SAMURAI SUPPORTER in GERMANY

2006/07/19
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
★この旅を総括して、全角10文字以内で「タイトル」をつけてください。

「感じた越えた確かめた」 
…サッカー/フットボールを楽しむことが身に付いたヨーロッパの人々が集まる大会を 体感したとき、僕はいろんな意味で「国境」を越えた気がしました。 そして、越えたことで、自分がどこで生まれ育ったのか、ということを、ひとりの人間として純粋に確かめることができたような気がしたのです。

★一番衝撃的だったこと(感動したこと、うれしかったこと、かなしかったこと)

「サムライ」を気取った日本代表カラーの青の浴衣姿が、あれほどまでウケるとは! とにかく写真撮られまくり。「一緒に撮って」というおばちゃん、若い女の子、子供に並んで撮らせる父親、海外にもいるカメラ小僧のオヤジ版…などなど、アプローチの仕方もそれぞれ。しかもドイツ人、イタリア人、ブラジル人、オーストラリア人と、まあいろんな国の人から声をかけられた。 でも、興味深かったのは、ただ浴衣を「着ている」だけでは、誰も近づいてこないこと。Uバーン(地下鉄)に乗っていても、街を歩いていても、みんな「ああ、この人にはこれが普段着なんだろうな」という視線で見る。ところが、浴衣姿に、ほんのひとつでも「ワールドカップ」なアイテムをプラスしたとたん、立場は一変する。ちなみに僕は日本-ブラジル戦の時は日本代表のシンボルと日の丸の入ったヘアバンドを付け、イタリア-オーストラリア戦の時はイタリア国旗を振り回したわけだが、そういうアイテムを「提示」することで、僕はたちまちカーニバルのストリートパフォーマーとして扱われることになるのだ。 ご存知のように、今回の大会では「SAY NO TO RACISM」という、人種差別の反対するメッセージが掲げられていた。ドイツの人たち、ドイツに集まった人たちは、僕の浴衣姿も「ワールドカップ」というカーニバルの枠からはずれたところでは、「民族のアイデンティティー」のひとつと見なし、それを尊重しようという意識が、どこかにあったのかも、と感じました。

★お勧めスポット、お勧めの食べ物、お勧めなこと

1 ケルンのビール「ケルシュ」  

ドイツのビールというと豪快なジョッキをイメージしがちだが、ケルンの地ビール「ケルシュ」は、小ぶりで細長い専用グラスで出される。口当たり爽やか。濃厚なドイツビールを期待する人には物足りないかもしれないが、1杯1.5~2ユーロでノドを潤せるなんて最高。ケルン滞在時はいろんなビアハウスの「ケルシュ」にお世話になりました。

2「ニュルンベルガーブラートブルスト」  

今回、ドイツで食べたブルスト=ソーセージの中で一番美味かったのがコレ。名前のとおりニュルンベルグの名物。これが食べたいがために4時間半かけてケルンからニュルンベルグまで行った甲斐あり。私が入った店は「ブラートブルストレースライン」という名のビアハウス。ニュールンベルガーは小ぶり(長さ12、3センチ)なので、この店では6本、8本、10本、12本、20本、というセットがメニューに並んでいた。日本のソーセージよりはるかに「肉」を感じさせる味と舌触り。食欲をそそるスパイスの効かせ方。小食な人でも10本はイケるはず。

★今回のワールドカップで一番印象的だったシーン、カードは?MVPは誰にあげたい?

自分がスタジアムで実際に見た試合の中では「イタリア-オーストラリア」戦が印象的。終了間際にPKもらいにいった「上手さ」はイタリアのサッカースタイルが嫌いな人にはヘドが出そうかもしれないが、あれはある意味芸術的。そして、そのPKを決めたトッティと決めたあとの指しゃぶりパフォーマンスも、いかにもな感じ。 でも、なぜか、大会通じて記憶に残っている選手は、ドイツのオドンコール。後半残り15分ぐらいで出てきて、ちょっと足の止まりかけた相手DFをかきかわすように、右のサイドラインを何度となく駆け上がっていった姿が印象的。ナマで見たわけではないし、調べてみたら、そんなに出場回数も多くなかった。サイド攻撃、という点ではポルトガルのクリスチアーノ・ロナウドが左サイドに張ったときのスピードと切れのほうがずっとスマートなのに、あの、決して華麗ではないサイドの突進は、何だか切なくなるほど記憶に残った。 なぜ、あれが記憶に残るのだろう、と考えた時、自分が日本代表にあの突破を求めていたのでは、と気づいた。後半残り15分で入ってきて、相手のサイドを崩すドリブルでの突破を見せる。…ああ、僕は松井大輔の代表入りを、心の奥でとても望んでいたんだなぁ、と。というわけで、超個人的MVPはオドンコールに。

★現地で見たW杯はどうでしたか。

ワールドカップは4年に一度の「カーニバル」であるということをあらためて実感。 しかも、そこに集う人は老若男女問わず大のサッカー/フットボール好き。 年配の方の多くが66年大会のことを鮮明に覚えていたり、 オーストラリアの女性サポーターが、前回のワールドカップではプレーオフでどんな試合をして負けた、としっかり記憶していたり。もちろん、日本のサポーターだって、「ドーハの悲劇」だとか「マイアミの奇跡」だとか、今回の「カイザースラウテルンの悪夢」だとかを、記憶に刻んでいくんだろうが、それこそ、近所のお好み焼き屋のおばちゃんが「あそこは、アレックスがオーバーラップせな」なんて普通に口にする風景は、まだあんまりないでしょ? でもドイツにはそれが普通にある感じ。

★あなたがドイツで撮った写真の中でベストショット3枚を教えてください。

 「MAY I TAKE A PICTURE?」



「I'LL PAY FOR ALL!」

ケルンのビアハウスでビールを何杯もごちそうしてくれた熟年カップル(夫婦でないところがミソ)と、その場で仲良くなった地元のサポーター

「YOU HAVE A TICKET!?」

ニュルンベルグ中央駅からスタジアム駅に着くまで「なあ、チケット譲ってくれよぉ」と からみ続けたオランダの陽気なサポーター

★帰ってきてなにか変化はありましたか、周りの反応は?(出発前、帰国後)

8年前、フランス大会を観に行ったときは、関空に着いたばかりの僕の姿を見て、妻が「ギラギラしてる」と言いました。そのとき妻が撮った写真を見ても、僕の目は確かにブッ飛んでいました。でも、今回は、すごく平然と帰国した感じです。 たぶん、以前はフランスに行くにあたって「自分もヨーロッパの一員に見られるようになりたい」みたいな「気負い」があって、それが「ギラギラ」につながったんだと思います。でも、今回は「自分はどこへ行ってもやっぱり自分」みたいな感じでドイツに行って、たぶん「サムライサポーター」なんて企画を背負っていったこともあるのですが、「日本人」であることを認識した上での「世界人」であることの面白さ、大切さを、少しは感じることができたのかな、と。 たぶん日本代表のサッカーも「世界レベルに追いつけ」みたいなところから「自分たちの能力を認識した上での世界との戦い」といったところへの成熟が必要なのかなという気がします。

★今回のミッションの達成度は何%?そしてそれは何故ですか。

んー、難しい。 日本代表が決勝トーナメントに進んでいたら、間違いなく100パーセントだったでしょう。 それに、「スタジアムで国際中継映像のカメラに映る」という目標も、どうやら達成できなかったようですし。 ただ、ブラジル戦のあと、ドルムントの駅で、何かの企画で来られていた日比野克彦さんからインタビューされたんですね。日比野さんのイラストによるフラッグに「今の心境を書き込んでください」って言われて。僕は、ひとしきり考えて、「俺は信じ続ける!!」って書いたんです。もちろん、日本代表の可能性を信じ続ける、という意味で。 何と、そのインタビューはNHKの番組の企画だったらしく、僕がドイツ滞在中に日本で放送されていたそうです。日本に帰ってきてから母に電話すると、第一声が「あんた、NHKに出てたで」でしたから。 てなことを総合すると、90パーセントぐらいかな。 あ! 食べ物は、いっぱい狙ってたものを逃しました。実質滞在5日で4試合も観に行ってたら、ゆっくり食事するヒマがないんですよね。シュバイネハクセも本場のアイスバインもケルン名物のハルバーハーンも、6月が旬のシュパーゲルも食べ損ねた。 …ので、それもマイナスで、達成度は80パーセント!

★2010年STAR soccerが特派員を募集したら、あなたはまた応募しますか? また、応募するとしたら今度はどんなことをしたいと思いますか?

もちろん応募します。 もちろん、シード扱いで選考していただけるんですよね? 次は南アフリカです。ワールドカップでもないと足を踏み入れることはまずない国かもしれません。早くも「WIN IN AFRICA WITH AFRICA」というスローガンが発表されていましたが、できることなら、次回は、本大会出場を決めたアフリカの国すべてを経由して南アフリカ入りする、しかも、衣装はもちろん「サムライサポーター」…てなことをしてみたいですね。



今回、特派員の「ミッション」のひとつとして、「様々なサポーターのスナップを撮る」というのがあったのですが、僕は、いきなり「写真撮ってもいい?」と声をかけるのではなく、「暑いねぇ」とか「それ、美味いの?」とか、「今のはファウルちゃうやろ?」と声をかけて、いろいろ会話をしてから「実はSTAR soccerっていう…」と言って、写真を撮る、というアプローチをしたんです。するとね、みんないい表情してくれるんですよね。ワールドカップが、人の心の扉を開く共通の鍵になっていた気がします。 で、面白かったのは、いろんな国の人から「You are honest」って言われたこと。別に普通にしてたんだけど。会話の中にジョークが少なかったのかな?

★他の特派員のblogで一番面白かったのは? そしてどのエントリ?

岸田&重松の『ミーハー上等!』の デュイスブルグのイタリア代表合宿地の模様を音声でレポートした 「岸田特派員から中継が入っております」って回。 かなり想像力をかきたてられました。

★最後にblogを読んでくれた方へのメッセージをどうぞ。

自分が楽しむだけでなく、ドイツに行けなかった人にも少しでもその空気を感じてもらえるように、と考えてレポートしました。僕のブログを見て「4年後は南アフリカに行きたい!」と感じてくれる人がひとりでもいればうれしいです。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006/07/20 01:48:40 PM
コメント(63) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Profile

ドイツ特派員03 脇坂一彦

ドイツ特派員03 脇坂一彦

Calendar

Comments

どぴゅ@ みんなホントにオナ鑑だけなの? 相互オナって約束だったけど、いざとなる…
ボーボー侍@ 脇コキって言うねんな(爆笑) 前に言うてた奥さんな、オレのズボン脱が…
リナ@ 今日は苺ぱんちゅ http://kuri.backblack.net/yt93ikx/ 今…
しおん@ ヤホヤホぉ★ こっちゎ今2人なんだけどぉ アッチの話…
ヒゲメタボ@ クマたんと呼ばれてます(^^; 最近はこれが流行ってるって聞いたので …

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: