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八木哲郎

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2009/09/14
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カテゴリ: カテゴリ未分類


ある一国が、自己の防衛を他国に依存するということは、歴史的に見て、それは保護国の姿であり、植民地である。日本の国民がそれを望んでいないことは、米軍が駐留することによって我が国の安全が確保されていると真から考えている人はほとんどいないことを考えてもわかることである。もし国民がそれを望んでいるとすれば、国民はもっとアメリカ軍に感謝し、毎年アメリカ軍に対する感謝祭をひらいて米兵をもてなすはずであるが、誰もそんなことを考えたこともない。

戦前は街を歩けば必ず軍服を着た将兵があるいていた。どこの家でもたいてい兵隊を出していた。だから軍隊は親しい存在で、休暇で街を歩いている兵隊さんに対して料理屋や小売屋は割引してあげたり、一般人は自宅に招いて御馳走したりしていた。戦争になったら一番初めに戦線で死んでくれるのは兵隊であるから、そういう国民の態度は自然であった。
しかし、戦後は軍隊に裏切られたので、国民は軍隊を信用しなくなり、嫌悪するようになった。しかし、60年たった今、誰かが国を守らねばならないのだから、意識が変わらねばならない。
吉田内閣、岸内閣、池田内閣など歴代の官僚内閣は、我が国が再軍備を要求されたときに、それは無理だと言って断り続け、米軍の駐留を頼んだことは、官僚の独断だったといえよう。本当ならば、米軍に居てください、お願いしますなどとは口がさけてもいうべきではなかった。官僚は泥をかぶってでも、この際、再軍備はやむをえません、日本の独立のためですから、と国民を説得すべきであったが、そういう苦労を官僚は常に行わない。常に自分たちにとって一番安易な道を選択する。それが米軍の駐留の選択であり、思いやり予算であった。





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Last updated  2009/09/14 09:12:44 AM


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