GOlaW(裏口)

2006/03/01
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カテゴリ: 西遊記
 乱れゆく時系列の中。彼らはそれぞれの想いを再び見出す。

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 今回は物語の性質上、あまりツッコミどころがありません(笑)。
 なのでその代わり、印象に残ったり、「いいな」と思うところを上げていこうと思います。

 やっぱり、物語の中に『二重の意味』を込めたギミックを詰め込むって、作者にとってこれほど楽しい事は無いですよね。そして作品を読んだり観ながら、意味を紐解くのも読者や視聴者の醍醐味です。

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★.『尻子玉』と『肝っ玉』

 悟浄が『我々河童族には尻子玉を抜くことが出来ますが…』との一言に、ふと思いました。
 河童は確かに胡瓜を好物とし、『尻子玉』を抜くことも出来ます。
 でも、得意とするのは中国武術じゃなく、相撲です。

 思わず、“悟浄が相撲を取る姿”が脳裏に浮かんじゃいました。

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★.第二話の八戒


 悟空の言葉を再び聞きなおし、改めて『時を旅する自分』の気持ちを見つめなおす八戒。
 『本当は仲間を信じたい』という本音が、伊藤君の表情から強く伝わってきました。
 普段と別人のように(←おい)「いいひと」の表情でしたね。やっぱり『このドラマの八戒』は、誠実な部分を押し出した方がいいんじゃないかな。

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★.第四話の悟浄

 おそらく“悟空にもっともわだかまりがある”のが悟浄だと思われます(←待て)。
 これまでの『ギャグシーン』における、“悟浄に対する悟空の言動の数々”はかなり酷かったですしね(管理人の個人的な地雷レベルもありました)。
 少なくとも“砂の国における悟浄の記憶”は、『お前らも一緒に死んでくれるんじゃなかったのか!?』に尽きるはず(←やっぱり酷い)。

 だからこそ“悟空が悟浄に対する信頼を爆発させる場面”は、カルチャーショックにも近かったのではないでしょうか。

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★.第五話の刺繍

 第五話の感想で私は『主題を強調するためにも、三人に悟空を手伝わせろっ!』と叫んだ記憶があります。
 ですが“刺繍をする悟浄と八戒の姿”に、その思いも少しは報われました。



 …いや、悟浄。それは違いますから。
 先に『肝っ玉』を過去に戻せば、そんなことをしなくても事件は解決しますから(ツッコミ)。

 なんだかこのボケ具合がすごく微笑ましかったです(そしてこの『ボケ具合』が、ラストの“過去の悟空を連れてくる”という無茶にも繋がるわけですね)。


 そしてここの時点でおかしなことが一つ発生します。
『“父親をしていた悟空”と別行動をしていた悟浄と八戒。なのに何故、刺繍の一件を知っている!?』


 恐らくドラマのラストの後、三人は『辻褄併せの時間遡行』に出るのでしょう。
 その時のしわ寄せにより、今度は悟浄と八戒の記憶が矛盾するのだと思われます(既に『牢屋の下り』で、悟浄の記憶がおかしくなっています)。

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★.金魚への思い

 未だに金魚のことが忘れられない悟浄が印象的です。
 いつか、この二人でタッグを組んで戦って欲しいところなんですけどね…。

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★.三蔵の人格豹変

 『透明人間』(日本テレビ系)で主人公『服部半蔵』(香取慎吾君)を顎で使っていた、あの勝気な女記者のままです。あの時の香取君&深津さんコンビもすっごくいい味出してましたね。
 あのドラマを思い出して、すっごく懐かしかったです(←後半の“どシリアスでダークで、SFチック”な展開が大好きだった)。悟空と三蔵の関係性も、何故か違和感を感じませんでしたしね。
「いっそ、三蔵はこのままでもいいかな~」
 そう思っちゃいましたよ(←それはどうかと)。

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★.「お前が食べると、二倍暴れん坊になるから!」

 あの匂いの嗅ぎ方は完全に『猿』でした(爆笑)。
 過去と未来の猿揃うと『猿』らしさが全開でしたね。二人(?)が見つめ合って、猿語(?)で会話するシーンがツボです。
 あんな迫力の猿が二匹もいたら迷惑です。

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★.「今にも悟りを開きそうな勢いね」

 このドラマならではの突っ込みに笑いました。
 元々、道教を極めているはずの悟空です。仏教もきちんと学べば、理論だけはちゃんと飲み込めるはず。
 …この後の『時間修正』で、どこまで知識が残るかは疑問ですが(笑)。

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★.三蔵・八戒・悟浄の活躍

 今回は珍しく三人平等に活躍の場所が与えられましたよね。二話以来かな(←それはそれで問題)。
 やっぱり『仲間が主題』である以上、それぞれが活躍して助け合わないとね。
 そういう意味でも、今回は文句無しです。

 また、各キャラや物語そのものの“はっちゃけぶり”も、すごく良かった。
『どうせなら“とことん冒険して物語を弄”らないと、ドラマの強みも出ない』と思っていましたが、その意味でも合格点…かな?

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★.パーティ分離

 最初の木にくくりつけるシーンといい、『やっぱり仲が悪いんじゃないか…』というギャグシーンは健在ですね(汗)。
 でも今回はそれを差し引いても、仲間の友情を感じられたので良かったと思われます。

 今回は悟空・八戒・悟浄が別れ別れになる理由もしっかり出来ていましたし、その間の行動もちゃんと描けていました。
 その意味ではすごく良かったです(親指を立てる)。

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 本当なら、もう少し『リプレイ』シーンを減らしても良かったかな?
 『春麗の飛び出す映像』などは、削っても全然問題無い訳ですしね。
 その分だけ、新しい映像を取り入れると面白かったと思います。

 また、これまでの不満やツッコミどころ(“『金斗雲』と他のメンバーの速度”など)も解消してくれるかな~なんて思っていたのですが、そこまではちょっと無茶な要求だったかな?
 でも、第五話については、少しは見直しました(←甘々な視聴者)。

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 そして残りは三話。
 最終回のネタバレも少しずつ漏れ出てくるようになりました。…でも、現状のネタバレではラストが全く判断できません。
 それこそ『ボスコ・アドベンチャー』の最終回のようなオチすらありえそうで、ちょっぴり怖いです。そういえば同じく『西遊記』がベースのアニメ『マシュランボー』もバッド・エンドでしたね(遠い目)。

(『ボスコ・アドベンチャー』…管理人が最終回で号泣したアニメ。“”というオチは、子供心にトラウマになりました)


 そのラストに向かい、次回からシリアスな展開も入るようです(←予告からの私感)。
 ドラマ『透明人間』でも“明るいコメディの前半”より、後半の方が好きだった自分。なので、次回にはすっごく期待しちゃいます。
 “同時進行の呪縛”からも逃れた事ですし、これからどんどん視聴者を引っ張って欲しいです。

 公式HPの裏ページなども見つつ、いろいろ想像を膨らませていただきましょう!





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Last updated  2006/03/02 09:03:15 PM


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