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はたやん@ はじめまして はじめまして。 官位や席次を検索してい…
2007/03/08
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カテゴリ: カテゴリ未分類
5日の寺島実郎氏講演は聞かせた。

現在は専門家の断片的、視野狭窄的、短期サイトで国益を云々する風潮がはびこり、知識人とか評論家とかエコノミストとかいわれている人たちがいったい何を言っているのかわからない支離滅裂的な状況がつづいている。
一言で言えば全体知が欠落してしまっている。このなかで寺島氏は稀な全体知を語れる人である。当分、この人の右に出る人はないのではないか。
 冒頭での2006年の教訓で確認したことは、
1、 イラク戦争はまちがった戦争であった。
2、 マネーゲームに傾斜した資本主義は省察されねばならないこと、ホリエモン、村上ファンド問題があぶりだしたことの意味は重大である。

日本経済について語った印象的な部分だけ紹介すると、
06年12月水準で素材原料は172.3の伸び、素材原材料産業は異常なインフレ景気である。中間財はようやく111.4に回復、しかし最終財つまり消費は91.8で(内耐久消費財は79.8、非耐久消費財は102.5)でいまだにデフレである。

「ワーキング・プア」問題は、06年の雇用者全体の5115万人中、非正規雇用者(パート、アルバイト、派遣、契約社員など)は1707万人で33%をしめ、そのうち年収200万円以下は1284万人、非正規雇用の75%を占め、この人たちがいわゆるワーキング・プアと言われる。彼らは一生懸命働いても、一生働いても、給料は増えず、ボーナスもなく人生に何の希望ももてず、生きている喜びというものを感じられない。
どうしてワーキング・プアが生まれたかの一理由は、IT革命により、レジなどの仕事はただバーコ-ドをなぜるだけだから誰でもできるようになり、アメリカの資本家が労働者をそのような状態に落としこめ、低賃金雇用を実現したことによる。
私がスーパーのレジをした人に聞いたところ、バーコードをなぜる作業も立ちっぱなしで瞬時も休みなく行うから、4時間くらいでくたくたになるということである。それで1時間850円。今、民主党が最低賃金1000円を主張しているが、スーパーなどでは、商品にチップを埋め込めば、客が出口のゲートをとおるだけで、銀行引き落としやプリペイド・カード方式ですむようになり、万引きも防止でき、ワーキング・プアの人も雇わなくてすむ計画が進んでいる。こうなるとワーキング・プアの人たちはどこに行くのか。再チャレンジくらいですまされないほど問題が深刻でなる。
日本企業の労働分配率は、ピ-クの98年の70%から昨年は62%におちた。上場企業の経常利益の6割は円安効果などによる海外活動の成果で、さらに、国際収支構造は、05年の所得収支が11.4兆円で貿易収支10.3兆円を抜いた。つまり貿易で稼いだ金より金融で稼いだ金が増えた。
つまり国内の労働者が汗を流して働いて稼ぎ出した金が相対的に低くなり、水商売的にかせいだ金が増えた。すると、どうなるか。経営者はこの稼ぎを労働者にわけあたえようという動機が働くようになるか疑問である。渋沢栄一が説いた資本主義の勤労哲学ははるか昔に遠のくのである。





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Last updated  2007/03/08 11:06:29 PM


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