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May 21, 2005
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カテゴリ:  音楽雑記
土曜日は午後から洗車だ草むしりだとアウトドア?な半日を送ったせいか、ピアノに向かう時間もかなり制限され、結局今日もシューマンデーと勝手に称して、シューマンな曲たちだけをせっせと練習。今は、これだけ練習しているだけでもとても幸せな気分になるのだ。「子供の情景」も着実に弾ける曲たちが増えていっているし、「ウィーンの謝肉祭の道化」も第5曲の終曲はまだまだオロオロ状態ではあるが、譜読みしているだけでも楽しくなれるだなんて、なんと素晴らしいことだろう、と既に自己陶酔状態と化している。

やっぱり、ピアノを弾いている時間が一番幸せ。どうして昔はそう思えなかったのだろう?

ただ、ピアノを弾いていなかったあの20年間、もし、あの長き年月も弾き続けていたら、今はどんな気持ちでピアノに向かっているのだろう。もしかしたら、ピアノから遠ざかった20年の長き年月が、今、一層ピアノをいとおしむための予備期間だったのではないか、なんて思えば、長きブランクによる苦しみから少しは逃れられるかもしれない。

とまぁ、つまらない独り言はこれくらいにして・・・

以前(3月28日)の日記にて、樋口裕一氏が講師をつとめた「頭がよくなるベートーヴェン:親子で入門講座」の話題をチラリと掲載したのだが、後日、その樋口裕一氏の著である「頭がよくなるクラシック入門」なる本を購入してみた。

・・・が、今の今まで落ち着いて読む時間がなく、今日に至ってしまった。というわけで、シューマン練習で心地よい疲れを感じた私は、ようやくこの本を開いてみた。

さてこの本、帯の一部になにやら気になる文章が書かれている。「頭がいい人はクラシック音楽を聴いている」と。ちょっと待て。私は決して頭がいいとはいえないがクラシックは好きだ(笑)。まぁ、注釈としてここでいう「頭がいい」ということは勉強ができたり偏差値が高いことではない、といっており、ちょっぴりホッと一安心。
・物事をしっかり捉える
・論理的に思考する

クラシックを聴けば、自然とこれらが出来るようになるということらしい。

そしてこの本には以下の内容について綴られている。
 第1章:クラシック音楽で能力開発しよう
 第2章:頭がいい人になるための音楽たち
 第3章:クラシック音楽の対立さまざま
 第4章:演奏会に行こう
 付録:初心者のためのクラシックガイド

第1章では、クラシック音楽を聴くとこんなに効果があるのだ、という話をあれやこれやと語り、第2章では結局のところ著者の音楽遍歴さまざま、そして第3章ではドイツ音楽好きと非ドイツ音楽好きなど、音楽の様々を対立方式に語っている。第4章ではタイトルのとおり、演奏会に行くことの素晴らしさや注意点、様々な音楽会を紹介しているのだ。

ただ、いきなり「私はなぜ頭がよくなったのか」からの書き出しに少々面食らってしまったのは、多分、読者のなかでも私だけではあるまい。いくら自分が頭がよいと(自分で)思っていたとしても、それを自らの口で言うべきことなのだろうか。そこで一旦、本を閉じてしまった。

しかし、折角買っておきながら読まないのは勿体ないと、ほどなく再び読み出した。確かにクラシック音楽に触れることでその曲の由来にはじまり、作曲家について、更にはその歴史背景について調べたくなる、そういったことで知識が広がるというのはわかる。しかし、これは何もクラシックに限ったことではないのでは?? 己の好きな分野については同様に、些細なひとつの事項からそれにまつわる幅広い知識を得ようとするのは、実に自然の成り行きだと思われる。

更に、論点が押しつけがましいのも少々本書を読みづらいものにしている感がある。「音楽ならば何でも好きなんていう人のことを私は信用しない」だとか、あたかもクラシック以外の音楽には知性を感じさせないような文面はいかがなものだろうか。



ついつい否定的なことも書いてしまったが、この本を読んで自分なりに導き出したことならばひとつあったか。

「なにかひとつでも良い。自分が興味のもてるものを持つだけで、人生が潤う可能性は大」

それはなにもクラシックに限ったことではないということ。ガーデニングやカメラ、動物を育てる、何にしたってあるひとつのことをしようと思ったら、多くの知識が必要。だから人間はそれを知ろうとするし、更にそれをきっかけに更に広い分野に足を踏み入れたりもする。

そんなことを考えさせてくれた点ではこの本に大いに感謝しよう。






●新しいピアノのテクニック(上) #07~09
●全調(長・短調)4オクターブスケール(両手・左手のみ)

●シューマン「アラベスク」
通して数回。先日、プロの演奏家のアラベスク聴き比べをして刺激されたのか練習にも熱が入る

●シューマン 子供の情景から#01,02,07.09
01知らない国ぐに:ノーミスで弾ければ1回。ミスした場合は再復習。
02珍しいお話:ノーミスで弾ければ1回。ミスした場合は再復習。
03鬼ごっこ:譜読み中。スタカート進行の良い練習となりそうな曲だ。
07トロイメライ:ノーミスで弾ければ1回。ミスした場合は再復習。
09木馬の騎士:ノーミスで弾ければ1回。ミスした場合は再復習。

●シューマン ウィーンの謝肉祭の道化から#04,#05
04インテルメッツォ:上声を実際に歌いながら練習すると音楽性が増すだろうか。現在試行錯誤中
05終曲:当面、譜面にしたがって正確に弾くことを重視して。





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Last updated  May 23, 2005 11:51:48 AM
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