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八木哲郎

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2007/03/19
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カテゴリ: カテゴリ未分類
イスラム研究 1

私はここ20年ほどキリスト教の勉強をしたことで、すこしはキリスト教が理解できるようになった。しかし何となく落ち着かないのである。それはユダヤ教とイスラム教の勉強不足からくるのだと思った。だからキリスト教の勉強を深めるためにもここの勉強が不可欠だと思ったのである。
だが、アラビア語をいまから学ぶ気力はないから、日本語になった文献ですますことにし、今年は、堺の諏訪さんから頂いた高橋和夫先生の放送大学のDVDと共同通信社から出ている「イスラムの歴史」3巻本、ほかに幾冊かの単行本にたよることにした。

最初に梅棹忠夫先生からお話を聞いて興味がなおさら深まった。先生が中東地域のことを中洋と名づけて、西洋、東洋と区切ったのは大変な知恵である。
私の区切り方は、キリスト教地域(これをさらにプロテスタント、カトリック、ギリシャ正教の3地域に分ける)、ユダヤ教地域、イスラム教地域(これもシーア派地域、スンニ派地域に分ける)の3地域を一神教地域とした。そしてその他の地域を非一神教地域とした。
アジア、アフリカはこの地域である。

私は、中東地域は世界の中で極めて変わった地域であって、どうしてそこでは近代化が起こらないのか、宗教改革が起こらないのか、ルネッサンスが起こらないのか、中世のままの状態が続いているのはなぜか、と疑問に思っていたが、そういう考えが、梅棹先生の話や「イスラムの歴史」をかじり読みしている間に変わった。
中東はヨーロッパの裏庭、と考えたらどうなのかと思った。エマニュエル・トッドというフランスの民族学者が西ヨーロッパを483の地域に細分して、それぞれの地域の意識を分析した。なぜ彼がそうしたかというと、ヨーロッパは宗教改革、ルネッサンス、人間の復権、合理化、民族主義化がどこの国や地域でもおしなべて進んだのかというと、さにあらず、まったく宗教改革が起こらない地域、合理化が進まない地域、旧態依然とした保守的な地域があり、なぜそこはそうなのかとトッドは483の地域別に調べたのである。すると、そういう意識の差の根源は4種類の家族型に由来することを突き止めた。これについては、また後でのべる。







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Last updated  2007/03/19 06:57:24 AM


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