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岸本元気

親と子のメンタルヘルス研究所 所長

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カテゴリ: カテゴリ未分類
「空が大きく揺れた日」

あたりまえに感じるもの。ふつうにあるもの。

その中にしか 本当は 幸せは 隠れていないのかもしれません。

特別なこと。特別な日。誰にも きっとあるはず。

でも そこにあるのは ごくごく あたりまえにある幸せのかけらが

ある ひとつの拍子で ぽんって感じで表に表れたもの。

家族がそばにいること。

夕食を大切な人と食べること。

水があり そして屋根があり 温かく包まれて 眠りにつくこと。



こころに届く 「声」がある。

あたりまえにあるものが どれだけ 幸せなものか

実は 本当に 僕らが 求め探しているものは

たった これだけのことなのだから。

                         (げんき) 





10月31日
福岡に戻る新幹線に乗る前に 実家に電話した。
ちょうど 博多へ帰る日。
父が 脳梗塞で倒れていた。
命には 別状ないと。
ただ、言葉と手足に障害が残るかもしれないって。



携帯電話の簡易留守電に10月の初めに
父からのメッセージが入っていた。
「元気でやっとうね。 お父さんも元気でやっとうからね」
そんな短いメッセージ。

その短いメッセージを何度も何度も再生して聞いた。



この時くらい 新幹線が遅く感じた日はなかった。



11月2日

思ったより 父は元気で安心した。
ことばも聞き取れるし 手足も 思った以上によかった。
嬉しかった。
僕は 父へ お守りを渡した。
「身代わり地蔵さま」

きっと 大丈夫だ。



11月3日

元気レター

こんにちは、げんきです。
やっと福岡に戻ってきました!! もう冬だよね。
本当に寒くなってきました。
掲示板への書き込み 本当にありがとうございます。

この場所にまた 戻ってこれたことを すごく嬉しく思っています(喜)

また たくさんのお便りを書いていきたいと思います。

そして みなさんのところにも ぜひ遊びにいきますね。

どうもありがとう!!

また これからも よろしくお願いします!!   (げんき) 








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Last updated  Nov 3, 2004 07:23:45 PM
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