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2007/07/01
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カテゴリ: カテゴリ未分類
昨日の続きから

さて、前回、民族により歴史記録の尊重の態度がちがうことをのべたが、明らかに中国は異常なくらい歴史記録の保持に熱心である。逆に日本はその反対であろう。
どうしてこの意識の差が出るのかというのを言い出すといろいろ説があるだろうが、私はかなり大きく産業革命以来の近代化とのかかわりがあると思う。
ピーター・コレット「ヨーロッパ人の奇妙なしぐさ」の中の一文で、コレットは北ヨーロッパ人、イギリス、スエーデン、オランダ、ベルギー、デンマーク、ドイツ北部などの主にプロテスタント地域と南ヨーロッパのフランス、イタリア、スペインなどのラテン系とは明らかに時間に対する意識の差があると書いている。
手短かに言うと、要するに北ヨーロッパ人は時間を効率化の指標とみがちであるのに比し、南のほうは時間と効率とは無関係で、時間はその経過を楽しむために価値があるとする。

たしかに、日本のその一つである能率化を重んじる資本主義社会では、時間はお金と連動しており、時給いくらとか、限られた時間内でどれだけ仕事量を挙げたか、とか、個人で言うならば、人生でたくさん財産を築いたとか、高い地位についた人とか成功者と言われている。時は金なりである。
しかし、働けば働いただけどんどん儲かるとか、右肩上がりになっていくとかの時代からだんだんちがった時代に入ってきた今日では、人々の意識も変わっていくだろう。
時間はその経過を楽しむ、たしかに心おきなく語れる人たちとのパーティなどは時間そのものの経過が楽しい。人生でも、効率とかいうのとはちがう趣味とか好きとかいうことに没頭している時間が長くたったあと、結果的に自分が大きく成長していることに気がつく場合がある。右肩あがりというよりは突然変異的で、さなぎからかいこが出て、やがて蛾に変身するというようなケースである。こっちの人生の方が楽しいのではないか。





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Last updated  2007/07/02 03:47:27 AM


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