「サムライ」を気取った日本代表カラーの青の浴衣姿が、あれほどまでウケるとは! とにかく写真撮られまくり。「一緒に撮って」というおばちゃん、若い女の子、子供に並んで撮らせる父親、海外にもいるカメラ小僧のオヤジ版…などなど、アプローチの仕方もそれぞれ。しかもドイツ人、イタリア人、ブラジル人、オーストラリア人と、まあいろんな国の人から声をかけられた。 でも、興味深かったのは、ただ浴衣を「着ている」だけでは、誰も近づいてこないこと。Uバーン(地下鉄)に乗っていても、街を歩いていても、みんな「ああ、この人にはこれが普段着なんだろうな」という視線で見る。ところが、浴衣姿に、ほんのひとつでも「ワールドカップ」なアイテムをプラスしたとたん、立場は一変する。ちなみに僕は日本-ブラジル戦の時は日本代表のシンボルと日の丸の入ったヘアバンドを付け、イタリア-オーストラリア戦の時はイタリア国旗を振り回したわけだが、そういうアイテムを「提示」することで、僕はたちまちカーニバルのストリートパフォーマーとして扱われることになるのだ。 ご存知のように、今回の大会では「SAY NO TO RACISM」という、人種差別の反対するメッセージが掲げられていた。ドイツの人たち、ドイツに集まった人たちは、僕の浴衣姿も「ワールドカップ」というカーニバルの枠からはずれたところでは、「民族のアイデンティティー」のひとつと見なし、それを尊重しようという意識が、どこかにあったのかも、と感じました。
もちろん応募します。 もちろん、シード扱いで選考していただけるんですよね? 次は南アフリカです。ワールドカップでもないと足を踏み入れることはまずない国かもしれません。早くも「WIN IN AFRICA WITH AFRICA」というスローガンが発表されていましたが、できることなら、次回は、本大会出場を決めたアフリカの国すべてを経由して南アフリカ入りする、しかも、衣装はもちろん「サムライサポーター」…てなことをしてみたいですね。
今回、特派員の「ミッション」のひとつとして、「様々なサポーターのスナップを撮る」というのがあったのですが、僕は、いきなり「写真撮ってもいい?」と声をかけるのではなく、「暑いねぇ」とか「それ、美味いの?」とか、「今のはファウルちゃうやろ?」と声をかけて、いろいろ会話をしてから「実はSTAR soccerっていう…」と言って、写真を撮る、というアプローチをしたんです。するとね、みんないい表情してくれるんですよね。ワールドカップが、人の心の扉を開く共通の鍵になっていた気がします。 で、面白かったのは、いろんな国の人から「You are honest」って言われたこと。別に普通にしてたんだけど。会話の中にジョークが少なかったのかな?