2011年夏休み・アイスランド&グリーンランド&デンマーク&スウェーデン遠征(8月7日~14日)(1)
さて、先週1週間(8月7~14日)で行ってきた夏休み北欧・アイスランド遠征についてレポートを開始いたします。写真は600枚くらいは撮ったので、このレポートも10数回の冗長なものになりますが、よかったらおつきあいください。
温泉愛好家として、アイスランドにある世界最大の露天風呂、ブルーラグーンの存在には数年前の旅行博のときから気になっていました。ただ、日本からあまりに遠いので実現は難しいと思っていましたが、昨年思い立って行ったフィンランドで北欧の涼しさと雰囲気の良さに魅せられたこともあり、フィンランドからちょっと足を伸ばせばアイスランドじゃん、ということで思い切って行くことにしました。6月上旬にはアイスランド旅行専門代理店とExpediaを駆使し、かつ親会社の長い節電休暇に合わせて早めに予約をしておりました。グリーンランドにもアイスランドから日帰りできることを知ったのでそれも予約しました。また、語学マニアとしてもアイスランド語はじめ経由地のデンマーク語などの本も少しかじって結構前から準備をしてました。
そんなことで、まずは10:11成田空港です。スカンジナビア航空のコペンハーゲン行きに乗ります。
16:23(現地時間。ここは日本と7時間差)、11時間以上の長旅でコペンハーゲン空港到着。
18:28、コペンハーゲン空港で乗り継ぎに約4時間待ち。もうすぐこのアイスランドエアでアイスランドの首都レイキャビクへ。
20:53(日本と9時間差)、アイスランド・レイキャビク(Reikyavik)のケプラビク(Keflavik)空港到着です。下のがアイスランド語、Welcome homeという意味ですね。
21:00、ケプラビク空港内のターンテーブルのところにあった3GケータイキャリアSiminnの看板。ここは海外パケット定額適用外の国なので、ローミングすると高くついてしまいます。。
トイレという言葉は覚えておかねば。
21:12、空港前で成田以来の一服。夜9時過ぎなのにこんなに明るいです。でもとても涼しくて清々しいです。
21:23、空港から市内へのFlybusというシャトルバスに乗ります。市内まで約45分。
21:23、空港の駐車場。
21:56、もうすぐ日が沈みそうです。
22:04、車窓から。荒涼とした大地です。あとでわかりましたが、クリント・イーストウッドの硫黄島二部作の映画のロケはアイスランドでやったそうです。
22:14、車窓から。しばし景色に見とれます。
22:44、バスターミナル経由で小型車に乗り換えたあと、市内に入りレイキャビクのランドマーク的存在、ハットルグリムス教会前を通過。この後ホテルにチェックインしたのは23時過ぎ、寝不足だったのですぐ寝ました。。
ここからは8月8日、ホテルのGFにある看板。
7:06、こちらが宿泊したセンターホテル・スキャルドブレイド(Skjaldbreid)。アイスランド語だと最後のdは英語の発音記号の濁音のthを表すあれです(大文字だとDに横棒)。
カタカナで「スシバリン」という寿司屋の看板が異質に見えます。
ホテル前のこの通りはレイキャビクのメインストリートでロイガヴェーグル(Laugavegur)通りというところです。
7:40、朝の散歩ということで港方面に来ました。
左側が首相官邸のあるところ。
これは市内周遊バスの乗り場。アイスランドは北海道と四国を合わせた面積のところに人口わずか30万人。EUでは最少、人口密度も最大です。私の住む板橋区の50万人よりも少ないっす。でも生活は最高レベル。リーマンショックで破綻し、昨年は火山が大爆発。そのハードルを乗り越え、なんだか落ち着いていてとてもいいところです。そんな雰囲気を感じ取っていただければと思います。。
8月8日朝の散歩の続きから。
7:46、市内周遊バスの停留所にあった地図。市内はこぢんまりとして歩いても観光可能ですが、ここはいろいろ観光が充実してます。特にアウトドア系のツアーは様々なメニューがあります。
7:55、団地風の瀟洒な集合住宅。
7:57、湾岸線のような海沿いの道路にやって来ました。
同じところからの景色。
先ほどの集合住宅。お洒落な北欧風デザイナーマンションといった感じでしょうか。
遠くの空。
朝の静かな街並を通って再びホテル方向に。
8:08、ランドマークの教会。
こちらは公衆トイレ。
有料です。
8:11、ホテルに戻りました。目立たない入口です。
冷蔵庫からアイスランドの氷河の水を一本携えて出発。この日はブルーラグーンツアーです。ツアーといっても現地までの往復の足と入場料金のみ。ホテル前でピックアップ用小型車に乗ります。
9:53、バスターミナルで大型バスに乗り換え。避暑シーズンなのかバスはほとんど満席。日本人含む東洋系の人も何人かいました。
10:11、車窓から。市内から少し離れたホテルでさらに客をピックアップして行きます。
10:22、車窓から。
いい景色。
これも北欧風住宅。
10:32、荒涼な大地が続きます。ブルーラグーンへは市内から空港と同じ西の方角へ約40分。
10:41、ハイウェーが続く景色も圧巻。今度はレンタカー借りて自分で運転したいものです。
10:47、もうすぐブルーラグーン。こんなごつごつした景色が続きます。
10:49、浅間山の麓にある鬼押し出しを巨大化したようなところです。
10:50、地熱発電所とブルーラグーンが視界に。
10:55、ブルーラグーン到着です。続きはまた。。
8月8日、ブルーラグーン到着から。
10:55、ブルーラグーンの入口。いい雰囲気です。
10:56、こんな大型バスで来ました。この日のツアーは、日本で事前に予約していました。現地までの往復の足と入場料がセット。あとは完全自由行動です。私としては、普段よく行っている近所の日帰り温泉施設と同じような感覚でございます。。
ここは空港からもほど近いので、空港から直行あるいは帰路にここ経由で空港に行くようなプランも設定されています。
入口にあったブルーラグーンの説明。
結構な広さです。
10:58、こんな道を通ってブルーラグーンへ。
おお、ブルーラグーンです。ちなみにここは海水を地熱発電に使っているそうです。
私が好きな万座温泉に似た色ですが、硫黄のにおいなどはあまりしませんでした。
11:01、この壁の向こうから入場。レセプションでチケットを渡し、タオルを借りました。折角なので、浮かびながら施術を受けるフローティングマッサージ30分コースも予約しました。ちなみに、ここは日本の風呂とは違って水着着用です。そのへんはちゃんとぬかりなく日本から水着を準備。まずは一時間ほど「世界最大の露天風呂」を満喫。
12:27、デジカメを持って再び風呂へ。
この日は気温20度弱くらいだったでしょうか。温泉は平均すると大体30度台後半の温度。長風呂にはちょうどいいです。場所によっては結構熱いところもありましたが。
青い空、青い温泉。
手前の箱のところは地熱が発生しているようでここでお湯が温められているようです。温泉の底には白い泥がたまっていて、みんな顔に泥パックしたりして楽しんでいます。
これが予約済のフローティングマッサージ。施術後もああやってマットに乗って浮遊している人がいます。
青空に走る飛行機雲。
青いのは支払い用チップが内蔵されたロッカーの鍵。日本の日帰り温泉でもよくあるタイプのものと大体同じです。番号がついているのはマッサージの予約者用。
奥にサウナもあります。手前のは冷水シャワー。
ここはマッサージエリア。
13:44、まだマッサージの予約時間まで間があるので、カフェでブルーラグーン寿司ランチ。これで約1000円くらい。物価は高いですね。。
その後14時から30分フローティングマッサージ。マッサージそのものは大したものではなかったですが、マットの上に浮かんでいるとなんだか視界がまん丸くみえて、地球の丸さを感じました。グッドでした。結局5時間くらいブルーラグーンに滞在しました。15:15、ロッカールームです。あの真ん中の青い光のところにリストバンドを当てると鍵が開閉できるようになっています。
また続きは明日。。
8月8日、ブルーラグーンの脱衣場から。
15:15、ロッカーの扉の裏の8カ国語表記。言語マニアとしてはこういうのが気になります。ヨーロッパに行くと普通に多言語に接することができて嬉しい限りです。
ちなみに日本語ではこんなことが書いてあります。
15:28、着替えを終えたあと、ブルーラグーン見おさめということで、もう一度光景を目に焼き付けます。後ろの地熱発電所をアップにしてみました。地熱発電所はアイスランドの発電の大半を占めているそうです。日本も原発事故があってから地熱発電が注目され始めています。日本の場合は、アイスランドとはそもそも人口規模が違いますし、地熱源が国立公園にあったりして開発が難しかったり、温泉業への影響があるとかで、なかなか大規模な地熱発電ができない状況のようですが、こういうときですからいろいろ新しい発想で試してみるべきではないでしょうか。
15:28、ブルーラグーン最後の一枚。2回目はあるのでしょうか。。
16:24、ブルーラグーン出発。運転手の背後の席に陣取りました。
16:24、併設のホテル施設の横を通過し、ブルーラグーンにお別れ。
16:29、再び荒涼とした大地を抜け、市内に戻ります。
16:40、車窓から見えた海。
16:41、こんなハイウェイを疾走、一路レイキャビクへ。
市内のバスターミナルで小型送迎車に乗り換え、17:42、再びホテル前に。
反対方向です。この時間帯のロイガヴェーグル通りはとても賑やかです。
18:12、夕食がてらの散策ということで、ホテルから10分くらいのところの憩いの場、チョルトニン湖にやって来ました。
その横の国立美術館。
チョルトニン湖に射す太陽の光。とても夕方6時過ぎの雰囲気ではないですが。。
18:22、レイキャビクのランドマーク、ハットルグリムス教会へ行くことにしました。
18:25、途中にあった瀟洒な家。
18:28、ハットルグリムス教会にやって来ました。
建国の父、エリクソンという人らしいです。
像の裏には「米国がアイスランド国民に1930年のアルシング1000周年記念に贈呈」とありますが、アルシングというのは世界初の民主的議会とのこと。
教会の内部です。
振り返るとパイプオルガン。
18:37、エレベーターで教会の一番上まで上がれます。ここからレイキャビク市内が一望できる素晴らしいスポットです。続きはまた。。