夜はオペラガルニエ。2列目ほぼセンターという良席で、前の人の頭がちょっと邪魔なんだが、歴史のある劇場ゆえ仕方ないね。1部はRobbinsの「Dance at a Gathering」という、5組のペアが入れ替わりつつ、音はピアノ1台のみで、ショパンの小曲をつないでいく構成。音のイメージを振り付けてて、ショパンの滑らかな旋律に乗った流れるような動き、こんなの踊れたら気持ちいいだろうなあ、絶対無理だけどσ(^◇^;) 衣装は一人ずつ異なる淡いきれいな色なんだけど、照明の加減で色の違いがよくわからない時があったのが惜しかったかな。 2部はRatmanskyの「Psyche」。Frankの詩にインスパイアされたとのことで、コーラスがつく。エロスとヴィーナスとプシケの伝説の世界が、凝った舞台装置の中で幻想的に表現されていた。男性アンサンブルの衣装は短パンの肌色ボディスーツでほぼマッパ感覚、皆さん見事な筋肉。 2時間半楽しんでルンルンとホテルに戻り、MONOPRIXで買っておいたガトーフランに赤ワインミニボトルのお夜食。お腹はほぼ立ち直ってきた感じでやれやれ。
19時半に予約した4階のレストランへ。ここはフロントが5階で、下に向かって客室になる逆さまの造りで、私たちの部屋は一番下のグランドフロア。まだ陽射しが厳しいが、ポルトガルのスパークリング飲みつつ、私はシェフのメニューというテイスティングコースに決める。コースに入る前に一口のアミューズが次から次から、コース全部食べきれるか心配になったが、一皿が本当にちょっとずつなので、それぞれ楽しみながらしっかり完食。センスはいいんだけど、全て塩がきついのが気になったかな、シェフの好みなんだろうけど。 82種類ものワインが全てグラスで頼めるので、そりゃポルトガルでしか飲めないものをと、白はViosinho種をポルトガル産の樽で発酵させたMeruge, Lavradores de Feitoriaにしてみる。樽の風味がしっかりした、私のタイプのワインでよかった。