PR

Profile

ふゆのほし

ふゆのほし

Calendar

Archives

Nov , 2025
Oct , 2025
Sep , 2025
Aug , 2025
Jul , 2025
Jun , 2025
May , 2025
Apr , 2025
Mar , 2025
Feb , 2025

Favorite Blog

まだ書き込めるかな New! 葉山ゆきおさん

Avenue de 沙羅 沙羅74811さん
LIEBESTRA… ゆか(ゆかちん)さん
Tyees_Cafe tyeesさん
れみどりの☆楽・音・… lemidoriさん
ころころ。。。のひ… ころころ。。。さん
Mar 25, 2005
XML
3月も下旬になれば、そろそろ春の風を感じる今日このごろ。そんな日にちょっと弾きかじってみたくなるのがシューマンの「花の曲」Op.19。つまり、私にとってのシューマンブームはまだまだ終わっていないのであった。というか、楽譜は次から次へと読んでいくものの、実際に弾いていないせいか、ブームは終わりようがないのである。というわけで、今日はホロヴィッツの演奏に合わせて十分に弾いた気分を味わおうではないか。あぁ、なんて都合の良い仮想練習なのだ。

ちなみにシューマンの「花の曲」は、1839年ウィーン滞在時に作曲され、同年の代表曲「アラベスク」Op.18と共に親しまれてきた曲のひとつ。クララとの結婚を巡って悩んでいた時期ということもあってか、長調の曲であるにかかわらず、どこか感傷的だったりするのは気のせい・・・ではないはず。

楽譜をみて貰えればわかりやすいのだが、この曲は5つのブロックに分けられており、それぞれが花の様々な様子、いや、花のある風景だろうか?を描いているように感じられる曲だ。5つのブロックといっても、具体的に「I→II→III→II→IV→V→II→IV→II」と同じブロックが各所に登場するため、人によってはそれがしつこく感じることもあるのではないかと思うが、これぞ、シューマンらしい「くどさの美学」なのかもしれない、と勝手に思っている(ほんと、勝手すぎる解釈だ)。それを「くどいなぁ」と感じさせないで弾く、これぞ難しいのだ。

また、パートIIの左手で登場するブンチャブンチャたる進行が、どことなくメンデルスゾーン的な要素を感じさせるのは、私だけか。いや、若き時代、私はほとんどシューマンにふれず、メンデルスゾーンばかりだったせいで、そう感じてしまうだけなのだろう。

さて、この「花の曲」を聴いて、一体どんな花を想像するだろうか。個人的には、この曲に春の代表格「桜」はあまり思い描くことなく、もっと可憐で優しい花がぼんやりと頭に浮かんだりもする。あぁ、どこか花畑にでも行きたいものだ。房総や伊豆の花畑はそろそろピークを過ぎているだろうか、花のある風景にふれたいものだ。

菜の花畑



「花の曲」 も聴けるので興味ある人は是非聴いてみてはいかがだろうか。実に、園田氏らしい、堅実で、まるで花びらがピンッと張ったような生き生きとした「花の曲」が聴ける。

はぁ・・・、弾きたい、ピアノが弾きたい。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

余談だが、今日の手の回復状況はといえば、病院で頂いた湿布が手首に心地よく効いてくれている。ただ、頂いた「モーラス」という湿布は直射日光に当てるのは良くないらしく、何らかで手首を覆った方が良いと薬局で言われてしまった。というわけで、先日購入したサポーターをしてみたのだが、長時間していると逆に手首が疲れてくるのだ。「これは返って手首を痛めるのでは?」と思い、今度は手首をグルグルッと包帯で固定してみる。こちらのほうが、ある程度固定されながらも伸縮もきくため、当面はこれでいくことにした。いやはや、何事も試行錯誤するしかない、ということか。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Jul 18, 2008 06:23:05 PM
コメント(17) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:春の日差しに誘われてシューマン「花の曲」Op.19(03/25)  
ムシクン  さん
シューマンはどんな花を思い浮かべて作ったのでしょうかね。
僕は花とか、かな~~~りうといので…。

でもこの演奏を聴くと、お花畑を想像しますね。
なんか春の心地良い風にふかれながらお花畑を歩くと、
気持ちも楽しくウキウキしそうです♪
(Mar 26, 2005 03:29:15 PM)

Re:春の日差しに誘われてシューマン「花の曲」Op.19(03/25)  
tyees  さん
花の曲は、アラベスクとともに、シューマンとしては、優しさや感傷が多くはいった曲ともいわれているようですね。ふゆのほしさんがいわれるように、作曲された時がそういうときだったのかなとも思います。
園田さんの演奏は、たしかに、自分のこの曲に対するイメージよりはずっときりっとしていますね。新鮮でした。

さて、3/25のTyees日記に、「ハッピー・バースディー変奏曲」(M.J.ヒル/P.S.ヒル:全音ピースNo.480)なる曲の感想を少々のせました。ご参考まで。 (Mar 26, 2005 07:29:27 PM)

菜の花畑がきれいですね・・・  
alice liddell  さん
シューマンの「花の曲」のことを書こう、とおもったのですが、この写真見てたら「なのは~なばたけ~に、い~り~ひうすれ~♪」という唄が浮かんできて、シューマンがすっ飛んでいってしまいました(^^; (Mar 27, 2005 12:07:02 AM)

Re:春の日差しに誘われてシューマン「花の曲」Op.19(03/25)  
ふきゅ~(> <)
パソコンが調子悪くて音源聴けない…(泣)
明日ほかのPCで聴いてみます!また伺いますね♪
(Mar 27, 2005 01:37:13 AM)

Re[1]:春の日差しに誘われてシューマン「花の曲」Op.19(03/25)  
ふゆのほし  さん
ムシクンさん

>シューマンはどんな花を思い浮かべて作ったのでしょうかね。

ほんと・・・どうなのでしょうね。あれからいろいろ調べてみたのですけれど、具体的に情報が得られず、もしかしたら、クララのことを「花」に例えたのではないかしら、なんて想像までしてみる始末です(^^;;

>なんか春の心地良い風にふかれながらお花畑を歩くと、
>気持ちも楽しくウキウキしそうです♪

そうですね。ようやく本格的な春らしくなってきたので、外に出てゆっくり春の空気を満喫したいものです。花が風にゆれてサワサワッと揺れる音、つぼみから今開こうとしている花の姿、そんな様子をゆっくり眺めながら、自分の演奏にも春の息吹をふきこみたいです(^^) (Mar 27, 2005 02:24:31 AM)

Re:菜の花畑がきれいですね・・・(03/25)  
みっとん さん
alice liddellさん

>シューマンの「花の曲」のことを書こう、とおもったのですが、この写真見てたら「なのは~なばたけ~に、い~り~ひうすれ~♪」という唄が浮かんできて、シューマンがすっ飛んでいってしまいました(^^;

突然すみません。
朧月夜は、私の思い出の曲。
というより、小学校のときにこの詩から想像される光景に涙ポロポロ流していました。
今でも、自分にとっては最高の曲です。 (Mar 27, 2005 02:32:35 AM)

Re[1]:春の日差しに誘われてシューマン「花の曲」Op.19(03/25)  
ふゆのほし  さん
tyeesさん

>花の曲は、アラベスクとともに、シューマンとしては、優しさや感傷が多くはいった曲ともいわれているようですね。

変な話ですが、短調好きな人が好む長調なのかな、という気もします。ただカラッと明るい長調とはかなり異なりますものね。だからアラベスクにせよ、花の曲にしても、私は惹かれているのかもしれません(^^;

>園田さんの演奏は、たしかに、自分のこの曲に対するイメージよりはずっときりっとしていますね。新鮮でした。

実はホロヴィッツの演奏を聴く少し前に園田氏の演奏を聴いていたのですが、やはり両者の演奏スタイルはかなり異なり、あらためて様々な「花の曲」があることを思い知らされました。多分、花の曲の場合、一般的にはホロヴィッツのような叙情的な演奏をされる人が多いのではないかと思われます(^^;

ハッピーバースデー変奏曲については後ほど読ませて頂きますね。楽譜の入手が出来ていないままなので、まずは入手からになりそうですが、全音レベルで「C」のようなので、8月の誕生日までにはなんとか弾けるかしら(^^;; (Mar 27, 2005 02:33:03 AM)

Re:菜の花畑がきれいですね・・・(03/25)  
ふゆのほし  さん
alice liddellさん

>この写真見てたら「なのは~なばたけ~に、い~り~ひうすれ~♪」という唄が浮かんできて、シューマンがすっ飛んでいってしまいました(^^;

きゃー(^^;;菜の花畑じゃあまりに日本的ですものね。
でも、花を感じに花畑に行きたいな、と思って過去に撮った写真を引っ張り出したら、菜の花畑しかありませんでした。あっ、芝桜の写真もあったんですよ(^^;;でも3月ではまだ咲いてないだろうし。

で、しようと思っていたシューマンの花の曲の話は・・・(^^; (Mar 27, 2005 02:38:07 AM)

Re:春の日差しに誘われてシューマン「花の曲」Op.19(03/25)  
みっとん さん
花の曲は地味ですけど(というよりあまり弾かれていない?)、大好きな曲です。

でも、長調の曲なのに感傷的とは、むむむ、カチンときましたね(^^;;;

などどいうことはともかく、花に対する考え方は日本人と欧米人とは基本的に違うような気がします。
どう言ったらいいのかよくわかりませんが、欧米人は花は作るもの、栽培するものと考えているようで自分の手の内にないと気がすまないのに対し、日本人は自然のままが一番美しいと考えているのではないでしょうか。

(Mar 27, 2005 02:42:33 AM)

Re[1]:春の日差しに誘われてシューマン「花の曲」Op.19(03/25)  
ふゆのほし  さん
しあわせのたねさん

>パソコンが調子悪くて音源聴けない…(泣)
>明日ほかのPCで聴いてみます!また伺いますね♪

是非是非聴いてみてくださいね~。ピティナのサイトにある「ピアノ曲事典」コーナーでは代表的な曲の実演奏が聴けるので、とても参考になります(^^) (Mar 27, 2005 02:45:39 AM)

Re[1]:春の日差しに誘われてシューマン「花の曲」Op.19(03/25)  
ふゆのほし  さん
みっとんさん

>でも、長調の曲なのに感傷的とは、むむむ、カチンときましたね(^^;;;

えっ・・・・私、いけないことを言ってしまったでしょうか。アラベスクも花の曲もどことなく「憂い」と「はかなさ」を秘めた感じに聞こえるのですが。勿論、そのなかにほっとさせる暖かみも含まれるあたりは、絶妙だなぁと思いますね。

>などどいうことはともかく、花に対する考え方は日本人と欧米人とは基本的に違うような気がします。

なるほど・・・花に対する考えって万国共通かと思っていました。結局のところ、文化の違いがあるのでしょうね。そういえば、ヨーロッパって特に花先進国でもありますよね。その流れが少しずつ日本にも影響されてきていませんか。ガーデニングがブームとなって数年、花は観賞だけでなく、子供と同じように育て愛する、という感情が強くなってきていると思ったりもしています。

といいつつも、やはり自然のなかでたくましく春を待つ花々たちに、心身共に元気づけられますね。 (Mar 27, 2005 03:58:28 AM)

北風と春風と菜の花畑  
三寒四温、桜前線、寒の戻り、小春日和。花冷え。
いろんな言葉があるこの時期の季節も
また風情があっていいものです。
毎年3月の最後の土曜日にピアノの発表会があって、去年は桜が五分咲きくらいだったと記憶しています。
今日は、朝から私もシューマンのCD聴いています。
森の情景(op.82)ロマンス(op.28)
アラベスク(op.18)インテルメッツォ(op.26-4)
ブラームスの曲のような題名もありますが、
ピリスさんのこのCDも気に入っております!
(Mar 27, 2005 07:57:15 AM)

Re:春の日差しに誘われてシューマン「花の曲」Op.19(03/25)  
しあわせのたね さん
聴いてみました(^-^)
とてもなだらかでステキな曲ですね♪
でも、『聴かせる』演奏をするのや譜読みするのは大変そう(笑)
ふゆのほしさんのおっしゃっている「感傷的」の意味がわかりました。
Des-durの曲なのにb:mollの部分がとても印象的でした。
あそこでしょっ?!(笑)
…すみません。

いずれにしても楽譜をみてみたいです。

(Mar 27, 2005 10:54:13 AM)

Re:北風と春風と菜の花畑(03/25)  
ふゆのほし  さん
ぴんぽんぱん666さん

>毎年3月の最後の土曜日にピアノの発表会があって、去年は桜が五分咲きくらいだったと記憶しています。

今年は昨年よりも桜の開花が遅いですね。予想では関東地方の開花は今日だったはずなのですが、まだまだ自宅近くの桜の蕾は固いままです。

>今日は、朝から私もシューマンのCD聴いています。

ブラームスの次に弾かれるのはシューマンかしら?それともラフマニノフ?どちらに転んでもニンマリな私ですが、春の日差しにシューマンの柔らかい曲がよく似合いますよね。
実は私もウィーンの謝肉祭の道化の「インテルメッツォ」も機会があったら弾いてみたい曲のひとつだったりします。

p.s ピアノ発表会、本当にお疲れさまでした! (Mar 27, 2005 01:06:21 PM)

Re[1]:春の日差しに誘われてシューマン「花の曲」Op.19(03/25)  
ふゆのほし  さん
しあわせのたねさん

>『聴かせる』演奏をするのや譜読みするのは大変そう(笑)

そうなんですよね・・・あの手の曲は表現力を求められるので、下手をすればただのしつこい曲になりさがってしまう危険性があります(^^;それをいかに「あぁ、花の曲ってステキ」と思わせるかが難関なところですね。

>Des-durの曲なのにb:mollの部分がとても印象的でした。
>あそこでしょっ?!(笑)

シューマンの曲って転調を多く使いますよね(^^;花の曲も実に転調を多く繰り返し、b-moll的進行も実に心にじーんと来ます。なんだか花の命ははかなく短いなんて思ったり。

>いずれにしても楽譜をみてみたいです。

是非是非実際に弾いてみてはいかがでしょう?春のお供に(^^) (Mar 27, 2005 01:16:33 PM)

Re[2]:春の日差しに誘われてシューマン「花の曲」Op.19(03/25)  
みっとん さん
ふゆのほしさん

>>でも、長調の曲なのに感傷的とは、むむむ、カチンときましたね(^^;;;

>えっ・・・・私、いけないことを言ってしまったでしょうか。アラベスクも花の曲もどことなく「憂い」と「はかなさ」を秘めた感じに聞こえるのですが。勿論、そのなかにほっとさせる暖かみも含まれるあたりは、絶妙だなぁと思いますね。

→えへへ、感傷は長調の曲の中にこそあるもので、さりげない悲しみは長調で表現されることによって昇華され、真の悲しみになるのです。
モーツァルトのイ長調ソナタK331は長調だけど、限りない悲しみを秘めていると思いませんか。
(^ ^;;
なんて、つっこみ入れてもしょうがないですね、あははは。

なんちゃって
(Mar 28, 2005 01:06:53 PM)

長調なのに切ない  
ふゆのほし  さん
みっとんさん

>→えへへ、感傷は長調の曲の中にこそあるもので、さりげない悲しみは長調で表現されることによって昇華され、真の悲しみになるのです。

とても文学的ですね(^^)長調だからこそ、逆に心にしみるせつなさが際だつといった感じでしょうか。最初から短調で悲しみどっぷりな曲ですと、微妙な心の表現が埋もれてしまうのかもしれません。

逆に短調なのに妙に明るく感じる曲っていうのは、あるのでしょうかね。そんな曲はご存じありませんか??

まだまだ食い下がってしまう私って(^^;;; (Mar 28, 2005 04:49:21 PM)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: