3回目初夏のシアトル日記 2013.6.27〜7.10
深夜羽田発のデルタ便に乗るので21時過ぎに家を出る。夜までたっぷり時間はあると思っていたのに、やることに追われて間際までばたばた、メールチェックもろくに出来ず。なんで毎回こうなるかね(^^;)
羽田に着いたら人が一杯、成田より混んでるような。深夜発がこんなに人気があるなんてびっくり。セキュリティチェックでは、成田は靴を脱がされるが、ここでは履いたままでOKだった。日本全国統一されてる訳じゃないのね。
ラウンジは航空会社のとカード会社のが隣り合わせで入口は一つ、受付で振り分けられる。航空会社は左側、JAL、ANA以外のキャリアの共通ラウンジ。飲食物はそこそこの品揃えしかないけど、窓が大きくゆったりした感じなのはよかった。
空港そのものは小さいイメージだが、ラウンジからゲートまでは結構歩く。デルタの機材はB767、コンパクトなのでビジネスのシートも狭い。窓際は独立席で隣に人が来ないのは有り難いが、もうちょっと広くても(-_-#) やっぱり787の方がずーっといい、惜しいなあ、早く安心して乗れるようになって欲しいわ。
日付が変わった01:30定刻で離陸、深夜発でもまず夕食が出る。しかし、和食、うどん、コールドデリプレートという3つの選択肢になってて、和食はイヤなんだが冷たいものも食べたくない。。悩んだ末に和食で妥協。でも豆腐田楽とか豚の角煮とか、なかなか美味しかった。
着くのは時間が遡って27日の18時になるのでここで寝てはいけない、「るろうに剣心」を見始めたものの睡魔に勝てず。はっと起きたら2時間くらい経ってて筋がわかんないし面白くもないので、ハリウッド名作選に替えて前作の「ギャツビー」と「ティファニーで朝食を」と続けて見る。ギャツビーはディカプリオのを見たばっかりだったから、比べられて面白かったし、オードリー・ヘップバーンもステキなんだが、英語なのでデルタじゃ字幕がないのさ。一生懸命聞き取るものの、わかんないとこは全然わからず、あー英語もまだまだだなあ。。2本ですっかりくたびれ、後はほとんどセリフのないシルクドソレイユの映画にしちゃうσ(^◇^;)
このあたりで二回目の食事がサーブされ、着くのは夕方だが機内じゃ朝ってことで、朝食メニュー。今度はもちろん洋食チョイス、チャイブのオムレツにポテトパンケーキなど、デルタの味は結構いけるね。シルクドソレイユの余りにも軟体動物みたいなアクロバットに薄気味悪くなったりしつつ(苦笑)、18:40、小雨のシアトルに着陸。
イミグレはさっさと済み、迎えに来てくれたBFの車で家に向かい、もう少し食べてもいいかなと途中Applebeesでシュリンプサラダの晩ご飯。家に着いたら21時近くでもまだ全然明るい。これじゃ夏時間にしないと勿体ないよね。ネットに繋げてメールチェックなどしているうちになんとか眠くなった。
6月28日(金)
のんびり寝ていてゆっくり朝風呂に入り、遅めのランチはパワーつけたいのでThe KEGに行ってシーザーサラダ、テンダーロインステーキにベイクドポテトをがっちり食べる。ここのお肉は赤身でも柔らかくて美味しい。残りの午後は家でゆっくりする。日本では湿疹と首の痛みがひどかったのが、こっちに来たら急速によくなってる感じ。やっぱり日本での不調は気候によるのが大きいみたい。
6月29日(土)
今日はMt.Rainierまで遠足。シアトルからは車で2時間強のドライブ。9時に出発し、スタバのクロワッサンを朝食に。温めてくれるのは嬉しかったが、やっぱりパリのクロワッサンの方が数倍美味しいのは仕方ないか(^^;) 途中にわか雨が降ったりしたが、山に近づくにつれて雲も薄くなり、気持ちよく晴れて来た。ここは山を中心にぐるっと国立公園になっていて、車、バイク、チャリでかなり上まで行ける。ハイキングコースもあるけど、山歩きの嫌いな私がやるわけないもんねσ(^◇^;)
途中のView Pointで写真を撮りつつ、公園に入ったらParadise Innという古典的ホテルでお昼ごはん。事前調査でメニューに見つけた、バイソンの肉を使ったバーガーを是非とも食べてみたかったのだ。予想に反して臭みもなく、牛肉よりあっさりした感じのごく食べやすい味。バイソン肉には魚に豊富なオメガ3&6も含まれていて、とてもヘルシーな素材なんだって。もっとポピュラーになるといいのにな。地元ブルワリーHarmonの生ビールBlondeもすっきりしていて美味しかった。
山には雪がまだ残っていて、その白さと初夏の緑が映えてとてもきれい。雪解け水がひっきりなしに流れてくるので、かなりどこもびしょびしょなんだけどね。滝や川からの眺めを楽しんで、帰りはガンガン暑くなってきたので、ロードサイドに見つけたデイリークイーンでフローズンホットチョコレートという矛盾した名前のドリンクを(^○^) スタバのフラペチーノの味が濃くなった感じでかなり甘かったが、疲れてたから美味しかった。スモールでも相当大きくて飽きちゃったけどね。
夕食は軽く、スーパーで買ったバゲットにアメリカの山羊チーズを乗せて、ワインはBFが買っておいてくれたMartedi Winery 2009カベルネフラン。このチーズがなかなかいけるのにびっくり。
6月30日(日)
今日は日曜日なのでLazy Day。毎日夜中2時近くに起きてしまって眠れないので、薬をもらって飲んだらとっても効いて、思い切りぐっすり朝まで寝られた。
早めのお昼にレッドロブスターに行ってサーモンを食べる。日曜日はお昼になると家族連れが続々と押し寄せてくるのね〜。その後、近くに出来たばかりのTotal Wineというワインショップを覗いてみる。とっても広くて、ワインの他いろんなビールも沢山あって面白かった。オレゴン産 Ginjo Sakeというのも置いてある。作っていることは知ってたが、実物を見たのは初めて。ワインと見分けがつかないボトルなのはマーケティング上どうなんだろ。。
午後は気温がどんどん上がってくる。アメリカでは各地で暑さの記録更新が続いてるのだ。ホントに地球の気候は変わって来てるんだなあ。
7月1日(月)
今日も快晴で暑い。シアトルでこんなに天気が続くなんてびっくりだ。本日はお買い物day、ショッピングモールまで送ってもらい、夕方までお買い物。と言っても円安になったこともありブランド品など買う気もなく、カジュアル一辺倒だよ、アメリカンイーグルがオール40%オフになってから嬉しくセーターなどお買い上げ。外は30度近くあるのだが、屋内はエアコンがきつくて、しばらくいると冷え切っちゃうので、外と中を行ったり来たりして体温調整しなきゃならなかった。
モール内にあるP.F.Changsでご飯を食べて、家に着いたら早速買ったばかりのセーターを着る。室内を私の快適温度にするとBFが汗をかいちゃうので、妥協ポイントにしてもらってるんだけど、それでも私にゃ寒いの(^^;)、デルタのアメニティキットに入っていた靴下を履き、長袖のセーターを着てやっと落ち着く。
7月2日(火)
今日は家の屋根掃除人が来た。シアトルは雨が多いので、屋根に苔がついちゃうんだって。早く来てくれたので午前中には終わって、ランチは和食のMATSUに行く。ホントは私は和食イヤなんだが、BFが好きなの知ってるからね、一度は一緒に食べてあげないと。やさしいなあ、私(爆)
前回興味を持ったラムすき焼きを試してみる。日本じゃまず食べられないもんね。すき焼き鍋に全部出来上がったスタイルで持って来てくれるのでラクチンだけど、生卵がついてない。卵のないすき焼きは、どしても一味足りない感。ラム自体は柔らかくて美味しかったが、やっばり醤油と砂糖の甘い味は好きになれないなあ、今度からは塩味のオーダーに徹しよう。
7月3日(水)
今日も快晴。9時に家を出てバイエルン地方を模したドイツ村、Laevenworthへ。のどかな景色を眺めつつ、山を越えて2時間ほどで到着、まずはお昼ご飯。やっぱりドイツ料理を試さなきゃね。ザワークラウトやポテトの付いたソーセージのサンプラープレート、メインはポーク煮込みに、ワシントン産のAlpine Octoberfestというビール。ソーセージに添えられたホースラディシュのペーストが爽やかで、白いソーセージにぴったり。メインのお肉も柔らかくて美味しかった。
村自体は通りを挟んでお店が並ぶ一本道で、ごくこじんまりしたとこ。ドイツ村なのにオーストラリアとロシア製品のショップがあるのはどうしてさ(^○^) お土産になるようなものはなさそうなので、ワインテイスティングと書いてあるお店に入ったら他のお客は誰もいず、フレンドリーなお姉さんとおしゃべりしながら楽しく試飲する。最後に出してくれたデザートワインはチェリーから造ってチョコレートフレーバーを加えたものだそうで、ユニークでなかなかよかった。で、お姉さんが教えてくれたそのワイナリー、Icicle Ridge Wineryに行ってみることに。
村から車で10分足らず、大きなログハウスは広々したテイスティングルームになってて、日本の立川に住んだことがあるという穏やかなおじさんが迎えてくれる。村の方で試飲したのは除いて、まだ飲んでないのをリストから選んで3種類飲ませてもらう。それとチーズとクラッカーを頼んだら、一個と一袋まるまる出てきてびっくり。池を眺めながらゆっくりテイスティング。白もよかったが、Vintner’s Blendというカベルネとメルロのブレンドがとっても気に入ったので1本お土産にお買い上げ。このあたりは他にもたくさんワイナリーがあるので、また来てみたいな。
帰りは酔っぱらったのと日差しとで暑くて、またデイリークイーンでソフトクリーム、というコースで家に帰還。
7月4日(木)
やっと少し気温が下がった。今日は独立記念日でどこもお祭り騒ぎなので家に隠れてる。Applebeesにお昼を食べに出てマーケットでお水など買った他は家でのんびり。一日中そこらじゅうで花火の音が。
夜9時過ぎにやっと暗くなってくるので、その頃からいよいよ花火が激しさを増し、時々家が揺れるほど。家の前は小さな広場みたいになってるのだが、そこに家族連れが数組集まって、大人は椅子に座って見てて、子供が真ん中に置かれた花火に次々火を付けていく。ねずみ花火や線香花火の巨大版みたいなのもあり。打ち上げるのは、さすがに家庭版だからコンパクトだけど、結構高く上がって見応えあるのもある。そんなグループが山ほどあるみたいで、全方向から光と音が押し寄せてくる訳ね。
深夜12時を過ぎて、ようよう騒ぎが静まり始め、子供は寝る時間になったらしい。アメリカで花火をやるのは独立記念日と新年だけなんだそうだけど、こんなファミリー単位で大騒ぎするとは知らなかった、びっくりびっくり。
7月5日(金)
今日はベルビューのショッピングモールでお買い物。家の近くのAlderwoodモールよりもこっちの方が各ショップの規模が大きくて、品揃えもいいのよね。こちらでは、一度買い物すると、次回割引するというチケットをくれることが多い。アメリカンイーグルでAlderwood店にはなかったカワイイデザインのジャケットを見つけたので、もらっていた10$ディスカウントチケットを抜け目なく使う(^_^)b それにAlderwood店で買ったセーターはBellevue店にはなかったので、更にいい気分(笑) サンダルや食料品も買って、午後4時に待ち合わせのチーズケーキファクトリーへ。
日本ではケーキしか売ってないけど、こちらではバラエティに富んだメニューのレストラン。”Comfort Classic”とあったChicken & Buiscuits にしてみる。アメリカのチキンはほとんど胸肉で、固くてパサパサのが殆どなんだけど、ここのはとても柔らかくてびっくり。ビスケットというのはKFCで売ってるビスケットの巨大版という感じので、更にマッシュポテトに野菜のソテーもどさっとついてて、すっかりお腹一杯。チーズケーキはテイクアウトして家に帰る。
そして買ったばかりのアバクロンビーの長袖トレーナーを早速着る。ホント家の中では靴下と長袖必須。
7月6日(土)
今日は家から一歩も出ず、お化粧もしないでLazy Day。朝は昨日テイクアウトしたチーズケーキ。ローカロリータイプでストロベリー添えのにしたんだけど、それでもこってりしてると思ったから、日本人にはローカロリーで充分かも。
その後ビザをデリバリーして、ケーブルTVでPayシステムの映画「フライト」を見る。日本で見損ねてたから見られてよかったけど、日本語の字幕はもちろんないから英語の字幕を出してもらってオール英語での鑑賞となり、ううー、とても100%の理解とは言えませんσ(^◇^;) でもちょうどアシアナ航空機着陸失敗のニュースが駆け巡っている時で、なんだか身につまされるような気分。私の帰りのフライトに影響はないと思うけど。。。
7月7日(日)
Outback Steakhouseで七夕ランチ。ここのVictoria’s Filletは美味しい。デザートにChocolate Thunder From Down Underというチョコレートブラウニーにバニラアイスとホイップクリームの乗ったいかにもアメリカンのも食べちゃった。
そして家に戻ってコンピューターのフライトゲームで遊び始めたら、いきなり気持ちが悪くなり、めまいがして立ってられなくなってベッドに倒れる。食べたばかりのところへすっごくリアルなフライトシミュレーターなのがいけなかったみたい。しばらく休んだら回復して一安心。面白いゲームなのに、BFに心配かけちゃって申し訳ない。体調のいい時に再チャレンジしよう。
7月8日(月)
最終日のランチはタイフード。前回フライドライスを食べたので、今日はBrown Rice Noodleというのにしてみる。パッタイみたいな麺かと思ってたが、もっと太く平たく、短いタイプだった。もちもちして美味しいものの、選んだ辛さレベル☆5段階の3☆が相当辛くてひーひーしちゃう(^^;) 前もこんなに辛かったっけな、次からは2☆にした方が無難かも。飲み物はワシントンのリースリングをグラスで頼んだが、アルコールだからID見せろと言われてびっくり。まさか未成年には見えないと思うんだがにゃ(苦笑)
辛い物を食べたらアイスだよ、という訳で、帰り道にサーティワンに寄ってチョコレートムースとピスタチオのダブルをゲット。美味しいけどでかいんだよね〜、日本みたいにsmallサイズが選べたらいいのに。
午後はパッキングして、夕方までのんびりし、18時近くに家を出て空港まで送ってもらう。デルタのラウンジは、個人ブースみたいになってる椅子が面白かったけど、食べ物も少ないしあんまり大したことない。正面にMt.Rainierが望めるので、ぼーっと眺めて搭乗を待つ。21:15発が乗り継ぎ客を待って40分近く遅れる、ったく。。(メ-_-)
帰りの機内食は「数々の賞を受賞しているシェフ、Michael Chiarelloが考案した、シェフのルーツ南イタリアと生活拠点ナパバレーの特色が融合された洋食メニュー」と鳴り物入りで、海老のホワイトビーンズ添え、パンプキンビスク、グリーンピースのリゾット、選べるメインはショートリブのスモーク煮にしてみる。うーむ、不味くはないのだが、リゾットにハムとシトラスヴィネグレットのドレッシングをかけたり、ショートリブのソースがエスプレッソ味だったりと、妙に凝りすぎ感が(^^;) デザートは、昼のサーティワンが後をひいて、もうアイスクリームはいいやという気分だったので、ベルギーチョコレート・チーズケーキを。これにミックスベリーソースをかけてもらったのが予想以上にいけたので、お腹一杯にもかかわらずきれいに食べちゃった。
到着は翌日の深夜になるので、ここで寝てはいけないとまた必死に映画を観るが、ディカプリオのロミジュリは半分夢うつつ。これは現代に置き換えたバージョンだったのね。続いて「マンマミーア!」、吹き替えはイヤなので英語版で頑張るが、英語版には何故か中国語の字幕が付いてるのだ。Money money money♪と歌うとこで”銭、銭”って字幕が出るんだもん、どーにも気がそがれちゃってσ(^◇^;) それでもやっぱりメリル・ストリープは何をやっても上手いね〜、ホントすごい女優さんだわ。
後はオーディオプログラムでThe Tenorsというグループを発見し、IL DIVOとそっくりな感じだったけど、私の大好きな曲”Sorry seems to be the hardest word”がとってもよくてすっかり気に入る。アルバム探そうっと。
到着前のメニューはクレープかシリアルかテンダーロインかという、朝食夕食混ざったチョィスになってて、クレープなら少しは食べられるかと思ったが、チーズケーキがこたえたみたいで全然箸が進まず、残念。
結局到着は30分遅れ、もう日付が変わる寸前。そしてゲートからイミグレまでものすごく遠くて延々と歩いた上に、スーツケースが出てくるのが遅い!(怒) ANAやエアフラならプライオリティタグがついてたら必ず一番に出てくるのに、デルタは全然関係なくエコノミーと混ざってて、それじゃタグの意味がないじゃん。羽田深夜着はもう電車がないので近くのホテルを予約してあり、その最終シャトルバスは00:10発だったのが、やっとスーツケースを確保して税関を出たら00:25近く。仕方ないのでまっすぐタクシー乗り場に行ってホテルまで。
予約したホテルはアートホテルズ大森というビジネスホテルだけど、私が選んだのはコンフォートルーム、ベッドが広くて部屋にマッサージチェアとマイナスイオン発生する空気清浄機もついてるのよ。最上階で気分いい。枕も羽毛と平たく小さいのとテンピュールと3種類備えてあった。
7月10日(水)
機内での努力もむなしく、結局朝まで一睡も出来ず。ここの朝食はバイキング形式で、和洋取り揃えた上に特製カレーとかおかゆ、麦飯とろろなんかもあって面白い。のんびり食べて、部屋に戻ったらチェックアウトまでマッサージ三昧(^o^)
置いてあるのはナショナルのリアルプロで、指圧通快(強力)、もみほぐし(しっかり)、さすり癒し(やわらか)、体伸ばし(じんわり)と4つの15分自動コースにクイック5分コース、問診お好みコースも選べて、音声ナビしてくれるのだ。せっかくなので全部体験(爆) ホントにものすごく精密なタッチで押したり揉んだりさすったり、ストレッチ機能や「そこもっと」ボタンなんてのもあって、おっさんみたく「う〜っ」と言ってしまいそうになる位気持ちいい。今のマッサージチェアはすごいのねえ。これが使い放題なのは素晴らしい。
ラッシュアワーをやり過ごしてからチェックアウト。既に超暑い。JR大森駅まで5分位歩いて浜松町から大江戸線でまったり帰る。またね!
© Rakuten Group, Inc.
