ、これってどういう話なの?」と訊いた~~~!!!

あ…アカン…。
やはり一年生にはムリ…。
せめて五、六年生のオンタイムで読まないと。

しかも翌朝の「楓弁」には喜んでくれたものの、
「かえでくんにリボンつけて! トマトでリボンつけて!」と猛リクエスト。
しょーがなくリボンを追加すると、娘、大喜び。
おっきなリボンをふたつつけて、楓は娘の学校へと旅立っていきました。とさ。
(この画像だけは楓の名誉のために載せられない…)

「おまえのお嬢さん、いい度胸してるじゃねーか…」
楓の声がコワイ…。

(2009年06月09日 13時56分16秒)

今宵は十六夜  
オルゴール さん
隠しきれないオモシロオーラ。小学生にして、そのような代物を有しているとは…。
やっぱりヒロは凄い子だったのですね。

ヒロの余裕……
確かに文字で表すと鼻持ちならない感がしないでもありませんが、それを含めて彼の魅力なのだろうと。そう前向きに捉えるようにします。笑

いえいえ、山口さんこそ流石です。良い眼力をお持ちでいらっしゃる。
お察しの通り、僕はお酒には強くありません。
実際ヒロがどこまで豪傑なのかは分かりませんが、おそらくその10分の1程度しか飲めないのではないでしょうか。
それにしても、まさかこれだけの会話で看破されるとは思いませんでした。
素晴らしい慧眼ですね。恐れ入りました。笑

楓くん弁当、拝見させていただきました!
できればリボンつきの楓くんも見てみたかったですが、そんなこと口に出して言ったら楓に怒られそうですね(笑)
(2009年06月09日 22時09分24秒)

Re:オルゴールさん  
小夜子姉貴  さん
オルゴールさん

メッセージありがとうございます☆
真っ赤なリボン付の楓、本人は
「あり得ないから!」とすこぶるご立腹の様子^^
でも小さい子には勝てないみたい(笑)。

ヒロの酒量!
努力家の楓がヒロにどうしても勝てないことがあるならば、それはズバリ、間違いなく「酒量」だったことでしょう。

この風早くん、現在はサラリーマンをしているのですが、日本人のリーマン生活のご他聞にもれず、飲む。しかも酔わない。乱れない。つまり「かわいくない子」!!!

家で飲んでいても、「あー、僕今日は調子いいなぁ。一升はいけそう」なんて言っている時にはもうすでに一升空けてたり。フィールドワーカーたちの飲みを知っている私ですが、世界ひろしといえども、彼ほどに飲める人にはまだ出会ったことがありません。

ヒロは小学生の頃からコップ酒を飲んでいたそうで、まあ、飲んでいなくても充分どうかしているヒカリなどがまわりにいたから、特段目立った言動もなく、中学高校に入ってからは、学校で堂々と酒を飲んでいても先生に見破られたことは一度もないという酒豪かつ不良になってしまいました。

ビールを1ケース飲んで寝て、朝起きて水を飲もうと冷蔵庫を開けたら缶ビールしか入ってなくて、しょーがないからそれ飲んだ、とか、気がついたらお店のテーブルの目の前にお銚子が50本並んでいたとか、酒豪伝説にも枚挙にいとまがない男です。

ヒカリいわく、「ほかの臓器はそうでもないのに、肝臓だけが異様に強い」らしー。
誰か、この男に「バランス」&「かわいげ」というものが世の中にあることを教えてあげてください──

そうそう!
楓はあれでいて案外サービス精神旺盛なので、酔っ払わせればカチューシャぐらいはしてくれたと思います☆

よく笑い、よくしゃべり、学生のような楽しい「飲み」になりそうです^^

(2009年06月10日 07時52分58秒)

Re:本屋大賞2009掲載v(06/01)  
愛、燦々と さん
オルゴールさん!!
ようこそ☆いらっしゃいました♪
小夜子様、楓がまた、素敵な方をつれてきてくれたのですね。
うれしいな♪うっふ。

楓のトマトリボンちゃん。
娘様、みる目あると思う!!
楓がなんと言おうと 似合う 気がする(笑)




(2009年06月10日 11時00分58秒)

Re:愛、燦々とさん  
小夜子姉貴  さん
愛、燦々とさん

楓が生きていれば、今三十九歳。
働き盛りの年齢です。
そして、今もこうしてたくさんの仲間を作ってくれる。
楓って本当に、何十年分も生きたんだなと思います。
少なくとも、あれから二十五年が経っても、こうして楓の仲間として名乗りをあげる方が出てきてくださる。

短かった楓の人生が、その後もたくさんの仲間たちの長い長い人生と重なっていくのを見るのが、私にはとても嬉しいことなのです。

楓リボン!
愛、燦々とさんに「似合う」と言われてしまっては…楓も言い返せまい。

「わかったよ! じゃ、トマトじゃなくて、なんかもっと似合いそうなの、買っておいてよ」とか言いそう(笑)。
おっきなリボンがついてる紺のベルベットのカチューシャなど、いかがでしょう!?

(2009年06月12日 09時50分53秒)

楓のカチューシャ  
オルゴール さん
とーこ。さん
愛、燦々とさん
ありがとうございます。

皆さんそれぞれの技法で本屋大賞を入手してくれたようで、嬉しく思います。
そして、2冊も買ってきたというオット殿、お疲れ様でございます!!
あー、僕も3冊ぐらい買ってくればよかったかなぁ。。

それより、
どういう肝機能をしているんですか、ヒロは。
校内飲酒って・・・最早なにも言えないですね。
彼の体を悼みます(笑)

『限度』『程度』『節度』

どれか1つでも守っていれば、「かわいげ」を身につけられますよ。
3つ見れれば、「バランス」が取れます。

だから頑張って身につけて、風早くん!
(2009年06月13日 09時38分52秒)

Re:オルゴールさん  
小夜子姉貴  さん
オルゴールさん

おはようございます!
さわやかな週末をお過ごしになったことと思います☆

メッセージをありがとうございました!
皆様の本屋大賞ゲット体験記、感激しながら拝読いたしました。
オットのこともねぎらっていただき、ありがとうございます☆

肝機能ヒロのお話。
ご先祖が「おまえと酒が飲みたいんだよなぁ」と言っていたときには、「すでに飲めるんだけどなぁ」とヒロは心の中で思っていたことでしょう(笑)。

>『限度』『程度』『節度』

なるほど!
「度を超している」の「度」はここからきているのですね!!!

ドロジュン時代より俊足だったヒロは、大人になった今は人生を疾走しているようですが、くれぐれも生き急がないでほしい…笑。
とはいえ、『限度』『程度』『節度』からの逃げ足も速そうだ;

オルゴールさんという新たな仲間を得て、心を入れ替えるか、ヒロ!!!

(2009年06月15日 07時32分43秒)

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