京都情景 graphis kyoto

February 13, 2021
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カテゴリ: 展覧会
月本ちしほ展「星の欠片」TSUKIMOTO Chishio Exhibition
2月13日(土) 〜21日(日) 12時〜18時(月曜日休廊)
私たちの身体を構成する元素はいつかの星の爆発でできたものだという。 大昔の爆発で死んだ星の欠片が、生命誕生以降何度も生き物を構成しては地球という星に還り、また生き物を構成し、また星に還りをくりかえし、私の身体の血肉となっているらしい。
私の身体にもあなたの身体にも星の欠片が入っている。
春、新しい病の流行に私たちの生活は一変した。
地面ではたくさんの命が星に還りまた、星から出てこようとしていた。
小石や雑草、枯葉、枯れ枝、苔と小さな蟲。 その死骸。
おそらく多くのヒトたちにとって何の意味もないであろう小さな者たち。朽ちていく落ち葉はもはや落ち葉であったと判定するには腐りすぎていて「生命の痕跡のなにか」と呼ぶ方がまだふさわしいどろどろとしたものになっていた。このどろどろが星の欠片なのだ。
樹々もそして足元で繰り返される生死も相変わらぬままで。
星の欠片の循環がそこには変わらずあった。
そうか、私もやはり星の欠片だ。
その循環を信じることだけが私の祈りだった。月本ちしほ
・・
略歴
1981年生まれ 東京都出身
2005  京都大学文学部  人文学科日本史学専修 卒業
2011  京都市立芸術大学  美術学部美術科油画専攻 卒業
2013  京都市立芸術大学大学院  美術研究科絵画専攻 修了
個展
2013  月本ちしほ個展 「spirare」(ギャラリーモーニング京都)
2020  月本ちしほ個展 「translucence」(ギャラリーモーニング京都)
グループ展
2013  ホテルグランヴィア大阪×京都市立芸術大学×ART OSAKA
      アートワークスプロジェクト「アートでねむる、アートで目覚める」
『足元に繰り広げられる生命の痕跡のなにか』宇宙の視点で見ればにんげんも同じ循環のなかにいるという気づきから描かれた作品です。/gallery morning
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Last updated  February 13, 2021 02:40:37 PMコメント(0) | コメントを書く


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