宇宙はてない社の原発えほん

宇宙はてない社の原発えほん

2012年12月24日
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≪その2≫ からの つづきです。





このまま、くるまや ひこうきや こうじょうがふえても、

7、このままでは‥.gif


おひさまは いきがつまって、ぐったりするばかり!



8、お日さまはぐったり‥.gif


大量の石油消費は、気象まで変えていきます

1960年とくらべると、現在の日本のエネルギー消費量は、約4倍にふえました。車の保有台数は、実に40倍以上にもなっています。その分、私たちは幸福になったでしょうか? 昔から日本人が食べつづけてきた魚や貝は、PCBや水銀などで汚染され、農作物は農薬づけ、家畜は薬づけにされ、子どもたちへの影響を考えると、心配で食べさせるものもなくなりました。その上、広島型原爆の1000発分もの死の灰がつまっている げんぱつ の事故や放射能汚染まで心配しなければならなくなりました。

1975年度の石油輸入量は、2.86億キロリットルです。通産省の見通しでは、1985年度には5.05億キロリットルにふえることになっています。 げんぱつ が莫大な石油を浪費することはすでに述べましたが、このように大量の石油を燃やしていけば、処理できない廃熱によって、重大な危機がもたらされることが予想されます。

日本のエネルギー消費量は、すでに風や波など、気象に関係している太陽エネルギーの量をこえ、日本全体で平均0.576度Cほど上昇する計算になるそうです。これは世界平均の64倍にもなります。もし、日本がすっぽり閉じ込められた状態だとしたら、気象は全く変ってしまっているということです。

石油がなくなる前に≪汚れ≫でダウンの日本列島

このまま、政府の計画どおりに、石油の消費を10年毎に倍にふやしていったら、日本はいったいどうなってしまうのでしょうか? 際限もなく≪経済成長≫をめざして、農地や漁場は、飛行場やコンビナート、 げんぱつ 用地にあてられ、人々は大気汚染や騒音に悩まされ、静かなくらしをうばわれていく。車はますますふえ、高速道路や新幹線が全国を走り、それでも渋滞がつづくようになる。その間をぬって、危険な核燃料や使用済み燃料をつんだ車がひんぱんにかけぬけていく。

放射性毒物をつんだ車の事故で、都市や住宅地にも放射能がまきちらされ、光化学スモッグの被害は、さらに広範囲にまでおよび、大都市では、真夏でもどんよりと曇り、それでいて灼熱地獄の日がつづくようになる。一年中、窓は閉じられ、クーラーやヒーターがうなりつづけ、子どもたちは太陽の下で遊ぶことを忘れてしまう――このような環境の変化が、人の健康や生態系に与える影響についてはわかっていないことが多いのです。

生物としての自然環境をうばわれて、多くの人が異常を訴え、日常生活にさえ支障をきたすことも予想されます。すでに、東京での年間日射量は、スモッグやほこりにさえぎられて20%もへったといわれます。過去290ppmだった炭酸ガス濃度も、現在では330ppmにもなっているということです。

もともと地球には自然の浄化作用がありました。そのため、長い間、炭酸ガス濃度も一定に保たれてきたのです。けれども、石油を大量に使ってできる廃物や廃熱は、この自然の浄化作用ではとても処理しきれません。もちろん、放射能という汚れも、この自然の浄化作用には全くなじみません。いずれは拡散され、地球にたまっていくばかりです。また、太陽熱利用といっても、たくさんの石油を使い、たくさんの廃熱を出す太陽熱発電所のようなものは成り立たないことになります。







げんぱつから できてしまった どくぶつは、

いつまでたっても きえないし、いまのように

むだなものを どんどんつくっていると、

9、毒物は消えないし‥.gif


きがついたときには あたりいちめんゴミのやま、

なんてことに なっているかも しれないわ。



91、ごみの山.gif


核武装へつながる げんぱつの建設

伊方原発の判決では、使用済み燃料については再処理できると見込みをたてていたのだから大丈夫であると断言されています。けれども、再処理工場では、それまで固体になっている使用済み燃料を酸にとかして、わざわざ扱いにくい液体にして処理します。このとき、えんとつから気体の放射性毒物が大量にもれ、再処理工場では、 げんぱつ の1年分をたった1日で放出することになります。また、たくさんの化学物質を使うため、つねに爆発や火災の危険にさらされます。扱う物質もすべて高い放射能をもっているため、作業はあついコンクリートの壁ごしに遠隔操作でやります。再処理工場の事故や放射能汚染は、世界各国で相ついでおり、民間で操業しているものは現在、ひとつもありません。

再処理によって、使用済み燃料の中からプルトニウムをとりだします。エネルギー収支の面でも、経済的にもひきあわない げんぱつ の建設を強行する裏には、このプルトニウムを使って原爆をつくり、核武装への途を歩むため、ということも多分にあります。また、プルトニウムを効率よく作り出す高速増殖炉が完成すれば、原子の火は永遠だとも宣伝されています。けれども、消費したウランの2倍のプルトニウムができるまで、15年から25年もかかるという気の長い話なのです。何よりも、高速増殖炉はブレーキのきかない、原爆をゆっくり燃やしているようなもので、爆発の危険をたえず伴っています。

今、人類は、何百万年の管理を必要とする毒物をつくりだした上、さらにそれらを再処理によって、より取扱い困難なものにし、おそろしい原爆を世界中にふやしつつあります。日本をはじめ、 げんぱつ を持つ世界各国で、毒物を海や山にすて、原爆を使いはじめたら、一体、どうなることでしょうか?


げんぱつは、浪費社会の頂点をきずくもの

今、東京が大地震にみまわれたらどうなるか? 考えてみると身ぶるいがしてきます。私たちは、日本が世界一の地震国であることを忘れてはならないと思います。世界中で発生する地震のうち、実に15%が日本周辺でおこっているといいます。安全性を優先するなら、日本のどこにも げんぱつ はつくれないことになります。けれども、明日にでも地震がおこるかもしれない駿河湾では、浜岡原発が運転中ですし、伊方原発でも、すぐ近くを中央構造線と呼ばれている地震の巣ともいうべき断層がとおっています。それにもかかわらず、判決では全く無視され、安全宣言がなされたのです。

しかも、原子炉の大事故を防ぐかなめとなるはずの、緊急炉心冷却装置(ECCS)は、実験では完全に失敗しており、実際に作動するかどうか、あやぶまれています。これについても判決では、実験で動かなかったからといって、大事故の際にも作動しないという根拠にはならないと、ECCSを有効なものとしてみなしています。

最近、アメリカで げんぱつ を疑問視する科学者たちが、原子炉の安全性について未解決な問題が少なくとも200以上もあることをつきとめました。そんな欠陥商品が日本に輸出されていたわけです。かつて、アメリカの原子力メーカーは、1年に20~30基も売っていたのに、この4年間、国内での販売はゼロに近いということです。アメリカでは、すでに げんぱつ の新設はむずかしくなっており、運転中のものに対しても差し止める動きさえあります。(消費者リポート 第331号 参考)

このように、げんぱつに関して、どれをみても良いことはひとつもありません。 げんぱつ は、現在の浪費社会の頂点にあり、あらたな差別をうみだすものです。これ以上、子孫に対する犯罪行為を許さないためにも、私たちは げんぱつ の建設と運転をただちにやめさせなければならないと思います。





げんぱつなんか いらないぞ!  ≪その4≫ へ つづく






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最終更新日  2012年12月24日 14時11分46秒
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