川柳で人生を二倍に生きる

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2007年12月13日
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テーマ: ニュース(97029)
カテゴリ: 川柳


 今日は、テレビでもワイドショーや映画などで関連番組があるだろう。

 江戸っ子も「忠臣蔵」は大好き。
 川柳の題材にも多くなっている。

忠臣蔵0.jpg

 この本は、十方舎一丸により幕末の弘化2年に刊行された一冊。

忠臣蔵1.jpg

 1丁の表は、大手で振り返る大石蔵之助。裃の紋で、それが判る。

真なしの筆ではかけぬ仮名手本
忠臣の手本は晋と仮名でかき

 などと、当時は、史実よりも浄瑠璃の「仮名手本忠臣蔵」がよく知られていたようだ。

 右上の句は、

序に兜終りもかぶと頭巾也

 と見える。これから、仮名手本忠臣蔵の物語が、川柳と絵で追われる。

忠臣蔵2.jpg

 物語は、知られたとおりに展開し、いよいよ討入。
 見開きで描かれた討ち入りの場面は、舞台を見るようだ。

仮名がきの清書ハ師走十四日
三年で清書のできるかな手本

 は、ごもっとも。覚悟は、

四十七ゆきをまくらといい合せ


 さらに合戦の末、炭小屋で吉良上野介を討ち取り、首を掲げての引き上げ、義士はお預けとなり、沙汰は切腹。それぞれの場面が描かれた後、

忠臣蔵3.jpg

 これは、泉岳寺の義士の墓の図。

和のほまれ異国へ見せる墓武鑑
むかし首あらひし水で手をきよめ
戒名の釼末の世に錆ぬなり     (墓石の共通文字) 

 句は、出来がいいとはいえないが、見ていて飽きない一冊。
 古句を知るには、その背景が大切で、それら歴史や風俗をしることが川柳の楽しみのひとつ。
 したがって、川柳を本当に楽しむには、 <総合文化> として川柳と関わらないと、古句が遠くなってしまう。

 句作だけでなく、人間社会そのものへの好奇心が、川柳の楽しみだろう。 





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最終更新日  2007年12月14日 02時16分27秒 コメントを書く
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