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八木哲郎

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2011/01/10
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カテゴリ: カテゴリ未分類
日本の経済は内需不足でもはや長期的にも外需依存型でいくしかない。しかしありがたいことにアメリカの需要が下降するにつれて、中国、アジアなどの市場が勃興して旺盛な外需となるであろう。

地図を見ても日本は韓国、中国、ロシアと向き合っていて、イギリスがヨーロッパと向き合っているのと似ている。つまり日本はアメリカとの関係でイギリス的な運命にある。
イギリスは歴史的にフランス、ドイツと対決したり、フランスと連携したりしてきた。しかし今では仏独の不和がEUという枠のなかでおさまり、イギリスとヨーロッパとの関係は安定し、しかもイギリスは英連邦という遺産によって安泰である。
日本という国はどうかというと、英連邦というような遺産はなく、アジアでは孤立している。それだけにつらい立場である。

 日本はアメリカにとってまたとない格好の国となっている。というのは潜在敵国である中国、ロシアの真ん前に防波堤のようになって位置しているからアメリカの国防のための最前線になっている。ロシア、中国にとっては目の上のタンコブのようなものである。したがって北朝鮮のようなけしかけるときの猟犬はとっておいている。アメリカにとっては日本と中国を戦略的に分断しておくことが絶対的外交条件になっているから、日本はこのようなからめから抜け出すことは難しいが、しかし逆に言えばアメリカの弱みを握っている。巧妙な外交家が現れれば、このことを大いに利用するであろう。

幸いに中国は侵略的な国家ではない。常に侵略から自己を守る防衛的な国家である。自国の安定が最大の国家目的になっている。
日本のとなりにこれほどの大国が存在すると言うことほど日本にとって恵まれたことはない。
結論は当面の10年20年は中国との安定的な国家関係を築くということである。中国をもっとよい国にしてあげることが日本のためにもよくなるということである。

日本人のDNAとなっている対ロ恐怖症、これからつくられようとしている対中恐怖症、こういう病気にかかりやすい根源は何なのかということを検討する時期に来ている。





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Last updated  2011/01/11 03:34:47 AM


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