早いもので5年が過ぎた。
今日は6年目の命日。
ホーマックでお気に入りのタジン鍋と
可愛い両手つきの蓋付き茶わん蒸し器を買った。
家に着いて時計を見て心を鎮めた。
夫の呼吸が止まった時の余韻の苦しさが少し心にあったけれど。
6年目にやっと
静かにこの世にいない夫へ感謝と祈りが出来た。
今まで5年間、その時間を見過ごして後で気づかされてきた。
余裕が出来て来たのなら、夫が話していた通り。
「そのうち慣れるよ」と。
確実に
3年過ぎ、5年過ぎ、6年目の夜
あの人の好きだった「四季」を聴きながら
ストーブの音を聞きながら静かで温かな時間にいます。
忘れて行くことは寂しいと怖かったけれど
今になって、共に歩いて来たような
これからも、きっとその様な気持ち。
これは、あの人にも分らなかった時間の答え。
苦しい時間から頂いた優しい時間に感謝せずにはおられません。
きっと、
あの人は良い人だったから
私たちをただ信じて見守っているはずです。