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2008/04/18
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カテゴリ: カテゴリ未分類

多摩大学リレー講座に参加する

昨日は多摩大学リレー講座第1回の寺島実郎氏講演を聞く。何度も同じ内容の講演を聞いたが、世界の定点観測にもとづいて自分で実地に見聞したり、豊富な人脈からの一次情報に基づくものだけに、実に説得力がある。

この内容は4月末に発行する知研フォーラム301号にも2月の当会講演記録で発表する。この講座に社会人の参加が多かったことに驚いた。280名の応募を断りきれず150名に絞ったそうだが、大講堂の前半分は社会人で埋まり、後ろ半分が多摩大新入生であった。

次回は当会の理事長久恒啓一氏の講演であるが、寺島氏の業績を図解題材に用いて行うという。

多摩市の丘陵部にある陸の孤島のような多摩大が寺島氏を学長に迎えることによって、東京の西の知の拠点になるであろう。

寺島氏が最後に多摩大新入生に言った言葉が印象に残った。

「平成生まれの人たちは、やがて人生の活動舞台がユーラシア大陸になると思いなさい」。

国全体が島である国は世界でもそれほど多くない。日本、インドネシア、フィリピン、イギリス、オーストラリア、アイスランドなどである。このような国は閉鎖的になるか、外に向って広がるかであるが、外に向って広がった国はイギリスだけである。

相変わらず、日本の雑誌には織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などの話が繰り返される。何百年も前の内乱の話しかないのかと思う。

去年、私はイスラム研究をいささかやったおかげで、今まで自分にとってブラックボックスだった中東のことがわかるようになった。同時に垣間見たのは、世界のすさまじい外交のかけひきであった。北朝鮮のアメリカを手玉にとるようなすさまじい外交はイランでもイラクでもイスラエルでも、サウジアラビアでさえも常にやっているのにくらべ、わが日本はなんと大人しい優等生かと思う。つまり、動かないのである。

日本人がこのごろ二言目には言う「日本には希望がない」「閉塞感で満たされている」「日本はアメリカの51番目の州か」「このままでは日本はダメになる」などの日本ダメ症候群のオンパレードであるが、日本人がこう思うようになったのは、一種の陰謀のしわざではないか、と思う。

一言でいえば、今の自民党、官僚支配の長く続いた枠組みがもたらしたもので、大新聞の論説マンや評論家たちもこの閉塞の枠組みにとらわれて、道路特定財源がどうの、民主党が話し合いにのらないから悪いだの、などの応酬、政争が行われているが、こういうことはすべて予算のとりあい、権力争いの一過性の話であって、大新聞の社説などがその日暮らしのことをいちいち取り合う必要はない。「ただいま、政争中ですから、いちいち論評しません、国民がよく考えて選挙で決めましょう」で、国民によくわかるような正しい解説につとめればいいわけである。

現在の枠組みから離れれば、日本ダメ症候群は霧がはれるようになるはずである。






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Last updated  2008/04/18 08:25:48 AM


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