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1からの続きです。またまた話は変わるけど、去年ウチの下のチビが公立に転校して初めての3年生でいじめにあった。いじめと言ってもウチのチビが言うには同じクラスの仲のいい友達からお金や持ち物をたかられていたという類いのいじめだった。学校が始まって数ヶ月してからチビの持ち物の鉛筆やノートと言ったものが鞄から消えて、その子から電話が合った次の日の朝には何ドルくれとお金を私にせがむようになった。すぐにオカシイと気づいたのでよく話を聞いてみると『○○がママの誕生日に何も買えないからお金を貸してくれと頼まれた』『学校のイベントで3ドル要るけど○○はお金をもらえないから一緒にイベント参加出来るように○○の分も払ってくれと言われた』などなど。前の学校は私立で(私立の中では学費がかなり安い所だったけど)一応どの家庭もお金を出してより良いものを子供に、という姿勢はあったのでこういったトラブルは一切経験した事が無かった。公立に移って初めての洗礼を受けた訳で、ウチのチビに取っても初めての経験だけどきちんとノーと言えるように育ってもらわないといけない。なのでチビとよく話し合った。チビは友達に嫌われるのを恐れる気持ちと、友達にお金を渡す事が悪い事だと分かっている気持ちの間でかなり辛い思いをしてたようで、その後も続くたかりに対し時にはダメと言えたけど時には黙って自分の財布を鞄に入れてるのを私に見つかり叱られていた。チビ達の学校はとても厳しいセキュリティで親と言えど学校の中を自由に歩くのは許されずに、子供を迎えに行くと唯一開いているゲートを通り決まった一本道の廊下を通りお迎え専用のオフィスに行きサインと迎えの時刻を毎日記入してやっと子供を呼び出してもらえる。なのでそのウチのチビをいじめてる友達には滅多に会う事はないんだけどある日迎えに行って子供がオフィスまで来るのを待ってる間にその子が私の横を通った。ハーイ!と陽気に挨拶して私に抱きついて来るその子に私は『ウチのチビにお金や物を要求するのは一切辞めにしてね。そもそもそれが間違っている事は分かってる?お金が必要なら自分の家族にお願いしなさい。次はアナタの親に連絡するからね。』と言うと本人はきょとんとして『ウチの家族は一切何も私にくれないからお友達に頼んだんだけど?』と言う。各家庭、色々教育方針が違うのは分かるけど、この子は我が家とは一切異なる育て方をされてきて自分がやっている事が正しい事ではないと理解出来ないらしい。更に誕生日プレゼントを買ってあげたいとウチのチビが言うので、プレゼントを彼女にあげたんだけど、何と彼女はプレゼント欲しさに適当に誕生日を作り上げて私にウソを付いた事もある。そろそろ学校に連絡して担任の先生にでも相談しようと思って、ある夜先生に今までの事情を全て書いて送った。そしてメールを送った次の日、担任の先生から速攻で電話があり、私のメールを読んですぐに小学校中高年専門のスクールカウンセラーに転送したから彼女の方から連絡が行くだろう、と言われた。正直、『とりあえず先生の耳に入れておこう』程度の軽い気持ちで送った私は学校側の素早い対応にビックリした。そしてその日の昼前にはカウンセラーから電話が。なんと転送されたメールを読んだ直後の2時間目に、まずはウチのチビを呼び出し話を直接聞き、その後すぐに相手の友達を呼び出しその子からも直接話を聞き、その後ウチのチビと相手の女の子とカウンセラーの3人でミーティングをしたそうだ。『大人の世界に法律というものがあって、それに沿ってみんなが生活しているように、学校にはあなた達に沿ったルールがある。それは一般常識としてのモラルとか集団生活をする上での決まりであって、各家庭の家では気に留められない事だとしても学校生活を送る上では許されない事は許されない。○○がやった事はそういうルールに反するものでそれは間違っている事なので今後一切そういう行動をとる事は学校としては許さない。』というような事を3人のミーティングの中できっちり話し合ったそうだ。同時にウチのチビも誤っていると分かっている事は断る勇気を持つ必要があり、子供のうちにそういう体験をして立派な大人になる勉強をすることでもあるので、これからは断固として断る努力をするように、言いづらかったり困ったりした時には親や私に相談するように、私はトラブル解決を仕事としているプロだからいつでも相談するように、と諭してくれたそうだ。電光石火の対応ですっかり私が感心していると『これで問題が解決した訳ではない。あくまでこれはスタートラインで全く異なる背景で育った子供達が同じ規範に則って集団生活して行くのは容易な事ではない。だからすぐに対応をとる必要があり、取りあえず様子をみるという行動は感心出来ない。悪い事は悪い事という事を教えてあげる事から全ては始まる。特にマイアミは移民も多く、それぞれの親が育った国の異なる習慣や躾が交錯していることもあり、モラルのばらつきは大きい。だからこれで一気にたかりが無くなると考えない方がいい。これからも○○が諦めるか反省するか次のターゲットを見つけるまであなたの子供の様子を注意深く観察して何より毎日の会話からいろんなヒントをキャッチする必要がある。』と私も諭された。その後しばらくたかりは続いたものの、ウチのチビもノーを言えるようになり去年一年の学校生活は無事に終わった。カウンセラーはウチのチビを見かける度に声をかけてくれ、その後3度私にもフォローアップの電話をくれた。向こうの親とも個別に話し合い、私と向こうの親との3人のミーティングが必要になる手前で大丈夫だろうと判断してくれた。何よりもウチのチビがはっきり断れるようになった事は大きく私はスクールカウンセラーにとても感謝している。そして今年度4年生になった時にはカウンセラーの配慮で別のクラスになった。今でも○○から電話がよくかかってくるけどウチのチビは程よく距離を置いて上手く仲良くやっている。さて、再び中学生の男の子の殺害事件に戻ると。日本もこういう専門の人達をしっかりと育てて教育の現場にきちんと置く時代に既になっていると思う。学校の先生は普段の授業だけで一杯である人達も多くきっとそういう子供の世界の学問以外の人間関係や家庭内の事情にまで充分目を配る余裕はないのだろう。引きこもりなども多くなりスクールカウンセラーを配置してる学校も増えてきてると聞くけど、鬱や不登校になってからの精神的ケアをするのではなく、精神科医に紹介するのを仕事とするのでもなく、そうなる前に食い止める事が出来るようにする事が大切だと思う。全部が全部救われる事は無いけれど、今まで無かったものを導入して効果が期待出来るものであれば今から人材を育てないと5年後10年後には間違いなく今より悪い状況になると思う。今回の事件では学校の担任も校長先生もまさかこんな事態になるとは思わず結局無関心でいたのではないのか。別にアメリカのこういうシステムがいいですよ、という訳じゃない。ここマイアミだって高校になると生徒それぞれ卒業率なんてガクっと下がり学校のこういうカウンセラーでも対応出来ない事ばかりだ。卒業率の低いところでは無事に高校を出る割合は60%くらいだそうで、普通の学校でも70−75%くらいだそうだ。それでも私は親として対応しきれない部分はこういうシステムをフルに利用していきたいと思う。何よりも自分のチビ達の成長の為だもの。この無関心は日本人独特の『自己責任』という考えにも基づいている部分もあると思う。ISISに殺害された日本人の人質達に対しても『あんな危険に自己責任で行った方が悪い』と思った人達が多かったんじゃないのか。そもそも『自己責任で危険地に赴く事』と、政府が『海外で危険に晒されている邦人を守る義務』は全く別物で考えるべきだと思う。この話になると書ききれないので今日は辞めておくけれど、要は『不良との付き合いから抜け出せない状況やそこに行き着いたいきさつ』と『(特に義務教育の中で)学校なり地域の機関が危険にさらされている恐れのある子供を救う努力を行う事』も同じように一直線上で考える事を捨てた方がいいと思う。亡くなった男の子のご冥福をお祈りします。
2015年03月03日
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中学生の男の子が殺害された事件の報道を見る度にどんどん気が重くなる。事件の悲惨さや凶暴さだけじゃなくて、今年に入ってから全く登校してなかった事実だとか、次々と元同級生達がインタビューに登場して相談されていたとか殴られてるのは知ってたとか発言している事だとか、学校関係者が『大人に相談してくれていれば、、』と悲痛な顔で言ってる事とか。これだけの事件に向かう前兆があるなかでどれだけの人(特に大人達)が介入して助け出す為に努力したんだろうかと考えると本当に気が重くなる。頭を突っ込んで余計な事に巻き込まれたくないという無関心。まさかこんな事にまで発展するとは思ってなかったからという無関心。中学生の男の子を取り巻く人達の中には何かしらのこういった無関心があったのではと思う。話は全く異なるけど、去年の6月に帰国した時に母を京都へ連れて行った。母、私のチビ2人、私の4人で1泊旅行したのだけれど、帰りに京都駅でホームに向かって歩いていた時の事だった。ホーム沿いに並ぶ柱の陰から急にスーツケースが倒れるのが見えた。進行方向の先だったのでそのまま気になって歩いて行くと柱の陰に年配の女性が倒れていた。点字プレートのすぐ横だったからつまづいて転んだのかもしれない。倒れた女性は起き上がったもののショックで放心状態だしスーツケースも倒れたまま。そして女性は顎を切って血がダラダラと流れている。すぐ横に待合室があったのでとりあえず母とチビ達にそこで待つように言った。急いで女性の所に戻ると『大丈夫ですか?』と声をかけたけど放心状態のまま返事もせずに目も虚ろになっている。もしかしたら頭を打ってるかもしれないと思ったので動かないように女性に伝えてとりあえず駅員さんを探しに走った。スーツケースが柱の陰から倒れてから私が駅員さんを探しに走るまで5分は軽く経ってたと思う。私達が女性の所にたどり着くまでも私が女性に声をかけている間も駅員さんを探しながら時々振り返ってみても誰一人として女性の所に歩み寄る人は居なかった。ホームに血がボタボタと流れているにも関わらず。チラっと見て知らんぷりして通り過ぎる人、目を逸らして横を通り過ぎる人、遠目に見てヒソヒソ話をして指さしていてもそのまま立ち去る人達。走っててなんだか頭に来た。なんでこういう状況でそのまま横を素通り出来るんだろう。隣のホームに駅員さんを見かけたので捕まえて『隣のホームで女性が倒れてて放心状態のまま切った顎から出血してます。多分転んだんだと思うけどショックで答えられないし頭打ってるかもしれないから救急車なりストレッチャーなりお願いします。』と伝えた。その駅員さんはすぐに他の職員に連絡して私と一緒に女性の所に戻った。戻ってみると、相変わらず女性の側には誰もいないしスーツケースも倒れたまま。その女性はボーッとしたまま顎に手をやっているけど指の間からは血がボタボタとホームに落ち続けている。そして相変わらず無関心を装ってなのか本当に無関心なのかそのまま通り過ぎて行く人達。駅員さんが車いすかストレッチャーが来るまで女性に付いていてくれると言うので私はそのまま新幹線に乗った。チビ達は新幹線が京都駅を離れてからもずっと女性は大丈夫かと心配しているので駅員さんが取りあえず医務室に連れて行くと言っていた事と様子を見て必要なら救急車を呼んでくれるから大丈夫だろうと言うとやっとホッとしている様子だった。ふと気がついて隣に座っている母をみると泣いている。一体何があったのかと驚くと『私が立派な大人に育ってくれて嬉しくて泣いている』んだそうだ。母の涙を見て多分親孝行になってるから私も嬉しくは思ったけど、同時に正直違和感もあった。母もその女性を見たけど通り過ぎた一人だったからだ。自分の娘が助けるのに感動して泣くのならどうして自分は大丈夫ですかと声をかける事をしなかったのか。新幹線が名古屋に着くまで私は何度も母に問いかけたくなったけど辞めておいた。親孝行をひっくり返すような言動で母を傷つけたくはなかったし何故母は動かなかったのかなんとなく分かるからだ。母は無関心のグループに居る人だったからだ。今回の中学生の男の子の事件の話に戻ると、テレビに写っている花を手向けに来ている人達、その中でインタビューに答えて涙ながらに『可哀想だ』『こういう事を繰り返してはいけない』『同じ学校じゃないから相談しやすかったのでは』と答えている人達の中で京都駅での私の母と重なってくる人達は私が感じる中では多い。実際自分の生活範囲で起こったらきっと無関心を決め込むだろうけど、その輪の外だから同情し涙を流す。言葉は悪いけどそんな感じを受けるのも事実で、外から見ているとこの『無関心』が日本の至る所を蝕んでいるようで本当にイヤな気分になる。文字数オーバーしちゃったので2回に分けます。
2015年03月03日
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先週、台湾出身の男の子がサロンに来た。台湾での学生運動の一連の報道を見た私が彼に質問メッセージを送ったらすぐに次の日に来てくれた。私がこの運動について知ったのは運動が始まった翌日あたりから台湾出身のお客さんや友達がFBに投稿を始めたからだった。最初は英語でこういう運動が広がりつつあるという説明から始まったけど、学生の子達はすぐに中国語で激しく怒りを表したり賛同する投稿になった。プロフィールの写真も数日のうちに向日葵運動のシンボルイメージの写真に変わって行った。そして日本語でのメッセージもYoutubeにアップされている。http://youtu.be/nCaQJCkt8wk彼から聞いた今回の『向日葵運動』と呼ばれる学生運動の発端は報道で見る通りの『中国・台湾間のサービス貿易協定可決』に反対する学生達が起こしたものだった。反対している点は2つだそうだ。1つは『可決のプロセス』。事前に一切の審査もなく与党の強行決議によって採決された。そしてもう1つは『サービス貿易協定の不透明性』。これは協定自体の内容に反対するという意味も含まれるそうだけど、そもそも協定の内容は殆んど公表されず、調印自体も中台間で秘密裏にされたそうだ。なんだかTPPの過程と同じだよな〜〜と感じた。もちろん根底には中国に『統一』されたくない反対派の危機感もあるそうだ。Pro Chineseと呼ばれる保守派とPro Taiwaneseと呼ばれる革新派は台湾内では半々らしく、かつては随分自らのアイデンティティについて意見が異なっていたものの今では統一を望もうとも望まなくても自らを『台湾人』と呼ぶ人が多いそうだ。立法院の占領の様子が海外ではなかなか中立的に報道されないと彼は言っていた。日本の報道の様子を聞かれたので、ニュースでちょろっと触れる位でクローズアップされているのは占領してるという事実だけだよ、と言うと、彼が先週の時点で見た限りでは占領している学生達を強制排除しようと機動隊が無抵抗の学生に暴力を振るっているという事実に触れて報道したのはBBCだけだったそうだ。先週に起きたこの衝突は政府側がメディアを閉め出した直後に行われて内部の撮影をした学生がYoutubeにその様子をアップし、それにBBCが触れたらしい。ところで台湾のメディアは随分日本とは違うようだ。National(国営)と言わずにState(州営)という英単語を使っていたのが印象に残ったけど、台湾にはこの日本で言う国営に当たる州営のメディアが4局あるそうだ。言論の自由という事に関してはアメリカ以上に自由かもしれないと言っていた。他にもインディペンデント系の局が沢山あり、それぞれのカラーで報道をしているそうだ。学生達が今政府に対して要求しているのは可決のプロセスの公表と協定内容の公表だそうだ。特に協定内容はこれからの台中関係に深く影響するもので条文の公開を求めていくそうだ。話をしてくれた男の子はこの辺りの台湾系商工会の青年部の幹部で全米の幹部会にも欠かさず出席しているのでこの件について在米台湾人からのサポートはあるのか聞いてみた。商工会はビジネスベースなので会としては関与しない方向だけど個人的に支援する動きはあるそうだ。彼も来月帰国するそうなのできっと何か行動を起こすのだろう。台湾で選挙や国民投票があれば飛行機で投票に行くようなアツい人達だから。現在、この向日葵運動のバックアップには台湾緑党がついたらしい。これは結構重要なポイントだと思う。緑党は左派リベラルで色んな国にあるGreen Partyと同じような感じだそうだ。学生運動に政党が絡むと必ずといっていい程政局に利用されちゃうんじゃないかと私が懸念を伝える前に、運動に参加している学生達の中でもこの緑党のバックアップには賛否両論があると言っていた。これまた日本での秘密保護法案や脱原発関連の市民運動に色んな政党が入り込んできていつのまにか論点がズレたり政党同士の勢力拡大に利用されたりするのと同じだ。台湾も日本もそういう点では市民運動はまだまだ若い。結局、1時間タップリ話をしていた訳だけど、彼の声ってよく通るので他のお客さんの反応も様々で面白かった。私のような業種は政治の話は避けるのが基本なのでちょっとルール違反だったのだけど、最初は遠くに座っていたのにいつの間にか私達の後ろに座っていた娘のカットが終るのを待っていたお父さんが居て、私のお客さんが帰った後に私の所に来て『なかなか興味深い話だった』と言うのでよく聞いてみたらベネズエラ出身の人だった。ベネズエラも今若い世代が中心になったデモが広がり各地で政府軍との間で暴力が絶えない。自分たちの国と照らし合わせつつ聞いていたんだろう。かと思うとウチのフロントのガッチガチなアメリカ人の女性は一言『Who cares?』と吐き捨てたのでランチ後私と大口論になった。ネイルをやってたエクアドル出身のお婆ちゃんにも色々質問を受けた。チャイナとハポンの区別もつかない人なのでタイワンというのは未知の世界だったようだ。こうやって興味のある人には知っている限りを伝えてアジアに対しての知識や興味を持って欲しいと思う。彼がやってきた後に、NYタイムズの国際版には学生達が集めた寄付による一面広告が載り、http://japan.cna.com.tw/news/apol/201403290005.aspx向日葵運動に対抗したカーネーション運動も起きてきている。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140329-00000007-ftaiwan-cnこれから運動を維持出来て行くのかどうかは分からないけど、若い人達が国の政治に対し言葉を発し続けるのは支持したいと思う。
2014年04月03日
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Instagramに載せたものですが、そのままこちらにも載せておきます。 ************************************* ベットに携帯とラップトップを持ち込んで夜更かししてた。 そろそろ寝ようかと思いラップトップの電源を切ろうと画面を見ると速報で画面が真っ赤になってた。 地震はよくあるからと思ったけどそれにしても大きい。画面を幾つも開いて日系ニュースサイトとアメリカのニュースサイト、それからBBCやアルジャジーラまで、殆ど眠れずに朝までニュースを追った。 津波の映像は心を抉るものであり、何度も何度もテレビで繰り返されるその様子に日本が無くなってしまうような途轍もない恐怖感を覚えた。 そして福島の原発事故。発生直後にこちらの原発で働く友人に電話し「日本の技術なら大事には至らないだろう」と言われ安心したのも一瞬で次の日に彼から送られてきたメッセージに戦慄が走った。 生まれて初めて心が半分無くなってしまったような不安定な時間を過ごすことになった。 そんな311から3年が経ちました。 復興の遅れや福島で不安と戦う人たちなど、まだまだ言いたいことも沢山あるし、出来ることを模索する努力も続けたいけれど、今日一日は亡くなった方々、残されて懸命に生きている方々を想い静かに過ごしたいと思います。 I was staying up late in my bed with my iPhone and laptop. It was time to go to sleep so I was about to turn off my laptop. Next second, the screen turned red with alerts of the breaking news. It was about an earthquake in Japan. Well, it must be one of those earthquakes hits there once in a while. That was what I thought for the moment. However, the size of the quake was something I never heard of. I started opening multiple windows watching different news sites, from Japanese media, US media, and later from BBC or Al Jazeera or any media I can think of. The scenes of devastating tsunami were on every media over and over. Those scenes scraped my heart and soul deeply every time I looked at them. It was my first time in my life to feel fear, I mean true fear, that I thought I may lose my home country, the place I was born and raised and the place my family makes daily living. On top of tsunami, the disaster in Fukushima occurred. My heart was frozen. My friend in nuclear engineering told me not to worry but he corrected what he told me very soon after. I was very unstable, feeling half of my soul is washed away with the tsunami on the day. A lot of my Japanese friends who live here felt the same. Three years has passed from the day. There are still big struggle in the area to recover and people in Fukushima live in the fear daily. The slow progress of government plan makes me angry from time to time. However, I'll stay calm on 311 with my soul in mourning and grief thinking and remembering the people who were lost and the people who are left and live their lives for the loved ones.
2014年03月11日
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携帯からチマチマとアップしてる。ちょっと退屈なので。 実は今、マイアミ動物園に隣接してる「鉄道博物館」に来てる。年に一度、リアル機関車トーマスが2週間ほどやってきて、今日は上のチビが友達とボランティアに来てるから、その付き添いで私は敷地内に居るわけだ。 朝8:30にやってきて今で4時間経過。最初の1時間はチビ達が初めてのボランティアデビューでガッチガチになってるのをちょっと離れた所から見てケラケラ笑っていたんだけど、慣れてきたチビ達はわりとそつなく仕事をこなすようになり、私はちょっと時間を持て余している。 上のチビは6年生でこちらでは中学校の最初の年になる。学校の必須過程のなかに「コミュニティサービス」というのがあって、これは地域に貢献するボランティア活動にあたる。今年から初めての経験なので何をどうしたらいいのか分からず、この鉄道博物館のボランティアは私がネットで見つけたものだ。同じく全く自分で何もしてないチビ友も連れて先日は今日のためのオリエンテーションにも来た。仕事のリストの中から自分が出来そうなことを子供達が選ぶ。チビ達は「とにかく簡単な仕事で屋根の下で暑くないこと」を基準に今日やってる「トーマスと一緒に写真を撮る人たちが並ぶ行列の整理」をしてるんだけど、結局このイベントのメインはトーマスであり結果一番人が多く集まる場所を自ら選んでしまったようだ。 いつもはほとんど無人状態のこの博物館もトーマスのイベントの時は人でごった返している。 ゲートから入場すると真っ先にほぼ全員がトーマスが停まってるプラットホームに直進してきてとりあえず一緒に写真を撮る列に並ぶ。すぐ後ろには列車に乗る人たちが乗車するための別の行列もあり誘導する方も大変そうだ。 最初は最年少ボランティアのチビ女2人はモジモジしつつ後退して列の後ろのフェンスまで人を避けて後退りしてた。でも人手が増えるにつれ今度はフェンス越しにたくさんの家族連れの質問責めに合う。 結局、どれも似たような質問らしくチビ達も応対パターンを幾つか身につけて結構そつなくやっている。 トーマス列車が人を乗せて発車する度に列車が戻って来るまで休憩時間をもらってトイレに行ったり何か食べたり。 その間もスタッフTシャツを着てるのでいろんな人に捕まっている。 一度だけこの博物館にはトーマスに乗りにチビを連れて来たことがある。3歳だったか4歳だったか、下のチビが一緒だったかどうかも覚えてない。それほど昔の話だ。 今こうやって、その時のチビが大きくなって6年生ボランティアでイベントの手伝いに来てる。なんだか感慨深いよなぁ。 とにかく人見知りも激しいし自分から知らない人に話しかけるのも辛いような性格のチビ。私がくっついてるとかえってプレッシャーになるので似たり寄ったりのチビ友と一緒に放り出して遠くから見てるけど、なんとなくなんとかなっていく年齢になっただなぁと感慨深い。 ここの博物館は7年生からのボランティアを受け入れてるんだけど問い合わせたところ「親が万が一の場合に備え責任者として敷地内に居ればいいでしょう」との事で入れてもらった。 この歳からこういう経験をするのは貴重であることは言うまでもなく、それが「無償でコミュニティのために奉仕して人の役に立つ」という事がポイントでもあるんだろう。 あれだけ嫌がってたのに嫌がりつつも卒なくこなしてるチビを見て来年もここでやらせようと密かに心に決めた。年々必須ボランティア時間が増えて行くので「経験済み+新しい体験」というパターンで毎年いきたい。 今年は私が勝手に選んでブーイングの嵐だったので来年は何か自分で探すだろう。 待ってる間に私もボランティアしようかと思ったし博物館の人から誘われたけど、最初の数時間は戸惑い必死なチビ達を見ていたかったから辞退した。時間余るので来年は私もボランティアしようっと。 ちなみにこの実物大機関車トーマスは良く出来ている。昔からそうだったのか全然覚えてないけど表情だってちゃんと動くのでリアル過ぎて怖いと泣いてる子供もいた。笑 下のチビは家でダンナと留守番してて退屈なのと寂しいのとで何度もFaceTimeしてきてるし。 トーマスのリアルさも家にいるチビの顔を見ながら話ができるのも何だかテクノロジーって凄いなと感心させられる。 とりあえずお腹空いたので何か食べることにする。
2014年03月03日
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なにやら今朝ツイッターで下村文科相が『お台場にカジノを構え年二千万人集客を』というような内容のコメントを発表したらしきツイートを見かけた。私は東京在住どころか日本在住でも無いので、お台場というのが具体的に東京の中でどういう地理的位置にあるのか分からないんだけど、わざわざ東京にカジノを持ってこなければならない程、東京はもうダメになってしまったんだろうかと不安になる。ちょうど去年の年末にラスベガスに行ってきた。前回行ったのは15年くらい前だと思うけど、街の様相が随分変わっているのに驚いた。そもそも大学生の頃はロスに住んでいたしラスベガスで働く友人が居たので週末暇になると『朝ご飯でも食べにいくか』という軽い気持ちで夜中に車を飛ばして遊びにいったりしたのだけれど、あの頃のラスベガスと言えば『ギャンブルの街』一色でまず子供連れなど目にしなかった。一番最後にいった時もまずカジノの近くで子供を見た記憶が殆どない。ところが今回、久しぶりに行ってまず子供連れの多さにビックリした。そして何よりも私がショックを受けたと言って良い程ビックリしたのは子連れでカジノを横切る事が出来るようになっていた事だ。別にどうって事無いでしょ、と思う人も多いと思うけど、かつてのべガスは子連れはホテルの中でもカジノの入り口に近づくと入り口に立っている警備員にいちいち止められてカジノの向こう側に行きたくても迂回していかなければならなかった。そんなべガスの時代の方を良く知っている私はチビ達を隣のホテルに連れて行こうとした時に、警備員に『隣のホテルに行く通路ってどこ?』と聞いたら『ああ、カジノを突っ切って行った方が近いからどうぞ。』と言われ驚いた。『え。私子供連れてるんですけど。』とチビを指差すと怪訝な表情をされたので『前はカジノって子供が入るのは禁止じゃなかった?』と聞くと、いつの話をしてるんだと笑われた。そのかわり、立ち止まったりスロットマシーンの椅子に座ったりしてはダメだそうだ。つまり、ホントに歩いてスルーして行くのはいいですよ、という所までべガスのカジノもファミリーフレンドリーになったようだ。そんな訳で隣のホテルにある水族館にチビを連れて行く為にカジノを横切ってみた。チビ達は8歳と11歳なんだけど、初めて見るカジノの『大人の雰囲気』に大興奮でスロットマシーンが覗きたくってしょうがないようだ。まっすぐ真ん中の通路を歩けというのにあっちにフラフラこっちにフラフラと立ち止まろうとするのでその度に近くにいる警備員がチラっと私に視線を投げ掛けてくる。スロットマシーンがやってみたい、出来ないならママがやってるのを見てみたい、スロットマシーンに座って写真が撮りたいと言うチビ達に『これは大人が賭け事をする場所で成人しないと参加出来ないから未成年は通り過ぎるだけしか許されていない。』という事を説明し、毎回毎回カジノを通る時は『ひたすらまっすぐ歩けー』と号令かけつつ通り過ぎた。ラスベガスに今回到着してすぐ驚いたのは飛行場から見えているストリップに大観覧車がドカーンと出来ていた事だ。あ〜、べガスもファミリー中心のエンターテイメント都市に変貌するのかな〜と思った。タクシーの運転手でかつてホテルで働いていた人に話を聞くと、更地にしてあった結構な広さの土地にはホテルではなくアミューズメントパークが出来るらしい。彼は20年程前に名前は失念してしまったけど当時人気のあったホテルで働いていたそうで当時の話を色々してくれた。バスケのチームが旅行に来て『部屋の中にあるバスケットコート』で試合したり、どこかの大富豪がやってきて『部屋の中にあるボーリング場』で愛人勢揃いでボーリングしたりと毎日浮世離れした日々を過ごす人達を見てきたそうだ。今こうやって私達のような家族連れが来れる街になったけど、これはカジュアル化してると思うかと聞いてみると、訪れる人数は増えていてもギャンブルでべガスに落ちるお金というのは減っているのではないかと言っていた。それがゆえに家族連れや若い大学生を呼び込んでギャンブル以外の食事・ショッピング・クラブ巡り・べガス近辺のツアーなどで稼がないとギャンブルだけで生き延びて行ける街ではもうないのではないかと言っていた。ラスベガスは最初からギャンブルの街として作られた訳ではなく、モルモン教徒に発見されゴールドラッシュの中継点となりフーバーダム建設により戦争中は軍事施設や各実験施設が出来、初めて今のようなホテルが建ちだすのは戦争が終わってからだ。当初関わったマフィアがビジネス広げるにはラスベガスのような人里離れた砂漠のど真ん中という地理的条件は好都合だったのかもしれない。べガスに飛行機なり車なりで行った事がある人は地理的にべガスがどのような場所にあるかご存知だと思う。街からちょっと出てみるともうこんな景色ですよ。周りにはとにかく何もない。人も住んでなければ建物も無い、とにかく広大な砂漠があるだけだ。同じように現在はべガスを抜いて世界一のギャンブル都市となっているマカオも島で他の場所から完全に隔離されている。カジノというものはアトランティックシティのような例外を除いては、このように僻地にあるものが多い。私はそれでいいと思う。ギャンブルしたかったら出来る場所に行けばいいだけで、どんどん増やす事はないと思う。さて東京に出来るカジノというものはどんなものなんだろう。元々狭い土地に商業施設や住宅地がひしめき合っている所にカジノをもってこようとしている訳で、アジアにはすでにマカオというラスベガスを超えるようなギャンブル都市があるのに、一体どのくらいの規模のものをどういう制限を持って作るというのだろうか。そもそも東京ってギャンブル場がなくても十分魅力的な訪問地だと思いますが。行った人達に聞いてみるととにかく高層ビルや下町やお洒落なショッピング街や皇居やお寺がごちゃごちゃになってて不思議な感覚がいいと言う。そして何より綺麗で安全だと。ちなみに私のお客さん達に『東京にカジノが出来たら行ってみたいと思うか』聞いてみたら、反応ってマチマチだった。中国人の富裕層の人達はやはりマカオを超える豪華さがないと魅力が無いと言う人もいたし、そもそも東京にカジノのイメージって持ちづらいそうだ。パチンコは知ってる人や日本に行った時に行った事があるという人も結構居たのだけれども。留学で来ているアジアからの学生達は日本に親と旅行に行く時に自分が買い物している間、両親をカジノにおいておけたら便利、という程度の感覚だった。きっと東京の片隅にしょぼいカジノを作ったとしても、利権が一部の人にたっぷり入るだけで、観光客もパラパラ行くんだろうけどそれ以上に主に東京に住む人や他の都市から東京に遊びに行く日本国内の人達が一番お金を落とす事になりそうな気がする。百歩譲ってもしどうしてもカジノを作らないと観光客も増えなければ財政的にも危ない、なんて事になってるのであれば、それこそ復興を目指す被災地にでも持って行ったらどうなのか。土地は十分にあるしインフラ整備もあっという間に整いそうだし雇用も産まれて人の流れも産まれて万々歳じゃないか。ちなみにべガスのストリップをブラブラしていてチビ達が驚いてたのはホームレスの多さだった。ストリップの各交差点は交通量が多いので全て歩道橋が架かっていて歩行者はみんな道路の上を渡るのだけれど、この歩道橋はどこもかしこも橋の両側にホームレスがずらっと並んでおり、ホームレス達の真ん中を歩いて行くかんじだった。救急車に運ばれて行く動けなくなったホームレスも見た。全米各地にホームレスは沢山居るけど、普段自分が歩く道沿いにずらっと並んでいるという場所はそれほど無いのではと思う。カジノといってもただギャンブルだけじゃない。アルコールだってつきものだしお金の集まる所には必ずドラッグもついてくるだろう。政治家の、それも文部科学大臣が『是非東京にカジノを』なんてどういう根拠で言うんだろう。日本は他の国と違って、ただちょろっとギャンブルに訪れてお金を落として帰ってくれる人だけが集まって間違ってもドラッグやマフィアが入り込んでくる訳は無いと思っているんだろうか。それともお金が入ってくればその周辺に住んでいる人達はどうでもいいんだろうか。文部科学省って青少年の健やかな育成を云々という所かと思っていたけど、そうでもないようですね。ちなみにマイアミもカジノが出来るという話が何年も前に持ち上がった。こんな凄いものがマイアミビーチ沖に出来るという話だ。確か、シンガポールかマレーシアの華僑系のデベロッパーがやるような話だったけど、マイアミビーチやリンカンロードやベイサイドといった海沿いでビジネスを持つ人達は一斉に反対の声を挙げていた。だってあんなものが出来れば今までの観光エリアは素通りしてみんなそちらへいってしまうだろうし多大なダメージを受けるだろう。反対の署名活動があって、私も何年も前にした記憶があるんだけど、あの話はそれ以降どうなったんだろう。トンネル工事が去年終っていたから着々と進んでいるんだろうか。マイアミ在住であるといってもウチは西の端に近く、ビーチまで行くには車で1時間程かかる。遠いといってもやはりビーチにカジノなんて要らないな。ビーチから公海まで出てるギャンブル船だってあるし、逆に西へ車を飛ばすとインディアン居住区にカジノがある。このインディアン居住区のカジノはネイティブアメリカンのインディアン達の貴重な収入減となっているんだけど、こっちも影響を受けるだろう。アメリカのマリファナの合法化に関しても同じ事が言えると思うんだけど、すでに合法化してる州があるんだからそれをわざわざ全米に広げて行く事はないと思う。マリファナ吸いたい人達がその州に引っ越せばいいじゃないかと思う。そもそも大統領自身が『娘には勧められない』とハッキリ言っているものをあちこちで合法化していいんだろうか。文科相の下村さんにお子さんがいるのかどうかは知らないけれど、もし自分に小さい子供が居てその通学路の近くにカジノが出来るとしたらやっぱり良い気はしないのではないか。日本はパチンコと競馬と競輪とボートで十分だと思うんですけど。
2014年02月04日
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ブログも放置しっぱなしだし、ということでチビの塾待ちの間に初の挑戦で携帯からのアップに挑戦している。既にこの一文を打ち込んだだけで辞めたい気分なんだけど時間はたっぷりあるので頑張ってみようと思う。さて一昨日オバマ大統領のState of the Unionを見た。実生活に直結してるのはやはりオバマケアなど国から受けられるベネフィットについてや移民法などなんだけど、普通に生活してる限りなかなかこういうベネフィットや法の変更は情報として身近に存在しない。オバマケアはウチみたいな必死に働いて生活を維持してる中流階級層にはあまり関係ないのかと注意も払ってなかったけど意外と対象範囲が広いとの事でこの前の月曜日に今入っている保険会社に聞きに行ってみた。アレックスというおじさんが担当してくれたのだけど、一昨日のインカムを伝えると十分対象範囲になるとの事。手続きは簡単だしドクターも変える必要もないし申請手続きもやってくれるというので仕事が休みだった今日、家族全員のSSN(国民登録番号)や2013年の税金の書類を持って行ってきた。さて、ここまでがiPhoneで頑張って打ち込めた部分。。。あっさり挫折し帰宅したのでここからはラップトップで。保険会社のオフィスに行ってみる。以後はアレックスとの会話:アレックス『で、ハズバンドとも相談してオバマケアの申請をする事にした?』私『ドクターの変更やプランの変更は無いんだよね?』アレ『いや、実は今君たちが入っているプランは今年の夏頃には無くなるから新しいプランに入り直さないとダメなんだよね。』私『あ????一切変更無いってこの前言ってたよね?』アレ『プランは変わるけどドクターを変えなくてもいい新しいプランを選べば今までと同じドクターに通えるという意味で言ったんだよ。』この辺ですでに私のアレックスに対する信頼度は限りなくゼロになった。マイアミ人の『ノープロブレム』は半分しか信じちゃいけないと普段から決めているけど、それを除いても前回彼は私に一切変更しなくて良しと断言したのだ。基本私は普段から保険や銀行や弁護士などのオフィスに出かけるときには会話を全てiPhoneに録音する事にしている。今までにあまりにも『言った言わない』のトラブルにぶち切れた経験があるからだ。うっかり前回は忘れてたらやっぱりコレだよ。私『じゃあとりあえず私達には今のプランを継続するというチョイスは夏以降は無いわけね。』アレ『だから早速オバマケアの申請をしてキミの家族にぴったりの新しいプランを探そう。』私『ちょっと待って。新しい各プランの毎月の支払額を全部出してくれる?』アレ『オバマケアに申し込みたい場合、先に申請して政府から幾らの控除が貰えるか正確な数字をだしてからじゃないと毎月君たちの支払いが幾らになるかは正確には言えない。』私はオバマケアに申請するかもと思った時点で政府や他のウェブサイトでオバマケアの一般知識と今入っている保険会社が一昨年のインカムをベースにすると幾ら程控除になるのかは予め調べておいた。これもまた今まで無知だった故にあれこれ吹っ掛けられた経験があるからだ。。。私『じゃあ、オバマケアの控除無しでの金額を全部だしてくれる?』アレ『え、控除無しだと高く感じると思うけど、、、ゴニョゴニョ』結局、政府の控除無しで今の保険会社の新しいプランに入る場合、アレックスにしぶしぶ出させた全プランの数字によると、一番安いプラン(つまり月々の支払いは安くなるが自己負担は多くなる)で毎月1300ドル。一番高いプランで月々2000ドルだった。 そして私が下調べした一昨年の収入をベースにした控除予定額が月400ドル。去年の税金はまだやってないけど共働きの我が家のインカムは一昨年よりもちょっと上がったので控除額は確実に減る。私『(かなり不機嫌に)ってことは、確実に今払ってる額よりも高くなるけど自己負担は上がるってことだよね。』アレ『イヤ、まだきちんと申請してないからもしかしたら思ったよりも控除額が増えるかもしれない。とりあえず今日申請してだね、、』私『ちなみに私は一昨年のインカムでの控除予想額は政府のサイトで出してるんだけど、インカムが上がってるから確実にその数字よりは減るよね。』アレ『え、、、控除予想額って幾らだったの?』私『400ドルだったんだけど、インカムベースの控除だから200%400ドル以下になるから一番安いプランでも今より高くなるって300%確実だよね。』アレ『いや、その、とりあえず申請を、、。』私『こういう説明は前回私が来た時にしておけばお互い時間を今日無駄にする事はなかったよね。アナタが私だったら300%今より高くなって内容が落ちるプランに変えないよね。』アレ『いや、その、、、、』現在我が家の健康保険料は月々890ドル。以前はもっと高く1000ドル越えてたけどあまりにも家計を圧迫するから自己負担額を思い切って増やして月々の支払いを抑えている。で、結局もちろんオバマケアの申請は辞めてチビをその後迎えにいった。それにしても月に2000ドルって。月に20万円健康保険に払うんだよ。でそれでも何か大きな病気した時はアレは保険が利きません、コレも利きませんと請求書がくる。ウチのチビが鼻のポリープの手術をした時は自己負担が7000ドルを越えた。保険が利いてコレだ。結局、保険会社のオフィスを出てすぐチビのドクターと私達のドクターのオフィスに電話して今受け付けている保険のリストをメールで送ってもらった。どちらのオフィスも電話に出た人が『あ〜オバマケアで高くなるの?もしかして』と言ってた。ウチだけではないようだ、おなじ作業をしてるのは。当たり前ながら。今の保険会社は夏までに確実におさらばになるので、出来ればドクターを変わらなくていい保険会社を探したい。もしその保険会社がオバマケアに加盟してるなら控除額は調べるけど、今日得た感覚ではどこの保険会社も似たり寄ったりで、オバマケアの施行を境に一気に保険料のつり上げが始まるのだろう。ちょっと前に楽天市場で『楽天優勝セールで値引きするから元の値段をあげちゃえ』事件と全く同じだ。きっとオバマケアに入らない方が家計の負担がマシなんだろう。ウチの共働きの収入って、ホントに中間層ど真ん中なんだけどな。こういう必死に働いて税金を払い子供の教育に使ったりわずかに貯金したりビジネスを始める時にした借金を返したりしてる私達のような自立した層が一番わりにあわない。State of the Unionでオバマ大統領が『全く新しいマイIRAという年金のシステムを考えている』と言うのを聞いた時は、嬉しくなったけど、今日の体験から考えるときっとこれも私達には何のヘルプにもならなさそうだ。中間層って生きていくのが一番大変な時代だな。アメリカもきっと日本も。ため息の出る一日でした。
2014年01月31日
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橋下さんがまた爆弾発言をして注目を集めている。維新が注目を浴びなくなってきたから寂しくなって突拍子もないことを言いメディアの注目を集めて喜んでいるんだと思うけど、政治に関わる者として個人の見解が国を代表してしまう場合もあるということをちょっとは自覚して欲しいと思う。そもそも国内でしか通じないようなメンタリティを平気で他国に押し付けようとするのは政治家という立場以前に一般常識に欠けていると思う。それもですよ、男女平等をうたっているアメリカ政府、女性兵士も最前線に出すことを数ヶ月前に正式に決定したアメリカ軍に対して、『沖縄在住の米兵達はもっと日本の風俗を利用するべきだ。』って平気で言っている。この人は常識が無いだけではなく、国際的感覚が無いだけでもなく、対話している相手の国についてあらかじめ勉強すると言うこともしていないであろう無知っぷりを『自慢げに』披露出来る特殊な精神状態の持ち主と言わざるを得ないと思う。従軍慰安婦についても一夜明けて今日のTwitterでは、で、何が言いたいの??と頭をかしげたくなるツイートの連続だ。昨日の発言がここまでブーイングを食らうと思っていなかったのか、ブーイングが来るのを想定して昨日既にした書きしていたツイートなのか知らないけれど、オレって上手にまとめるぜって本人は思ってるのかもしれない『風俗業の女性に失礼だ』という見え見えのすり替えになっている。私は政治家になってからの橋下さんが好きではないのでこういうツイートを見ると一層カッカしてしまうんだけど、この橋下さんの一連の発言は橋下さんだけがオカシイのではなく、これまた頭に来た『女性手帳』などというものを平気で作ろうとする動きと実は根っこの部分でしっかり繋がっているのだと思う。戦後新しい憲法が出来、女性の代議士も登場するようになったはいいが、元々はアメリカの監修の元進められた動きであり、法が変わろうがどうしようが世の中の男性のメンタリティというのがどの程度そういう動きについて行けたのかと考えると若い世代は別としてかなり懐疑的だと思う。そしてそれは戦後60年以上たっても続いているものであり、特に政治の場では色濃く変わらぬメンタリティを受け継いでいると思う。言葉悪く言えば『戦地ではお国の為に命をかける兵士の性欲の処理、生活の場では子供を産む道具』であった60年前の風土は、男女平等となった今はおおっぴらには出てこなくとも国の政策の一端や政治家の発言の端々に今でもチョロチョロ見え隠れしてるということだ。ことわっておくけど、私は別にフェミニストでも昔のWomen's Liberationでもなんでもない。ただ、女性がこんな言われようをされるのも、女性手帳なんてくだらない物を持たされるようになるかもしれないのも、普通にバカバカしいと思うし頭にくるだけだ。少子化によって将来もたらされる日本の破綻を防ぎたいのなら政府がやることってもっと違うことがあるでしょう。危機感だけは持ってる様子は伺えるけど、なぜ根本的な理由や問題をもっと掘り起こして正面から向かうことをせずにとりあえず形だけ整えたように見せて終わりにしようとするんだろうか。何故、少子化が止まらないのか。子供を産んで育てたいと思う希望よりも、産んだことによって女性個人が失うものが大きいからだ。そしてそれは子育てによって自分の時間が無くなるといった自己中心な理由ではなく、産んでしまったらその後仕事に戻れない、という恐怖感だ。更にそういう恐怖感の背景には『自分のやりがいを失う』という精神面の問題だけではなく、生活コストが上がって来ている上に三世代で住むことも無い若いシングルファミリーが多い現代においては『共働きじゃないと生活出来ない』という切迫した理由もあるはずだ。目指すべきは『出産育児と仕事の両立』であり、そのための託児所や保育園の整備である。月に何万円かの手当なんて全く必要ない。そんなの自分たちで稼げばいい。逆に、月に数万円あげるからもう一人産んでくれって言われても、はいそうですかじゃあ産みますって人は少ないと思う。幼稚園が文科省で保育園が厚生省だっけ、まずはこれを一元化しないとお話にならない。最近、民営化への動きのニュースを時々目にするようになったけど、それ以前に一元化する法改正とか進んでるんだろうか。いまと変わらないままただ単に民間に丸投げしても結局働きながら子育てしようとする家庭に経済的な負担をかけるだけで全く少子化克服への道へは程遠い。ちなみに私達には10歳と8歳のチビが2人居るけど、チビ達を産むことによって仕事を辞めるというのは最初から考えたことも無かった。アメリカに住んでいることと職業が美容師ということが大きな要因だったと思うけど、妊娠中も日本だと出産の数ヶ月前から産休に入る事も多いらしいけど、『え、妊娠って病気じゃないのになんで休むの?なにか妊娠のトラブルでも?』という土壌なので、早めに産休に入る理由が無い。だいたい、お客さんだって『もしまだ産まれてなかったらカットしてね。』ってなもので、予定日まで予約が入ったりしていた。結局、上のチビが産まれる1週間前まで、下のチビは産まれる3日前まで働いた。破水したりしたらここから病院に誰か連れて行くからとゲイのオヤジカップルのオーナーに言われて、入院バッグは毎日サロンに持って来ていた。出産後も戻ってくるのが当たり前、ということで、出産後2週間頃から一体いつ復帰するんだと急かされる中、お願いして1ヶ月は産後休みを貰ったけど、その後は仕事に復帰。子供を持つ前はフルタイムで夜遅くまで働いていたけど、出産後は今に至るまで週に4日(結局、お客さんのスケジュールの都合で休日出勤も多いけど。)朝早くから夕方まで働いている。普通、どこの義務教育の教育機関でも朝は7時から始業時間まで、午後は授業が終ってから6時まで、学校内でスタッフが子供を預かってくれる。公立、私立に関わらず、これには料金がかかる。毎日チビ達を学校に送って行き、仕事に直行し、終ったら速攻で迎えに行き、帰宅後キッチンに机を持って来て宿題見ながらご飯を作り、あっという間に一日が終る。こちらの友人達はベビーシッターさんを雇ってる人が多いけど、ウチは最初に雇おうと思わなかったのでずっとそのまま続いている。仕事が休みの日もなんだかんだとチビ学校のボランティアに行ったり仕事の講習会があったりで忙しい。それでもこれが普通なのでこんなものだと思っている。仕事は続けたいというのもあるけど、ダンナも自営業なので高額の健康保険や家のローンもありやはりダブルインカムじゃないと大変だと思う。ごくごく一般的な必要性にかられた生活してると思う。唯一、日本のニュースをみたりして私は恵まれていると感じるのは絶対に子供を預ける場所は周りにたくさんあると言うことだ。上のチビが産まれて初めて預ける事になったとき、初めての経験なのでとにかく片っ端から家の近所にある託児所のリストアップをしてしらみつぶしに訪ねて最終的に絞り込んだ。リストアップしたのは12件ほどあったと思う。言葉の壁(マイアミの場合はスペイン語)にぶつかり絞り込む過程で悩んだけど、結局オールスペイン語の託児所に幼稚園に通う歳まで2人とも預けた。日本の場合、預けるところが無い場合は:*近くに親が居たら親に預ける*仕事を諦めるこの2つしかパッと浮かばない。人に迷惑かけるか生活レベルを落とすか自分のキャリアも諦めるかしか選択肢が無いなんて、こんなネガティブなイメージの出産子育てってやはり躊躇してしまう部分がある。子供を産んでみて人生がすごく(大変だけど)豊かになった私はとても悲しい現状だと思う。頭ゴッチゴチの政治家のみなさんには『女性の社会進出の奨励』と『少子化対策』というのは今のままだと100%同時に実現出来ないということを分かって欲しいと思う。女性手帳ってなによ、それ。若い頃から『適齢期に産む啓蒙』を行うらしいけど、産んでも仕事も続けられないような社会で誰が産みたいと思うのか。何故、みんな高齢出産になるまで出産を考えられないのか、その意味を考えたことがあるんだろうか。手帳を渡したから後は女性の責任で、って丸投げしているだけにしか私には見えない。この手帳に関する少子化タスクフォースとやらの会議でこんな無責任な手帳が『特に反対意見も無く』作られる方向に向かっているのは信じがたい。ここ数日、これまたニュースで見るけど、卵子のドナーに関する法改正も同じ流れの中にある。サラっとさりげなくニュースで流れてるけど、高齢出産で卵子の老化で妊娠出来ない人にも妊娠出来るようにするから産めということも含まれているんだろう。もともと卵巣に問題があり妊娠出来ない人にとってはこれとない朗報であるが、そういう風に報道される裏側に隠れていることにも目を向けた時に見えてくるものって『なにか違うんじゃない?』という違和感がある。慰安婦問題、風俗に関する問題発言、女性手帳、卵子ドナーの法改正。全部横に並べてみるとなるほどね、と思う。次世代の政治家になるとちょっとは変化があるんだろうか。その頃には少子化対策はすっかり手遅れなんだろうな。2050年まで持つんでしょうか。日本は。
2013年05月14日
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ロスでの仕事を辞めてマイアミに移った頃の私はとりあえず大学に編入し日本食のレストランでバイトしてた。コーラルゲーブルスという場所にあったそのレストランの前にはホテルがあって沢山のオフィスもそのホテルに入っていた。なのでレストランのランチタイムはいつも忙しくて店の入り口は待っている人で一杯だった。ある日、そんな忙しいランチタイム中に一人の男性が待ってる人達をかき分けてズカズカとウェイトレスだった私の所へやって来た。『I need a table right now.(すぐにテーブルを用意しろ)』『I'm sorry, these people are waiting ahead of you. But some tables are ready for checks so you won't wait more than 5 minutes. (申し訳ありません、ここに並んでる人達はアナタ達より先に来て待っています。でもいくつかのテーブルがお勘定するようですから5分もかからずに空きますよ)』『You are asking me to wait???? Do you know WHO I AM???? (オレに待てって言ってるのか?オレが誰か知ってるのか?)』、、、、、、、、。(←私)この時点でカッチーーーーーーーーンと来た私。どんなエライ人だろうがセレブだろうがキッチリ待ってもらおうと心に決めた。ズカズカと人を押しのけて入って来て大声で暴言を吐くこの男性の周りのテーブルに座っているお客さん達はすでにシ〜〜ンとなっている。『Sir, I'm sorry I don't know who you are and it really doesn't matter to me, so please wait 5 minutes and we'll get you a table after those people are seated. (お客様、申し訳ありませんが私はアナタがどなたなのか知りませんしぶっちゃけどうでもいいと思います。申し訳ありませんがあと5分待って頂いてあちらのお客様達を先にテーブルにご案内してからお客様を案内させて頂きます、)』、、、、、、、、、!!!(←周りの人達)え、、、、私、なんだか間違えてる??一瞬、男性と私が立っている周りのテーブルの雰囲気がヒヤリとして、初めてカッカしてた私に周りを見る余裕が出来た。え、、?この小生意気なオッサン誰よ?と常連さんの老夫婦に目で訴えようとしたところ、向こうからしてみれば私の方こそ小生意気と言わんばかりに顔を真っ赤っかにして怒ってるその男性が『ケッ!』と私をバカにした目をこちらに向けて信じられない言葉を吐いた。『Ha!! You don't know me?! (ケッ!オレが誰か知らない??)』頭をフリフリしてお手上げポーズをするその男性。『THAT'S WHY, oriental people can only work at the restaurant. (そんな程度だから東洋人はレストランでしか働けないんだ。)』そして、こんな店で誰がメシ食うか!的な雰囲気をMAXに漂わせながら怒り心頭のその男性はまたズカズカと人を押しのけて出ていってしまった。、、、、、、、。(←私)で、残されたぽっかーーーーーんとしてる私。そしてとても気まずい雰囲気漂う周りのテーブルのお客さん達。最後に吐かれた言葉を頭の中でリフレインしながら私は常連さんの老夫婦に聞いた。『あの人、、、、誰、、、、?』その言葉に更にゲッ!!となった老婦人はこう言った。『I can't believe you don't know him and I can't believe what he said to you either. (あなたが彼を知らないというのにはビックリだけど、彼があなたに言った事にもビックリするわね。)』『He is Jeb Bush, even you don't know him, you should know his dad George Bush, our former president. (彼はジェブ・ブッシュよ。彼の事は知らなかったとしても元大統領のジョージ・ブッシュ、彼のお父さんは知ってるでしょう。)』、、、、、、、。へーーーーーーーー。。。。。(←私)ハッキリ言ってあの小生意気なオッサンが元大統領の息子だろうが誰だろうが、その時の私にとってはどうでも良かった。イヤ、どうでもいいと言うよりは絶対に良くないと思った。元大統領の息子が公衆の面前で人種差別的な発言していいのか???こんな息子に育てた大統領って親として人間としてどうよ??たまたまご機嫌斜めな日だったとしても、レストランに来る直前にイヤな事があったとしても、私が知らないって言った事で自尊心を傷つけられたとしても。たとえどんな理由にしてもあんな言葉は吐くべきじゃなかったと思う。だってその後の私はずっとブッシュファミリーが大嫌いになったんだから。その後は、ジェブがテレビに出ててマイアミのラテン人街であるカエ・オチョでニコニコ笑顔でラテンの人達と握手してるのを見ては『あ〜〜〜〜〜、頭ん中ではこいつらみんな消えてしまえ!なんて思ってるのかな〜。』と想像してみたり、パパに続いてブラザー・ブッシュが大統領になりまた戦争を始めても『あ〜〜〜〜、パパもそうだったけど、ま、あのジェブの家族なんだからガッテム・中近東って感じでどんどん爆撃しろ!なんて執務室でやってるのかな〜。』と思ったり。更に私がその後美容師になり美容師免許を更新した時に送られて来た免許を見たら一番下に『州知事 ジェブ・ブッシュ』なんて名前が入ってるのをみて次回更新までの2年間、免許を見る度に憂鬱になったり。人間って一度嫌いになった人間に対する感情を変えるのって難しいとつくづく思ったと同時に、政治家という職業の人達はたとえプライベートだろうが仕事中だろうが一旦自分の身をパプリックに置く限りは絶対に暴言、失言の類いはやってはいけない、と思った。言葉ってのは一度吐くと消えないんです。だから政治家が公の場で一般の人達に言う言葉はその人の政策・思想を表すものであり、政治家がメディアを通して公とする言葉というのもやはりその人や政党の政策・思想を表すものでもあると思う。日本の政治家だってそう。うっかり口を滑らしただの発言を撤回するだの誤解を生んだ事を遺憾に思うだのと言っても、一度体内から外に出してしまった言葉は絶対に消える事は無い。『コミュニケーションにおける言葉というものは、脳から直接口へと運ぶのではなく、脳からハートへと一旦送ってから口へと運ぶものだ。』と、私がロスで大学生をしていた頃に取ったスピーチの授業の教授が言っていたのを時々思い出す。今の安倍さんだってそう。一度言った言葉というのは消えないんですよ。政治家というのは国民の代表なんじゃなかったっけ。(私はそう理解している。だから先生とか言う呼び方も大嫌いだ。)ず〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと放置してたブログを久々にアップしてみました。
2013年03月14日
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最近、原発のニュースの事で頭が一杯であり、色々考え不安すぎると体に良くないのかも、とツイッターで小出しにしてしまうので中々ブログ更新にたどり着かない。加えてこういう便利なものがあるので、これでも遊んでしまっている。The 権造 Daily日刊のマイ新聞であり、自分がフォローしてる人達の1日分のツイートのなかで紹介されてる記事や動画や写真から無作為に選び出されたもので記事が構成されている。さらに編集後記を書き足す事も出来るのですっかりブログ代わりにチョコチョコっと書いちゃう訳だ。いろいろとても大事なニュースが連日ネット上で流れ(テレビや新聞は本当に地に墜ちたと思う。見てるけど。)ものすごく将来の日本、というモノの先が見えない状態が続いている。今日のマイ新聞の編集後記にも書いたけど、NHKが放送してた『ネットワークで作る放射能汚染マップ』、昨日動画サイトで中継されてた『参議院行政監視委員会』、そしてBLOGOSの記事からは『木村盛世のメディカル・ジオポリティクス カフェ』とその下の『「負の遺産は残さない」原発暴発阻止に立ち上がった60歳以上の元技術者達』は絶対に目を通して欲しいと思う。ずっと最近はチャリティイベントにあちこち協力させてもらっていた。先週の土曜日のチャリティクラッシックコンサートで一応大きなものは終わった感じだ。でも引き続きなにか出来る事があれば是非何でもやっていこうと思っている。
2011年05月25日
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一体どうなるんだろう、今後の福島原発は。そして日本は。そんな事を考えながら、先日NHK教育テレビで放送されて凄い反響だった『ネットワークでつくる放射能汚染地図』が載ってるサイトを探して観た。今まで毎日毎日ニュースを見ながらアレはこうだ、コレが悪い、と遠くから叫んでるだけでごめんなさい、と土下座したくなるくらいにネットワークに参加してる専門家の方々には頭が下がる。原発事故後のあんな早い時期に危機感を持って動いていた専門家の人達が居たとはとても嬉しい驚きだった。 ビキニ環礁での調査も行ったという重鎮からからチェルノブイリやJCOへ出向いて調査・検証した方々まで。日本の『原子力』のプロというより『原子力事故のプロ』とも言える人達は、テレビや新聞で『大丈夫です』を繰り返してきた安全委員会・保安院といった政府の機関や御用学者と言われる人達とは、全く次元の違うところで実際に動いていてくれた。このネットワークを始めた木村さんはチェルノブイリやJCOの事故の調査に出かけていた放射線の専門家の方。今回の福島の事故では職場から調査の停止を求められてなんと辞表を出してこの調査に乗り出したそうだ。ご自身にも子供が居て子供の将来を考えると調査の必要性を感じられたという。早い時期から現地入りして実際あちこちに足を運んで線量を測りサンプルを採り協力してくれる全国の研究室に送り確実なデータを取り続けている。岡野博士という方はビキニ環礁まで調査に出かけ世界的にも認められている独自に開発した測定器を持つその世界の重鎮らしい。ご年配にも関わらず木村さんと共に車に乗り福島の原発近くからすみずみまで測量を続け『汚染マップ』を作り上げた。各地の大学の研究室の人達がそれぞれの専門分野で協力して力を結集して正しい記録を取り残そうとする気迫のようなものが感じられた。京都大学の先生が測定しながら『現実とは思えない数字だが、記録して残すのが私の使命だ』とおっしゃっていた。とても重い言葉だ。途中で会う避難所の人たち。そもそもその避難所自体がホットスポットという極端に線量が多い場所で滞在するには適していない。木村さんは避難所に居た人達に正しい数字を伝えたのだが、テレビしか情報手段が無いそこの避難所の人達は国や自治体からのそういった情報も無い中、避難所を後にする事を決めた。そして涙無しでは見れなかったのはシベリア抑留から戻られた方がわずか50羽から始め3万羽まで増やした鶏を全部餓死させてしまう箇所だ。その方の所には餌が届かない。誰も放射能を恐れて届けないからだ。えさ場に餌が無いのに必死に首を延ばしてからっぽの底を一生懸命つつく鶏と『この鶏はとさかが黒くなってきてるから明日かあさってに死ぬ』と淡々と話すその養鶏家。数日後にカメラが訪れると鶏の声はもうなく箱積みにされた死骸が積まれていた。シベリアで命を無くしそうになり今その後築き上げてきた人生や生活を全て奪われてこの方はどんなに悔しいだろう。補償を受け取ったとしても無くなってしまったものの大きさや喪失感というものは消える事は無いと思う。未だに放置された問題で世界中から非難されている子供の20ミリシーベルトの問題も、福島での説明会では基準を作ったとされる安全委員会の人が『子供の許容被曝量20ミリシーベルトを原子力安全委員会は容認していない』と言い出す始末。一体政府はどうなっているんだろう。話は番組から逸れるけど、そもそもこの20ミリシーベルトに関しては決定された過程というのがものすごく曖昧だ。議事録も採らずに安全委員会が数人のメンバーで専門家も同席させずにちゃちゃっと決めてしまった、というのが今のところ言われているけど、知らぬ存ぜぬと逃げ回るばかりでついには『そんな事言ってない』と言い出したのだ。もう終わってる、この組織。保安院もひどいけど安全委員会は保安院以下だと思う。班目という人も前から頼むから辞めて欲しいと嘆願書が寄せられていた人である。日本人として本当にこういう機関で働いている人達の事を恥だと思う。保安院にしても安全委員会にしても何の為にそもそも存在してる機関なのか。存在するべき機能を果たしていないだけでなくいかに責任を回避するかを最優先事項にしてるような言動しか出来ないような人間を平気でメディアの前に出す。要は全体がそういう体質であり、そういう人間しか居ないんだろう。こういう無駄な機関はこの非常時でももはや要らないんじゃないかと思う。文科相だって『放射線に関わる労働者は過酷な条件のため、保護する必要があるから基準は厳しく設定されているが、小学生は労働をしないので20ミリで問題ない』と言う始末だ。これは労働基準法がどうのこうのと言う以前に常識のある人なら誰だってオカシイと思うレベルの話である。そして真剣にこれは法律違反じゃないかと思う。番組の中で避難区域や警戒区域の人達に取材してる箇所を見て一つもの凄く気になった部分は動物も人間以上に犠牲になっていると言う事だ。家畜にしろペットにしろあまりにもおろそかな対応だと思う。自分にもペットは居てハリケーンが来るとなると毎回念の為にペットをつれて避難出来る避難所を確認したりする。アメリカがそういうペットフレンドリーな部分がありすぎるのか、日本が酷すぎるのかと考えると間違いなく日本が酷すぎる。残念ながら先進国の中では最低レベルだと思う。以前にも紹介した、自分ちから30キロ圏内にあるマイアミの原発の避難マニュアルにはきちんと家畜やペットについて触れられている。今の状況を語るにはもう酷すぎてとても書けないけど、事実をちゃんと見て伝えようとする心の強い人達があちこちブログで書いている。 キーワード検索でたくさん出てくると思うけど、自分が読んだブログはコレ。『うちのとらまる』 http://ameblo.jp/uchino-toramaru/entry-10864389048.htmlなんだか悪寒と吐き気と涙が一緒に押し寄せてくるような感じ。哀しさよりも怒りが大きい。こういう時のマニュアルが全くないから何をしていいのかもどんな指示だしていいのかも自治体は分からない。そして原発は安全だとウソを言い続けてきた政府にももちろん計画的な避難方法などあるはずもない。家畜の場合もペットの場合も最初は避難するのが数日だけだろう、と思ってそのまま置いてきた人達だって多かったはずだ。そして今回、この番組で随分早い時期にすでに政府はある程度の汚染状況を把握していた事が分かった。本当に罪深い人達がトップに居て残念だと思うけど、もっと早期に『いつ戻れるかも果たして戻れるかも分からない』という正しい情報を伝えていれば、たとえば全部は無理にしてもなるべく多くの家畜をできるだけ遠くの牧場に移したり、ある程度離れて汚染が届きにくいと思われる場所に移動させたり、ペットだったら連れて避難出来る場所を整えたりだとか、色々対策は出来ただろう。例え政府がやらなくても動いた人が必ず居たはずだと思う。そして正しい情報が伝わっていればあんな酷い状況になる前に『安楽死』や言葉は悪いが『殺処分』という選択もあったかもしれない。今回の悪は『情報の隠蔽』に凝縮されている。段々事故当時の様子が語られたり新しく公開される情報もあり、事故後からの東電や政府の対応がいかに酷かったかが段々と明るみに出てきた。パニックになるといけないから正しい情報は伝えない。補償問題があるから後で責任を問われる情報は出さない。大勢の人間を避難させないといけないから正しい汚染状況は教えない。一時帰宅する人達に『自己責任』だと署名させる。屋外で部活する高校生の父兄に『自己責任』と署名させる。風評被害を払拭したいから汚染された野菜を学校給食に出す。こんな国って何なんだ?自分が故郷だと思ってる国はこんな非道な国だったのか?対処方法や計画や会見を見る限り、政府の方針と東電トップの方針には信用も常識も良識も良心も何もかも感じられない。そしてそういう悪しきものを持つ日本という国は世界から見ると不気味な国に映っている事だろう。世界中からの尊敬を集め今も果敢に闘っている『Fukushima50』と呼ばれた人達や、震災後世界中を感服させた秩序と思いやりにあふれた被災地や全国の人達の言動は、その後の政府と東電の理解に苦しむ言動によって陰に隠れてしまった。国際的な観点からすると復興はゼロからではなくマイナスからなのは間違いない。政府に今50もある、まったく意味のない議会や組織の殆どは無くしてしまえば良いと思う。この番組に出ていた日本全国のネットワークに属する先生達で無駄に存在してる有識者会議や補佐官の類いは全部無しにして大丈夫すぎるだろう。保安院も安全委員会も一度全部つぶすべきだ。今なお昔の体質のまま2つに分かれているのも、政府の各省の機関であるという事も理解出来ない。中立性が皆無である。緊急マニュアルの一つも作れないし、放射能災害用ロボットの開発を平気でボツにするような、危機管理のカケラもないような機関の人間が毎日偉そうにマイクで会見してるのを見るだけで腹が立つ。最初は記者の質問にいちいちパニクってアワアワしてたのがマイク慣れだけしてきたのをみると一層気分がわるい。原発の後始末はもの凄く長い期間がかかるだろう。それよりも今まだ状況が少しも好転していない。番組で見たような放射能災害の良識あるプロの人達のように、原子力工学の分野でも良識あるプロの人達は大勢居るはずだ。そういう人達の集まりに政府や東電は分からない部分をお願いして委託すればいいと思う。政府の息のかかった自分たちが聞きたい事しか言わないような人間を集めて何が出来るって言うんだろう。今更。阪神大震災の時のように、すみません、どうしていいか分からないから協力してください、というリーダーであったなら。と思う人って自分だけじゃないと思う。いつか原発が収まって本格的に3つ重なった災害からの復興が始まるときに。日本には放射能災害のプロとして世界に誇れるノウハウや技術をもった国になって欲しいと心から思う。エネルギーだって『再生エネルギーは安定供給出来ない』と頭から決めつけないで、その分野で世界のどこよりも進んだ技術を開発すればいい。例えば(可能なのかどうなのか分からないけど)高層ビルの窓を全部ソーラーにする為にガラスのような素材で太陽光を取り入れる事の出来るもの。(そして取調室のように片側からは透けて見えるもの・笑)未だに難しい電力の備蓄方法。各家庭で可能な再生エネルギーのコンパクト化電力消費量を抑えた家電の開発などなど。孫さんは今回の事故でもの凄い人だとつくづく思ったけど、こういう分野の研究や技術の進歩を引っ張ってくれそうだ。希望はすでにあるんだと思う。番組に出ていた専門家の人達や孫さんや武田先生などなど。そして忘れてはいけないのは福島原発内の人達。とりあえずは、、。対策本部はやはり政府が安全だと言う最前線に置いて欲しい。最初は『福島原発内に対策本部置け』なんてコメントをあちこち見るとエゲツナイ、、と思ったが、今はそうでもしないと本当に国民の怖さが理解できない人達なんじゃないかと思う。え~と書きたい事の半分も書いてないうちにこの時間。怒りながら書いていたのでイヤな表現あったらスミマセン。日本では総合ですでに再放送が決まったらしいこの番組。もし見逃していた人がいたら絶対に見た方がいいと思う。NHKはよく放送してくれた!と思う。公共放送局としてのお役目を立派に果たしてると思う。NHK見れない人の為に。。。自分はこの人のブログで見た: http://shachoublog.net/nyu-su/nhk-etv.html
2011年05月17日
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震災から1ヶ月以上が過ぎ、まだまだ余震が止まらない。そして原発も先が見えない状態が続く。自分はもの凄く遠くに居るのに3月11日からはなんだか体が半分になったような変な感覚で過ごしている。津波のショックに加えその後の原発事故は元々反原発だった自分には許せない。日々状況を追いつつ、色んな事に頭にきつつ、それでも普通にマイアミでの自分たちの生活は進んでいく訳で、感情の起伏にもやっと慣れてきた感じだ。レベル7、の速報を見た時は悔しくて涙が出た。チェルノブイリほど酷くないとかなんとかそんな事を報道するよりも、今はまだ進行中だと言う事をきちんと伝え、そもそもレベル分けの基準とは何かというのを伝え、避難先でいじめられる子供の為に『放射能はうつるのか?』というよく聞く疑問にちゃんと答え(正確にはうつる、という表現は使わないらしい。汚染と言うこれまたイヤな言葉を使うのだが。)、東電、政府、学者といった『あちら側』からの情報を一方的に発するのではなく『こちら側』からの疑問にきちんと答え分からない事を説明しちゃんと両方向のコミュニケーションを取るべきだ。今回、本当に報道の酷さというものを痛感した。頭にくる事は書ききれないくらいあるので、今日は別の事にする。ここマイアミの隣町にも原発はあって、ウチのチビのもも造フレンズのケイリーのパパがエンジニアとして働いている。今回の事故に関してのケイリーパパの言。『原発に絶対に安全というものは無い。人間が作ったもので壊れないものなんて無い。危険だという前提でいかに危険を取り除いていくか、そういう意識で現場は働いている。』『原発で、想定外(unexpected)という言葉は使うのは言語道断。何もかも想定して初めて限りなく安全に動かす事が出来る。』この原発、FPLという電力会社のものである。緊急時の安全対策は?と権造がしつこくきくとマニュアルが載ってるというからFPLのサイトからダウンロードしてみた。Twitterではちょこちょこ載せていたんだが(@sayuri_t_h)、色んな人に知って欲しいのでこちらにも書く事にした。全部読んでみると結構キチンと分かりやすい情報量でまとめてある。目次にそって軽くまとめてみると(タイトルの後の数字はページナンバー):How safe is Turkey Point nuclear plants? 2ウラン燃料がセラミックのペレットに入っており云々といった燃料棒の説明だとか、リアクター中心部の高圧容器の厚さが9インチあって云々だとか、仕組みの説明とともに、ここのプラントの歴史と、安全対策やってます(テロの後は特に)といった一般的な説明。Why is there an emergency plan? .............. 3 この冊子の説明。フロリダ州と地元の自治体とFPLが共同制作したこと。この冊子を家に携帯し家族と共に目を通す事の勧め。Classifications of nuclear power plant events . . . . . . . . . . . . . . . . 3 非常時、というものの定義。Unusual event、Alert、Site area emergency、General emergencyという4段階の非常時を表す用語の定義。What is an emergency planning area? ................. ...4 半径10マイルと50マイルの違い。半径10マイルの円の中の細分化された区画の説明。How you would be notified of an emergency ...............4 非常時の通達方法について。If you hear an outdoor warning siren .....................4 サイレンが鳴ったら合わせるラジオとテレビのチャンネル、ラジオとテレビが無い場合の情報の入手法(電話など)Telephone numbers .................................5非常時の情報入手の電話番号一覧。For your protection ............................6 If you are told to stay indoors (sheltering) . . . . . . . . . . . . . . . . . 6 自宅退避の注意事項:通達されるまで外に出ない。窓を閉める。外部へのファンを止める。エアコンは掛けても良いがベントは閉じる。食料は何かで覆うか冷蔵庫へ。If you are told to evacuate ............................6 避難時の注意事項:指定されたメディアから情報を得る。戸締まりをする。冷蔵庫以外の電源と水の元栓を止める。ペットを飼っている人は避難時に責任を持って世話をする。(詳細は問い合わせる。ペットの登録はしておくこと)避難時の持ち物:数日間分の着替え、常用薬、石けん、歯ブラシ、歯磨き粉、ひげ剃り、生理用品、コンタクトレンズ、現金とカード、重要書類、乳児幼児用必要品、電池と携帯ラジオ、一人につき寝袋または毛布2枚、折り畳みいす、免許などのID、居住証明となる電気代や電話代などの請求書、水と食料If you are directed to emergency reception centers ...........6 避難誘導先と行き方。Distribution of potassium iodide tablets ..................7 ヨウ素安定剤は避難先で配布される由。詳細を知りたい人の問い合わせ先。If you have special needs and require assistance . . . . . . . . . . . . . 7 避難に関して介助が必要な人(人工呼吸器、車いす、救急車の移動が必要な人)が早急に連絡する先。If you have family in a nursing home or hospital . . . . . . . . . . . . 7 家族が介護施設や病院に入院している場合、滞在先から避難する。If you require transportation assistance . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8 車を持たないなど移動手段が無い場合、公的交通機関のバスで移動。If your children are in school ..........................8 子供が学校に居る場合、学校から直接避難。混雑を避ける為に個人で迎えにいかない。10マイル以内の学校名。If you have livestock .................................9 家畜を持つ人:隔離できる場所がある場合は隔離し、呼吸と空気の入れ替えが出来る程度に整える。避難命令が出た場合、数日間の食料を残す。すでに保管してる食料を使う。詳細は避難時の情報に従う。If you grow food products .............................9 農業機関から通達があるまで農作物の摂取と売買は行わない。Emergency bus pick up locations .........................9緊急避難用バスの発車場所。次のページに今後の予定が書いてあり、2012年に電力消費量が発電量を超えるかもしれず、現在新しい炉を2基建設する予定がある、と枠で囲って書いてある。How Turkey Point Nuclear Power Plant works . . 11 図解入りで発電のしくみ。Radiation: A part of everyday life ..............12被ばく、という事について。(*自然界から受ける放射線と、レントゲンや飛行機に乗った場合などすでにおなじみな感じの情報。単位がレムとミリレムで日本と異なる)原発から1マイル以内に居住する場合24時間毎日被ばくすると仮定して(*この場合外部被ばくにあたると思う)原発からの被ばくは0.5ミリレム以内。(*単位の基準が年なのか何なのか分からないけど)Emergency planning areas避難区域の詳細。エリア1から10まであり、1は半径2マイル以内。2から10までは半径10マイル以内を細かく区画ごとに分けたもの。風向きや交通状態を見て必要な区画から避難していくと言う事だと思う。Areas 1 and 2 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13 Area 3 ...........................................14 Area 4 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15 Areas 5 and 6 ......................................16 Area 7 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17 Area 8 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18 Areas 9 and 10 .....................................19Evacuation route map ..........................20 避難区域から避難所までの地図。Emergency information “at a glance”. . . . . . back flap裏表紙。必要な情報をメモしておく。住所など。こんな感じである。一応、基本の情報は満載である。20ページの避難区域から避難所までの地図を見たとき、初めてウチから原発がかなり近い事に気がついた。普段ドライブしていると原発エリアまでは結構時間がかかるけど、直線距離だと自分の働くサロンも家も直線距離で17マイルくらいだ。何人かの友人宅が避難区域に入っていたり、知らないよりは知っていた方が絶対にいいと思う。こういう冊子はこうやってネットで気軽にダウンロード出来たり、電気会社にリクエストすれば発送もしてもらえるし地元の自治体のオフィスに行けば置いてあるそうだ。この冊子を見てみて一番感じた事。やっぱり原発には反対するし、思ったよりも近くにあるという事、新しい原子炉を2基増やすという事、など不安要素はたくさんある。でも最低限こうやって電力会社がすでに緊急時への対応を整えていると知る事は日々暮らしていく上で少しは安心出来ると思う。今回の福島の事にしても、1ヶ月経った今、どこから避難させたらいいものか、その線引きで政府が右往左往している様を見てみると、いかに緊急時の対応について議論というものが全くされていなかったのか、いやでも目についてしまう。万が一、考えたくもない事だが、事故がマイアミで起こったとする。きっと、エリア1が真っ先に、そして天候や線量の強さによって、エリア4と6が次、そして8と9は自宅退避、という風にすぐに公表されると思う。危機管理というのはこういう事だ。そもそも誰が区域を決めるのかという事に関しても、あらかじめそういう議論が皆無だったので計画というのが無いにしても、地元の事を知る福島原発で働く東京電力のスタッフが中心になって早急に避難区域の割り振りを決めても良かったと思う。こうやって考えてみると、本当に『人災』だと思うし、遠くの東京の官邸の中で福島の地の利が全くない政治家があーでもないこーでもない、と頭を付き合わせている状態でよりよい避難指導が出来るはずがない。地震と津波という天災で想像を絶する経験をした被災地のみなさんが、さらに最悪な人災に遭い翻弄されているのを見ると本当に頭に来る。元々存在しなかった『安全な原発神話』というものは崩れてしまった訳だから、日本全国で原発エリアに住んでいる皆さん、こういう避難マニュアルを早急に制作するように訴えるべきだ。情報公開という意味だけでなく、自分の身を守るという生きていく上での必要最低限な事であり、自分の暮らす地域に原発がある人々にとって当たり前の権利だと思う。そして付け加えたい事は、こういう情報を教えてくれるケイリーパパのように現場で日夜安全に電力供給を続けようと努力する人達は本当に頑張っているという事だ。マイアミの原発でも福島の事故の数日後から反原発デモがもの凄かったらしい。『ゴンゾウもホントは参加したいんじゃないのか?』とケイリーパパに聞かれて『仕事じゃなかったら行ってると思う。』というと、そうだよな、とうなづいていた。それでもこの人は権造にとっても大切な友人であり、彼が原発で働いているという事と自分が原発に反対しているという事は混ざる事の無い事実だと思う。そう思うと、やっぱり今この瞬間も余震の中で放射線を浴びつつ事態の収拾に努力し続けている福島原発の中の人達は、国民全員で応援したい。ヒーローだとか軽い言葉では表せないような自己犠牲と仕事に対する責任感だと思う。一刻も早くせめてコントロール不能な状態から抜け出して欲しい。政府も世界中の専門家に助けを求めるべきだ。Turkey Point Nuclear Plant 非常時の住民用避難マニュアル http://www.fpl.com/environment/nuclear/pdf/turkey_point.pdf#jishin
2011年04月15日
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『地下深く永遠(とわ)に ~核廃棄物10万年の危険』を観た。原発ってそもそもいつ頃からその存在を自分の中で認識してるんだろう、と考えてみると、やはりきっかけは『もんじゅ』の事故だと思う。といっても自分はその頃はすでにアメリカで生活していたし、名前は知ってる、福井にある、という程度の知識だった。事故のあった年だったのかその次の年だったのか、よく覚えてないが、帰国して東京に遊びにいった時にどこかの駅前かなんかで署名活動してる人達が居て、お願いされたので署名した、というのがきっかけだと思う。その時に貰ったビラというか紙面に『原子力発電所の危なさ』みたいなものが書いてあった。当時すでに一端の大人であったにも関わらず、あまりにも自分からは遠い存在だった。詳しい内容も覚えてない。ただ、その時に持ったイメージは署名を集めてた人達の一種異様な雰囲気、なんだか恐怖とかギリギリ諦め寸前の必死のもがきのようなものとか、とにかく道を歩く人達とは全く対極にあるような性質のものと一緒に自分の中に『原発はきっと危ないものなんだ』という刷り込みとして残ったと思う。その後、JCOの事故も起こり、日系の新聞などで記事を目にするともんじゅの署名をしてた人達の表情なんかが浮かんだりした。当時は今と違ってネットで何でも欲しい情報が手に入るという状態でもなく、新聞に載ってた『高速増殖炉』という文字を見て、ああ、もんじゅと一緒だ。やっぱり危ないんだ、と思った。段々と事故の内容が明らかになりずさんな管理や隠蔽体質が記事になったりしても 不信感は管理する会社にというよりは技術力最高の日本の会社でも事故を起こしちゃう危ない原発、というものだった。後に知った情報で使う側にかなり問題がある、と認識はしたものの、かなり誤った認識だったとハッキリ思う。今回の福島の原発事故はあまりにも大きな衝撃だった。地震、津波だけでも途方も無い数の命を奪い生活を奪っていったのに。この事故はあまりにも辛い経験をした被災者の方々の『誇り高い日本人』と世界から賞賛された立派な個々の行動を、政府や東電、保安院、安全委員会(保安院に取って代わったように出てきた班目さんも随分前から安全委員会を罷免されるように嘆願書とか出てる)の対応によって踏みにじられた感じだ。プルトニウムが計測されたり、過酷な状況の中500人もの人達が作業も出来ない放射線量だったり、全く何も改善の方向に向かわないまま、今更になって東電はフランス政府に助けを求めてると発表。そんな危機的な状況の中、今日はオフデーだったので、前から気になっていた『地下深く永遠(とわ)に ~核廃棄物10万年の危険』をYoutubeで観た。始まりのナレーション。『覚えておくべきです。ここは私たちがあるものを埋めた所。理由は遥か未来に生きる人類を守るためです。』デンマークで2010年に作られた、フィンランドに建造されている『オンカロ』という核廃棄物処理施設のドキュメンタリー番組だ。オンカロというのはフィンランド語で『隠し場所』という意味だそうだ。このオンカロ建造に関わっている各分野の人達にインタビューしているのだが、未来の人類に『この場所には近づくな』という強い呼びかけの形を取っている。一番驚いたのが、このオンカロ建造のプロジェクトがもの凄い長期的視野に基づいて進んでいる事だ。10万年先まで壊れない核廃棄場。確実に安全と思われる地盤の上に造られている自己完結型核廃棄場。6万年以内に来ると思われる氷河期や、遥か未来の人類が今の自分たちよりも技術文明が発達しているのか後退しているのかという事も考慮されている核廃棄場。もしこのブログをたまたま今読んでる人が居たら、そういう人達にも絶対に観て欲しいので詳しくは書かない。見終わった後のに頭をよぎる事。そんなに長い時間が経っても人類には危険な物質であるということ。少し救われるのは世界にはそこまで人類の未来に対して責任を持とうとしている人達がいること。10万年は地殻変動も起きないだろうと予測される地盤に造った施設に保管しても10万年先の人類に『決してここには入らないでください。』と警告するような物質を、地震列島の六ヶ所村地下に埋めようということ。見終わって頭にもの凄く残った事。オンカロの安全を未来に脅かす事になるのは自然災害ではなく未来の人類だろうということ。現在、インドや中国などの新興国の生活水準を欧米並みに引き上げる為には新しい原子炉をもの凄いスピードで増やしていかないと追いつかないこと。放射性廃棄物を人体に無害なものに変えることは理論上はありえると言われているが現実は現時点では全く無理であること。ウランはいずれ石油同様足りなくなるということ。そしてそういうい資源エネルギーが枯渇するにつれて世界はおそらく不安定になるということ。最終処分場というのは不確実性に基づく決断でありもう動かす事は永久に無い事。このようなプロジェクトは隠された部分があってはならず、分からない事は分からないと正確に伝えていく必要があること。3月11日以来、どれだけの動画を観たか分からない。急を要する今後の対策、それも長期的視野に立ったリスクマネージメントを感じられた、大前研一さんの動画が一番印象に残っていた。そのもう少し後、日本がこの危機を乗り越えて復興と発展を成し遂げた後に考えなければならない事はこの『地下深く永遠(とわ)に ~核廃棄物10万年の危険』に凝縮されてる気がした。最後はこういうナレーションで終わってる。『ここはかつての私たちの文明が手にした宇宙の力、その最後の輝きです。』オンカロの事だ。原題は『Into Eternity』http://www.youtube.com/watch?v=9BZCW8bWwf4ちなみに芸術的にも素晴らしい作品だと思った。4話に分かれてる。全部で45分くらいかな。原発に怒ってる人も原発で働いてる人も原発を推進してる人も全員に観て欲しい。
2011年03月29日
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今日もなるべく短めにとは思っているんだが。今回の原発事故でものすごく気づく事が多い。普段いかに何も考えずに暮らしてたのかが自分でもよく分かる。全く理系の脳ミソを持たない権造だが、世間の人達の中にも『え?そうだったの?』と改めて『?』をつける人も結構居るんじゃないかと思う。そんなものの中のいくつかを。今回の原発事故で不思議に思った事。かなり特殊な施設にも関わらず、自前の消防組織が無い事。普段の火災レベルにしたって事によっては特殊な消火機器やケミカルが必要だと思うんだけど。あって当たり前っぽいので自分的にものすごく落とし穴。そういうものがあったとしたら、目視で消えたと思った、なんて事にもならないだろうに。今回の事故でとても悔しく思った事。人類は宇宙の色んな紫外線やらなんちゃら線には耐えられる防護服や乗り物は作れても、普段の自分たちが住んでる場所で爆発した原発の放射線に耐えられる防護服や乗り物は作れないという事。日本にはノーベル賞を取る科学者や優秀な理系頭脳集団が居る。これからこの分野で最先端を行って欲しい。今回の事故で知識としては知っていたが改めて気づいた事。節電やブラックアウトが引き続き行われているが、こういう時のために普段から電気を貯めておけばいいものを、、、、と思った時にふと改めて気づいた『電気は備蓄出来ない。』という事実。でっかい乾電池みたいなものに普段発電してる電気を緊急用にためておけるようになればいいですよねぇ、と某電機メーカーのお客さんと話していたら『今の段階では大きさで言うと潜水艦くらいの電池になりますかねぇ。』との事。そういや身近なところだと電気自動車の電池だよな。。。この小型化や全く違う備蓄方法なんかも開発者の皆さんはずっと取り組まれてきてるんだろう。今回の事故で初めて知ったあるだけ無駄と思われる政府機構。保安院の会見を見るたびに素人目にも分かる素人っぷり。場慣れしてきた感はあるが質問されると脳がブラックアウトしてるのがよく分かる。天下りの巣窟らしいけど、こういうものこそ事業仕分けしなくていいんだろうか。原子力の専門家は居るんだろうか。あの会見はリアルタイムで世界中の言語に訳されて流れている、という事をせめて自覚して喋って欲しい。付け加えるのなら、今更レベル5というのは恥ずかしいから辞めて欲しい。コレは世界的な基準なんで保安院がこのくらいで勘弁してくれ、という判断でつけてはいけない。今回の事故で許せない一言はたくさんあるがその中でもトップレベルな事。東電社長のコメントの中の『自然の驚異によるものとは言え』の一言。聞いててカチンときたのは権造だけじゃないはず。正しい設計のもと正しい場所に建設されて正しく管理されていたら事故は起きてないのかもしれない。謝罪の中に責任を転嫁するようなニュアンスを一気に加えたこの一言、あえて入れたにしても無意識に言っちゃったにしても権造はカチンと来た。まだまだあったのだが今思いつかないのでこの辺で。チビの親友のパパでイギリス人のおっさんがマイアミの隣にある原発の技師である。事故の後すぐに電話したら『フクシマの件か?』とすぐに聞かれた。その後も分からない事があるたびにメールや電話で質問攻めにしてる。一番最初に電話した時は『日本の技術のレベルの高さと技術者の質の高さは世界の中でもトップクラスだ。心配するな。』と言われた。が、次の日に電話がかかってきて『昨日言った事は取り消さないといけないかもしれない。この事故は酷い事になる。』と言われ地獄にたたき落とされた思いがした。昨日会って話した時には『日本には自衛隊という優れた組織があるし設備や資材もある。なんで事故直後にヘリなんかでジェネレーターやケーブルを投下して真っ先に電力回復に取り組まなかったんだろうか。』『今やってる散水は専門家が決断した対応とは思えないが、一体陣頭で指揮を取ってるブレインは何を基準にあのような効果のない作業をするのか。』と逆に質問攻めになる。非難されてる訳ではなく純粋にその業界の人間として一連の対応に納得がいかないようなのだが、こういう反応を見てるのはとてもやりきれない。個人的にはこの人にブレインになって欲しい、と素人なりに感じたのがコレ↓素人にも分かりやすいし、なによりも現時点で唯一長期的視野の意見が聞けるので一見の価値は充分すぎるほどあると思った。人によって意見は異なるものだろうけど。お時間と電気のある時に是非。大前研一: http://www.youtube.com/watch?v=8GqwgVy9iN0
2011年03月20日
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ずいぶん長い間諸々の事情によりサボってしまった。何よりもまず、今回の地震で被害に遭われた全ての人に心からお見舞いを申し上げます。余震や原発事故や節電で切迫した中、長々としたいつもの駄文をアップするのはみなさんの生活が落ち着いて時間を気にする事なくパソコンを使えるようになってからにしようと思う。下に書く文章もMIXIやTwitterでアップしたものなので見た人はすっ飛ばして下さい。3/17にアップしたもの:今日は地震後初めてのジャパンバッシングを受けた。それもコテコテ保守派の同僚から。今回の原発事故で放射能を出してる責任を日本は一体どうやって取るっていうの、との事。私は保安院の人間でもなく東電の人間でもなく官房長官でもないから、自分の思う事をオロオロせずに言ってやった。『今の時点でどのくらい影響が広がるのか分からないけど、日本人として大気中に放射能を放出してしまう責任は感じてるし救援活動中に被爆したアメリカ兵にはとても申し訳ないと思う。この事故の国としての責任の取り方?スリーマイル事故でアメリカ政府がどんな責任をとったのかは知らないけど、あなた知ってる?日本はこれからの安全なエネルギー産業のあり方を国力挙げて取り組むと思うし、それを世界中に広げるのが使命になったと思う。それより今は被害が最低限に収まる事を願うのと今自分に出来る事って何って考えるだけで精一杯。でもきっちり日本人として日本の政府には原因究明をちゃんとやって欲しいと願ってる。』結局、しーーんとなっちゃってその後は仕事にそれぞれ戻ったんだけど、その時居合わせたほとんどのお客さんが帰る時に私の肩をたたいていったり、フロントに寄付のお金を置いていってくれたりした。 こういうバッシングはこれからもきっと起きてくると思う。この国って半分はコテコテの保守派だ。仮想敵国が無いとまとまらない国だ。いたわりと攻撃の混じりあった国だ。 こっちのニュースでも現場に残ってる人達をヒーローと讃える記事も多い。ヒーローだなんて軽い言葉じゃ言い表せないと思う。この人達の活躍の陰に隠れている東電の責任者と保安院、そして安全だと言い続けた政府には、後々きっちりと対応してもらわないといけないと思う。美談でうやむやにする事は絶対に許されない。それまではとりあえず全力で現場で働く人達のバックアップや被災者の支援救助にあたって欲しいと思う。で、私は誰にバッシング受けようが絶対に自分の信念で反論しようと思ってる。 そんな感じで今日はちょこっとトイレで悔し涙と嬉し涙を流しつつ仕事終了。 寄付はたくさんの人にやってもらってます。以上。職場のサロンの今週の売り上げの一部を義援金として寄付してもらう事になっている。どこに居ても出来る事は必ずある。日本の皆さん、全力で応援します。
2011年03月18日
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今ここマイアミも2011年になったところで、とりあえずあけましておめでとうございます。PCがぶっ壊れたこともあったが、いろいろ大変な出来事もありさっぱりブログを書く気分にならなかったのでさぼっていた。MixiやTwitterもiPhoneの調子が悪くなってから放置しっぱなしだったので、メッセをたくさんもらってたようだがまだ全部見ておらず、送ってくれた人達、ホントスミマセン。で。いよいよ今年も終わっちまうという昨日31日。なんだか年の後半は仕事は調子よかったもののその他はイマイチすっきりしないというパッとしない感じを引きずってたので、景気付けにパーーーっと何か自分のためにしたくなった。12月3日はマイ誕生日だったのに結局何も買わずじまいだったし、アップルストアにチビとふらふらといったついでにやっと念願のMacBook Proを買ってみた。うはは。箱開けてから数時間、あれこれいじってますが。いいねぇぇ~~~~。コレ。コレはもうチビには触らせないと誓った。またここ造にキーボードはがされたりされたらたまんないので一応保証は買ったんだが大事に大事に隠しておこう。丁度、今サロンでクラウディアの舎弟としてフロント手伝ってる女の子の彼氏がアップルストアで働いてるので(今日もストアで休みのくせにウロウロしてた)分かんないことはぜ~~~~んぶ教えてもらうことにしよう。一個現在困ってるのがキーボードの設定。日本語でも英語でもかなり使うので文書によってどちらも使えるようにしてみたんだが、日本語でうつ場合の”ぇ”とか”ぃ”とか、小さいあいうえおの出し方が分かんない。(ちなみに今うってるのはかなりヘンテコな打ちかたして無理に出してる)今までのキーボードだと小さい”あ”だったらLとAで小さい”あ”になってたんだが、コレだと”ら”と出てきてしまう。何か最初の設定の段階で違ってる??それと鍵括弧の出し方が不明。。。。知ってる人、是非教えていただきたい。。まあ、とにかく無事に新しいマイラップトップがやってきたことだし。今年からまたちゃんとブログ更新しようと思う。去年の後半っつったら、日本の出来事なんて領土問題にはじまって動画流出、ロシアの北方領土訪問、びっくり菅政権、などなどネタはたくさんあったのに~~~~。ま、再びラップトップが手元にある生活に戻ったので、ボチボチいくことにする。録画してた紅白歌合戦をちっちゃ~い音で見つつ。今年もよろしくお願いします。
2011年01月01日
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なんかビミョ~に風邪っぽい。こういう日はゆっくり休みたい、、と思いつつ、仕事早退して学校へ直行。今日はもも造クラスメートのジョンカルロスの誕生日パーティーがあるんだった。新しい学校での一発目の誕生日がコレかよ、とビックリするんだが、ちょっと前に貰った招待状には書類が2枚添えてあった。1枚目: 学校からパーティー会場のボーリング場まで参加チビ達を一気に車で運ぶので学校側に提出する『親・責任者以外がチビを学校から連れ出す』許可証2枚目: ジョンカルロスの親に提出する『親・責任者の同乗無くチビを車で運ぶ』許可証もちろん2枚とも両親のうち最低片方の署名&サインが必要である。念のためにこうやってサインとっとくのはさすがに訴訟国家アメリカっぽいな~と感心する。さて、今日チビらを一気に大量輸送する車であるが、コレがなんとストレッチのリムジンである。大量輸送されるチビはオール小学3年生だ。もも造はボーリングなんかよりも『リムジンに乗る』という事に関してかなり楽しみにしていた。更に嬉しい事にリモに乗れるのはジョンカルロスのクラスメートのみで、その兄弟姉妹や親も一切同乗禁止になってるのだ。 いつもくっついて来るここ造はおろか権造だってお断り、という事だから、かな~り前からもも造は『リモに乗る~♪リモに一人で乗る~~~♪(注:和訳)』と歌っては、乗れないここ造を泣かせていた。権造も、だったらあれだけの人数を一気に大量輸送するリモがどれだけデカイのかせめて一目だけでも見てみたい、と思い、学校が終わる3時にあわせて早退して速攻で学校に向かった。着いてみるとそれらしきデカイ乗り物は見当たらず。。。まだ来てない?と思い、ここ造をとりあえず迎えに行ってその後校舎の裏側にもも造担任を見つけたので『リモは?』と聞いてみた。『あ、今日はリモの為に2時半に終わったから、もうとっくに出てるわよ。』え???確か招待状にはボーリング場集合3時45分と書いてあった。学校からボーリング場ってどうやったって15分も掛からない。ナンダヨ~~~、じゃあ今からボーリング場に向かってもリモってとっくに帰ってるじゃないか。かなりガックリしつつ、とっととボーリング場へ向かった。で、着いてみると入り口付近に学校で見たことある顔が並んでいる。チビらの父兄である。『え?チビ達は???』『まだ着かないのよ~~。』『??学校さっき行ったら2時半に出たって言ってたけど??』『折角だから1時間くらいドライブしてから来るらしいのよ。』『へぇぇぇぇぇぇぇぇ~~~~~。』チビ達はさぞかしセレブ気分を味わってることだろう。そしてたっぷり待たされた後、すんごいのが入り口に横付けされた。で、ネクタイした運転手がドアを開けると出てくる出てくる。。。コレです。。。。↓↓↓このリモ、チビ達が降りた後見せてもらったが、すごい。こんなんだったら絶対に権造も乗りたかった。。。ミラーボールまでクルクル回ってるし。写真じゃ後ろが切れちゃってるが、この後ろもかな~り長い。30人乗りだそうだ。。。スゲーな、ジョンカルロスの親。かなり太っ腹である。まぁ、パーティー自体はボーリングなんでさくさくっと省くとして。所詮チビなのでガーター防止壁オールフル活動で、隣にレーン借りて同じくガーター防止壁駆使のここ造とマジ勝負するガーター防止壁禁止の権造のスコアよりもかなりのチビがハイスコアだったと言うことだ。風邪気味だったのでどうもスコアが、、、という言い訳は置いといて。だんだんしんどくなってきたのでとっとと終わった後は帰りたかったのだが、誕生日プレゼントのお返しにジョンカルロスママパパから併設されてるゲーセンのゲームカードをチビ達は貰ってしまい、まっすぐ帰るはずも無くその後30分ほどゲームに没頭。もも造フレンドのケイリーを家まで送り届けて帰ったらかなりフラフラになってしまった。で、速攻寝ちゃったチビと一緒にウトウトしていつもの悲しいサガでまた今目が覚めちゃった権造。まぁ目が覚めたのならとりあえず更新しておこう、とコレを書いている。明日は8時半からお仕事なんでこの後薬飲んで寝なければ。。。まったく、誰が朝の8時半にカットして欲しいんだよ、と夜型の権造は思うんだが、土曜日の朝一の9時の予約はいつもかなり先まで埋まっている。で、明日はすでに一杯だからキャンセル待ちのお客さんから『旅行に行くからどうしてもお願い~~。』とメッセが来て朝8時半のカットとなった訳だ。みなさん、健康的に早起きです。そして朝から来てもらえるのはありがたい事です。そうだよな~。折角の週末の土曜日。朝一で美容院を済ませておけば丸一日いろいろ出来るからなぁ。そんな訳で。日本の船に体当たりしたシーシェパードの元船長が『シーシェパードからぶつかるように指示された』と自作自演だったことをラジオでぶっちゃけちゃったお話だとか。中国の活動家がノーベル平和賞を貰ったお話だとか。それに関して中国政府が『ノルウェーとの国交に憂慮』的コメントしてる事だとか。この絶好のチャンスに日本政府はビデオ公開する訳でもなくスルーしてる事だとか。スルーってか脳みそフリーズに近いよな、と思うことだとか。最近今頃になってNHKの龍馬を見だして、この人達を外相にしたら日本は素晴らしく外交上手な国になるだろう、と思う事だとか。書きたい事は今日は辞めておこう。一個だけ。ノーベル化学賞を貰ったお二人。うち一人はPurdue大学で教えているんだとか。インタビューで『アメリカで研究の場をもらっているが国籍は日本の日本人だ』というような談話があった。なんだか気持ちはよく分かる気がした。自分は何も大したことってしてないが、日本人って言うものは背中にしょってるんだろうな。お客さんの中には権造の滞米年数の半分くらいの人でも会話してるうちに半分英語になってしまう人達も居て、アメリカに住んでる外国人って、アメリカにうまく同化してる人、アメリカにうまく順応してる人、アメリカに自国を持ってきちゃってる人、の3種類に分かれる。同じ談話の中に、『若いころに海外に出て外から日本を見てみるといい。』というのもあったが、これもとてもよく分かる気がした。権造はぶーぶー文句言いながらもうまく順応して暮らしてると思うが、外に出たことによって益々日本人くさくなってるところもあると思う。そして、北海道の大学で教えてるほうの方が、『日本は資源も無いからすぐれた人材を育てていって生き残れる』といったことを答えていたが、コレもまったく同感だ。なので、事業仕分けで蓮舫さんが、『世界で一位になることになんの意味があるんですか?二位じゃだめなんですか?』と言ったのは政治家=自国の将来を考える人間としてものすごい失言&無知だったと今でも思う。いや~~なニュースが多かったので久々うれしいニュースだった。ではでは。ひどい風邪の時なんかは昼間は『デイコール』夜は『ナイコール』というきつーーーい薬を飲んだりする。デイコールとナイコールは同じメーカーの薬の昼用と夜用で、昼間がオレンジ、夜がグリーンと色が違う。何年も前に仕事の前に間違えてナイコール飲んでしまい、ブローしながらウトウトしてブラシとドライヤーを落っことした経験がある。やっぱアメリカのきつい薬って怖ぇぇぇぇ~~と思ったものだが、間違ったオマエが悪いんだろうと思う人、クリックよろしくお願いします!↓↓↓にほんブログ村
2010年10月09日
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なんか今週も忙しかった。普段のアレコレに加えて、木曜日はチビ達の歯医者であった。こっちは日本みたいに子供の歯科検診が毎年あるわけでもなく。 すっかり親任せ&保険あっても無くても高額治療って事でついつい足が遠のく場合が多い。ウチもすっかりサボっていたので、もも造は2年ぶり、ここ造に至っては初めてという、真剣に考えるとコレも子供に対するネグレクトになっちゃうんじゃないかと言える位、久しぶりの歯医者であった。もも造は結構神経質に磨いてるほうなので、そしてここ造は5歳になっても相変わらず歯ブラシ持って権造んとこに走ってくるから結構権造チェックはしていたので、ついつい『ま、大丈夫でしょ。』と後回しになっていた。で、夏休みの終わりごろ、ふと久々にもも造の歯を磨いていると上の奥歯に虫歯発見!!!ヤバっ!!で、今回の予約となったわけである。権造はず~~っと前に書いたと思うけど、仕事中に親知らずが痛くてどうしようもなくなって、カット中のお客さんを放り出してサロンの建物の2階にある歯医者に駆け込んだことがある。結局抗生物質を飲んで腫れを抑えてから抜いてもらったのだが、それ以来その歯医者さん、ドクター・ブエノスディアスには時々チビも含めてお世話になっている。さて木曜日。ブエノスディアスは完璧なまでの治療ルック。マスクはしてるし、頭にはスパナで火花を散らすときのようなものを被っている。ここ造すっかりビビりモードでもも造から始めたんだが、、、。まず、最初のレントゲン。 その前にブエノスディアスに『モモゾウ、虫歯がココにあってさ~~~。』と説明してた権造。きっと隣の歯とかにも影響してんだろうな~と心配していると、アララ~~~~とブエノスディアスがため息ついた。結局。。。権造が見つけた虫歯は乳歯なんだけどまだ1年以上は抜けそうに無いのでとっとと治療が必要。隣の歯にもやっぱ影響してるのでかなり緊急に治療要。。で、他にも歯と歯の隙間のところで怪しいな~~ってのがあと6本。。。うち2本は永久歯なんでコレもとっとと治療要。。。あああああ~~~、きっちり磨いていると勝手に権造が思い込んでたのが間違いだった。。ってか去年もちゃんと来ておくべきだった。激しく反省するも遅し。『こりゃ~~結構かかるわよ。一応、いろんな方法で見積もりだしておくからハズバンドと相談して来週には予約入れて。』歯の保険、あっても結構高くつくしってウチ入ってないんですけど。。。まぁ、、、、しょうがない。コレまで以上に一生懸命働くことにしよう。と言うわけで、もも造は歯のクリーニングとフッ素コート。こんな感じで↓フッ素がすっぱいらしく、オエオエ言っていた。 家でもフッ素リンスを毎日寝る前にするようにとの事。我慢せよ。そしてここ造。最初はどーって事なかったが、レントゲン→歯のクリーニングの時点ですでに『楽しくない・気持ちよくない・おいしくない』と気づいたここ造。うんぎゃ~~~、ほげぇ~~~と口の隙間から謎の声を出して抵抗開始。この世の終わりっぽい表情↓その後はフッ素コートやるんだが、歯の型(チビサイズ)にフッ素ジェルが入っててそれを口の中にしばらく我慢して入れるんだが、ここ造これを断固拒否。 ブエノスディアスが『ほら~、平気だってば~。ココゾウ頑張ってるね~。』とあやしながら口をこじ開けてようとしても中まで歯型Withフッ素を入れさせない。自分のポリシーに反する事には抵抗の意思を明瞭に表し、相手の作戦にも一切乗らず自分にとって不利益な事に対し断固拒否のこの姿勢。日本政府の面々に、特に菅さんと仙谷さんあたりによぉぉぉぉ~~く見習ってほしい。コレにはブエノスディアスも呆れちゃって、結局指でフッ素グリグリしたのだが、こちらの方は虫歯ゼロらしい。時々、歯磨き前に寝ちゃって『起こすのもなんだし、ま、いいか~。』なんてこともあるんだが、虫歯ゼロで安心した。終わってからはオモチャを貰ったチビ2人のご機嫌はすっかり元通り。もも造なんかはオエオエ涙ぐんで もういやだ~~って半泣きだったのに いつの間にか『ブエノスディアス、マイフェバリットデンティスト。アイラブユー。』なんて絵入りの手紙書いてるし。ここ造なんかはこの世の終わりまで行っておいて、戻ってきたらあっさりとブエノスディアスにビッグハグしてるし。ハァ。疲れたのは権造だけかよ。更に今週末。ここ造クラスではよい子にしてると毎日『スーパーベア(熊)』の称号を先生から与えてもらう。そして毎週一番スーパーベアなチビが金曜日にクラスのマスコットである『バディーベア』なるぬいぐるみを家に連れて帰って週末を一緒に過ごせることになっている。ここ造はずっとこのバディーベア狙いで毎日をスーパーいい子で過ごしていた。が、ここ造クラスの人数は20人ちょい。なんせまだ学校始まってすぐなんだし、なかなか順番が回ってこない。先週末はここ造のボーイフレンドであるライアンがバディーを連れて帰った。なので今週は絶対狙いでなんと先生に直訴したそうだ。もう笑っちゃったわよ~~と先生は言ってたが、おかげで金曜日、権造が仕事を終えて学校に迎えに行くと、ここ造はスーパースマイルでバディーを抱えて走ってきた。よかったねぇ~~~~~やったねぇ~~~~と誉めていると、ここ造が一冊のノートを権造に渡した。ん?何じゃコレ?中を見てみると、なんと『バディーベア日記』、、、。え?日記つけないとダメなのか。パラパラめくって今までのチビのバディーベア日記を見てると、親がきれいにスクラップブックしたり、シール貼ったりキラキラ貼ったり、なんだかスゴイ気合の入れようである。最初のページに先生からバディー日記についての説明が書いてあるが、『なるべく週末バディーと一緒に色んなことを子供に経験させてあげましょう。その体験は写真にとって日記に貼って下さい。』とある。う~~ん。なんだか面倒なことになってきた。家に帰ってとりあえずカメラを出してきて、改めて親の気合のカタマリのバディー日記をめくってみる。面倒だと思っても『折角だから他の人とは何か違ったことを、、』なんて思っちゃう権造。ライアンファミリーなんて金曜日土曜日日曜日3連チャンで動物園や博物館なんかに行ったそうだ。殆どバディーの為って感じだったらしい。同じ場所だとつまんないし、とりあえずマイアミヒートのユニフォーム、それももう居なくなってるオニールの背番号をつけてるバディーに他のものを着せてみせることにした。んで、あれこれバディーサイズに合うものを探して片っ端から着せて写真を撮ってみるとコレがなかなか面白い。ファッションショーみたく全部日記に載せちゃえ~と夕飯準備そっちのけで写真をとりまくる事になった。コレがもともとのバディー↓で、コレがいろいろ着飾ったバディー↓ジプシーマドモアゼルカウガールフェアリーヒッピー甚平犬の双子すげーヒマ人だ、と思われそうなので一部だけにしておこう。それからバディーを背中にしょって自転車で散歩に行きたいというので紐でバディーをここ造にくくりつけて散歩に出かける。で、今日土曜日はホントは権造はお仕事なんだが、今日は作造が結婚式のケータリングがあったので権造がチビのお世話デーとなりお仕事は朝の1個のみ。帰宅後チビがプールにバディーを連れて行きたいと言い出した。ってか自分が行きたいんだろ~ってのがバレバレなんだが、そういえば夏の間に一度は権造がプールに連れて行く、と約束しててそのままになってたので今更ながらプールにいった。結果、、、。やっぱもっと夏ど真ん中にいくべきだと反省したが、水は結構冷たくなってきてた。そんな中チビらは感覚神経いっちゃってるのか全く寒いと思わないらしく結局バディーは角に座ってるだけで約3時間、冷たいプールで遊ぶ羽目になった。。その後は権造のサロンにバディーを連れて行ってシャンプーしたりカットしたりフェイシャルしたりネイルしたり。(←もちろん全部真似のみ)それから作造レストランでカウンターに陣取ってバディーと一緒にメシタイム。日記をアレコレ飾るグッズも買出しにいったし(もちろんバディー連れで、、) 写真をプリントしに近くのお店にも行ったし。ああ、忙しい。明日はAVEDAのヘアショーを見に行くんだが、ここ造にバディーも一緒に連れて行ってあげてくれと頼まれたが丁重にお断りした。夜また何か考えて、写真ぱちぱち撮ってたら徹夜になるな、きっと。。そんなことばっかやってます。辛いぜ、マミーは。ここ造はすごく幸せそうだ。今年のハロウィーンは日曜日。どうせだったらハロウィーンの週末に当たってくれても結構楽しかったかも?と思ったりする。いやいやもっと仕事が増えるだけだ~と思う人、クリックよろしくお願いします!↓↓↓にほんブログ村
2010年10月03日
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めずらしく作造が病院に行った。毎年、夏に帰国するときに血液検査だけチャチャっとやるくらいで、あとは市民生活をいともたやすく崩壊させうるアメリカの多額な医療保険に入ってるにも関わらず、知り合ってからマイアミでドクターに掛かったのは、目が充血して真っ赤になったときに目薬をもらいにいった時のみ。。今年の夏の帰国のメインイベントは人間ドックデビューだったんだが、帰国のかなり前からとっととマイ実家に連絡して近くの医療施設の人間ドックの料金や内容を送ってもらって、んじゃ~コレもオプションで、いや~胃カメラ飲むのは恐ろしいからバリウム飲むことにしよう、婦人科検診もとっくに行く時期過ぎてっからついでにやっとこう、といろいろ吟味して計画立ててた権造とは違い、だんだん帰国の日にちが迫ってくるにつれて面倒くさいモードたっぷりの作造。よって権造は速攻で義母造に電話して即病院を探して予約を取っておいてもらえるように要請していた。結局、人間ドックは逃げたものの、ある程度の精密検査を作造は受けて その結果血圧が高いだの何だのと今までの医者嫌いと普段の不摂生が祟ってアレコレ引っかかったようだ。そしてその時もらった降圧剤が無くなってしばらく経ってるので、今回は作造レストランの近くで知り合いが何人か通っている病院へといくことになり、今日薬をもらってきたようだ。権造は日本での衝撃的な人間ドックデビューの結果、血液検査や機能の検査はオールAで各数値もなんとすべて平均内であった。どうしようもないくらい優秀な結果である。ただ、腹部エコーで3年前に陣痛の100倍くらいの痛みに苦しんだ腎臓結石がなんとまだあることが発覚したのと、前から気づいてはいた胸のシコリのマンモとエコーで引っかかって、その2つのせいで総合判定はCにまで転落してしまった。腎臓結石はまぁ爆弾が爆発するまでどうしようもないとして。胸の方は気になるので細胞検診をしてもらおうと、先月日本から送ってもらったフィルムや画像コピーを持って婦人科医でも『Breast Center』という胸専門のクリニックにセカンドオピニオンをもらいに行った。結果は、細胞検診するまでもなく新たにエコーをやってもらって触診した結果、よくある良性のものだと断言されたので、とりあえず半年後に念のために検査するだけでその後は年一回のマンモとエコーで大丈夫らしい。そんな結果にホッとしつつドックにかかっては来たものの、この胸の件とドックの結果を報告しつつマイドクターのアヒア先生の顔を久々に見に行こうと今月はアヒア先生んとこに年一回の検診(といってもドックの報告がほとんど)に行ってきた。日本でそこまで調べたんだったら大丈夫っしょ~と、アヒア先生は毎年ルーティンになってる血液検査はパスって問診で気になった部分の血液検査だけしてくれた。(←結果はノープロブレム)ドックの検査結果表ってもちろん日本語だからアヒア先生はさっぱり分からないが、検査項目の部分のアルファベット表記の成分なんかを見て、調べる量の多さに感心してた。先生も言ってたが、アメリカの医療と言うのは『予防医療』というものが欠落している。毎年インフルの予防注射がある、というレベルくらいで、殆どの人達は医療費の高さも手伝って、もう我慢できないくらいに症状が現れて初めてドクターのところに駆け込むわけだ。結果、早期発見よりも長期に渡って複雑な治療をすることになったり、ヘタすりゃ手遅れという事態も多々起こるわけである。医者や製薬会社が儲かって人命がおろそかになっている非常に悪しきシステムと思う。なのでこの日本の人間ドックのようなpreventive care・予防医療は、もう世界中で真似して称えるべきシステムだと思う。『ドコも悪くないんだけど、年に一度アタマの先から足の先まで調べる』という事はこっちの人には信じられないらしいが、ドックの話をすると10人が10人、すばらしいシステムだと言う。ドクターのオフィスはここ、血液検査は別の場所、エコーやスキャンは専門の機関で、と何もかも別の場所で別々に予約とって何度も出かけないといけないこちらと違い、1日または半日で同じ場所で何もかも出来て更に終わった後にランチがついてくる、なんて夢のような話じゃないか。この人間ドック。権造は生まれて初めて行ったのだが、ふつーに会社から年に一度行っているベテランの人々から見ると、きっと権造はかなり怪しい人物に映ったことだろう。あまりにもシステム化されててチャチャッと効率よく『次は1階の眼科に行って下さい。』『今婦人科のほうが空いてるようですから先にこちらにしましょう。』と手首に巻いたバーコードをピッピッとスキャンするたびに的確に効率よく振り分けるので、ベルトコンベアに乗っかった部品みたいなもんだな、自分。と権造はいたく感心してしまった。そして幼少のころから今に至るまで経験したことの無い検査の数々。。。眼科の前で自分の番が来るのを待ってるときにドアに張ってある張り紙を見てると『眼底撮影』と『眼圧測定』とある。眼底撮影の文字の横には目ん玉の裏側部分の血管の写真が。コレ、、、、、。一体どうやって撮影するんだ????目ん玉が邪魔になって裏側の血管なんてフツーに撮影したら写らないはず。。。もしかして痛い恐ろしいことをされるんじゃないかと急に不安になる権造。そして更に不安を煽るのが『眼圧測定』の4文字。目ん玉の圧力って、、、。どうやって測るんだ?? 頭の中で想像する眼圧測定は、、、。看護婦おねーさん: ハイ、目は開いたままにしてくださいね~。指でギュ~~っと押しますから目ん玉がぶっつぶれそうになったら言って下さいね~。もしくは、、。眼圧測定マシーン: ハイ、アナタノメンタマハ コテイサレマシタ。 モウメヲトジルコトハデキマセン。 メンタマゼンポウヨリ コノキカイデオシマスカラウゴカナイデクダサイ。 こんな感じでとにかく目ん玉存続の危機!!ってくらいとにかく眼球をギュウギュウ押されてその押す力を測定するに違いない。ちょっぴり人間ドックに来た事を後悔した瞬間に『ゴンゾウさん、検査室へお入り下さい。』と呼ばれた。中に入ると若いキレイなオネエサンがニコニコしている。言われるがままに顎を左の機械に乗っけて、ハイ、じゃあ中を覗いてくださいね~と言われ覗いた瞬間にピカッ!!!!!!え。。。。。『あの~、これで目ん玉の裏っかわの血管なんて写るんですか?』思わず質問する権造。一瞬キョトンとするオネエサンに『いや、なんだかもっと痛い事をするのかな~と思って。』と言うと、オネエサンはフフフと笑って『眼底撮影初めてですか?』と聞かれてしまった。マズイ。。コノ年でいまさらドックデビューしてるのがバレてしまった、となんだか照れた権造はおとなしく右の機械の前へ。 コレが恐ろしき眼圧測定マシーンである。思わずビビった権造がアタマ引き気味にしてマシーンを観察していると、オネエサンは容赦なく『ハイ、じゃあ覗いて下さいね~。目は開けたままでお願いします。』と言う。指でギュ~~~の方は無くなったが、きっと覗いたトコから何か出てきて目ん玉押されるんだろうと、危険だ!目を閉じろ!という本能の指令と戦ってると、いきなりプシュっ!!!!!え。。。。。ブハッ!!!!期待と恐怖感が大きかっただけに空気プシュっに思わず吹き出してしまう権造。思わずまたビギナーっぷりを披露してしまった権造にオネエサンは大うけであった。大体、、。その前の血圧測定や体のサイズ測定の時だって、目新しくないので大して注意を払ってなかった権造。『次は腹囲を測りますね~。』という言葉は上の空で聞いていたのだが、『え~と、腹囲は○○センチ』と記入する看護婦さんの言葉にハッとなり、『ハァ? ホントですかっ??』と食って掛かる権造。ビックリした看護婦さんは『あ、スミマセンっ!!!もう一度測りますね!』とあわてて再度計測。 が、同じ数字である。 何が何でもちょっと数字デカイんじゃないですか~?とショックな権造の様子を見て、『あ、胴囲とは違いますよ。ウェストはさっき測りましたよ。』、、、、、、。スミマセン、、、。全然聞いてませんでした、、、、。とにかくこんな調子である。極めつけは最後の胃の検査。バリウム飲むアレである。機械の大きさに圧倒されてると、技師のおっさんがとっとと機械の上に上がれという。『その横にある粉を全部飲んで下さい。』見ると粉がコップに入っている。バリウムなるものを見たことの無い権造は、へぇ~バリウムって白い液体だと思ってたら最近は粉なんだ~、全然ラクチンだ、と一気に気が楽になった。で、粉一気。『ゲップは絶対しないように!ハイ!すぐに横のコップを一気に飲むっ!!』え?横を見るとナンダヨ、コップには一気飲みの限界に挑戦するかの量の白い液体。なんだ、コイツがバリウムかよ。 チッと舌打ちしたい気分もつかの間、急にお腹がぶくぶくする感じがしてゲップしたくなってきた。あせった権造はコップを手に仁王立ちで一気飲みしようと思うものの、飲みづらいこと極まりないこの液体には閉口した。 一気飲みといわれたからにはコップから口離したら、あの怖いおっさんに怒鳴られると思い、チビチビと飲んでると、『もっと早く一気に飲んでっ! こぼすと画像に写っちゃうから絶対にこぼさないように!』おっさん、もうちょっと親切にしゃべれないのかよ、と思った瞬間に権造の口の横からダラーっと流れるバリウム。。。『あ~、こぼしちゃってっ。いいよ、そのまま全部飲んでっ!』良いんだったら言うなよ、と泣きたくなりつつなんとか必死で一気飲みしてコップを置くと間髪入れず響き渡るおっさんの声。『ハイっ!ぐずぐずしないっ!横向いてっ!角度は30度くらいっ!違う!反対っ!行き過ぎっ!』とにかく罵倒され続けバッタンバッタンと台の上をのた打ち回る権造。次はひっくり返ってだの、上向いてだの、とにかくクルクルと異常なスピードで回され続け、そのうちそんな自分におかしくなってきてクスクス笑いがとまらない。『何ニヤニヤしてんのっ!ハイ、じゃあその棒しっかり握って!傾けるからね、しがみついて!!』で、捕まる棒を握り締めた権造の体はどんどん傾き、アタマが下になって落っこちそうになる。オイオイオイ~~。こんな過酷な検査ってアリ? もっとお年寄りフレンドリーな機械にしないと年配の人達は無理だろう、なんて思いつつ、宇宙飛行士の訓練バリに体をクルクル回されたりひっくり返されたりしてる自分はやっぱ滑稽でしょうがない。きっと、、、。 アハハハ~なんて笑いながらクルクル台の上を回ってる患者なんて、あのおっさんの長い勤務暦の中でも珍しい度かなり高いに違いない。。そんな感じに非常に興味深く面白く感嘆しきりの人間ドックであった。来年もやってみよう。 バリウムは同じおっさんだったらきっともっと楽しいだろう。アヒア先生は必要なとき以外は薬は飲ませない派なので、年齢とともに近づいてくる更年期に対応してサプリの変わりにアレ食えコレ食えといろいろ食べ物のアドバイスをしてくれる。なんだか、ナッツ類とベリー類が権造の年代の女の人にはいいらしいので、ここ最近はチョコだのクッキーだの甘いものの代わりにナッツ各種とドライベリーが入ったのを買ってきて小腹が空いたらポリポリ食べたりしている。ちょうどタバコも辞めてるし、軽い運動も毎日やっている。なんだか調子サイコーって感じである。健康オタクみたいになってみるのも悪くないかもしれない。かなりうっとうしい人間になりそうだと思う人、クリックよろしくお願いします!↓↓↓にほんブログ村
2010年09月30日
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もも造3年生、ここ造幼稚園年長組。チビの新年度が始まって1ヶ月ちょいが無事に過ぎた。ず~~っと頭を悩ませていたチビ達の学校は、結局新年度が始まる3週間前というギリギリの時期に閉校となった。夏休みに入ってすぐに1ヶ月帰国する予定だったウチは、バケーション明けにバタバタとしなくても良いように念のために他の学校に申し込んでおいた。ここ2年間、サマーキャンプに通っていた今までの学校から一番近い別の私立の学校である。 なので、閉校という知らせを仲のいい先生から受けたときにはパニックになる必要はもう無かったのだが、今までの5年間を思うと悲しくなってなんだか泣けてきた。とにかく新年度開始3週間前という時期である。申し込んでいた生徒の父兄は次の学校を探すのにパニックになり、チビ達の元クラスメートの親から『ゴンゾウのところはドコに行くの?』という問い合わせの電話がかかってきたりした。 生徒の場合、どこかしら拾ってくれる学校はあるんだろうが、大変なのは先生の方だ。新学期開始3週間前なんて、どこの学校だってすでに教員スタッフは揃っているし、新学期が始まる準備だって各学校ともある程度済んでいる。そんな状況の中、職探しなんて、希望ゼロに近いじゃないか。こんなギリギリの決断をした牧師兼校長先生は一応近所の学校のいくつかにスタッフを雇ってもらえないかお願いには行ったらしい。 で、権造が申し込んだ新しい学校にも5人面接に行くことになり、その中には権造に閉校を知らせてきた、権造の大好きな先生も含まれていた。面接の数日前に権造のところにカットに来たので、頑張れよ~と励ましていると、『推薦状があといくつかあるといいんだけど。』と言うので、さっさと言いなよ~~!!とカットの後で、前の学校から同じ学校に移る親達に一括メールで推薦状を書くようにお願いしておいた。 権造のも含めてあと5通の推薦状を持って面接に行き、見事にこの先生は面接に合格した。あともう一人、無事にパスして5人のうち2人は今も毎日顔を見ることが出来るんだけど、あとの3人は結局、教員としての仕事は無く、今も職探しをしている。この不景気が続く中、とても厳しいけど負けないで頑張ってほしいと思う。8月の3週目から始まった新年度。いや~~~。最初は大変だった。今までの学校から目と鼻の先に新しい学校はあり、ちょこっと遠いだけである。申し込んだ時点では送り迎えもそんなに苦にはならないだろうと思っていたら、ナンダヨよく書類をみたら、8時までに学校に到着しなければならない、と書いてあるではないか。今までの学校の始業時間は8時半。30分も早くなる。。。んで、ちょこ~~~っとだけ遠いだけなんだが、関所(信号のある交差点)が増えるのと、学校の入り口に入っていく左折レーンでやたらとUターンをする車が多いので大渋滞となるため、遅刻しないように行くためには今までよりも毎朝45分早く家を出ねばならない。朝の45分の差というのはものすごーーーーーくデカイ。早起きがキライな権造が、寝起きのすごーーーく悪いチビ2人を 今までよりも45分早く起こさねばならないのだ。やっと慣れてきた感じであるが、逆に慣れてくると『ギリギリこの時間まではなんとかセーフ』という崖っぷち具合が分かってきて、目覚ましが鳴ってもあと5分寝ちゃえとか危険な行動に出るようになってきてるので今のほうが大変である。今までの学校は車から降りて教室まで連れて行っていたのだが、今度の学校は7時45分から8時までの間にドライブスルーでチビを落っことすというものである。自分で教室まで連れて行きたい父兄は7時55分から8時10分までの間に教室まで連れて行ってもいいというややこしい決まりになっていて、時間に余裕がある日は担任の先生となるべく顔を合わせておいたほうがいいだろうし、なるべく教室までくっついていくようにしている。幸い、もも造もここ造もどちらも楽しんで通っている。しかし。2年生から3年生というのは恐ろしくレベルが違うものだ。今までよりもよりハッキリ教科分けが出てきてるのと、学校が変わってカリキュラムや教材が変わったと言うのも大きいんだろうが、持って帰ってくる宿題にはビックリする。サイエンスの宿題なんて、先々週は『体の神経システムについて』の章だし、今週は『体の感覚システムについて』だし、宿題見てるときは片手に携帯を常備していつでもググることが出来るようにしておかねばならない。んで、更にアタマが痛いのはアメリカ史である。 しょっぱなはコロンバスの大陸発見の章で、まだこの辺だとサラサラ~っと流し読みしたらついていけるのだが、歴代大統領が始まると権造にとって苦痛になりそうだ。まぁ、アメリカにコレだけ住んでてちゃんとアメリカ史をやったことが無いので(大学のころ、必須科目で取ったのみ)、一緒に勉強すると言うのもいいかもしれない。あと、新しい学校で『おお!』と感動したのは語学のプログラムである。この学校ではRosetta Stoneという有名なプログラムを使っていて、チビ達は25カ国の中から好きな言語を選ぶことが出来る。25カ国のリストを見てみると、スペイン語からヘブライ語まですごく幅が広い。アジア系の言語だって、日本語・韓国語・中国北京語・中国広東語・フィリピン語・ベトナム語・タイ語・インド語2種と盛りだくさんだ。もも造はリストを見てすぐに、『マミーはジャパニーズを取ってほしいと思ってる?』と権造に聞いてきた。あったりまえだがもしかして他に学びたいと思う言葉があったりしたらそれも尊重したほうがいいかもと思い、『何でもいいから自分がやってみたいと真剣に思う言葉を選んでよし。』と言っておいた。何事も決断するのにものすご~~~~~~く時間のかかるもも造は、かれこれ数日じっくりと悩んだ結果、日本語を選んだ。 ば~ばとスカイプで日本語でしゃべれるようになりたいんだそうだ。で、このRosetta Stoneを始めて3週間。チビらと夕飯を食べていると、先に食べ終わったもも造がここ造を指差して『オンナノコガゴハンヲタベテイマス。』うぉぉぉぉぉ~~~~~~~!!!!!!今までのもも造のジャパニーズレベルからすると考えられないスタンダードな日本語じゃないか!!!!もも造っ!!!!!すごいっ!!ワンダフルっ!!と誉めまくると、今度は新聞を手にとって『ワタシハシンブンヲヨンデイマス。』オオオオーーーーマイーーーガーーーーーっ!!!後はっ?後は何を言えるのっ???と興奮して聞くと、入り口横に放置してある自転車を指差して、『ワタシハジテンシャ二ノリマス。』おおおおおおおおお!!!!やや発音は『ガイジン日本語』なものの、いまだかつてこんなに日本語が口から出てきたことの無いもも造。一体このRosetta Stoneってどんなものなんだろう?と作造PCでもも造のアカウントに繋いでみた。結構すごい。。。。いくつか一緒にもも造とやってみたのだが、たぶんこのRosetta Stoneがスゴイと言われているところってのは『小さい子供が自然に言葉を覚えていくように』という感覚に近いとこじゃないかと思う。なんていうか、ビジュアル的なのだ。例えば、赤い風船の写真があって、○○い△△△△とある。この○○をクリックすると aka ao shiroとチョイスが出てきてそれぞれをクリックすると発音が流れる。それを聞いて正しいのをクリックするんだが、他にも ひらがな・カタカナ・漢字の選択もあったりして、なんだか今までの語学の習得パターンとは違い、フツーにすんなり入れるように出来てるんじゃないかと思う。これは先が楽しみになってきた。きっともも造はかなりきちんとした日本語をマスターするだろう。日本語が終了した後にはスペイン語をお勧めして一緒に家でやったら権造もぺらぺらになるんじゃないだろうか。さてここ造はと言うと。ここ造の場合、同じクラスに前の学校でクラスメートだった3人が居るし、その中にはここ造本命のボーイフレンドのライアンが居るので 最初からあんまり心配してなかった。で、初日。迎えにいって教室に入っていくと、なんだかチビ達が教室の一点に群がっており、その中心にはここ造。先生に、『アレ、何?』と聞くと、『ココゾウはすでにスターよ。』と言われた。新学校の新年度の初日に、ここ造のぐらぐらしてた歯が初めて抜けたんだそうだ。午前中、先生がチビ達に教室での心得なんかを説いている真っ最中、ここ造だけがず~っと下向いてるなぁと思っていたら急に手を上げたそうだ。『ティ~チャ~~~。歯がグラグラしてて気になるから抜いてもいい~?』えっ??無理に抜かなくっても、、、と先生が話してる途中で、すっくと立ち上がったここ造はグラグラしてた下の歯をブチっとみんなの前で抜いちゃったそうだ。ワァァァァァ~~~~オォォォ~~~。あまりにも突拍子も無い勇気ある行動にクラスのチビ達は釘付けになったらしい。で、その後歯をみんなに見せびらかすここ造は一気にスターの座に着いたということだ。ちなみにその貴重は歯は午前中は大事に大事にここ造の手に握られていたが、ランチの時間のころにはすでに興味を失ったここ造の手からは消えており、あせった先生とアシスタント先生が床を這いまわって探してくれて無事に権造は持って帰ることが出来た。この1ヶ月のうちにここ造とライアンのアツアツぶりは学校中の先生の知るところとなったし、チビを迎えにいって車に向かっているとぜ~~んぜん知らない高学年の子達から『バ~イ、ココゾウ!』と声をかけられる。勉強のほうはさっぱりだが、何物にも変えがたい長所であり、これからもここ造にはこの道を突き進んでほしいと思う。ここ造もついに毎日宿題を持って帰ってくることになり、、、。 もも造と違ってこっちはかなりしっかり見張ってないとものすごく適当なことを平気で書き込むので、つきっきりでやっている。なんだか益々自分の時間が無くなっていく気がするが、しょうがないんだろうなぁ。。。。そういえば!自分の事に関しては、ビッグニュースがひとつある。あれだけ長年吸っていて、あれだけやめるのに苦労してたタバコをあっさりと辞めた。タバコ辞めないとね~なんて話を仕事が終わって夜中に帰ってきた作造としていて、作造が『オレ、この1箱吸ったら辞めるで~。』と半分くらい残ってるタバコを見せてきた。権造タバコは残り4本。『んじゃ~、権造もこれで辞めるかな。』と、姑息にいきなり吸うのをセーブしてる作造とは違い、その日寝る前に一気に全部吸ってしまった権造。次の日、いつものようにバタバタと朝出かけて気がついてみると、アレ?なんだか平気?で、結局そのまま2週間が経過している。きっと3週間前からこれまた急に思い立って始めたストレッチと軽いトレーニングを続けてるのもいいんだと思う。きっとコレにハマってる最中だから、それほどタバコのことが気にならないんだろうか。で、いままで『あと何箱で辞める』と思いっきりプレッシャーをかけて辞めようとしたのに反して、今回は急に思い立って軽~~~く始めたのも良かったのか?ニコチンの禁断症状が出るだとか、イライラするだとか、かつて経験した苦しさも全く無く、一体どうしちゃったんだろう、と自分で不思議なくらいラク~~~にタバコから離れることが出来た。あとはもう2度と火をつけないことだな。1本つけちゃうときっとダメなんだろう。しかしまぁ、気の持ちようでこんなにあっさりと行くもんだなと感心している。エライっ!と思ってくれる人、クリックよろしくお願いします!↓↓↓にほんブログ村
2010年09月27日
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お久しぶりです。みなさん。最後に更新してるのが5月24日。沖縄問題についてアレコレ書いてて、まだ『鳩山首相』だったのが、なんだか妙に時間の経過を感じさせる。。。。その後、6月頭から7月頭までバケーション帰国してたし、その後チビ学校も変わったし、マイPCはついにぶっつぶれたし、いろいろ書きたいことは山ほどあるんだが、とりあえずサボり終了復帰記念はやっぱコレでしょう。尖閣諸島。中国船長逮捕から釈放まで、ずっとNHKオンリーのニュースだけど一体日本政府はどうやって対応するんだろうともの凄~く興味をもって見守っていた。んで、この結果。。。。沖縄地検の一存で釈放?????????政府としてのコメントが『了とする。』????????ハァ???????中国外務省、日本に謝罪と賠償を求む??????ハァ???????マイPCがぶっつぶれてるんで、もうしばらくブログはお休みにしようと思っていたんだが、あんまりこの経過に頭にきたので作造PCをこっそり拝借してチャチャっと吠えさせてもらうことにした。大体。。。Twitterの方でも書いたんだけど、沖縄地検が日中関係に配慮して首相が留守の間にさっさと自分らの裁量で釈放しちゃうというのもありえなさすぎな話だし、思いっきりしれ~~~~っと『地検の判断を了とする』なんて言葉を吐いてる仙谷さんも大嘘つきだ。一応、地検は外務省に『ご意見伺い』はしたらしいが、これだけ大騒ぎになってる問題をこんな茶番で片付けようとしてる政府って一体何なんだろう。タイムリーにも邦人が4人、化学兵器処理施設の視察に行って中国当局に拘束されてしまったが、この人達と引き換えに船長を釈放しろなんて政治的取引があったのかもしれないな~と思っている。もし、万が一、そういうことがあったとしたら、政府は『こうこうこうやって政治取引したが、この取引と領土問題はまったく別モノである。』と、さっさと公式声明を世界に向けて出すべきだったと思う。そういう政治的取引って外交の手段のひとつな訳で、ドコの国でもやってることだ。 なんだか、中国が先手先手を打ってどんどん過激に日本を追い詰める声明をバンバンだしてるのに対して、日本が言ってきた事って、『粛々となんちゃらかんちゃら』とか『時間をかけずとも一過性のものとして云々』とか、なんともハッキリしないものばかりだった。大体、『粛々と』って何なんだ?!しゅく・しゅく【粛粛】1.ひっそりと静まっているさま。2.おごそかなさま。厳粛なさま。3.つつしみうやまうさま。(by大辞泉)こんなんでどうやってあの中国と渡り合っていけるんだ??政府の態度は『粛々と』ってよりは『縮々』って字のほうが当てはまるくらい、関わりたくない~・領土問題ほじくりかえしたくない~・ビビってます~という感じがする。そもそも。。。。。。テレビはNHKのみで後はネットのニュースで見てるだけだから、日本国内でどんな風に報道合戦されていたのかいまいち分からないんだが、感情的な政治家とかコメンテーターとか町の人の声なんかよりも、大元の尖閣諸島の領有権についてきっちりとメディアが揃って国内外に向けて発信したのかどうか、気になっている。時事ドットコムによると:沖縄県石垣市に属する尖閣諸島は東シナ海の無人諸島群で、魚釣島、久場島、大正島などと岩礁から成る。日本政府は1895年の閣議で沖縄県に編入し、領有を続けてきた。第2次世界大戦後は米国の管理下にあったが、1972年に沖縄県の一部として日本に返還された。 中国と台湾がそれぞれ領有権を主張し始めたのは71年で、周辺に豊富な石油資源がある可能性が指摘された時期と重なる。51年のサンフランシスコ講和条約で日本が領有権を放棄した「澎湖諸島」に含まれるというのが根拠の一つ。尖閣を実効支配している日本政府は「澎湖諸島には含まれず、東シナ海に領土問題は存在しない」との立場で一貫しているが、実際には中国や台湾から漁船のほか、抗議のための船舶もたびたび接近。2004年には中国人活動家7人が魚釣島に不法上陸する事件が発生し、沖縄県警が入管難民法違反で逮捕したが、送検せず、中国へ強制送還した。(時事ドットコム)という訳で、澎湖諸島に含まれると中国・台湾が主張するなら、尖閣諸島が72年にアメリカから『沖縄の一部として』日本に返還された当時に中国側はちゃんと主張するべきだったんじゃないかと思う。この澎湖諸島っていう島々ってそもそも台湾の西側にあるわけで、台湾の東側にある尖閣が澎湖諸島に含まれると言うんだったら、戦後澎湖諸島の領有を日本が放棄したときに尖閣諸島も含めての領有を中国側は宣言しておくのが筋ってものだ。尖閣諸島は一応、戦後米国の管理下にあったというお墨付きがあるわけだし、今回もクリントン女史は『安保条約の範囲である』という見解を正式に出してるわけで、日本は充分すぎるくらい中国の主張に反論できたはずだった。もともとのいきさつって、『政府が外国の統治下にないことを確認して領土を宣言した』ってことらしいんだが、こういうのって宣言したときにどういう手続きをとるんだろう?例えば国内の土地なんかはちゃんと測量したりした結果を、ちゃんとお役所に届け出て認可されるというプロセスが必要なんだろうが、国際的な規模の場合、こういうのってどういう扱いになっているんだろう。アメリカでは重要な書類を提出したりするときに、よくnotarizeが義務付けられる。notarizeとは、公証人によって公証されることを言うんだが、弁護士事務所だとか公認会計士事務所だとか、notarize専門の『notary public』という機関なんかに書類を持っていって目を通してもらい、問題なければサインをしてもらって、それで初めて書類の提出先に送ることができる。notarizeとはオフィシャルにする、ってことだ。領土問題だって、どこかの国が『この島はオレのもん!』って言ったときに、それ以前にオレのモンだといった国が無いかどうかチェックできたり、無かったとしたら『ハイ、んじゃ~コレはお宅の国の島とします!』とnotarizeする世界的な機関があったら、そんなにめちゃめちゃモメなくてもすむのになぁ~と思ってしまう。こういう手続きってどうなってるんですかね?誰か知ってる人がいたら教えてください、是非是非。しかし、、、。前原さんのコメントも、目はデカイくせに目ヂカラに欠ける顔の印象と同じで、ぱっとしない。米中両方から圧力はあっての今回の結果なんだろうけど、せっかく国連に居るってのに『中国の謝罪、賠償要求について「中身を見ていない」とコメントを避けた。中国人船長の釈放については「検察がそういう判断をしたことについては、その対応に従う」と述べた上で「東シナ海に領土問題は存在しない。これから同じような事案が起きた時には、毅然(きぜん)と対応していくことに変わりはない」と強調した。 (by朝日新聞)』こんな弱弱しい態度でどうするよ~~~。*中身はまだ見ていないが、謝罪・賠償には応じない。*尖閣諸島はこういういきさつで(↑上に書いたような事)わが国の領土である。米国もそれは認めている。*今回は邦人が4人拘束されている事もあり、船長を釈放するに至ったが、以後同じような事案が起きた場合は一切日本領土内での法違反は許さない。せめてこんな感じだろう。あれだけハッキリ内外にアピールする国に対しては同じようにハッキリアピールするだけじゃなくって、そういう国としての方針に至った確固たる背景を理論的にぶつけるべきだ。ひたすら黙ってやりすごそうというのは最初から間違ってるし、逮捕はしたがどう扱っていいのか分からないというのであれば、過去に自民党がやったようにさっさと強制送還という形で送り返すべきだった。まあ。。。。やっちまったことは取り返しがつかない訳で。。。後は、これからの中国側からの謝罪・賠償請求に対してどれかでしっかりと対応できるかで、尖閣諸島をギリギリキープできるかどうかは変わってくるだろう。中国側にしてみれば、あっさり釈放した時点で『日本は自分たちの非を認めた』→『尖閣諸島は我々のものである』という事になってるから、一刻も早く『船長は返してやったけど、尖閣諸島はあげたわけじゃないから』という事をキッパリと国外に向けて発信しないといけない。ああああああああ。それにしても。。。情けないよな~~~。新PC購入までそんなにちょくちょくとは更新できないかも知れませんが。とりあえず、コレだけは書いておきたい~~と思って書いておいた。がんばれよ、ニッポン。外から見ててイライラするぞ。同じくイライラすると思う人、クリックよろしくお願いします!↓↓↓にほんブログ村
2010年09月25日
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↓↓こちらがおとといの鳩山さんのTwitterでのつぶやき。『明日、沖縄に行きます。普天間基地の問題について、沖縄の負担軽減や危険性除去にどのように取組むか、県民の皆さんともう一度お話をしてきます。』↓↓で、こちらが昨日のつぶやき。『今日は沖縄に伺い、知事を始め関係の方々に、普天間飛行場の移設などについて政府の考え方を説明しました。多くの厳しいご意見を頂きましたが、これからも丁寧にご説明していきます。』結局、県民の皆さんともう一度したお話というのは、県民の皆さんの民意の頭ごなしにアメリカ側と勝手に合意しましたんで申し訳ないけどヨロシク、という事後報告だったわけだ。何度も言っていたヤレ弱者を守って少数の意見に耳を傾ける友愛政治だとかヤレ民意を尊重するだとか、最低でも県外だとか沖縄の皆さんと連立政権とアメリカに理解納得してもらえる案だとか、あちこちで吼えていたのは全部場当たり的な発言であり知識が足りないゆえの知ったかぶり発言であり、8ヶ月かけて最後に自爆しただけでなく沖縄の人達を弄んだ罪は重い。基地のニュースは必ずみんな目にしていると思うから遠くの地からアレコレぶり返して書く事も無いと思うので、現閣僚の元政策秘書で今はフリージャーナリストの松田光世さんが書かれていたのを抜粋して紹介しようと思う。* テニアンを含む北マリアナ州のフェテル知事が「ホワイトハウスから呼ばれて」5月16日にワシントンを訪問。* オバマ大統領は米国内への基地移転費用を可能な限り日本側に負担させ、必要な緊急派遣部隊は日本に残すことで、問題を解決するリーダーシップを示すことが、中間選挙にも有利に働くという計算が働いている。* 海兵隊は現在、米国内のブートキャンプで基礎訓練した兵士を、沖縄で実践訓練し、アフガンに派遣している。しかし、キャンプシュワブでは「上陸作戦」の演習はできず、それが海兵隊の本隊をグアムに移すこと、テニアンで上陸作戦演習をすることは、米議会への報告書に明記されている。* 先週、ワシントンの日米実務者協議で日本側が行った最も重要な提案をマスコミは報道していない。「沖縄の海兵隊の訓練を日本のすべての自衛隊基地・訓練場で受け入れる用意がある。ただし、米本土並みの環境基準を守ることが条件」。この環境基準ができて以降、米軍は本土で実践訓練ができなくなった。* 米国内法の環境基準では、夜間の銃撃訓練や民家に近い場所での低空飛行など実戦訓練には欠かせない訓練は禁止されている。実戦訓練が米本土ではできないというのが、米軍が海兵隊の拠点をグアムに移す根拠にもなっている。* 日本側が「米本土並み」の環境基準を守って訓練をするように求めたことは、事実上、騒音の大きな訓練は、人里離れた場所でしかできないことを意味し、表面上は日本のすべての自衛隊基地を開放するかのごとく提案しながら、該当する基地は実質限定されている。* 日米地位協定を見直して「米本土並み」の環境基準を守って訓練するように義務付けるという要求に、ペンタゴンはおかんむりだという。しかし、沖縄は米国の領土ではない。米本土ではできない実戦訓練を沖縄に押し付けてきたペンタゴンこそ、まだ占領統治下の発想で、日本はポチだと蔑んでいるだけだ。* 「米本土並みの環境基準の下での訓練」の要求は、迂遠なように見えるかもしれないが、普天間基地返還の一番の近道かもしれない。ラムズフェルド前国防長官が基地を視察した時に言った「米本土ではありえない世界一危険な基地」は、米本土の基準では完全に米国内法に違反した「違法基地」なのだから。* なかなか進展しない普天間問題をめぐる日米協議については、鳩山首相が国内で批判にさらされて支持率が下がっているように、オバマ大統領も「日米関係を戦後最悪の状態にした」と共和党から攻撃され、このままではグアム移転費用の予算が通りそうにない。オバマ大統領も尻に火がついているのだ。* 5月末という日米協議の交渉期限は、米国側の予算編成が6月議会に間に合うようにと定められたもの。数日の「ロスタイム」はありうるにせよ議会予算局も予算書の数字を書き換えるだけでなく審議用の説明資料も必要。グアム移転費用など米側予算に関係する部分の合意期限は動かせない。* 最近になって、鳩山首相が「学べば学ぶほど」と言って考えを変えたのは、普天間基地にある滑走路の「隠された機能」を沖縄に残してほしいと米側から要請されたからだ。よしんば海兵隊を全員沖縄から引き上げても、普天間の滑走路は沖縄本島のどこかに移設して残してほしいというのだ。* 普天間基地の滑走路を沖縄に残す真の意味は、海兵隊のためではなく、嘉手納の米空軍基地の予備滑走路、第三滑走路としてのものだ。嘉手納を飛び立った米軍機が、嘉手納が攻撃されても無事に戻れるようにするためだ。家島などの離島の滑走路では継戦能力が失われるので沖縄本島ということになる。* 日米交渉の中で、米側が海兵隊のローテーション基地が沖縄本島に必要とする説明の報告を聞いて、海兵隊常駐ゼロでも沖縄に空軍の代替滑走路が必要というところから首相の考えは変わったように見える。抑止力はあくまで嘉手納の米空軍。海兵隊ではない。それをごまかしていたのでは自民党と変わらない。* ある意味残念だが、客観的に見て台湾海峡から朝鮮半島までカバーする嘉手納の米空軍は抑止力として極東アジアのパワーバランス維持のために、現実に機能している。ハーバードの恩師ジョセフ・ナイ教授が「海兵隊は無くとも嘉手納の空軍があれば極東アジアの安全は保てる」と豪語するだけの実力部隊だ。コレらを読んで、成程、嘉手納の空軍中心の話だったのか、、と納得した。海兵隊は日本を経由して中東などに派遣されている部隊で抑止力とは関係が無いとかつてから言われていたが、そういう事なら新政権を取ったばかりの『裏側』の事情を知らなかった民主党の勝手な暴走に官僚が慌てて内情をぶっちゃけて、結果鳩山さんが迷走しまくって収拾つかなくなった、という構図になるんだろうと思った。でもそうだったら沖縄の負担を軽減する為にはどうしたらいいんだろう。蓮舫さんの事業仕分け中の『科学で世界一になる意味があるんですか?2位じゃダメなんですか?』というビックリ発言にも開いた口がふさがらなかったが、それ以上に『普天間の問題や政治とカネの問題は国民生活には直接影響ない。地方に行けば普天間の話は雲の上の問題だ。』と言った山岡さんの驚愕発言は政治家として終わってるんだろう。でも、政治家発言だから人格を疑うけど一般の人達の中には実際『遠いところの話で自分らには関係ない』と思ってる人達も多いんだと思う。こっちの邦人の中にも『沖縄は元々日本じゃなかったんだから』とか平気で言う人も居た。こういう他人事としてしか捉えられないという事は悲しい事であるし、根本的には日本人として必ず自分にも関わっているはずの国の在り方みたいなものを考えていないという事であり、最終的に自分の国がどうなっても文句を言う資格も無いんじゃないかと思う。自分が何かを直接変えることが出来ないにしても興味を持って情報を判断するだけの知識くらいは付けたいと権造は思う。海外に長く住んで日本を見ていると、かつて無いくらい日本は段々と他国から注目されなくなってきている。そんな中で自分らの国についてちゃんと理解して国を引っ張っていく政府が正しい方向を向いているのかどうか注目する事は大切だと思う。他にもアメリカの軍関係のサイトの記事に対する書き込みを読んで背筋が凍る思いがした。Military.comというサイトの4月26日の記事だ。普天間基地に関する反対集会の様子を書いた記事で記事自体は中立的立場で書かれている。が、その下に書き込みされているコメントはきっと軍関係の人ばかりなんだろうが、多くが日本人にとっては酷い内容だ。アメリカが守ってやってんのに何を文句言ってんだ? 他にもアメリカ軍にきて欲しいと思ってる国はたくさんあるからさっさと退去して弱体日本に勝手にさせればいい。日本を守るため?馬鹿言うな。中継地点として必要なんだ。アメリカに戦争で負けた国が何言ってんだ。さっさと沖縄を去ってアメリカ軍のものは残らず持って帰るか全部海に捨ててしまえ。沖縄はアメリカの変わりに日本に占領されるのがどんなものか経験してみるがいい。直訳では無いけど、こんな感じだ。中には、沖縄の人達が望まないのなら去るべきだ、自分はかつて沖縄に居たが問題なのは週末になると街に飲みに繰り出して問題を起こす兵士であり自分たちの時はアメリカ軍を代表しているという自負をもってちゃんと行動していた、と沖縄の基地反対を憂う声もあり、こういう良識ある人達も居るんだと救われる思いがしたが、それにしても『こんな人達がいざ有事の時に本当に日本を救ってくれるんだろうか』と怖くなる。まあ、アメリカは純粋に日米安保で『日本人を救おう』というよりは有事の際にその相手を叩く事が自国にとって有利であるかどうかが判断の基準になるんだろう。在日米軍の軍人の数、本土所在が22078人、沖縄所在が22772人、軍属や家族を加えると総人数94217人。(外務省が平成20年に発表)日本国内の米軍の専用施設57、共同利用施設28、一時利用可能施設119。米軍施設の面積の33%は北海道、これに次ぐ22%は沖縄県に集中している。権造の個人的な意見としてはこの数は多すぎると思う。抑止力をキープしつつ動かせるものは国外に動かすことって出来ないのか??国の防衛力の在り方だとか、そういう大元の問題から考えていかないと、結局はずっと問題の先送りになるんだろう。上の松田さんによると、演習に使用されている鳥島という島なんかはすでに原型を留めずに10年もすれば消えてなくなるだろう、ということだ。ラムズフェルドが言った「米本土ではありえない世界一危険な基地」なんて占領下に置かれている訳でもない現在の日本が我慢し続けないといけないものだとは思わない。この話、こっちのお客さんに話したら日本にそんなに米軍基地があるという事を知らない人が殆どだった。で、聞かれる。『なんでそんなに一杯狭い日本に基地があるの?』オレもそう思う、私もそう思う、という人、クリックよろしくお願いします。↓↓↓にほんブログ村
2010年05月24日
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半端ではない忙しさと溜まりに溜まった心労ですっかりご無沙汰してましたが。というよりはPC。。。。お陀仏寸前に使いづらい。。。と言いつつも今日はおサボリ更新で。チビら学校の今年のアートショーに出品されたもも造画伯と気鋭の新人ここ造作品を。もも造は多分学校中で一番多く出品された。←思いっきり自慢したいんで他の父兄の人達にベタ誉めされた。←もっと自慢したいではまず気鋭の新人ここ造より。ジャジャ~ン!!ここ造の『C』の貼り絵5歳児作品の一つは自分らの名前の頭文字続いてここ造チョウチョ!このディスプレイ、さすがです素晴らしい出来栄えのここ造ふぃっし~水槽&サンドアート続いてもも造画伯の今年の作品。2年生クラスの共通のお題の暖色系と寒色系、もも造は寒色系をチョイス同じく共通お題の『アニメ』、スポンジボブをチョイスピエロオウムなかなか良く出来てると思った、走る犬コレは、、可愛い、、羊色鉛筆の感じが気に入った、コアラコアラと共に凄く気に入った点描の景色こんな感じでもも造画伯はたくさん賞をもらった。アートの先生のおかげですっかりアート大好き人間になった2人だが、これからもずっとアート好きで居てもらいたいものだ。この先生、教えるのが上手いとつくづく感心する。上級生なんかすごい出来である。4年生は凄かったので4年生作品も載せちゃおう。4年生の抽象画4年生の線描4年生のマスカレード(マスク)放課後陶芸クラスを取ってるチビ達も出品してた。年齢に幅があるので見てて面白かった。んで、この先生、サイドでジュエリーを作ってるのでしっかりショーの会場で売っていた(笑) 素材が天然の種とか貝を使っている。自分はジュエリーって殆ど身に着けないが、種の感じが何ともいえず良かったのでついつい日本のお土産に買ってしまった。この人がチビに大人気のアーチスト、マリア・ビクトリア・デ・グレイフ先生。ものすごく感情豊かな素晴らしい人だ。来年、ここ造は幼稚園の年長になり、年長組のアートショーのテーマはずっと『自画像』と決まっている。もも造の描いた自画像はずっと大事にとってあり、ここ造が自画像を描いたら並べて額に入れて飾ろうとずっと決めていた。ここ2年間の学校の状況の激変で、今のままでは来年もも造が進むはずの3年生はきっと閉鎖になる。残りたい子供は2年生か4年生と一緒になるそうだ。ずっと半年ほど悩み続けてここ2ヶ月ほどは夜中に目が覚めるくらい心のどこかにずっと引っかかっていた。日本に帰国するまでに夏休み後の新年度の準備をしておかないと遅すぎるので先週学校のオフィスに行って新しい学校へ持っていかねばならない推薦状を書いてもらった。オフィスのボスにお願いしたんだが、他の人は誰も知らないようだし権造も言いだせずに居る。もも造フレンズのケイリーも一緒の学校に転校するので、ケイリーママは今日オフィスに行ったそうだ。ボスは居なかったので事務のおばあちゃんに推薦状のお願いをした所、おばあちゃんは涙をこぼしたそうで、あの鬼のケイリーママも一緒に泣いちゃったそうだ。この事務のおばあちゃん、権造はしょっちゅうオフィスに行くのだが毎回色々話をしてて、父兄のお母さんって感じがする人だ。もも造とここ造が居なくなると知ったらまた泣いてしまうんだろう。。とても辛い決断だけど、チビ達の事を考えるともう少し規模の大きいところに移したほうがいい。きっと権造も泣く事になる。学校が終わるまでに手紙を書こうと思っている。このアートの先生にも。そんな訳でアートショーで作品を一個ずつ見ては物凄く切なくなった。来週、火曜日はもも造の誕生日なんだが、この日にもも造もここ造も新しい学校の入学試験を受けに行く。物凄く嫌がっているのが益々辛いが権造がハッパかけねば。新しい学校が今の学校から2分ほどの近さなのも切ないよな。そんな感じです。PCの方は。。。寿命+チビらの使用により、お陀仏さままであとわずかとなっている。フリーズしたりするのに加え、キーは所々無くなってるしタッチパッドも動かない。よって今までタタっとタップしたら良かった所をいちいちクリックしないといけないのでものすごーーーく面倒だ。帰国前に新しいラップトップを買って帰国時に持っていったら便利だな~と思っていたのだが、飛行機代+もも造の誕生日関連の買い物などの請求書を見たらすっかりテンションが落ちてしまった。バケーションが終わってから買う事にしよう。。MacBookに決断!!!なので、すっかりPC離れしてサボりに磨きがかかっていた。色々書きたいことは溜まっているんだが、ボチボチやります。あれだけ嫌いだったiPhoneでの書き込みはPC不調により前ほどイヤではなくなってきたので(それでもかなりイヤではあるが)、facebookやTwitterはチマチマとiPhoneからやっている。Twitter→@sayuri_t_hサロンのTwitter→@edward__james(_線は2本)ヨロシク。ヨロシクついでに久々にこちらもお願いします!↓↓↓にほんブログ村
2010年05月22日
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最近お客さんから聞いた話をいくつか。1. タイ王国のお話権造の働いているサロンの隣りにはタイレストランがあって弁当を持っていかない日などは良くお世話になっている。マイアミのタイレストランって寿司を置いてたり日本食と一緒になっているところが多いのだが、隣りは頑としてタイ料理一本でやっていた。が、リーマン以降の不景気でレストラン業界は大ダメージを受けてそんな中ついに去年から隣りも日本食を置いている。板前さんはタイ人が2人居てその中の1人が権造のお客さんである。昨日もランチが終わった直後にカットにやってきた。最初は他愛も無い世間話をしていたんだが、そのうち権造はふと思い出して『そういえばタイの混乱って収まってきてるの?』と聞いてみた。日本人カメラマンを含む大勢の人が亡くなった暴動である。2年前だったかのタイの空港占拠の事もまだ記憶に新しいし混乱は続いている。彼から話を聞いたところによると。テレビのニュースで必ず目にする黄色いTシャツを着た人達は政府支持者で赤いTシャツを着た人達はタクシン元首相を支持する反政府派の人達だ。ちなみにこの黄色と言うのは現国王のカラーでもある。問題なのは政治家の殆どが国益の事など考えずに一旦首相になるや否や自分の一族を要職に付けてひたすら自分達の利益のために邁進してしまうことだそうだ。首相といっても一国の長になるための教育を受けているわけでもなく、高卒後そのまま政治家になったりする人たちも多いらしい。高卒自体が悪いというわけではないが政府や法律の仕組みや機能を学ぶ機会も無く周りの私利私欲に走る政治家達を見て自分たちも経験を積んでいく事が最低だと言っていた。そんな中でタクシン元首相は今までの悪しき慣習を破って色々と革新を試みたようだ。それが古参の政治家に受け入れられる筈も無く2006年にクーデターが起き、クーデターの翌日にはタクシン元首相は亡命したそうだ。そして今に至るまで世界を転々とする生活を送っている。タクシン元首相も自分が政権を担っていたときに私欲に走ったのも事実でイギリスのマンチェスターのオーナーになったりと話題になった事も多い。このマンチェスターのオーナーになったことは反タクシン勢力にとっては面白い出来事ではなかったようで、タイ国王であるラーマ9世が王族同士の繋がりのあるイギリス皇族に働きかけて結局タクシンはオーナーを退く事になったそうだ。このタイの王族というのも彼によると悪の元凶らしい。コレを聞いた時に権造はビックリした。今までのタイ人に対するイメージと言えば王族を敬う人が殆どで隣のタイレストランにも王の肖像画が飾ってある。彼も若い頃は王族を敬っていたしタイに居たころは家にも必ず肖像画が飾ってあって毎日お供え物をしたりしていたらしい。が、インターネットの普及などで今まで知りうることの無かった色んな情報を見て愕然としたそうだ。日本の天皇というのは一体幾つ位自分の会社を持っているのかと聞いてくるので、日本の天皇は戦後『象徴』という立場になり経済活動も政治活動も一切行っていない、と今の天皇や皇族の立場を説明すると目をまん丸にしていた。タイの国王は国の色んな大手企業を全部自分のものにしているそうだ。タイ国内の米を取引する会社、清掃会社などなど、盛んに経済活動を行っていて得る利益は想像出来ないんだそうだ。米なんかは『国王の会社』という事で元々貧しい農民から破格の値段で買取りをして10倍20倍もの値段で一般の業者に売る。農民ももっと高い値段で売りたいところだが、国王が相手では選択する余地も無い。政治の世界の奥にも立ち入って反政府勢力を払拭するべく影で尽力したり、クーデターやデモが起きても自分の立場に有利になるように時には国民に呼びかけて時には沈黙を保って見過ごす。そんな話を聞いていると、今まで持っていたイメージがぶっ飛んでいく思いがした。前に他のタイ人のお客さんから聞いた話の流れでラーマ9世についてはWikiで読んだ事があった。記事の内容って確か凄く人徳溢れる人であるような記述だった。実際に現地で生まれ育った人達から聞いてみないとわかんないもんだとつくづく思った。同じタイ人でも国王や現政府を心からサポートしている人もいれば、国の現状を嘆いて将来を憂う人もいるのでどちらが真実なのかは分からない。なので話半分に聞いておくにしてもタイの政治の未熟さや王室の暗い部分を知ることが出来たのは良かったと思う。2. オイル流出事故のお話今日朝一でやってきたお客さんは某石油会社の危機管理を担当する人である。4月20日のメキシコ湾での爆発事故のニュースを知ったとき、権造は真っ先にこの人の顔が浮かんだ。世界のアチコチに出かけて現地スタッフの教育をしたり、今回のように事故があればすぐに駆けつけたりしている。なので今日予約が入っているのは知っていたがもし現れなければこの人の会社が関係する事故なんだろうと思っていた。無事に現れてホッとした権造はすぐに事故について聞いてみた。今回の事故の現場であるメキシコ湾では50以上ものプラットフォームが掘削をしているという事は以前から聞いていた。こういうプラットフォームというのは移動式で掘っても出なければ別の場所に移動するんだそうだ。今回の事故はまだ理由は発表されてないようだが、すでに所有者のトランスオーシャン社は現地で直接作業に当たっていた会社の責任であるとコメントを出していて、責任が誰にあるのかという部分もこれから注目を浴びる事になるだろうと言っていた。こういうプラットフォームの場合、一日に何度も何度も緊急時の自動制御がちゃんと機能しているかどうかのチェックが複数の人間によって行われるのが義務付けられており、今回のようにコントロール不能な状態で爆発・流出に至ってしまうような事態は少ないそうだ。小規模な爆発・火災などは結構しょっちゅうあるものらしく、それはある意味掘削には付いてまわる程度のもので大事に至るまでに処理できる『想定内での事故』らしい。が、今回のような大事故は全くの想定外レベルで環境に及ぼす影響なんかを考えてみると気が遠くなるそうだ。このような流出事故の場合、オイルは燃やしちゃうのが一番なんだそうだが今回は流出した量が多すぎるそうで燃やすというアイデアは比較的早い時点でボツとなったそうだ。飛行機で石油が固まる化学物質を撒くという方法もある。固まった石油は海底に沈む事になるのだが、コレは微生物が分解してくれるそうだ。が、コレも広範囲すぎるのと今回の石油がサラサラの液体すぎて効率的な解決法にはならないらしい。どんな解決法も殆どが海上を浮遊している状態で有効なんだそうで、今回のようにもう海岸線におそらく到着しているような浅瀬まで来てしまうと難しいんだそうだ。ボチボチと石油まみれの動物の保護のニュースが出てきたりしているが、今現在緊急事態を発令した州は3つ。そして到着すると予測されている海岸線の長さは600マイル(960キロ)だそうだ。とんでもない被害である。このお客さんは実際以前に海岸線に漂着した石油の撤去作業に参加した事があるのだが、100メートルを掃除するのに1000人くらいのボランティアで3交代制にしてぶっ通しで丸々3日間かかったそうだ。石油まみれの海鳥も洗った事があると言っていたが、効率的に助ける方法というものは無く、洗剤で一羽一羽丁寧に洗い流していくしかないそうだ。海に住む魚を始めとしたあらゆる生き物に与える影響というのは計り知れないものになるだろうと言っていた。プラットフォーム自体は移動式なので撤去自体にかかる労力はどうってことないらしいのだが、一旦ダメージを受けた自然の方は回復するのに時間がかかるんだろう。起きてしまった事って変えることが出来ないししょうがないんだが。。。2度とこんな事故が起こらないようにちゃんと原因を究明して対処して欲しいと思う。このお客さん、7月に転勤になった。この人の息子は以前日記にも書いたことがあるADHDを持つ子供である。あの子が3歳の時に初めてカットをして今はもうすぐ10歳。お父さんの方は最初の1年は単身赴任していたからなんだかんだで8年近くの付き合いである。親子共々3週間おきにやってくるのでお客さんの中でも一番会う回数が多い人達で、チビの誕生会にもお互い招待していたり、家族のような存在だった。しょっちゅうすでに出張で行っているテキサスになるかカリフォルニアになるかまだ分からないらしいのだが、本当にとても寂しくなる。3週間おきに顔を見るのがとても楽しみだっただけに、、、。7月に引越しというのは決めているらしいのだが、権造が日本から戻ってきて仕事始めるまで引越しは待つと言ってくれた。最後のカットの時にはきっと泣いちゃうかもしれない。もう一個あったんだが、長くなるのでこの辺で。美容師というのは性別・年齢・職業に関係なく色んな人と触れ合える部分でも面白い仕事だと思う。そういえば。Twitterでベネズエラのチャベス大統領がつぶやきだしたと聞いたので早速探してフォローする事にした。反米バリバリな人なのでアメリカの悪口とかつぶやくんだろうか、と興味津々だったのだが、当たり前だが画面に出たつぶやきはスペイン語。。。こりゃ~わかんねぇな、と思いつつ、ジョージにでも通訳してもらえばいいや、とそのままフォローしている。大した人数フォローしてないし、お友達が多いんだが、コレはコレで面白い。最近携帯握り締めてる回数が増えたかも。そんな権造のためにクリックよろしくお願いします!↓↓↓にほんブログ村
2010年05月02日
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本日が間違えて昨日休みを取っちゃった遠足本番デーである。シートベルトも無きゃエアコンも無いというマイアミではありえない、あの黄色いスクールバスに乗っていく訳だ。暑くなりませんように。とたっぷり念を飛ばしたおかげで朝起きてみるとドンヨリとした曇りである。しかしなんでスクールバスにはシートベルトが無いんだろう。なんて事がギュウギュウ詰めのバスの中で父兄同士の議論になった。普段マイカーで送り迎えしているスクールバスに関してはド素人の父兄である。大体高速などで『シートベルトしましょう』ってアチコチ標識だらけなのに、大事なチビらの輸送手段のスクールバスにシートベルトが無いとはけしからん。今日みたいに効率よく大量輸送するために定員設定できないようにワザとつけてないんじゃない?でもシートベルトのあるスクールバスもあるって聞いた事がある。なんて事をウダウダと話しながら行ったのだが、権造は逆に非常時の安全上ワザと付けてないんじゃないかと意見を述べた。もし万が一事故をおこしたりして緊急にバスから退避しないといけないような事態になる。気を失ったりした子供が居た場合、運転手一人で一人ずつシートベルトを外して救助するって事は無理がある。だから最初から万が一の場合に避難しやすいようにシートベルトが付いてないんじゃないか。な~るほど~、と一応賛同してもらったんだが、ホントのところは分からない。誰か知りませんか?そんな事をやってるうちに渋滞も無く無事に到着。マイアミ水族館は遠足でもファミリーででも何度も来ているのでみんな慣れたもんである。みんな揃って速攻で色んなショーを見て周ったのだが、シャチのショーの時にちょっとしたトラブルがあった。水族館ではきっと月のこの日とこの日は学校の遠足を大量に受け入れる日、と決まっているようで、今日はものすごい数の学校の生徒が来ていた。なんでもチビ数2000人だとか。みんなショーは逃したくないので結局は同じルートを競争するように移動する事になる。イルカのショーやシャチのショーの場合、尻尾でバンバン水を外にはねるので前列5列はびしょ濡れになりたいチビ達によって争奪戦になる。よって一個のショーが終わったら次のショーの場所までチビ達は走ったりしてなんとか前列を確保しようとするのだが、残念ながらいつも先を越されていた。最後のシャチのショーの時はたまたま早めに入ることが出来たので前の列もまだ開いている。一緒に固まって行動してたのはもも造と同じ2年生のチビ5人と親3人。よっしゃ~オマエら最前列に座れっ!と5人を座らせて親の方はその後ろに座った。しばらくしてバラバラと一杯になってきた頃、最前列の同じベンチの離れたところに座っていた他の小学校の子供たちの親達がジュースやお菓子の入った箱を抱えて後ろに大量のチビを連れてやってきた。んで権造達を見るなり、『どいてくれる?』ときたもんだ。権造の他にはケイリーママと同じクラスのマックスのママが居たんだが、3人揃ってハァ???『この前の3列ウチの学校の子供座らせようと思って取っておいたんだけど。』『ハァ??この子ら(離れたとこに座ってた他校チビ)何も言わなかったし、席を取っておくのなら大人が誰か居るべきじゃない?(byケイリーママ)』『それ以前に座ったもの勝ちだから、どのショーもみんな走って前の席確保してるんじゃない。どけっておかしくない?(byマックスママ)』『アンタらどこの学校か知らないけど、勝手にウチの学校の席を横取りしないでくれる?早くどいて欲しいんだけど。』こうなると、ケイリーママと権造は頑として動かないし、とことんコテンパンにするべく戦闘モードに突入する。驚いたのはマックスママでこの人フランス人形みたいな人でいつもヨーロッパ訛りの英語でしとやかに優雅に話すのだが、ブチ切れると特攻モードに入るようだ。それぞれの学校のチビ達がポッカーーーーンとしてる中、やいのやいのと言い合いは続きどちらも一歩も譲らない。大体。。。後からウジャウジャ入ってきたチビ達全部を座らせたってドでかいベンチなんだから充分余裕はある。が、向こうの言い分だと最前列は一番べスポジだから横入りしてきた無神経な他校に譲る気もないし3列は自分らの学校で余裕を持って座るために取っておいたという事らしい。話の感じからして、取っておいたというのも怪しいもんで、最初から居たチビ達は『え?取っておいたの?何で怒ってるの?』って顔してる。もうすぐショーも始まるし今更動く気も無いし開いてる席にとりあえずみんな座ればいいものの、ココはぜ~~~んぶ自分らの席だからどけっ!と言っている。子供の前で一番効く攻撃をしてやろう。権造は一番キィキィヒステリックになっている親を指差して言ってやった。『あのさ、オタクら。まさかコレだけIt’s ours!って連呼してて(It’s mineはチビの口癖)、子供たちにYou should share with your friend普段から何でも分け合いましょうなんて、その口でホザいてるんじゃないだろうね。水族館のたっぷりあるイスもMine!Mine!ってホザいてシェアー出来ない人間がそんな事子供に教えられるハズないよね?』んで他校の子供たちに向かってすかさずケイリーママとマックスママが『OK! 席はたっぷりあるからLet’s share and we all sit togetherみんなで仲良く一緒に座ろうよ!』って言うと他校の子供らは親の口論などま~~~ったく気にせずバラバラみんな座りだした。ケンカ売るにも相手を見ろよ、と、どうだオマエら思い知ったか的視線で下から唖然と立ちすくんでいる他校のマミーズを3人で見上げてやった。後でマックスママが言っていたがあの学校、イルカのショーでも最前列横1列を殆ど独り占めしてたらしい。大体、ああいう遠足デーのショーで大量に自分の学校だけ席を独り占めするなんてマナー違反も甚だしい。たまたま権造らの居た一角だけはビショ濡れにはならずチビ達はくやしがっていたが、無事にショーを見終わった後は、前日ブログ更新で夜更かしした権造と残業ミーティング+帰宅後の自棄酒で目覚めの悪かったケイリーママは朝から満員スクールバスの中でコーヒーガブ飲みしてたのでチビを連れてトイレにダッシュ。その後、他校マミーズはよっぽど腹の虫が収まらなかったらしく『アンタのとこのチビがウチの学校のチビをわざと蹴飛ばした』とマックスママに因縁つけてきたらしい。マックスママは『一人でもコテンパンにやっつけてやったわよ。』とオホホホ~と高笑いしていた。この人、、、、怖い人だったんだ。何年も同じクラスだったのに初めて知った。そんな事もあったが、今年度最後の遠足は父兄もかなり参加して無事に終了した。無邪気にじゃれて走り回っているチビらをよそに親の方は来年度学校に残るのか去るのかの確認作業に追われていた部分もある。父兄ボランティアの大ボス女史は政治家のロビー活動に勝る動きっぷりで去る予定の父兄の説得にあたっていた。権造は月曜日に一応目星をつけてるS校に提出する推薦状を書いてもらうべくオフィスに行こうと思っている。転校するという人達の意思を変えるのは難しいとは思うがコレだけいろんな努力が成されてその結果学年閉鎖になるのならもうしょうがないと権造は思う。今日の写真を何枚か。結構身近に居るらしいマナティー。『枕』としか形容できないこの姿。ココに居るマナティーは全部保護されたものばかり。マナティーはあの体の大きさゆえ自然界に天敵は居ないらしい。悲しい事に唯一の天敵は人間である。ボートや船によってこのマナティー(まだ若い)は脊髄を損傷した。自然に帰すことが出来るのはまだまだ先のことらしい。中には尻尾が全部寸断されて上手く泳げないので一生水族館暮らしの古株マナティーも居た。サメ水槽の近くで餌付けショーの魚を狙うペリカン。ショーの会場は客席だけ半ドーム型の屋根が付いてるんだがその屋根を見上げたところ。この形が強度上もいいらしいが写真に撮るとなんだかアート。アシカショー。アシカにケツをどつかれてプールに落ちていく悪者役のお姉さん。イルカのフリッパーショー。この体の動き、人間には無い綺麗さがあるとつくづく感心。ショーのプールの下からもイルカが見れるようになっている。花形シャチのショー。開始前にずっと頭だけ上に出していた。顔写真撮り放題。その後口論勃発。。歯が凄い。。。コワっ!バックドローーップ!またしてもバックドローーップ!この水しぶきはハンパじゃない。毎回思うがスゲー!そう言えば。。最近シャチのトレーナーの人がシャチに襲われてニュースになってた。こういう完成度の高いショーを見ると良く訓練されてると感心するけどやっぱ野性というのは消えないんだろう。シャチとバクのツートンカラーっていつも凄いと感動する。シマウマもツートンだけどシャチやバクの方がシンプルなデザインで一体何の意味があってこの模様なんだろうといつも思う。不思議だな~と思う人、今日もクリックお願いします!↓↓↓にほんブログ村一応、水の青のイメージ(笑)
2010年04月30日
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今回の遠足が多分今年の最後の遠足になるだろうと、随分前からその日は仕事の休みをとっていた。休みを取っていたのは今日。が、遠足は明日。で、明日は元々権造のお休みの日。って事が発覚したのが昨日の火曜日。ま、たまには休むか、やる事一杯あるし、と思い今日はそのまま休みにしてもらった。んで当面の最重要懸念であるチビ学校のリサーチの続きに朝早くから取り掛かった。私立で頭の中にあるのは2校。1つは去年の夏休みにサマーキャンプに行かせていた今の学校のすぐ近くのS校である。もう1つはウチの学校から転校していく生徒の多いちょっと遠くにあるF校。ネットでそれぞれの学校のHPをチェックして比較して並べてアレコレ書き出してみる。 S校 F校学費: ○○ △△授業開始時間: 8:00 8:00教材: ○○ △△学年: 幼稚園-中学 幼稚園-高校放課後プログラム: ○○・・・・ △△・・・・・特別授業: ○○・・・・ △△・・・・・って具合である。ビッチリ出来たリストを見てみるとさすがに学費の高いほうのF校の方が見栄えがする。なにより高校まであるという事は大きい。ところがこのF校、幼稚園だけ別キャンパスなので通わせた場合はここ造ともも造を別の学校に送っていく事になる。朝夕の大渋滞に加え始業時間が今のところよりも30分早く更に遠いという事で毎日の送り迎え+権造の仕事時間を考えると一人で走り回るのはちょっと無理があると思う。更にどちらもクリスチャンスクールなのであるが、F校の方はバリバリの宗教色溢れる学校。クリスチャンでもないくせにアカデミックな理由で通わせていて、学校行事などでお祈りが最初にあったときだけ厳かに『アーメン、、。』なんてつぶやいてみるだけのなんちゃってファミリーの権造としては、あまりギュウギュウ聖書の勉強する所よりはちょっとユルめの方がいいかな~とも思う。チビがクリスチャンになろうがなるまいが、チビのチョイスなのでどっちでもいいと思うが、親も教会メンバーになるのが条件だったり日曜礼拝必須だったりするとコレは権造の信条に反する。S校の方がウチの条件を満たしてるよな~と指を加えながらF校のスンバラシイ学校の写真やプロモビデオを見ていた。他にもウチの近所で新しく公立のチャータースクールになる元クリスチャンだかカソリックだかの学校をリサーチしたのだが、こっちは公立に変わることによって生徒の移動がどうなるのか全く読めないし、新しいチャータースクールの情報もまだ無いので良く分からない。なので再びF校とS校の今度は『親による評価サイト』をそれぞれ見てみた。どっちもま~、凄くいい評価ありボロクソな評価あり。ランチがジャンクフードにも程があるだとか、この不景気の中制服を変更するとは常識に欠ける学校の方針だとか、朝の渋滞に加えて学校の入り口スペースがショボイので子供を落とすまでに時間がかかりすぎるだとか、悪い評価も様々だ。ストレートに物言うカルチャーなので書き込みもかなりブッチャケっぽい。その時の担任との相性の良し悪しや親の好みの問題だろうからざ~~っと目を通したが半分参考程度にしておいた。しかし凄いな、こういうサイトは。学校自体のサイトだと殆どのところが『人種、肌の色、性別などによる差別はしません。』という一文を学校のポリシーの所に書いてあるのは普通なんだが、こういう外評価のサイトになると、各学年の生徒数は載ってて当たり前だが、『白人○人、黒人△人、ヒスパニック×人、アジア系□人、、、、』なんてご丁寧に人種別の数字まで載っている。ウチはどうせマイノリティなのであまり気にしないが、そうでない場合は気にする人も居るって事だろう。再びう~~~ん、、、と頭を抱えていたのだが、唯一ハッキリしてるのは来年度確実にチビの学校はかつて無い経営危機に見舞われるという事だ。もも造のクラス6人のうち3人は居なくなるという事だ。そして今の学校の良さや去る辛さよりも子供の将来を考えると転校するべきだという事だ。はぁ。。。。頭痛い。。。考えてても良く分からないのでとりあえず電話の問い合わせじゃなくってS校に実際行ってみて話を聞いてみることにした。申込書は念のためにこの前貰いに言っていたので出かける前にざっと目を通す。とりあえずどうするにせよ、入学試験に通らないと話しにならないので入学試験のアポだけでも取っておこうと出かけた。S校のオフィスに行ってみると、入学試験のアポは申込書を提出後じゃないと取れないという。それはまぁいいんだけど入学申し込み書と一緒に今の学校からの紹介状と成績表も提出しないといけないんだそうだ。ハァ。。。。って事は5年間家族のようにしていたあのオフィスの人達に転校しますって通達する事になるんだよなぁ。。必要なプロセスである事も、とっととやっておかねばならない事も分かってるんだが。辛いよな~~~。きっと向こうもなんとなく察してはいるかもしれないが、やっぱりショックなんだろうな。一旦帰宅後、ケイリーママに電話して事の次第を説明した。テスト受ける時点で学校からの紹介状が必要ってことにはケイリーママもちょっと絶句。同じ気持ちなんだろう。それでも遅かれ早かれだからオフィスに行って紹介状をお願いするしかない。今週末に申込書に全部目を通して記入しようと思ってるから、明日は遠足で朝速攻で学校から出るので金曜日に行こうか来週の月曜日にしようか。。。なんにせよやらなきゃいけない事だから言いづらいけどお願いに行こう。。公立も探してみたのだが、ギフトプログラムという成績優秀な子達の特別プログラムがある学校も近くにある。コレはまた別口で悩む事であり。。。権造も作造も『この国では良い物を求めると必ずお金がかかる、つまり金をかけないと良い物は中々得る事も出きない。』というのを肌で実感して今まで来た。公立もいい学区はたくさんある。が、いい学区というのはお金持ちの住むエリアでありそこに住む為には高額の家をその学区内に購入するか借りて住むわけだ。学費はタダになろうとも家のローンや賃貸というのはこの辺と比べ物にならないので結局同じ事だ。新興住宅地だと学校も新しいので設立当初はランキングでかなり上位に居ても生徒が爆発的に増えるにつれて受け入れの限界になり徐々に落ちている学校もある。この辺はかなり以前から安定してる住宅地だが、学校はソコソコって感じらしい。良くも無く悪くも無い。ギフトだったらそんな中でももっといい教育が受けられるんだろうが公立なだけに州の財政によってかなり予算カットされたりするのも事実である。大体、、、。フロリダ州自体、全米で州が教育のために当てる予算がワースト2だそうだ。権造のお客さんで子供の教育のために予算を増やすよう政府に働きかけている活動をしている人が居て、この前はワシントンまで会合に行って直接ミッシェル・オバマと言葉を交わしたりしたらしい。その人曰く、フロリダの教育は『最低』だそうだ。要は教育を受ける子供の姿勢もあるんだろうが。そのための環境というものを考える場合、親としては非常に悩むところである。権造はず~~~っと高校まで公立オンリーで過ごしてきて一応全うな大人になったと自分で自負してるんだが、日本とアメリカでは事情が違うし今の時代はなまじっか出来る選択が多すぎる。って事をず~~~~っと今日はやって臨時オフデーは終了した。夜は作造レストランで7年ぶりくらいの友達との再会ディナーをした。以前マイアミに駐在していた人なんだが、奥さんとは同い年で本当に気があってよく2人で食事したり飲みに行ったりしたもんだ。今回は仕事なのでダンナさんだけ再会を果たせたが、久々なのに変わってなくってとても楽しかった。平日じゃなきゃウチに来てもらって一晩積もる話をしたかったくらいだ。食事中、作造レストランの常連のもも造の空手のスェンセーとその師範がやってきた。師範は作造やスェンセーからチビ学校の事情を聞いてたようで、色々アドバイスをくれた。師範の子供達は今はみんな立派な大人になってるがオール公立だったそうだ。ああ難しい。。。今日は権造の考えをまとめるために書いた独り言みたいなものだけど、ここまで読んでくれた人達ありがとうございました。ついでにこっちの方もヨロシクぅ。↓↓↓にほんブログ村ってな風に学校リサーチに明け暮れており、お友達の皆さんのブログもすっ飛ばして読むだけだったり読めなかったり。ご無沙汰してますがスミマセン。うぉ。夜中の2時半だ。明日は遠足。寝なければ!
2010年04月29日
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チビ達もあと1ヶ月チョイで今年度を終える。先週はもも造がSATという全米規模のテストを1週間受けた。コレは日本で言ったら河合塾の模試みたいなもので(今でもある??)、州によっても公立私立によっても受けたり受けなかったりなので全米と言ってもまぁ半分くらいが受けてるんだろう。1週間テストと言っても70ページくらいのテスト冊子を月曜日から金曜日の午前中に教科によって分けて受けるだけで午後は普通に授業がある。学校からの通達もプリントが一枚だけで、『来週からSATテストがあるんでどれだけ豪雨だろうともどれだけ渋滞が酷くとも時間厳守でヨロシク。』って事と『チビは夜更かしせずに朝飯タップリでヨロシク。』という事が書いてあるのみ。この1週間は宿題が無かったのでチビ的にはヒャッホ~ってなもんで、もも造は1学年下のエミリーとディズニーのオンラインゲームで遊ぶ約束をしたらしく、帰宅すると電話をどちらかがかけてPCの前に陣取り同じアカウントにログインして同じ画面で遊んでいた。お気楽なものである。ところでこのディズニーのオンラインゲーム、子供心をかなり捉えてる。各自がペンギンになるのだが、スキー場あり空手道場あり地下鉱山あり何でもありで全然知らないチビと色んなゲームしたり、もも造達みたいにゲーム内で会って遊んだり、小学校低学年の多くの子達がアカウント持っている。ペンギンは自分のイグルーを住みかとしイグルー村で友達の家を探して遊びに行ったり出来る訳だ。もちろんチャット機能もある。親なら誰でも自分の子供がPCに向かって一心不乱にゲームに没頭してる姿ってかなり不快感を感じるものだ。話しかけても返事もしなかったらそれこそブチ切れたっていい。もも造もその友達も電話で喋りながら『次はスキー場に行こう。』『ドコドコ行くのにペンギン着替えたんだけどこの衣装どう思う?』なんて遊んでいるので自分一人の世界に篭られるよりはまだ可愛いような気がする。で、このゲームでペンギンがペットとして飼っているのがPuffleと呼ばれる生物でこのキャラがチビらの間で大ブレイクである。オモチャ屋なんかで実際にこのPuffleを売っているのだが、チビ学校の子供たちは多分全員がどれかのPuffleを持ってるんじゃないかと思う。色の違うPuffleが何種類もあって同じ色でも表情が異なるものがたくさんあって集めだしたらキリが無い。さらに爆発的人気なようでドコに行っても売り切れで中々手に入らないのでウチは全部eBayで落とした。オーランドのディズニーワールドに行くとこれまた限定版が売っているらしく、さすがディズニー、商売上手である。↓コレがスキー場。写真撮った時間が遅いんでペンギン数が少ないが夕方ごろはウジャウジャ居る。↓もも造ペンギンのマイホームイグルー。小さい丸っこいのがもも造が飼ってるPuffle。世話を怠ると野に帰ってしまうのが子憎たらしい。↓もも造お気に入りのPuffleがコレ。↓ここ造はコレがお気に入り。放っておくといつまでもやりそうなので、向こうの親と話して宿題のないテスト期間中、20分だけ遊んでもいい事にした。テストで親の方が遅刻しないようにピリピリしてるって~のに、子供らはリラックスした1週間だったようだ。そもそも。テスト期間に対する姿勢って日本と違いすぎると思う。まだチビが小さいせいもあるが、こんなにリラックスムードでいいんだろうか。なまじっか受験地獄を体験してきた権造としてはあまりにもナマックラに思えてしまうので、20分経ったら両チビが『もうちょっと~~~!!』とせがむのをとっとと受話器取り上げてストップ。ブーブー言うもも造に苦手な掛け算の練習させたりしていたのだが。大体、普段から宿題のプリントは貰ってくるものの教科書も何も持って帰ってこないので日本で育った権造はコレでいーーーのかっ??と思う事も多々ある。が、チビがどんな教材でどんな事を勉強してるのかって事は年に何度か行われるOpen Houseというイベントで知る事が出来る。この日は夜に学校を開放して生徒の親やその学校に興味を持つ他校の親なんかがやってきて教室を見学したりチビ作品を見たり先生と普段のチビの様子について話し合ったり教科書をチェックしたりと学校生活をしっかり垣間見る事が出来るので仕事帰りの親達が結構沢山来ている。まぁこのOpen Houseで普段どんな勉強してるかって事は知る事が出来るんだが、宿題の方には時々悩ませられる事も多い。前にも書いたと思うが、国語算数はまだいいとして社会や理科系になってくると、どうやったって親が調べないと答えに辿り着けない宿題も多い。リンカーンの奥さんの名前はだとか、昆虫の体のパーツ名だとか、弦楽器の種類の名称だとか。。。よってPCがオンになっていない時はパパっと答えを探せるように携帯にもWikiの英語アプリと日本語アプリは欠かせない。今はまだもも造オンリーで宿題量もなんとかこなせるがコレがここ造も小学生になり更にもも造が高学年になってくると、、と思うと今からアタマを抱え込みたい気分だ。まぁ高学年になれば自分でリサーチ出来るんだろうが親を巻き込む宿題ってアメリカは本当に多い。塾に通う子供っていうのもかなり少ない数のようだ。放課後は学校での部活や、男の子は地元の野球リーグやフットボール・サッカーリーグ、女の子はピアノだバレエだと親やシッターが迎えに行っては通わせている。勉強の塾に通っている子はすごーーーく頭の出来がいい子か、すごーーーくアタマの出来が悪い子って訳でもも造フレンズの中でも塾に行っている子は居ない。よって親が宿題をみっちり見ることになるんだが、確かに世界的レベルで見れば小学校~高校の学力って劣ってるかもしれないが、大きくなったときに大学でみっちり学ぶ姿勢や環境は整っていると思う。ウチの店で2年近くフロントでクラウディアの手伝いをしてきた女の子が居る。ジャネットと言って実はあと1週間で辞めてしまうのが、彼女は本当に良く働く頭のいい子である。働き出した頃はピッチピチの高校生で学校が行っているキャリア体験のプログラムの一環としてウチのサロンにやってきた。ジャネットは成績がトップクラスらしくこういうプログラムにも参加できるのだがウチのサロンのハイテク部門を見事にこなしてくれた。権造もPCに関しては随分お世話になったものだ。元々彼女は薬剤師になりたいらしく最初からヘアサロンのフロントの仕事は接客の基礎を学ぶ為で長くは働かないと割り切っていた。最初の日からすんなりと溶け込んで本人もかなり居心地良く働いていたようで、大学進学後も引き続き居座り今回念願の薬局でのパートタイムの仕事を見つけてきてついにウチを去ることになった。すでに毎日目に涙を浮かべては同僚皆に『誰が私の後に働き出そうと私以上に好きにならないでね。』と言い回る始末で妹のように可愛がっていたから物凄く寂しくなる。彼女のように学校側が成績優秀と判断したら高校生の頃から普通の職場で実体験が出来るのはとても素晴らしいプログラムだと思う。『勉強はいつでも出来るけど、こうやって大人の人達と一緒に仕事して色々教えてもらうほうが楽しい。』と言っていたが職場と学校の人間関係の違いなんかを高校生の頃に体験できたのはきっと将来役に立つと思うと言っていた。これから大学で薬学を学びつつ薬局で働いていく事になる。他にも心理学にも興味があるようでもしかしたら大学でダブル専攻するかもしれないと言っている。頼もしいものだ。ウチのチビの話に戻ると。引き算の概念も日本とは違っていて100や10の位から借りてきて引き算をする時もなんでこんなメンドクサイ考え方をするんだ!と呆れるような方法で学んでいる。日本式に教えちゃおうかとすぐに思ったものだが、かえって混乱するだろうからもうちょっと苦手な算数が進歩した時に教えようと思っている。やっぱ日本に比べてやってることは数段易しい。でも宿題プリントや毎週持って帰ってくるその週に受けたテスト用紙をよく見ると文章題に関しては日本よりもアタマを使って考える力を引き出すものになってると思う。今は易しい事をやっていても大きくなったときに応用できる脳ミソになってれば、まぁいいか、と考える事にしている。そんな風にチビ達の学年度も終わりを迎えつつあるが。。。どうなるんだろう。来年は。この学校に居られるんだろうか。今週末で一応申し込みを締め切ってその時点で来年度学年を閉鎖するかどうするか決定するらしい。この前の日記にも書いたが色んな動きが近隣の学校であるので全く先が読めない。今日も電話でケイリーママと首脳会談したんだが。。。明日丁度小学校のミュージカル発表会が夜あるのでやってくる父兄を片っ端から捕まえて申し込むのかどうするのか確認しようと言う事になった。丁度もも造は宿題しながらこっそりこの電話のやり取りを聞いていたようで、権造が電話を切った後、学校変わりたくない、と涙目で訴えていた。マミーだってそう思うよ、でも学校自体が3年生のクラスを開ける事が出来なかったら転校しないとしょうがないじゃないか、と説明したんだが。ミラクルが起きる事を祈りつつ。。嗚呼どうなるんだろう。相変わらず心配は続く。今日はもも造は虫かご(プラ容器)を学校に持っていった。日曜日に虫を捕まえたいというので庭で捕まえて来いと言うと怖いからイヤだと言う。なんじゃそりゃ。結局お決まりコースで捕獲部隊は権造のみ。もも造ここ造は後方支援である。ちゃちゃっと6匹捕まえて、庭の土と石ころとチビらが後方支援中むしっていた葉っぱの切れ端を入れ、チビらは大満足。この虫、ミニフンコロガシと言った趣で、以前本家のウ○チがゾンビみたく庭の土の上で動いてたのを見たことあるのでマジにフンコロガシかもしれないんだが、一体何なのか分からない。よって何を食すかも不明であり、とりあえずフィッシーのエサを拝借してプラ容器に放り込んでおいた。今朝オールお陀仏だったらどうしようと思ったのだがピンピンしており一安心。もも造は学校に持っていってクラスで観察したそうだ。夜は枕元において寝ようとするからそれだけは勘弁してくれと却下した。寝相の悪いもも造がベットから落っことしたりして夜中にフンコロガシかもしれないミニ虫と格闘するのは避けたい。。。あと数日したら可哀相だからと言って裏庭に帰してやろうと思っている。もののけチビ(しかしビギナー)を持つと親はムツゴロウさんみたくなるものだ。見知らぬ方からメッセを頂き。Twitterで権造をフォローしたいというとても奇特な方で、とても感謝しつつお返事を書かせて貰った。長文好きの権造は全く大したことはつぶやいて無いんだが、もしこのブログを読んでくれている人の中にTwitterやってて一度くらいはツイート覗いてやろうという方が居れば。sayuri_t_hでやっとります。携帯で打ってイラつかない短さなのはありがたい。そしてついでにクリックもよろしくお願いします!↓↓↓にほんブログ村
2010年04月27日
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木曜日はアースデーだった。一足お先に日曜日には全世界のAVEDAで行われるイベントの一環のWalkに行ってきた。当日はマイアミエリアは大雨の予報であり、朝になってウチのサロンもドタキャン組が続出したが、権造達はそのまま行ってみる事にした。幸い向こうは雨も降ったり止んだりで、天気のわりにはまぁまぁの人数が集まって当初の予定だった6キロは短縮されたものの、たっぷり1時間半ほど歩いてきた。ちなみに6キロというのは途上国で飲み水を得る為に1日に歩かなければならない距離の平均である。マイアミのプロフットボールチームであるDolphinsのチアガールも2人参加してくれて、他にもAVEDAの学校の生徒はかなり参加していたし、中にはヨーロッパからの観光客でなんだか人が沢山集まってるから、と飛び込み参加してくれた人達も居て、犬もゾロゾロ赤ちゃんもゾロゾロと結構な行列になった。去年みたいにプラカードだのは無かったが、さすがにあの人数がゾロゾロ歩くのは目立つので歩いてる途中でもアチコチで『何の為のWalkなの?』と聞かれた。水の浄化の為に、、と説明始めるとすぐに『ああ、Earth Dayのね。』と納得する人が多かったのでこの地球環境月間ってちゃんと浸透してるんだなぁと感心した。チビ学校でもやっぱりアースデーについての授業があったようで、もも造はプリントとキャベツの種を持って帰ってきた。なんでキャベツよ?と頭をかしげつつプリントを見ると、来年からは学校の一部に菜園を作って生徒が野菜を育てる事が出来るように父兄ボランティア軍団が計画を立てているらしい。こういうのっていい事だよな~と思うのだが、未だに来年この学校に留まれるのかどうかというのも全く不透明で相変わらず心のどこかにドヨヨ~~ンとした雲が立ち込めている。景気の悪化によって私立の学校はこの2年間で立ち直る事の出来ないくらいの痛手を蒙っており、もも造クラスの6人のうち3人がたぶん他の学校に移ると言っている。ちょっと話題はズレちゃうけれど学校の話を書かせてもらうと、そんな中、チビ学校の近くの別のカソリックだかクリスチャンだか分からないが結構大きな教会の学校がついに経営不振になり閉鎖になるという話を聞いた。ココは幼児のデイケアもあり、もも造のデイケアを探してるときに行ったことがあったんだが、かなり多くの生徒が居たのを覚えている。で、その学校は公立になるらしく、公立と言ってもチャータースクールと言って一部学費を払う、いわば殆ど公立でチョコット私立って感じの学校になるそうだ。この情報を仕入れてきたもも造フレンズのケイリーのママと話していて、『あ~~コレでウチの学校も終わったかもね~。また生徒がそっちに流れるんじゃない?』なんて話していたのだが、ウチの学校の父兄ボランティアの大ボス女史が校長先生をけしかけてココの学校に営業に行かせたそうだ。学校閉鎖の危機といっても権造達みたいになんとかチビをこのまま通わせたいと思っている親も居るわけで、そんな親達はチャータースクールになるのなら他の私立に行かせたい、と思っている人だってきっと居るわけだ。先生も何人か引っ張ってくる話も持ちかけてきたようで(それ以前にウチの学校に生徒が何人残るのかが問題なんだが)、中にはウチの学校に見学に来た父兄達も何人かいるらしい。そしてウチの学校から今年の初めに大量に流れていった新しい別のチャータースクールは現在厄介な事になっているらしい。その新しい学校はエリア的にはあまりよろしくない場所にあって、一応公立に属しているのでもちろんそのエリアからの生徒枠というのはかなり大きい割合を占める。コレは法律で決まっているのでちゃんと生徒を受け入れなければならないのだが、この学校、私立から流れた生徒が多いために、この地元枠を全く守っていなかったらしく、マイアミ市だか州だかの『手入れ』が入り、かなりとんでもない多額の罰金を払う事になったそうだ。そして来年度からはちゃんと『地元枠』厳守と言う事で、これまた流れていった生徒達の父兄にとっては悩みのタネになってるらしい。いっその事、、。この生徒達が戻ってきてくれたらありがたいんだが。。。経済的理由で去った家族も多いので中々そうはいかないんだろうが、ウチの学校は潰すには本当に惜しいいい学校である。前のように戻るのは無理だとしても生徒が少しでも増えてくれれば嬉しいんだが。まぁ。。今のところ、チビの転校の可能性は6割くらいなんだろうか。今月末までに申し込み書は提出しないといけないんだが、一体どうなるんだろう。学校の方はそんな感じだ。アースデーの話に戻ると、木曜はFacebookのお友達もテレビも新聞もこの話題を取り上げているのが結構多かった。アメリカって環境に対する意識がものすごく低いとずっと思っていたが、個人レベルでの意識ってやっと最近変わってきているのかもしれない。日本に比べるとまだまだリサイクルもやったりやらなかったり、やったとしてもかな~りいい加減だったりだが、コレは特にマイアミがそうであるらしく、ノースカロライナに引っ越していった前オーナーのおかまっち達に聞いてみるとあっちの方は結構環境に対する意識って高いらしい。それでもやっぱりまだまだ何か根底の部分での考え方が違っているような気がする。以前に尋ねたコロラドのお友達が住んでいた町なんかは、オーガニックフードのチェーン店の発祥の地でもあったので、かなり町中が『自然に近いもの』を好む傾向にあったのだが、その割には使い捨てのものはバンバン使い捨てであったし、本当に環境問題について考えているというよりはあくまで個人レベルの『自分にとって(自分の体にとって)いいモノ』を好む、という感じが少しした。ウチのサロンの女王や皇后だってそうである。自分が食べるものはオーガニックじゃなきゃイヤだとか大騒ぎするし、コーヒーのミルクにしたって市販の粉末のものだと『ケミカルな味がして体に悪いからイヤだ。』と言ってオーガニックの豆乳をコーヒーに入れている。それだけ自分に関する気配りは権造なんかには付いていけないほどキメ細やかであるくせに、ランチに使うお皿からフォークナイフ、コーヒーを飲むカップなどなどぜ~~~~んぶ使い捨てである。店にはちゃんと陶器やガラスのお皿もあるし普通のフォークやナイフもあるが、『どれだけ綺麗に洗ってあるのか分からないから使うのがイヤ』なんだそうだ。だったら自分で洗って保管しておけばいいし、使う前にもう一度洗えば済む事じゃないか、と権造はうるさく言うのだが、頑として使い捨てを使っている。権造はいつもマイお箸からマイスプーンマイフォーク、マイお皿、マイコーヒーカップまで全部持って行ってるので、使い捨てって殆ど使わない。やっぱ『浪費する』という単語は存在するが『勿体無い』という意味の単語が存在しない文化なんだろうな~。ちなみに辞書で調べると、勿体ない、を和英にかけると、『wasteful』という言葉が出てくる。ところがドッコイ、このwastefulを今度は逆に英和にかけると『〈物・暮らし方などが〉むだの多い, 浪費的な, ひどくぜいたくな: 浪費[むだ使い]する』という和訳になってしまう。勿体無い=無駄の多い・浪費的、という方式は意味としては成り立つかもしれないが、感覚的には全く異質のものである訳でイコールではないはずだ。という事は、勿体無い、という言葉に対応する英単語が無かった為に意味の近い言葉を当てた、という事なんだろう。使い捨てのものを減らしていくというのは環境について考えるにあたり一番身近に出来る事だと思うんだが、合理性を追求してきた人達にとっては人類の進化を逆戻りしていくような行為はアホらしいと思うんだろう。アースデーって今年で40年目だそうだ。こういう事を言い出すのもアメリカ人であり、地球の環境よりも自国の経済の発展をと京都議定書にサインしなかったのもアメリカであり、ホントこういう矛盾したパターンと言うのはここアメリカには本当に多い。そんな事を考えつつ、木曜日は宇宙飛行士の野口さんがTwitterにずっと載せているISSからの地球の写真をじっくりと見た。こんな写真を見れるだけでTwitter始めてよかったと思うようなすんばらしい写真である。そういえば。。。。かなり昔。PEPSIを買って宇宙に行こう!ってキャンペーンがあった。当時、へぇ~~近い未来には一般人にも宇宙旅行が出来て、実際こうやってすでに宇宙旅行が当たる時代になってんだなぁ~とドキドキしたものであるが、記憶にあったその宇宙旅行って確か2010年であった。Facebookで確認したところ、確かに2010年だったと証人(笑)が現れたのであってると思う。そして今がその2010年。確かにビリオネアが一人、ロシアの宇宙船で宇宙ステーションに滞在したりする時代になったが、一般人が企業の当たりくじで宇宙に行くという時代には残念ながら到達していない。自分がババアになって死んでしまうまでにフツーに飛行機に乗るような感覚で宇宙に行けたりなんかしたら行ってみたいな~と思うのだが、今みたいに宇宙に行く為の訓練でグルグルと椅子みたいのに座って回されたり、小型飛行機に乗って急降下して無重力訓練したりなんて、フリーフォールで気を失ってしまい空港バスでゲロを吐く権造には到底地球のGと闘う事は出来ないだろうと思う。そんな憧れを持ちつつ、野口さんの撮った写真を見ていたのだが、地球と言っても色んな顔がありとても美しいと思った。Our planet is beautiful.ここ最近は地震が世界のあちこちで起きていたり、大きな火山の噴火があったり、サクラが咲いた後に雪が降ったりなんだかおかしな事になっている。ごくごく身近な事で言えば、お客さんが言ってたが年に一度咲くはずのマンゴーの花が2回咲いたらしい。段々季節がずれていくのは昔からずっと続いている事であるが、こういうおかしな出来事ってちょっと気持ち悪い。神戸の震災があったときに作造実家の近所の人が『これだけあちこちトンネル掘ったら山の神さんも怒るわな。』と言っていたが、自然に対する畏敬の念というかそういうのって忘れないほうがいいと思う。そして何よりも。チビらが大人になった時に宇宙からの地球の写真をみて『美しい』と思うことが出来るように。今の大人たちの責任でもある。相変わらずブログ更新に難航しておりますが。ボチボチ頑張って復帰したいのでヨロシクお付き合いしてください。↓↓↓にほんブログ村
2010年04月25日
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あまりにもサボり過ぎてたので、今日はリハビリ程度に短くするとして。お久しぶりです。春休みはチビまみれで同時にこのマイPCのご機嫌が非常に麗しくなく。自分でアレコレやってみたものの結局フリーズ&ネットブチ切れが直る気配も無く、同僚のトコに入院した。どうやらいろんな要素が絡み合っていたようで、サービスプロバイダのAT&Tとも電話でまたもやひとモメし、最後にワイアレスアダプターを新調してやっと普通に使えるように回復した。(未だにFirefoxの画面は突然消えてしまうんだが、細かい事は気にしないようにしよう。。。)まぁこのPCも随分長いあいだ頑張ってくれているので、そろそろ現役引退させてあげたいのだが、老体にムチ打って生き返ってくるし、そろそろ帰国の予定を立ててるが飛行機代が訴えたくなるくらい高額なので、新米PCを迎えるのはちょっと先になるかもしれない。そんな訳でず~~~~~~っと長文を打つブログの方はどうしてもiPhoneでやる気にもなれずにおサボリしていたのだが、他の雑用は全てiPhoneで済むので便利っちゃ~便利だ。相変わらず文章打つのにチマチマ小さい画面に打ち込むのはイラっとくるのだが、随分助かった。そして、ブログをお休みしてる間はiPhoneのミニミニ画面でネット散策するのも避けていたので時間がちょいちょい余っていた。なので、、、。同僚セレステがしょっちゅう権造のiPhoneに色んなアプリをダウンロードして遊んでいるのだが、そのアプリをチェックしたりしていた。その中にもも造が遊び始めたアプリが一つ。『Tap Fish』という水槽で魚を育てるアプリである。元々、この手のゲームというのはパソコンで大昔に随分ハマった経験があり、Mixiでなんちゃら農場のお誘いを受けても、facebookでマフィアなんちゃらのお誘いを受けても、とにかく全部お断りして一切しないようにしていた。きっと数日寝なくても平気になってしまうからだ。が、まぁ所詮ミニミニサイズのiPhoneのアプリだし、まぁお遊び程度でしょ~ともも造がやっているのを覗いてみると。↓こんな感じ。うぉ。結構綺麗である。んでスイスイ泳いでるフィッシー達も中々可愛い。もも造は水槽をゴテゴテと飾る事も無く、数匹泳がせて充分楽しいようだ。む~~~~。お店を覗いてみると珊瑚やら水草やらデコレーションアイテムは山のようにあるし、魚もレベルが上がるにつれて買えるものもあるようだ。数匹にチョコチョコ餌をあげてキャッキャと喜んでいるもも造。ついつい『コレ買ってみれば?』『ビッシビシ魚買い叩いて育てて売っぱらったらもっと高い魚買えますけど?』と横から口出しする事になり、結局キィィィ~~っとなってしまうもも造の為に、もう一個のiPodの方にも同じアプリをダウンロードしてそっちでもも造には遊んでもらう事にした。で、そーーーーなってしまうと。1週日後には1個だった水槽も↓こんな風になってしまう。この間はとにかく資本を増やす為にとっとと成長する安い魚をひたすら育てて軍資金とし、水槽を増やしていった。で、水槽が増えた頃にはパターンが分かってきて1日3回覗く程度で済むようになったのだが、レベル20になったら買えるシャチを目標にその後も地道に育て続けていた。で、5日前にシャチを無事に購入。↓シャチの居る水槽がコレ。もも造も同じペースでやっていたので次の日に購入出来たので、まだまだレベル40になると購入できるサメがあるのに一気に2人のテンションは落ちてしまった。水槽も好みのままに飾り立ててしまったし、その後もお世話は1日3回ちゃんとしていたのだが、なんだかな~って所に3日前にアプリのアップデートの印に気付いた。ま、一応アップデートしておこうか、とアップデートしてみると。。。その後水槽を覗いた時に売っぱらった魚を買い足していると見た事も無い魚が売られているのに気付いた。アレレ??と思ってあちこちチェックしてみると、交配できる魚の種類も大盤振る舞いに増えている。む~~~。このアプリ、中々ユーザーの心理を理解しているようで、とてもぐっとタイミングな時に大盤振る舞いしてくれるようだ。って事で、飽きて落ちに落ちていたテンションが再びなんとなく上昇してきて相変わらず1日3回お世話する日々が続いている。新しいフィッシーの中にはウサギに魚のシッポが付いてる中々グロテスクかつキュートなおこちゃま仕様の魚もあり、もも造的にはかなりビンゴであるらしくこのウサギフィッシーには名前をつけて育てている。↓ウサギフィッシー水槽がコレ。水槽デコレーションアイテムもそれにあわせて正統派の水草や珊瑚に加えてバルーンだとか観覧車だとかペンギンだとか恐竜だとかが節操無く増えている。まぁ何とかレベル40までは続きそうだ。この手のアプリの商売上手なところって、アプリ自体は無料なくせにアイテム購入の為に必要なコインと札束のうち、コインは稼げるくせに札束は元々5札束くらいしか付いてこなくって、そのくせ高級珊瑚は20札束とかでどうしても買えないというところにある。で、ちゃ~~んと札束アプリがリアルマネーで買えるようになっていて、150札束だったら幾らだとか、325札束だったら幾らだとかで買う羽目になる。最初の数日で札束を購入しちゃったのでそれ以降はコインで買えるブツのみで我慢してる次第である。Facebookでこのアプリのファンページがあるくらいだから(で、権造も思わず入ってしまったが)どっぷりハマってしまった人達はバンバン札束を購入してるに違いない。水槽で遊ぶ時間はたかが知れてるので後は久々に読書三昧して過ごしたのだが、結局本の場合は読み出すと歯止めが利かず結局ブログアップで夜更かしするよりも睡眠時間は減ってしまったかもしれない。丁度忙しい時期にブチ当たってPCトラブルが発生したのだが結局なんだかんだで大忙しであった。この前の週末はもも造が体調を崩し、日曜日は毎年恒例の地球環境月間のAVEDAのイベントでまたまた行進してきた。今年は当初、去年と同じくマイアミのサウスビーチでやる予定だったのだが、ゲイの最大イベントと重なってしまい許可が下りずにAVEDAはゲイパワーに負けてしまい結局は隣町のFort Lauderdaleのビーチで行進となった。当日は雨になってしまったので、もちろんウチのサロンの面々は半分がドタキャンしたのだが、雨の中でも権造は結構楽しくワイワイと過ごす事が出来た。あ~~~~~なんだかな~~。春休みくらいから凄く書きたいことはたくさんあった筈なのだが。。。アップしようとしてブチっと接続が切れて長文オダブツが数回続いたのでこちらの方もテンションが落ち、、。おいおい書いていくことにしよう。ってな訳で。無事にネットライフに復帰しました。あ~~~、コレも地の底に再び落ちてるんだろうなぁ。。最初からやり直す感じですが、クリックよろしくお願いします!↓↓↓にほんブログ村以前の日記のコメントは、頂いた人達返事がまだでホントすみません。数日内にちゃんとお返事書きます。ところで。。こども手当も高校無償化もホントにスタートしちゃったんだろうか。。アメリカも健康保険問題を発端にティーパーティーが台頭してきてるし。。なんだかあちこちグチャグチャな状態に加え、中国の地震とアイスランドの噴火。なんとも不穏な世の中だと思う。
2010年04月21日
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前の日記のコメントも放置プレーでスミマセン。。明日か明後日に退院予定。以上、相変わらず打つのに時間のかかるi-phoneでした。(と文句を垂れつつ、PC直んなかったら評判真っ二つのi-padにグラリと来そうな自分、、、。あれだけi-padに批判的だったにも関わらず。。)
2010年04月10日
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高校無償化について吼えようかと思っていたらこの時間。。最近他の方々の日記&ブログを拝見するのもサボっているので、今日はおサボリ更新で。facebookの方に載せた、春休みのイチオシ写真を2枚。日曜日、コミュニティ内を散歩してて道端に落ちてる花を発見。チビらが拾っていたので押し花にする事に。今日、電話帳から取り出してACEOを入れてたクリアケースに入れてみた。中々いい感じなので、ここ造は大喜びしてクラスの担任と副担任の先生にあげるらしい。今日も散歩にカゴ持参で出かけ、また大量に拾ってきて現在第2弾をプレス中。春休み初日。コスプレ魂に火がついたここ造のチョイスは『スーパーヒーロー』。。もも造お下がりのレオタードと短パンにベルトを締め、マスクは権造の手作り。そしてマントはピンクのシーツである。。家の中で撮った写真をお友達が空の背景に変えてくれた。かな~り気に入った権造は始めたばかりのTwitterの写真をコレに決定。こんな感じで春休みを過ごしている。今日はコレだけなんです。でもクリックして欲しいんです。↓↓↓にほんブログ村
2010年04月01日
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ここ数ヶ月、まるで呪われたかのように頭の片隅でずっと悩んでいる事はチビの学校を変えるかどうかという事だ。まだまだ考えが固まらないのでとりあえず選択肢を増やす為に他の学校の入学試験も受けさせようと思っている。そんなドヨヨ~~ンとした気分にとどめを刺すようなニュースと言えば、『こども手当』と『高校無償化』である。丁度愚兄とさま氏も自分の日記に書いていたのでコメントに書ききれなかった分をこっちに書いてみようと思う。元々、児童手当って自民党時代も少子化対策の一旦だったと思うんだが、今回のばら撒きはふざけるにも程があると思う。少子化対策、という点では、子供手当ては殆ど意味を成さない。あくまで今現在暮らしている子供を対象にしているからだ。もしも少子化対策として真剣に民主党が打ち出したとしたらアホとしかいいようが無いと思うが、まさかコレで将来子供が増えるとは思ってないだろう??すでにNHKの街頭インタビューで子供手当ての使い道を聞かれた親達の答えを聞いても分かるように、今ある生活をチョコっと豊かにしようと思ってる親が多い。『今ウチの子はバレエとピアノを習ってますが、子供手当てを貰ったら水泳教室に通わせたい。』だとか、『塾の他にお稽古事をさせてあげたい。』という意見が多い。そして、どこかの水泳教室もインタビューされていて、子供手当てを見込んだ新しいクラスを設置するとかやっていた。って事は、、、子供手当てって何の為にあるんだろう??単に一般家庭に毎月お小遣いをあげてるだけにならないんだろうか。そしていろんな人がすでに言っていることだが、『外国人で子供が母国に居ても受け取れる』とか、『日本人で子供が日本に居ても親が海外で働く場合は受け取れない』って一体何なんだろう??外国人対象という事に関しては、合法的に働いて税金を納めている限りは少しは恩恵があってもいいと思う。但し。『実子が日本で親と一緒に滞在している』と言う限りで。何だか『養子縁組であってもオッケー』と海外の子供にも大判振る舞いするらしいが、そんな事をしていたら、中には子供手当て目当ての犯罪(バンバン養子縁組してこども手当をがっぽり頂く)だって出てくるかもしれないし人数制限だって必要かもしれない。ま、人数制限なんて設ける事態にでもなれば、そもそも子供を助けるって主旨から外れてしまうんだが。それ以前に、国民の税金が親が日本で働いてるっていうだけで海外に出て行ってしまうのってどうなんだろう。海外から日本に仕事にやってくる人と一言にいってもバラバラである。外資のトップで日本に乗り込んできてものすごい給料を貰っている人から、違法で住み着いて働いている人までさまざまだろう。ものすごい給料を貰い母国に子供を置いてきて悠々自適に暮らしているビジネスマンに月に2万6000円の小遣いをあげる必要なんてドコを探しても無い訳だ。そして以前に書いた事があるが(異国に外国人として住むということ、昨日の続きなんですが)権造は不法滞在自体を認めたくないのでいくら税金払っていても不法滞在してる人達にはやはり子供手当てをあげる事も無いと思う。不法滞在自体をどうにかするのが先決だからだ。大体、外国人日本人に関係なく一律に誰にでも支給する必要ってあるんだろうか。格差社会格差社会と言いながら、富裕層にまでお小遣いあげるというのは普通に考えておかしくないか?日本がお金が余ってるくらい潤っているのなら話は別として(それでもそんなばら撒きは無駄遣いだと思うが)、財政赤字がGDPに対して10%になる(数字あってる??)といわれてる中、そんなとてつもない金額を意味が良く分からないままばら撒くのは無謀というほかない。少子化に引っ掛けて考えるとすると。例えば権造が日本に住んでて月々2万6千円ずつもらうとする。やっぱそのお金はチビの塾代やお稽古事に消えるかもしれないし、月一パーーーーっと派手に外食して一気に使ってしまうかもしれないし、勿体無いと思って貯金するかもしれない。確かな事は『だからもう一人頑張ってみよう。』とは思わないという事だ。日本の場合、特に都会部では幼稚園や託児所がものすごい待ち状態だったり、地方の産婦人科で医師が足りなかったりして地元で出産出来なかったりという事態もある。そんな中、月々2万6千円貰えるからと言ってそんな粗悪な環境の中、子供をもう一人と思う人って少ないと思う。だったらそのこども手当の莫大な予算を、託児所を増やしたり産婦人科の医師の養成や給与アップに使ったり不妊治療の助成に使ったりした方がよっぽど先を見た政策だと思う。ちょっと前にNHKのニュースの中で小学校の一部を託児所だったか幼稚園として使用する、という取り組みが紹介されていた。少子化がささやかれる中、小学校の児童数自体が減っているわけだから、こういった既存する施設を有効に利用して地域に役立つ方法で活用していくのは素晴らしい事だと思う。大企業は託児所を設置した所も少しずつ増えているようだが、まだまだ普及と言うまでには程遠い。国は一部の大企業だけでなく企業と呼ばれる中の多くを占める中小企業にまでこういう託児所を浸透させていくように予算を使って欲しいものだと思う。中小企業の場合、規模自体が小さいから各企業に託児所を作っても成り立たないと思うのだが、地域ごとに幾つもの企業をまとめて、そのエリアごとに託児所があれば、子供が熱を出したりしても駆けつける距離に居るとなると安心して働ける親も多いと思う。権造が通っているドクターは総合病院の敷地内にあり、抜け道として敷地内を通って行くのだが、途中に託児所がちゃんとあって多くのこども達がママやパパの働くすぐ近くで元気に遊んでいる。ああいうのを見ると『親が働きやすい環境ってこういうのなんだろうな~。』と思う。昔と違って今は孫の面倒をお願いできる祖父母が近くに居るという家庭も少ない。そして共働きでないと生活出来ないような時代になってきている。という事はこれからも『働きながら子育てをする』親はどんどん増えていく。ところが現状としては、働きたくても預ける場所が無く諦めてしまう親も多い。そのしわ寄せは唯一の収入源である父親にも及んでいる。自分が働かねばと言う責任感は悪い方向に向かった場合、自分だけが働いている→仕事は自分の使命である→生きていく上の重点は職場に向かう、というパターンに繋がり、『育児休暇なんてとんでもない。』『会社を子育てのために休むなんて恥ずかしい。』といった思考を生んでいく。そんな状態で育児休暇を奨励しても浸透するはずが無い。大体、ニュースなんかでよくヨーロッパ、その中でも社会保障の進んでいるフィンランドやオランダなんかを例に挙げて育児休暇を云々言っているが、そもそもの文化や土壌が全く異なって居る訳で、メンタリティが全く異質なほかの国のシステムを真似しようったって上手くいくとは思えない。全く国民の状態を理解しようとしない政府にどうあれば安心して子育てが出来るのかをまず教育して、それをちゃんと施行できる政府を作っていくことから始めなければならないわけで、まだまだ道のりはかなり遠い。働きながら子育てとか働きたいけど働けない親、という事をグダグダ言っているが、コレは子育てを放棄していることではない。収入が2つある家庭が増えてきているし確実にこれからも増えてゆくという事だ。自分だって今、働きながら子育てしてる真っ最中であるが、どっちも必死に頑張っている。日本に比べ恵まれた環境にあるのでありがたいと思うがやっぱり両立していくのは大変な事だと思う。子供と過ごす時間自体は減ってしまうけれど、チビ達には働く両親の背中をみて育っていって欲しいと思うし、チビと過ごす時間も宿題と家事に追われてしまうが残ったわずかな時間は目一杯フル活用して濃い時間を過ごしている。コレがいいのか悪いのかなんて分からないし、そもそもいいか悪いかで括れる事でもないし、結果はチビが大人になってから初めて見えてくるんだろう。あ~~、そういえば、『高校無償化』についても吼えたかったんだった。少子化問題も吼え足りないが、今日も遅いしまた今度。今週はチビ達が春休みなので仕事以外の日はチビにもまれて過ごしている。月曜日なんかは家でゴロゴロしてるだけだったが、チビは一日ベッタリで嬉しかったようだ。こういうのを見てると可愛いな~と思うし、ちょっと悪いな~とも思う。普通に親も悩みながら日々をおくっているんだから、政府にはもうちょっと頭を悩ませてもらってマシな政策を作り上げて欲しいものだ。菅さんだったか小沢さんだったか、こども手当について質問されたときに『(マニフェストで)やるって言ったからにはやる。』と威張って断言してたが、ただやるって言ったからって内容がどうでもいいのでは話にならんだろう、と思う。それ以前に、すでに沖縄問題でやるって言ったのに全然出来てないじゃないか、と呆れる人、クリックヨロシクお願いします!↓↓↓にほんブログ村
2010年03月31日
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携帯からアップ中。。ここ数日間、ネット接続がブチブチ切れまくり状態。PCの方は試しにDiagnose Connection Problemっつーのをランしてみたが、「問題ありませ~ん」らしい、、、。そして作造は問題無く作造PCを使ってるようなのでワイアレスの問題でもなさそうだ。む~~~~。他の雑用は携帯で全部済むのだが、この長文更新だけは無理である。ベラベラ喋る事を文字にしてくれたらなんと楽なんだろうと思いつつ、でもその図もアホっぽいのでいっそのこと思ってる事を文字にしてくれたらなんと楽なんだろうとも思いつつ、用途が激減したPCで久々に「映画ハゲタカ」か「白い巨塔」を見ることにする。ここまで書いて力尽きたので、みなさんサヨウナラ。あ~ i-phoneってホント打ちづらい。。。
2010年03月23日
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今月の最後の週はチビ達が春休みなので、ちょっとは楽にダラダラしたいと思っているのだが、それまでが何とも忙しい。イースターが近いので、学校でもエッグハンティング(プラスチックの卵にお菓子やオモチャを入れたものを庭なんかに隠してチビが探すイースターの習慣)がある。ここ造の幼稚園組は明日の金曜日、そしてもも造の1年2年組は来週の金曜日だ。それに加えて今週の土曜日は父兄ボランティアの開催するエッグハンティングがあり、それにも両チビは参加するので学校だけで2回ずつエッグハンティングをする事になる。という事は。2回ずつ分の卵を用意する訳で、父兄ボランティア開催のが告知されるまでにネットであらかじめ大量に卵を購入してたのだが、あわてて追加で速達にして注文したのがやっと今日届いた。ギリギリセーフである。元々父兄ボランティアの方はボランティアに所属してる人達が中心になってやっていて、卵もその人達が調達する事になっていた。が、この前学校であった『来年度の学校計画の説明会』に行ったときに、不況のあおりをモロに食らっているチビ学校の内情説明を聞き、校長先生(=牧師さん)に対して意見をバンバン言ってしまったので、早速説明会が終わった後に父兄ボランティアの人から声を掛けられた。権造は自分の時間が空いてる時には学校行事に参加するようにしている。毎年やってる『キャリアウィーク』の時にクラスを周って自分の仕事の説明したりデモンストレーションやったりするのもその一つである。あとは単発で先生のヘルプが必要なときにパシリで学校に手伝いに行くことはある。去年もおととしも年度末にクラスのアルバムを先生が作るときに大変そうだったから手伝いに行った。だが、学校に組織として存在する『父兄ボランティア』なるものには所属しておらずアウトローな一ボランティアとして行ける時に行く訳で、会合でアレコレ相談してイベントを立ち上げてそれに向かって全員担当を受け持って準備したりするのは仕事と両立しなさそうで参加するつもりはなかったから、この人達とは学校で挨拶したり軽く言葉を交わしたりはしたが深く話し合ったりすることはなかった。が、この説明会で権造がハイっと手を挙げてはガーーーーっ、ハイハイっと手を挙げてはウォォ~~っと叫ぶのを聞いて、この人達は『あ?モモゾウとココゾウのマミーはこんなに学校の行く末を心配してたんだ。』と権造のウザイほどアツい性格を見抜いたようで、要はボランティアに入らないかとスカウトされたのだ。同じように学校の行く末を心配する者として、気持ちを分かってくれて声を掛けてもらったのはありがたい。でも参加してしまうと、役割をもらってもこなす時間があるかどうかも懐疑的だし、それでも引き受けちゃったら妙な責任感に捕らわれて寝る時間を削ってでもやってしまうだろうし、そうなるとタダでさえ少ないマイ時間が激減してストレスになるだろうし、最終的にはボランティアもウザイ、チビにもイライラしてキーキー言う、というようなパターンがすでにアリアリと目の前に浮かんでくる。なので最初からキッパリとお断りする事にした。こういう時にこっちの人達っていいよな~~と思うことが多い。父兄A: 『ちょっと~~、ゴンゾウさんってお願いしたのに平気で断ってきたわよ~。』父兄B: 『ええ?そうなの? 信じられない~。常識ないわよね~。』父兄A: 『私たちにだけ押し付けて、そのくせ私たち主催のイベントなんかも平気で来るわよね。』父兄B: 『ああいう人とはお付き合いしたくないわよね~。』父兄AB: 『いやよねぇぇぇ~~。』なんてシチュエーションになる事は無い。上に書いた『参加できない理由』をすべてぶっちゃけて、なので悪いけど参加出来ない、ってハッキリ言ったら、この父兄ボランティアのボスママが『あ、じゃあいいよいいよ。でもアイデアだとか意見とか聞きたいときもあるし、参加してもらわなくてもいいから、ボランティアのメールだけ送るから見るだけ見てくれる? やってる本人達だけで意見交換してると一方的な考えしか出来なくなるかもしれないし。』と全然断った事を気にしてない様子だったので、ホッとしてメルアドを教えた。その日から毎日メールチェックの時にこの父兄ボランティアのメールを目にする度に、この人達って凄く陰で学校をサポートしてるんだと改めて感心した。時間も労力もお金もかけてるのにそう言うものって前面に出さずにイベント自体では裏方仕事だったり自分達は走り回って楽しむ暇も無いんだろう。凄いよな~~~。そこで話は最初のエッグハントに戻るのだが。卵は何個くらい用意したらいいかとか、中身はどんなものは禁止にしようとか、そんな相談のやり取りを見てるうちに、卵くらいは手伝おうか~という気分になった。なので、チビクラスように卵をオーダーしたサイトから『予め中身が詰めてある卵』を選んで大量に注文した。元々は空の卵に中身を詰めるのだが、なまっくらな大多数の国民性と権造のような真性なまっくらの為にこうやって予め詰めてあるのもある訳で、こういうのが沢山あったらこの人達が行う卵の詰め作業も時間がちょこっとは短縮出来るんじゃないかと思った。チョコは溶けるから基本的に卵の中身としては不適切で普通はキャンディーやラムネみたいなジャンクお菓子を入れるのだが、こんなのばっかではチビはつまらないだろうと思い、お菓子類は一切省いてオモチャ入り卵と、その他にもチビが喜びそうなスライム入り卵だとかお風呂のオモチャのアヒルのイースターバージョンセットだとか、面白そうなのを集めてみた。注文終了後に、今までメールを読んでも一度も返信してなかったので、初めて返信してみた。みんないつも一括返信でボランティア全員が目を通せるようにしているみたいなので、同じように一括返信で『予めつめてある卵とコレとアレをこの位オーダーしたので、その分は予定の個数から減らしておいて残りの個数だけ用意してください。』と愛想もクソも無いメールを送った。すると。次の日学校でこのボランティア軍団に会う度に、サンキューサンキューの嵐に合い、権造は嬉しいどころか戸惑ってしまった。きっと今まで自分らだけで頑張りすぎだったんだろうと推測したのだが、考えてみれば父兄を見渡すと『ものすごく積極的に参加するタイプ』と『ものすごく無関心なタイプ』に二分されて、中途半端に真ん中ってのがあまり居ない気がする。なのでコレだけ喜んでくれたのかもしれない、と勝手に自分で納得し、この中途半端な位置が最も自分にとっていいような気がしたので、これからもこういう差し入れ的お手伝いなら出来るかな、と思う。よく考えれば、、、。まるで、国内の財政はピーピー言ってるのに海外への支援はマンパワーではなくカネをばら撒く歴代の政府のようであり、いざアメリカが戦争!ってなると弾の飛んでこない後方支援で給油活動してる自衛隊のようであり、なんだかな~コテコテ日本式援助方法なんだがな~と思わないでもないが。。ま、中途半端でも喜ばれているようであるし、学校レベルなのでよしとしよう。そして今日はもも造の遠足についていった。1年生から4年生まで参加する親もギュウギュウ一緒にスクールバスで行って来たのだが、いや~~~疲れた。あのチビテンションに毎日付き合っている先生、やっぱそれで食ってるプロであると改めて尊敬する。そしてランチの間、ボランティアボスママが一緒に食べようと言ってきて、今度の土曜日の事について色々意見を聞かれた。この人、美人でいい人、というめったにあり得ないダブル長所を持つ人である。『招かれる側として、こうこうこう言うのってどう思う?』とか、『自分達は朝から準備で行くのに慣れてるからよく分かんなくなっちゃってるんだけど、こういうイベントってその後帰宅して夕ご飯食べたりするのを考えると、開始するのって何時くらいがベストだと思う?』だとか、あくまで参加する側としての意見を尋ねられた。向こうはちゃんと権造が手伝いに行かないというのを理解した上で、それでも情報ソースとしてちゃんと使ってもらってるというのは、願っても無いプチ参加である。夜、メールチェックしてた時にまたボランティアメールが来ていたが、昼間に話した内容がなんとなく入っていて、これまた嬉しかった。ちょこっと、一度くらいは手伝おうかな~なんて気分にもなるのだが、一度足を突っ込むとまた状況が変わってしまう事もあるだろうし、やっぱりオフデーは忙しいし、自分で引いた線はこのままにしておこうと思ってる。やっぱボランティアって心にゆとりがある人が時間にゆとりがある時にやって成果が見事に上がるんだろう。無理してやらなくっても出来る範囲内で充分だとつくづく思った。このボランティアボスママ、学校のスタッフ父兄全員の中で唯一校長先生の意思を換えることの出来る人である。去年は全くボランティアには関わってなかったらしいのだが、今年度から初めていきなりボス的存在になっている。人望も人徳もある人だと思うので去年からボランティアに参加していれば、今年はもっと生徒が残っていたんじゃないかと何だか無責任に悔やまれる思いだ。来週の水曜日までに来年度残るかどうか在学してる生徒全員がとりあえずの意思表示をする事になっている。その数によってはリストラされる先生が出るんだろう。今年は最初にもも造担任だった先生が辞めてしまい、後任の先生はハズレである。この人はもも造が幼稚園の時の担任で、幼稚園の時は単発のお手伝いによく行ったので一日半日一緒に何度も過ごしていたのでどういう人かはよく知っている。幼稚園の担任としては良かったけど、小2の担任としてはものすごく物足りない。今の小3の先生はすごく評判のいい先生なのでチビにはこの学校に残って欲しいのだが、、。もしかしたらついに学年閉鎖になるかもしれないし、バックアップ用のプランBとプランCはすでにケイリーママと立ててあるのだが、そう言うことにならないように祈りたい。という訳で。すでに眠くてアタマが半分寝てる権造はもしかしたら文章ヘンテコかもしれないし、誤字があるかもしれないが、そのままアップすることにする。いい夢見ろよ!と言う人も、さっさと寝ろよと言う人も、クリックよろしくお願いします!↓↓↓にほんブログ村そして!!!前回の日記は誤字があった。なんだっけ~。×一度轢いたら残って→○一度轢いたら戻って×他民族国家→○多民族国家あ~~も一個あったようななかったような。。前回の日記のコメントのお返事、明日書きます。お返事遅れてスミマセンが今日は寝ます!!!
2010年03月19日
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この一週間、アタマが痛い出来事やアタマを悩ませる出来事盛り沢山でインドの修行僧のような心境になっていたのだが、中でもアタマに来てるのは一連の日本叩きである。一番最近のクロマグロ。今行われているワシントン条約の会議だが、アメリカ・EUなんかが賛成してるので取引禁止になる可能性が高いんだろう。そもそもこのワシントン条約ってアメリカ政府と国際自然保護連合(IUCN)が中心となって作られた組織らしいから先進国の意向に左右される事が多いと思う。NHKのニュースを見てても『マグロが無くなったら大変』モードをあおっているだけで、一体現在どの位このクロマグロが絶滅の危機にあるのか、どの位の漁獲量なら種の保存が可能なのかって大事な数字が全く分からない。コレはクジラの時と全く同じ状態であり、ワーワー意味無く騒ぐだけで全くニュースとして意味を成さないと思う。なので一体どれだけこのクロマグロが危ない状態なのかと疑問に思い、IUCNのHPを覗いてみる事にした。クロマグロと言っても、世界のあちこちに住んでる魚らしいから、とりあえずTunaでサーチしてみた。その結果がコレである。Thunnus alalunga (Bastard Albacore) Status: Data Deficient (needs updating) Thunnus albacares (Pacific Long-tailed Tuna) Status: Lower Risk/least concern (needs updating) Thunnus maccoyii (Southern Bluefin Tuna) Status: Critically Endangered A1bd (needs updating) Thunnus obesus (Big Eye Tuna) Status: Vulnerable A1bd (needs updating) Thunnus thynnus (Northern Bluefin Tuna) Status: Data Deficient (needs updating)クロマグロって英語で言うとブルーフィンツナなので、真ん中と一番下の事を指すのだろう。真ん中のブルーフィンは中南米沖や大西洋に居るようだ。『Critically Endangered』というのは『かなりヤバイ』という事である。で下のブルーフィンの場合は『Data Deficient』、つまり『データ不足』って事である。この大事な時にデータ不足って??と思わず呆れてしまうのだが、もしかしたら意図的にそうしてあるのかもしれないし、大体、全部の欄に『Needs updating』、『最新情報が必要』って書いてあるからワシントン条約の中枢であるIUCNも情けない事だ。日本政府代表の中の水産庁審議官の談話をニュースでやっていたが、『立場が強い国が決めているだけで途上国は立場を決めると圧力がかけられるから外に言わない。』って愚痴って居た。ぶっちゃけそういう事なんだと思うが日本も感情的になって他国に一方的な理解を求めても、結局は取引禁止を求めている国側と同じ事でお互いの主張ばっかりぶつけてるだけで全く理解も歩み寄る事も出来ないだろう。コンゴ政府の代表が『モナコが絶滅の危機を証明しなければ保護する理由が無い。』とサラリと言ってのけていたが、権造はテレビに向かって拍手したい気分であった。ホント、そうなのだ。絶滅の危機に瀕してる種であれば特に危険区域ではきちんと保護すべきだと権造は思う。クロマグロだけがマグロじゃないんだし、そもそも捕り尽してしまったらそれこそクロマグロが食べれなくなる訳だからその辺は日本もちゃんと譲歩して保護に協力しなければならないと思う。こういう国際会議だからきっとデータが出てるんだろうけど、全く知らされない立場からしてみれば感情論ばっかりでますます『日本は野蛮』キャンペーンになるだろうととても危惧している。クジラの時もそうだけど、こういう数字って一般に公表するべきものじゃないのか?と言いたくなる。日本だって世界のマグロの8割を食べてるんだから、政府は調査捕鯨とウソついてクジラ捕ってるそのパワーをちょっとはマグロのリサーチに費やして反論したいなら反論できるだけのデータを持って乗り込んでコテンパンに数字でねじ伏せてやったらいいじゃないかと頭にくる。『ウチは確かにマグロ大量消費国ですが、マグロの行く末は懸念しててこんなにリサーチやってます。コレを元に独自の保護の案を提出したいと思います。』なんてビシ!っと言ってくれたならホントにスカッとするんだが。日本は技術大国なんだからこういう世界的な環境保護の流れに則った技術開発をもっとやってこういう時にバンバンアピール出きる様なくらい外交上手になって欲しい。殆どの国はモナコの提案に賛同しているが、オーストラリアは大西洋での漁獲が禁止になると自国周辺での乱獲が始まるのではないかと言う懸念から、輸出許可制の導入で漁獲管理を徹底させて、国際取引の禁止には反対する立場をとっている。自国近辺のクジラを守るシーシェパードのご乱行は『自然保護』とオッケーだしても、自国に火の粉が降りかかってきそうな話は同じ『自然保護』でもNGなようだ。で。キーキー歯がゆい思いをしていた所、やっぱ出てきた。今や権造の天敵であるシーシェパードである。クロマグロ漁も妨害してやると捕鯨の邪魔をしてた船をそっちに回すらしい。『我々は地中海で割当量を超えてクロマグロ漁を行っているすべての国の船を標的にしており、日本だけを標的にしているわけではない。』らしいから、ドコの国の船を真っ先に狙うのか興味津々である。ま、どこの船籍の船だろうと日本が輸入すると見込んでだろう。あ~、このカルト集団、どうにかならないんだろうか。。そういえば、今やこの団体の子分的存在位にまでランクアップしてきた、ザ・コーブの撮影スタッフも頑張っている。この前の朝日新聞の記事によると:米カリフォルニア州の日本食レストランが、米国では禁止されている鯨肉を客に出し、連邦法違反で10日、起訴された。米メディアが報じた。日本のイルカ漁を告発し、米アカデミー賞を受賞した映画「ザ・コーヴ」の制作スタッフが、店で出された肉を持ち出して鑑定に出したのがきっかけになった。 米メディアによると、起訴されたのはサンタモニカの高級日本食店として知られる「ザ・ハンプ」を経営する会社と、日本人シェフ。米海洋哺乳類保護法は、鯨などの海洋哺乳類の売買を禁じている。シェフには最高で禁固1年と罰金10万ドル(約900万円)、会社には罰金20万ドルが科される可能性がある。ロサンゼルス・タイムズ紙によると、同社の弁護士は「責任を認めて罰金を支払い、法廷で問題を解決する」と起訴事実を認める声明を出した。 ニューヨーク・タイムズ紙によると、「ザ・コーヴ」のスタッフが友人から「同店が鯨肉を出している」と情報提供を受け、昨年10月から調査を進めていた。今年2月28日、複数のスタッフが客を装って来店し、600ドルの「すしおまかせ」を注文。ネタの名前を確認するスタッフに対し、ウエーターは鯨肉だと認めた。スタッフは店内で一部始終を隠し撮りしていたという。 スタッフが持ち帰った肉をDNA鑑定したオレゴン州立大教授が鯨肉だと確認し、米海洋大気局に通報。ロサンゼルスの連邦検事局に情報が伝わった。 (朝日新聞)こんなシークレットエージェント的活動もしている。この事件の場合、アメリカでの売買を禁じられてるクジラを売ってたレストラン側に非があるのだが、益々イヤ~な気分になる。このレストラン、、、知らなかったのか何なのか、、、。捕鯨国のクセに捕鯨反対ってものすごく曖昧なこの国でこんな事したら益々必要以上に日本食のイメージ悪くするって思わないんだろうか。。。マグロには関係ないが、フランスでは以前『フォアグラはガチョウや鴨に対する動物虐待に当たる』と攻撃されたときに『長い伝統と習慣に基づいた文化である』とほっといてくれ宣言をしてる。このフォアグラの場合、人工的に繁殖させて無理やりアレコレ食べさせているので自然保護とは違うが、地味~~に非難されててもフランスの姿勢はハッキリしてる。日本もせめて『長い伝統と習慣に基づいた文化である』部分だけでもちゃんと世界に大声で理解を求めて欲しいと思う。マグロの話に戻ると。クロマグロが今回地中海で禁止されたとして、そのツケは他の海洋での乱獲や他の種類のマグロの乱獲に繋がっていく可能性大だ。そうなった時にホイホイ大量にその乱獲されたマグロを日本が買い続けたとしたらもっと叩かれるだろう。養殖マグロばっかり食べるのもイヤだよな~と思いつつ、だったらいっその事、言いだしっぺのモナコに乗り込み『大西洋クロマグロ環境保全センター』みたいなのをモナコに作って、稚魚を育ててせっせと海に返したり(あっという間に他の魚に食べられそうだが、、、)、モナコに働きかけて他国に協力してもらい共同でリサーチしたりとか、文句あっか!コレだけやってるんだ!的な行動を起こしてみるのもいいのかもしれない。何にせよ、クジラ→トヨタ→イルカ→クロマグロって見ていると、ホント日本は叩かれやすい国であると思う。外交下手のせいだよな~~。中国やアメリカの外交手段は似ていると思うのだが、『ホンネと建前』という言葉のある日本以上にこれらホンネと建前を平気でハッキリ分けて使いこなしている。日本はホンネ建前文化のはずなのに、ドメスティックでの使用オンリーで対外政策となると全く政府はこれらを上手く使えない。だからホンネは食べちゃう捕鯨も建前のはずの調査捕鯨が『ウソ』になってしまうわけだ。トヨタのこの前のカリフォルニアでの暴走騒ぎだって、暴走どころか『電子制御装置に残っていたデータでは、アクセルとブレーキが交互に何度も踏まれ、速度を調節しながら走行を続けていた可能性が示されていた』って事らしいからその辺はキッチリ調べてとことんメディアにアピールして便乗してふざけるな!と言って欲しい。ま、この騒ぎを起こした人自体、トヨタを提訴するつもりもないらしいが。アメリカの場合、謝ったほうが負けとなる非常にイヤな文化である。事故を起こした場合、『誰かを撥ねたらもう一度残って息の根を止めろ』というジョークもあるような文化である。訴訟社会が生んだイヤな考え方なのか、こういうイヤな考え方だから訴訟社会が生まれたのかは分からないが、こういう国を相手にする場合、自国で通用するだけの外交ではまず相手にされないだろう。かといっていきなり『対等の立場で!』と息巻いて後が続かず失笑を買う外交でも相手にはされないだろうが。アメリカは仮想敵国が居ないと成り立たない他民族国家であり、政治的仮想敵国は中国であり経済的仮想敵国は日本である。中国は似たような外交するので頭越しに叩く事はしないが(そして頭越しに叩いても中国は平気で知らん顔して切り返す)、日本はこのアレコレ叩かれてる間にたっぷりと対米外交をしっかり勉強すればいいと思う。ん??マグロの話から随分ずれてきましたが。まぁ、IUCNもアメリカがバック、シーシェパード本部もアメリカ、そして自国の自動車産業が滅びた為にここぞとばかりにトヨタバッシングする発祥の地でもあるので、アメリカ的発想って熟知しておくべきだと思う。個人的にはマグロは中トロ部分が好きってレベルで、クロマグロだろうがメバチマグロだろうがキハダだろうが、美味しかったらドレでもいいやという程度である。さすがに作造は仕入れなんかに影響するのかもしれず、う~~~ん、、、と唸ってニュースを見ている。この辺じゃヨーロッパみたいに『マグロ非買運動』なんてものはレストランでは見られないが、『自然保護=オシャレ』って勘違いする一部の層がNYやLA辺りから騒ぎ出すかもしれない。ソレはすぐに『日本バッシング=オシャレ』という構図にもなりやすい訳で。そんな事言い出す前に自分らリサイクルちゃんとしろよ!と叫び続けたい権造を応援してくれる人、クリックよろしくお願いします!↓↓↓にほんブログ村
2010年03月16日
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今日は凹む事などあり、書きたいことはあったのだが、いざ書き出してみると全くピンと来ず。。なので、最近権造のACEOコレクションに加わった作品を展示して更新代わりにしておく。↑この『家シリーズ』もなんだかハマってしまい、一番最近ゲットした作品。スコットランドの人らしい。↑同じく家シリーズ。この人の絵は4枚目。↑この人の絵も6枚持ってる。コレが7枚目。↑上の鳥の絵と同じ人。↑『木』シリーズで気に入ってる人。結構値段がつりあがるので初ゲット♪↑同じく『木』シリーズのためにこの人の絵も2枚セットでゲット。↑このBlue Jayという鳥。。絵だと可愛いのでついつい手が出る。↑青系の色が好きなのでゲットする絵もこういう色合いが多い。↑やっぱ青系だ(笑)↑白鳥のバックもやっぱ青~。↑以前の日記にこの人の別の作品を載せた。2枚目。↑新しくお気に入りになった人の作品。シュールな感じがなんともいえず。↑なんともいえず、2枚買っちまった。↑特にお気に入りの作品の中の1つ。女性アーチストでメールのやりとりもとっても丁寧な人。以上。結構増えてきた作品を飾る為にACEO専用のフレームまで買っちゃったのだが、飾っておいて色あせするのが怖くて結局フレームは使わず。褪せないようにちゃんとあらかじめ表面コートのスプレーしてある作品ばかりなんだが(笑)結局フォルダーを買ってきて、一ページに9枚ずつ作品が入るクリアページにニタニタしながら入れている。飽きるかと思ったが意外と続いている、と思う人、クリックよろしくお願いします!↓↓↓にほんブログ村
2010年03月08日
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時々覗かせてもらっているきっこさんの『きっこのブログ』にショッキングな事が書いてあった。イギリスのBBCの『イラク・ファルージャでの出生異常を医師が報告』というニュースである。映像や記事本文の文章によると、手が欠損していたり手足の指が6本あったり額の真ん中に目があったり鼻があったり、、、。映像の途中で頭が3つあった子供の写真がチラリと映るのだが、レポーターの人がコレは放送に耐えないと撮影するのを辞める事にしたと言っていた。心臓に先天的な欠陥のある新生児の出生率はヨーロッパの13倍で、2003年以前のデータでは2ヶ月に1例ほどしかなかった奇形児の出産例が今では『毎日』2,3例あると言う。脳の麻痺や障害に苦しむ子供も多く居る。現地のドクターや家族達は6年前にアメリカ軍が使用した『highly sophisticated weapons・超高性能兵器』の影響だと信じている。この記事の横の方には白リン弾の多用があった、と書いてある程度で、白リン弾って発煙弾であり、白リン自体の毒性がどれほど人体に影響があるのか分からない。きっこさんのブログでは、アメリカ軍の使用した劣化ウランについて触れている。元々劣化ウランとは重金属であり重金属中毒を引き起こして腎臓などの障害を引き起こすのはすでに解っている。残留放射能の被爆も問題にはなっているが、アメリカやWHOは証拠が不十分との立場をとっているが、WHOは子供が口にしないように警告は出している。こういったまだまだデータ不足のウランを兵器にして使用して(データはあるが隠しているだけかもしれない)、使用時期以降に産まれてくる子供達にどんどん異常が見つかっているという事は、関係なしとみなす事は出来ないだろう。イラク当局は当分子供を作らないように、との伝達をしたと記事の中に現地の人の話として載っていた。何よりもその場に住んでいる人たちが実感している事であり、アメリカ政府がいかに知らぬ存ぜぬでも、全く根拠の無い事ならこうやってイギリスのニュースの話題に上る事もないだろう。このBBCの記事、知らずに居るのはアメリカに住むものとしてよろしくないと思い、早速今日Facebookに載せておいた。すぐにコメントくれたSちゃんは日本人の学生の女の子だが、とてもショックでベトナムの再来だ、と書き込みしてくれた。権造も全く同じ風に記事を見て思った。ウランはウランでも、アメリカ政府がキィキィと神経を尖らせているイランや北朝鮮のウラン開発は核開発に関してである。そしてこの劣化ウランとは当初砲弾や装甲車の硬化を目的として開発利用されたものであり、この影響は上にも書いたが重金属中毒という形になって現れる。片や大量殺戮兵器で一方は直接殺傷能力に欠けるとしても人の生きる権利を著しく侵害するという点に関しては全く同等の事だと思う。アメリカが日本に投下した原爆は前者の大量殺戮兵器であり、ベトナム戦争で使用した枯葉剤は後者の殺傷能力に欠けているが著しく生きる権利を奪う兵器に当たる。枯葉剤はダイオキシンの一種である内分泌攪乱化学物質を含んでいる。ベトナム戦争当時に軍が民間の会社に作らせて色によって3種類に分かれていた。同じくFacebookにコメントくれたお客さんがその中のオレンジ剤・Agent Orangeについて触れていたのでこの言葉はアメリカの人にとって苦い思いと共に記憶に刻まれている言葉なのだと思う。この民間会社の中にはストックマーケットで有名な世界最大級の化学メーカーであるダウも含まれている。当時の建前としてはマラリア防止の為に蚊や蛭を退治する為だったらしいが、実際はベトナム兵が潜む森林の枯渇や農業の壊滅が目的だった事は今では当たり前に知られている。この枯葉剤散布後に散布された地域で生まれた子供達には奇形を伴った子供が多く、日本でも随分ニュースになった『ベトちゃん・ドクちゃん』のように上半身2つ下半身1つの結合双生児も見られた。この件に関しても長い間アメリカはマウス実験では奇形が認められているのに反して人に関しては実際実験をする事が出来ないのをいい事に確認できないとして中々事実を認めなかった。自国の兵士に関しても、Wikiの記述によると『1984年、アメリカのベトナム帰還兵らが集団訴訟で枯葉剤製造会社を訴えた裁判では、審理入りする直前に原告代表者が会社側との和解を発表した。製造会社側は枯葉剤の被害を認めずに原告に補償金を支払うことで同意したが、裁判で帰還兵らの枯葉剤被害がつまびらかにされる事がないまま、帰還兵らの証言はお蔵入りとなったのである。この突然の和解を不服とした帰還兵や遺族らが1989年に再び集団訴訟をおこしているが、却下されている。』とある。その後はどうなったのかと調べてみると、2006年になってやっとアメリカ政府は公式にベトナムに対して枯れ葉剤被害克服への援助を実施することを表明したようだ。米上院の特使がハノイの米大使館で会見して『われわれが戦争中に引き起こしたことをベトナムの人々が克服するために、人道その他の面で援助する責任がある。ダイオキシンやその他の化学物質の使用はそれらに含まれる。今年中に実施したい。』と語った。1961年から1971年にかけての戦争の実態が35年もかけてやっと明らかになってきたという事だ。ベトナム人300万人以上が影響を受けたとされるこの枯葉剤は米軍、韓国軍、ニュージーランド軍にも影響を与えた。うちニュージーランド政府はこのときの会見と前後して自国の参戦兵士に対する被害補償計画を明らかにしたそうだが、アメリカの兵士たちはどうなったんだろう。2006年にベトナムに対して枯葉剤の影響を認めたのだから89年の集団訴訟却下の後、動きはあったと思うのだがその後の事は良く知らないので知ってる人が居たら教えて欲しい。さっき書いたFacebookにコメントくれたお客さんもGulf War Syndrome・湾岸戦争症候群はAgent Orange phenomenon・オレンジ剤現象とよく似ていると言っていた。湾岸戦争時ではイラクの兵器貯蔵庫からサリンが発見されたので96年に米兵が被爆した可能性が認められているし、神経ガスの防御用に強制投与された試薬や生物兵器用の予防接種、油田の火災や大量の石油流出による大規模環境汚染、米軍が大量使用した劣化ウランによる放射線被爆など、他にも様々な原因が挙げられている。そして湾岸戦争が終わった後もイラク戦争で第2次湾岸戦争症候群は続いている。戦争に駆りだされて命を失うのも悲劇であり、折角助かった命と体がこうして段々蝕まれていくのも悲劇である。大義名分の無い戦争はどちら側にとってもこういった『大量に命を奪うだけでなくジワジワと殺していく』恐ろしい残骸を残す事になってしまった。ファルージャの話に戻ると、何の罪も無い一般の人達が殺されてしまうだけではなく、この戦争から何かを学んで考える世代であるべきの生き残った若い人達やその子供達に深すぎる爪痕を残してしまっている事は悲しすぎる現実だと思った。額に目や鼻がある赤ちゃんを見たときの家族の気持ちっていうのはどんなものなのか想像すらつかない。親が自分の子供の手や足をカメラに見せてその指がどれも6本あるのってどんな気持ちなんだろう。頭が3つの子供や背中の曲がった子供の写真、手の無い子供や産まれたての口元が溶けたようになっている赤ちゃんの映像、無表情な親の顔、こういった映像はアメリカでこそ流されるべきだと思う。ドコも同じでメディアは自国に都合の悪い事は流さないが、今はネットがあるので世界各国のニュースを見ることが出来るのが唯一色んなことに『気がつく』機会であると思う。結局近代の戦争において、自分が今住んでいるここアメリカが使った兵器というのは世界の中でも類を見ない悪の兵器ばっかりだ。ベトナム戦争の枯葉剤、広島・長崎の原爆、そして湾岸・イラク戦争の劣化ウラン。どれも次世代以降にまで戦争を引きずる悪質極まりない兵器ばかりだ。このBBCテレビが取材した病院と言うのはアメリカ資本で建てられた病院だそうだ。最高水準の医療が受けられるらしいが、ファルージャの中にはこの病院で診てもらえない様な貧しい家庭もたくさんあるのかもしれない。だとするとこの先天的異常を持つ子供の数と言うのはもうちょっと増えるのかもしれない。爆撃しておいてウランを撒いてこの様な子供達を沢山創り出しておいて片や資本をつぎ込んでこんな病院を建てている。矛盾していると思う人、怒りのクリックよろしくお願いします。↓↓↓にほんブログ村そして、アメリカ資本の病院であるなら実態はイラク当局よりも把握できているだろう事は想像が付く。それを報道しないアメリカってどこの国も同じだけどやっぱり汚い。このブログを読んでくれる人達の中で特にアメリカ在住の方は、こういう事が起こっているという事を心に留めて機会があれば他の人にも伝えて欲しいと思う。
2010年03月05日
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終わってしまえば、、、あ~~そ~~いや結婚記念日だったんだっけ~~という趣の昨日。。実は、月曜日の夜からなんだかダルイなぁ~と思っていた。火曜日の朝チビを送ってから仕事に向かって、いつものようにコーヒーとオニギリという恐ろしいブレックファストを食らおうとしたところ、、、。なんだか気持ち悪い。ヒジョ~~~に気持ち悪い。え??何この感覚?もしかして??なんて思ってみるも身に覚えが無いだけにかなり挙動不審にトイレに走った。で、見事にゲロッパしてしまったのだが。。。フラフラとトイレから出て、クラウディアに『ゲロッパしちゃったよぅ~。』と報告すると、『アァ?!また産むつもり?』とクラウディアらしいリアクション。『イヤ、全く見に覚えが無いんだけど、、。』『じゃあ病気じゃないっ!ゴーホーム!!』『ハイ、、、。後はよろしくお願いします、、、。』とてもじゃないが働ける状態ではなかったので自分で運転できるうちにとっとと退散することにした。帰宅したらまだ作造は寝ている。なので権造は着替えもせずに仕事ブーツだけ脱いでベットにドカっと倒れこんだ。うぅ。。かなり気持ち悪い。一体どうしちゃったんだろうと、かろうじて近くにあったタオルを引き寄せ、いつでもゲロッパOKな状態にしておいた。しばらくしたら作造が起きてきた。『あ?ワレ何しとるんや?』『気持ち悪くって帰ってきたんだけど動けない、、。』『寝とれや。』思いやりがあるんだか無いんだか判定ビミョ~な言葉を掛けて作造はシャワーを浴びた後さっさと仕事に行ってしまった。で、その後、、、。目を開けると気持ち悪い。頭がガンガン痛い。寝返り打つとヤバイ。動こうとするともっとヤバイ。段々と確実に悪化している様子である。結局、上向くと気持ち悪いので横向いてウトウト→目が覚める→トイレ直行→ゲロッパ→フラフラベットに戻る→最初に戻る、このループ上をひたすら回る事となる。ブレックファストのコーヒー&オニギリも食べず仕舞いだったので、ゲロッパの素となるものもないのだが、とりあえず便器に頭突っ込んでるか枕にあたま突っ込んでるかの2択の人生となってしまった。途中で唯一した別の行動と言えば、自衛隊顔負けの低さの匍匐前進でリビングに向かい携帯と家の電話の子機をゲットして枕元に置いたことだけである。2年前に腎臓結石をやったときにココで気を失ってはオシマイだと携帯を握り締めて以来、自然と身に付いた生活の知恵のようだ。結局、具なしリバースと意識昇天を繰り返してるうちにあっという間にチビを迎えに行く時間が近づいてきた。幸いしたのは昨日は作造が夕方帰ってくる事だ。ホントは火曜日は一日休みなんだがランチに欠員が出たそうで昼間のみの仕事だった。なので作造に電話してチビを迎えに行ってもらう事にして、同時にマイドクターにも電話した。さすがにこの調子だと夜中の救急へゴーというのが想像つく。救急は一晩かかるので同じゲロッパするにも出先のゲロッパと我が家のゲロッパではかなりな違いになる。どうせなら我が家でこのままゲロッパ人生を謳歌したいと思った権造は、もうすぐ診療時間が終わるのは分かってたがお願いしてみた。やっぱこのマイドクター、アヒア先生は救世主だ。腎臓結石の時が初対面だったのだが、あの時は常連さんのおばあちゃんの定期健診をずらしてもらってまでして権造を診てくれた。今回もナースの『かなりヤバイ声してるわよって先生に言ったら、待ってるから今から来るようにって言ってるわよ。』との神のお告げを受け、権造は夕方ギリギリに診てもらえる事になった。本当は運転しないほうがぜ~~~~~~ったいに良かったのだが、、。すでにチビを連れて帰ってきた作造にはチビ宿題の監督して欲しいし、チビ連れで夕方渋滞の中病院に行ったり来たりするのもどうかと思ったし、結局権造は自分で運転する事にした。ゲロッパ対策のバスタオルを顔の周りにグルグル巻きにして運転する権造。信号で隣になった車の運転手は権造を見てビックリしたかもしれないが、周りを見る余裕も無く、ひたすら病院を目指す権造。ポリスとすれ違っていたなら間違いなく100%止められるであろう怪しい姿で近くて助かったアヒア先生の所へと頑張った。こんな時間に駆け込んでくるのは重病人と相場が決まっているようで、権造が診察室に通されたとき隣の診察室からは『オオォォ~~、アアァァァ~~~!』って謎の悲鳴が聞こえていて権造は思わず固まってしまった。『何固まってんの。アンタも充分ストレンジだわよ。』とナースに言われ、ああそうだったとやっとグルグル巻きのタオルを外した瞬間にゲロッパのウェーブが。『トイレ貸してっ。』遣り辛い出先のゲロッパをなんとか無事に終えたのだが、顔グルグル巻きのタオルはゲロッパのストッパーの役割を果たしていたようだ。ナースにゲロッパの辛さを切々と訴えてしばらくした頃にアヒア先生がやってきた。『ちょっともう一人重病人が居るから途中でちょくちょく様子見に行くけどゴメンね。』という先生。横の人はよく息が苦しくなるそうで同じ敷地内の救急に送るかどうか診察中らしい。。。ゲロッパごときでスミマセン、と頭を下げたくなる思いだったが、アヒア先生は今回も丁寧に診てくれた。結局、今巷で流行っているStomach Virus・ウィルス性胃腸炎らしい。コレは辛いからねぇ~と吐き止めの注射をしてもらう事になり、その後家で採る薬も出してもらった。安心したのは24hours Virusと言って、24時間から48時間でピタリと収まるウィルスだった事だ。誰に聞いてもホントピッタリ急に楽になると言っていたので明日には楽になれる~と頑張って帰宅した。アヒア先生、今回も大感謝である。薬は近所のドラッグストアにナースが直接電話して頼んでおいてくれたので、帰宅後しばらくして作造に取りに行ってもらった。チビはチビで『寄ると移るから絶対にくるな』ときつく言ったので遠目に『マミ~?ア~ユ~オッケ~~??』と声を掛けてくるくらいでそっとしておいてくれたのでかなり休む事が出来た。帰宅後もゲロッパと意識昇天は繰り返したのだが、夜中に薬をとりあえず採ってそのまま寝てしまったらしい。夜中に数回目は覚めたけど、ゲロッパに走ることなくそのままオェオェいいつつも眠りに戻れた。そして今朝。起きてみるとアラ不思議。ムカムカするものの大敵だった頭カチ割れるんじゃないかってレベルの頭痛がすっかり引いている。こりゃ~イケるかも、となんとかチビを起こして学校に送っていった。昨日のうちに今日も休みはとってあったので、とりあえず帰宅後は月曜日の夜から何も入ってないマイ胃袋に食料を配給する事にした。といってもいきなりフツーのご飯だとゲロッパがカムバックしそうなので、やっぱここは日本人らしく『お粥』にする事にした。昨日、作造が炊いたご飯の残りがあったので、コレを梅お粥にして食べた。いや~~~~~うまかったっすね。オニギリが出来そうなくらい残ってたのでその分もオニギリにしておいて昼に1個食べた。後はひたすら寝る・寝る・寝る。気がつくとチビを迎えに行く時間である。で、体の方もかなり調子いい。薬のせいもあるんだろうが、確実に楽である。夜になって晩御飯はご飯をオカワリしてみた。で、この瞬間にスカっと体が楽になった。ウィルスがおさらばした瞬間なんだろう。はぁ~~、それにしてもしんどかった。明日、木曜日は元々権造はオフデーなので、またお休みだ。一瞬、仕事行けそうだよな~と思ったものの、すでに火曜日と水曜日の予約は金曜日以降に変更してもらっているだろうから今更行くといっても帰ってお客さんのスケジュールを混乱させるだけだろうからありがたく3連休にする事にした。といっても、明日は買出し行ったりやる事はたくさんあるんだが、、まぁ病み上がりと言う事を理由にちょっとサボる事にしよう。過去最悪の結婚記念日になってしまったわけだが、作造は文句も言わず色々やってくれたし(イヤな顔はちょっとしてたが・笑)、同僚もFacebookのお友達も心配してくれたし。とてもありがたい気分である。そんな訳で。調子に乗っていきなり夜更かししてるわけだが、昨夜はゲロッパ誘発以外のナニモノでもなかった歯磨きをするなんて考えもしなかったが、さっきガッシガシと思いっきり磨いてみた。こういう時の歯磨きって気持ちいいよな~と思う人、クリックよろしくお願いします!↓↓↓にほんブログ村
2010年03月04日
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週末はウチに宿泊客が来ていた。作造の姪っ子の幼なじみで彼女と今も仲がいい、このブログにもコメントくれるatari君である。1月からマイアミの隣町に英語の勉強に来ていたのだが、学校もホームステイも終了し次の目的地のNYに行くまでの2日間ウチにやって来たという訳だ。作造も権造も姪っ子ファミリーからずっと名前は聞いていたが会うのは今回が初めてであった。なのでチビに至ってはストレンジャー以外のナニモノでもないはずだった。2人ともそれぞれめったに無い宿泊客にドキドキしていたようだ。もも造は相変わらずモジモジしつつも非常に気になっている様子であったが、ここ造はすぐにatari君の事が気に入ったらしく、ウロチョロ後をくっ付いて周り、atari君がシャワー中はバスルームのドアの下の隙間から見えもしないのに必死に中を覗いているし、姿が見えないと権造の所に飛んできてドコに居るのか聞く始末。『ほえあ~いず ざ ぼ~い???』『ほえあ~いず まい ふれんど??』オマエにボーイと言われる筋合いはatari君には無いだろうと思いつつ、すっかりフレンド扱いに苦笑しつつ、コイツは本当に人懐っこいヤツだなぁ~と感心した。とにかくモールに買い物に行っても気がつくとatari君と手を繋いでいる。作造レストランでも『あいうぉんとぅ~ しっと ねくすととぅ~ひむ。』と、さっさとatari君の隣に座る。家のソファーでatariくんの膝にデレっと座って一緒にDSで遊んでいる。たっぷりatari君三昧だった2日間はあっという間に過ぎて、今日月曜日のお別れの朝となった。NY行きの飛行機は昼頃出発だったのだが、今日は普通にチビ達は学校があるのでお見送りには行けない。なので、atari君にはわざわざチビを学校に連れて行くのにつきあってもらったのだが、ここ造は教室に入る頃からatari君の顔を見ようともしない。最初から週末だけと言っていたし、昨日も『明日居なくなっちゃうんだよ。』という事は言い含めてあったので、ここ造はコレでもう会えないという事をしっかり悟っていたようだ。寂しいとこういうリアクションに出るここ造なのであまりくどくどお別れさせるのは辞めておいて軽くハグ程度でお別れした。学校に迎えに行き帰宅する途中の車の中で無事にNY行きの飛行機に乗って行ったよ、とチビ達に説明していたのだが、やっぱりここ造は家に入るなりダッシュでatari君が寝ていた部屋に入っていき、分かってるくせに両手を広げて『ほえあ~いず まい ふれんど??』とやっていた。その後ももも造と2人で黒板に教えてもらったatari君の苗字の頭3文字を書いてたり、風呂に入りながら『ほぇん まい ふれんど かむばっく?』といつ戻ってくるのか聞いてきたり。もも造も夏に帰国した時に会えるのかどうか聞いてくるし、チビ達にはビッグボーイすぎて人見知りするんじゃないかと思った権造の思惑は見事に外れた結果となった。今日はそんな訳でチビを学校に送った後に一旦帰宅してそれからatari君を空港まで送ったのだが、空港の周りの道路やターミナルが随分変わっているのに驚いた。普段使わないデルタ航空だったせいもあるが、ターミナルも車で走ってて見落としてしまいグルッと戻る羽目になったり。それよりも何よりも、、、。空港のチェックインシステムにはいささか腹立たしい思いをした。最近はe-ticketでチェックインする人達が殆どであり、チェックインカウンターの横には必ずe-tichetのチェックインの機械が置いてある。ソレはまあいいとしてもだ、デルタのカウンターの場合はホント分かりづらい配置になっている。いつも権造達が利用しているアメリカン航空のカウンターは旧ターミナルの方にあり、こっちの方のカウンターはコの字型に出っ張っている。その出っ張った先の方にこのe-tichetの機械があって端っこの方なのでその後の荷物のチェックインのために並ぶ場所というのは人の流れに沿った位置にあるので分かりやすい。デルタの場合は新ターミナルでカウンターが横一列にズラっと並んでいてこの機械はそのカウンターの真ん中に並んだカウンターに垂直の方向で置いてある。なので列のど真ん中に機械があり、e-ticketのチェックインを済ませた人が両側に流れる事になり、なんだかゴチャゴチャしている。これだけでもカスタマーフレンドリーじゃないなぁと思ってしまうのだが、更にatari君と頭を悩ませたのがこのe-ticketマシーンの翻訳のまずさである。国際空港なのでアレコレ表示言語の選択があるのはいいのだが、肝心の選択した自分にとって分かりやすい言語が理解しづらい言い回しだったりするのは無意味である。まず、予約番号を打ち込むところは問題ナシなのだが、次の荷物についての表示で固まった。預ける荷物も今はドメスの場合は有料なのだが、表示されたのは0 無料1 $202 (いくらか忘れた)3 (同じく)というものである。コレを見ると、機内持ち込みではなくって預ける荷物であることは10人居たら10人が理解すると思うんだが、この数字の上に表示されているのが『手荷物の数』という文字。手荷物って書いてあると10人居たら9人が確実に『機内持ち込み』の事だろうと理解すると思うんだが。なんだかよく分からなくなり結局2人の空港職員に聞いたところ、やっぱカネを払うのは預ける荷物って事でようやく機械の打ち込みが終わりプリントアウト出来た。その後、丁度e-ticketマシーンのある場所の後方のカウンター2列の表示が『Baggage drop only・荷物を預けるのみ』と書いてあるので、後は荷物を預けるだけの権造達はそこに行こうと思ったら空港職員のおっさんがこっちだという。目の前にはなが~~~~い列。。。。んじゃ~、あの『荷物をあずけるのみ』って表示は何なんだよ、とイライラっとクレーマー魂に火がつきそうになったのだが、目の前のおっさんに言っても状況が変るわけでもなく、ぐっと我慢して列に並んだ。そして、、、、。一体何の為にあのe-ticketチェックインマシーンはあるんだろう、と首を傾げるくらいこの行列は遅々として進まない。本来カウンターで行ってきたチェックインのプロセスの半分以上は済んでるわけだからチャチャっと荷物だけ受け取ったらいいだけだろう、と思うものの、結局列に並んでる時間はe-ticketマシーンが登場する前と全く変わらない。予定よりも30分ほど早く家を出たのだが結局列の前の方に行った時点で『12:15発のJFK行きの人~!』なんて呼び出しをくらう位無駄に時間がかかってしまった。なのでチェックインした後コーヒーでも飲もうと言っていたのだが中途半端に時間が無くなりatari君はそのままゲートに向かう事になった。じゃ~ね、と握手して別れた後、振り返ってatari君がセキュリティチェックの場所に向かうのを何気なく見ていた。Atari君はどっちの列に行こうか、と一瞬迷っていたようで、あっちに行きかけてこっちへって感じに戸惑った様子を見た時に、旅行はアチコチ行ってるくせになんだか緊張してるようにも見えなくはないな~と権造はクスリとした。そして無事に姿が見えなくなったので駐車場の方に向かって歩き出したときに、デジャヴに襲われた感覚になった。思い出したのは自分が初めてアメリカに来たときの事だ。18歳の権造は今日のatari君と同じようにゲートへと向かった。セキュリティチェックの箇所でさっぱりどうしていいのか分からなかった権造は思わず一瞬足を止めて他の人がドコに進むのか見ていた。後ろがつっかえないように横にどいたつもりだったが後ろから抜いていったお姉さんにチラっと『邪魔よ』って感じの目で見られた権造は、多分後方で見ているであろう見送りの家族に不安がってるように見えないように迷った素振りをすることなくその冷たいお姉さんの後にくっついてセキュリティチェクの箇所を抜けた。そこで初めて後ろを振り返り、確か泣いてた母造や手を振ってる父造に向かって大きく手を振ってその後は振り返らずにゲートに向かった。まだまだ仕送りを貰って親の庇護の下の生活のスタートではあったが、精神的な自立への一歩でもあった。小馬鹿にしたような視線を送ったお姉さんの後ろ姿を睨みつつ、精神的自立への一歩の瞬間に思った事というのは『人に馬鹿にされちゃいけない。なめられたらいけない。』という非常に気負ったものであった。すでに生まれて初の一人フライトで、ミルクを頼んでビールが出てくる、フォークを頼んでコーラが出てくる、というなめられまくりのマイ英語力に気負った思考はコテンパンにされた訳ではあるが。そして権造の初入国記念にこの国がやってくれた事。学生ビザを貰うにはそれ相応の英語力が必要であるのだが、TOEFLを受けてもドコの学校にも入れてもらえないような点しか取れず、結局権造は『学生予定者ビザ』というアホ限定の珍しいビザで入国した。よってイミグレ通過時に見事に目をつけられて別室に連れて行かれ大量の荷物の全部を検査されて挙句にオンナの係官に服まで脱がされた。空港で冷たい視線のお姉さんに対して『なめられたらいけない』と誓った権造であったがなんてオソロシイ国に来ちゃったんだろうと半泣きであった。そんな事を思い出しつつ空港を後にして車で家に戻ったのだが、あの時の権造よりもatari君の方が年齢は上だとしても、今って海外に一人で行くってのは他愛もない事になったんだなぁ~としみじみと思った。最初の一年をホームシックになる余裕も無いくらい必死に過ごした権造は、1年後に初めて帰国した。当時はまだ国際空港だった伊丹空港に飛行機が降りていく時に、下の方に見えるネオンを見てドバーーーーっと急に涙が出てきて、スチュワーデスのお姉さんに『どうしたの?大丈夫?』と心配されてしまった。今の留学生ってこんなにセンチメンタルになるんだろうか、と考えて、いや~違うよな~とすぐに考え直した。外国に行く、という事に抵抗が無くなって来てるのはとてもいい時代の流れだと思う。そんな訳で。atari君の後姿を見てなんともノスタルジックな一日となった。ノスタルジックであったと共に衝撃の瞬間もあった。朝、作造との会話。『あ~、今日から3月やんけ。』『そうだよね~~。』『、、、、、ああぁ???そーいえばアレちゃうか?』『アレって何。』『毎年忘れるアレやアレ。いつや?』『、、、、、、?、、、、、(ハッ!!)いつだっけーー??』『4日とか2日とか7日とか、そんなんやったんちゃうか??』『あ~~、なんかその辺だよねぇ~~。いつだっけー??』そう。今年も見事に忘れられていた結婚記念日である。で、今年も作造に先に思い出されてしまったのだが、今年はなんと2人とも日にちを忘れてしまっている。。。2日か4日のどっちかだと思うのだが、ズバリ決め手になるモノも無く、脳ミソの中の引き出しを急いで引っ掻き回してみるも収穫ゼロって事で、、。さて、ここで権造が取った行動とは?知りたい人、ここでクリックよろしくお願いします!↓↓↓にほんブログ村正解:権造は一瞬考えて、姉造とタマ造(義妹)から貰った結婚式のアルバムを探しにクローゼットの中へ潜入。ガサガサ引っ張り出して写真の日付を見てみると、3月3日とある。急いで作造の所に戻り、『日本のカメラの日付で3月3日ってあるから、時差考えると2日だよ、2日!』『、、、、、、オマエ、、、、そこまでせんと分からんか、、?』『、、、、、、それもそうだよねぇ、、、、。』誰か、、、。来年の2月25日過ぎあたりに権造に『もうすぐ3月2日』と連絡していただきたい。クリック同様、こっちもよろしくお願いします。。。
2010年03月02日
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日記サボるので最近の写真をアップする事に。まず。本日のマイ実家in Japanの気温。(現地夜11時頃)デカイ数字がその時の気温。で、同じ瞬間のマイアミの気温。(朝9時頃)オイオイ、朝のマイアミの方が夜中の実家より寒いじゃないか。。って事でまた寒波に見舞われている。。Wikiの日本語版アプリをi-phoneにダウンロードしたところ、モロ翻訳機通しました、といわんばかりの説明が。理解不能なためにそのままクリック。この前の動物園。お気に入りのキリンのエサやり場。お触りオッケーの触り放題。同じ日、どうみたってオマエ、ピーマンだろう、というカエル発見。(i-phoneカメラなんで画像悪し)ちょっと前、寒波と寒波の間にビーチエリア散策。下のカーブ道でもも造ここ造叫びながらクルーズ船5艘お見送り。ついでに寒さセンサー無作動のヨーロピアン観光客の行水見学。とある週末。もも造、庭にて原石発掘中。ここ造も目にも留まらぬ速さで発掘中。とある週末のモモローチ。同じ週末のココローチ。『賭けてみませんか、権造に。』誰かコレ買ってくれませんか。やりだすと止まらなくなるSudoku。ここまで手間かけて写真アップするなら何か書けよ、と思う人、クリックよろしくお願いします!↓↓↓にほんブログ村
2010年02月27日
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今日書くことはあくまで権造本人の考えなので、あ~こんな人も居るんだってことで許して頂きたい。ウチのサロンはかなり人種の坩堝であり、アメリカ、キューバ、コロンビア、ドミニカ、ボリビア、ジャマイカ、インド、日本と生まれた国が違うだけでなく、元々もっと違う国からの2世3世も混じっている。話す言葉や肌の色などパッと見分かりやすい違いもあるし、考え方や信ずるところなどパッと見分かりづらい違いもある。言葉の壁なんてものは大した問題にはならないが、一旦火が付くと大きな議論に発展するのが宗教の壁である。この前のミーティングは権造は珍しく欠席したのだが、その時にひょんな事から宗教観の違いの話題になったそうだ。ミーティング後にどうしても納得がいかないらしい同僚が引き続きジョージと話をしてる所へ権造は出勤した。すぐ横で話をしてるので、権造もなんとなく聞くことになり、ジョージが『オレはいかなる宗教であろうと、人を導いていく先っていうのは同じ方向に向かっていると思っている。それがキリストであろうとブッダであろうとアラーであろうと、それぞれを神と思っている人達に幸せとか平和とかをもたらそうとしてるのって同じ事だと思わないか?ゴンゾウ。』とこっちにふってきたので、『ウン、ゴンゾウもそう思う。』と言うと、その同僚はものすごく怒り出した。ブッダなんて神でもなんでもない、この世の神というのはキリスト以外にはありえない、と凄い剣幕である。彼女はとても敬虔なクリスチャンであり、バイブルを必ず持ち歩き時間があるとサロンのどこかでバイブルをずっと読んでいる。彼女はずっと苦労の耐えない生活を小さい頃から送ってきていて今もそれは続いている。以前はよくサロンでも泣いたりしていたのだが、ここ数年は日曜日の教会以外にも夜に教会のメンバーと集まって勉強会のようなものをしているようで、随分落ち着いてきているようだ。以前、権造に嬉しそうに『ずっと悩んでた苦しみの答えが判った!バイブルにちゃんと書いてあった。』と何度も話したことがあり、あ~救われてるってこういう事なんだろうな、その都度元気を取り戻す彼女を見て素直に権造は喜んでいる。それはとても本人にとって良い事だと思うのだが、他の宗教を一切悪とみなす部分は権造は賛成できない。元々、権造は無宗教である。父造はクリスチャンであり日曜日にはちゃんと教会に行っている。チビの頃は父造に連れられて一緒に行った事もある。で、随分前に他界した祖母造は真言宗であり、やっぱチビ時代にホトケ様が描かれた小さい薄い紙を丸めてよく水と一緒に飲まされた記憶がある。で、随分前に他界した祖父造はなにやら神社の行事があると出かけていた。そしてチビ達は成長して全員無宗教である。そんな状態なので、同僚のようにひたすら傾倒している姿と言うのは想像は出来ても理解はきっと出来ないだろう。宗教というものは大辞泉によると、しゅうきょう【宗教】1 神仏などを信じて安らぎを得ようとする心のはたらき。また、神仏の教え。2 〔補説〕 経験的・合理的に理解し制御することのできないような現象や存在に対し、積極的な意味と価値を与えようとする信念・行動・制度の体系。アニミズム・トーテミズム・シャーマニズムから、ユダヤ教・バラモン教・神道などの民族宗教、さらにキリスト教・仏教・イスラム教などの世界宗教にいたる種々の形態がある。という事らしい。世界中に様々な形態があるが、意味するところは『信じて安らぎを得ようとする心のはたらき』って事でいいじゃないか、と権造は思うのだが、自分が信じている教え以外は正しくないと思い込む事に関しては凄く抵抗がある。話しは変わるが、ここによくコメントを頂く室長の日記に、戦国時代の武将とか大名までキリスト教に改宗したそのきっかけというか心の動きの背景がなかなか分からない、というような事が書いてあった。元々生粋のキリシタンではなく、ある日を境にキリシタンになったいきさつというのは権造もやはりよく分からない。唯一想像が付いたのは、きっと元々信者であった人達とは全く違う心の過程を経てキリシタンになったんだろうという事だ。もっと勝手に想像してしまえば、ふと思ったのは懺悔の観念というのも少なからず影響しているのかもしれない、という事だ。元々日本語の『懺悔』と言う言葉は仏教用語である。江戸時代中頃までは『ざんげ』と平仮名で書かれていたようだ。この懺悔、これまた大辞泉によると、ざんげ【懺悔】1 神仏の前で罪悪を告白し悔い改めること。2 キリスト教会一般では、罪を告白し、神の許しを請うこと。カトリック教会では「悔悛(かいしゅん)の秘跡」の俗称。3 自分の罪を悔いて他人に告白すること。「チーム全員の前で―する」「―話」という事だそうだ。3は横に置いといて、1と2を見てみると明らかな違いがある。罪悪を告白するのは同じ行為だとしても、仏教の場合は『自ら悔い改める』のであり、キリスト教の『神の許しを請う』とは随分趣が違う。ちなみにカトリック教会の『悔悛の秘跡』とは『洗礼後に犯した罪について、悔い改め、司祭に告白することによって神と教会から与えられる罪の赦し。』という事らしい。戦国乱世の中、無常ばかりの毎日で虚無感に襲われたときに、自らひたすら悔い改めるのと赦しを何かから貰うという事を考えた場合、許してもらうほうが人の心に平安をもたらすであろう事はなんとなく想像できる。もしかしたらそんな部分も影響してるのかもしれない。逆に考えてみると、キリスト教の布教のために当時日本にやってきたバテレンの人達の中に仏教に触れて改宗した人は果たして居たんだろうか、という疑問もふと沸いて来た。当時外国に船で布教に出かけるというのは命がけの大仕事であり、きっとバテレン中のバテレンが選ばれたのであろうが、逆がゼロだったとしたらそれはそれでかなりな驚きである。現代のキリスト教の話に戻ると。ウチのチビ達はクリスチャンスクールに通っているので、毎日朝は学校内のチャペルでキリストの話を聞いているし、宿題の中にも聖書の一説を暗記したり聖書に関するプリントを貰ってきたりする。チビ学校を選ぶにあたり、色んな学校を見てまわった。場所によっては学校のオフィスに申込書や説明書を貰いに行くと真っ先にアナタの宗教は?ドコの教会に行ってるの?と聞かれたりした。親がその学校の所属する教会のメンバーになることが必須条件になっているところも多く、かな~り初対面からプッシュされたので、宗教心薄い権造はタジタジになってしまった。そんな中、今の学校はオフィスに行ったときの柔らかい雰囲気に安心して、後になって自分の宗教について聞かれたときに『父親はクリスチャンだけど自分は教会にも行ってない。チビの教育のためにこの学校に通わせたい。』とぶっちゃけ告白したら、『それも立派な親としての考え方だし、理由になる。教会のドアはいつも開いているから来たくなったら来て欲しいが誰も強制しない。』と言われてホッとした。実際、3歳にもも造が通い始めてからもうすぐ5年になるが、一度も教会には行ってない。親はこんな有様であるが、チビ達は違う。ここ造は来年から朝のチャペルが始まる。もも造はすでに『この世界のいろんな物はジーザスが作ってくれた。』と言ったりする。チビ達は改宗したのではなく、クリスチャンとして教育を受けている。言葉は悪くなっちゃうかもしれないが、コレは刷り込み的要素もある。元々そういう家庭に生まれた子供はそんな環境で育つのだろうし、大きくなってもずっとクリスチャンで居ればそれはそれでいいと思うし、権造のように無宗教になってもどうでもいいと思う。ただ、もっと成長した時に他の宗教を一切排除したり悪だと思うような人間にはなって欲しくない。ま、ウチの場合はご飯を食べる時は手を合わせてイタダキマス、であるし、(このイタダキマス、仏教的意味合いには料理に感謝するだけでなく命を頂きます、の意もあるそうだ)、死んでしまったフィッシー達は必ず庭に埋めているし、自然界のものは全部敬えと言ってるし、かなり習慣に基づく考え方としてはミックスされていると思う。元々、宗教というのは人の心に生まれたものであり、それを後になって文書化した時にその時代の背景や執筆した人達の受け取り方によって、元々の部分から少しは変わってる部分もあると思う。それと同時に文書化したことにより、時代の変貌には関係なく不変のものになってしまった。もちろん本質的な部分は不変のものであるのだろうが、これが人から人へと語り継がれる形式を取っていれば、きっと現代の色んな宗教ってその宗教が生まれた時代からは本質的な部分を除き違う内容になっていたかもしれないと思う。聖書を批判する気持ちなど全く無いし、そもそもちゃんと読んだ事もないので語る資格すらないと思うが、同僚を見てて思うのは、自分が求めて拠り所にするのではなく、それに縛られている部分があるような人も多いので、その人達が救われているのであれば素直に喜ぶが、自分はきっと同じようには生きる事が出来ないと思う、という事だ。他の同僚にもよく言われる。『ゴンゾウって、後は教会に行きさえすれば素晴らしい人間なのにねぇ。』まぁ、この程度で充分シアワセな人間なんで、とサラっと流す事にしている。まとまり無い文章になってしまったが。時には国境と言う境界線よりも人間を分けてしまうこの『宗教』。辞書の定義にもあるように『安らぎを得ようとする心のはたらき』はきっと誰でも同じなんだろうから、戦争の理由になる事は確実に間違っていると思う。宗教が間違っているという事ではなく、政治とくっついてしまうから間違いが起きるんだと思う。今日は、前オーナーおかまっちのお客さんだった女の人がブラリとやってきて、たまたま権造が手が空いてたので『髪の毛、頼んでいい?』というので快く引き受けた。おかまっちの予約が取れない時は必ず権造に頼んでくれたお客さんだ。この人は5年前に癌と闘っていた。克服して転移無し、と言われていたのに、今再び治療に通っているそうだ。ホラ、こんな状態だからバリカンで刈って欲しい、と言って髪を引っ張るとパラパラとどんどん抜けてしまった。以前、ジョージのお客さんの女性が乳がん治療でやっぱり頭を刈りに来たとき、ジョージは途中で手を止めてトイレにこもって出て来れなかった。長い付き合いのこのお客さんのことを思って中で泣いたそうだ。プロとしては失格だな、と言っていたのを思い出した。権造はわりと冷静に後ろの髪からバリカンで刈りだした。大丈夫だ、と思って残ってた前髪を刈ろうとして生え際にバリカンをあてた瞬間に急に泣けてきそうになった。なんとか我慢して最後まで出来たが、どうしてもお金を貰う気にはなれずに『同情なんだか悲しいんだか、とにかく理由は分からないけど、お金は受け取りたくないので我が儘で申し訳ないんだけど、そうしてくれる?』と言うと、『ジム(おかまっち)も5年前に同じような事言ってた。』と言っていた。髪がまた伸びたら一番最初に揃えるのは権造にやらせてくれる?その時にたっぷりチップは弾んでもらう事にしよう、と言うと、笑ってカバンからカツラを取り出してそのまま仕事に行った。この人が宗教持っているのか、心の拠り所はあるのか、権造は知らないけど、生きていく、という事は本当に人それぞれ違うものだと思った。権造にとっての心の拠り所というものは、自分の目の前にあって触ったり見たり感じたりできるものでもいいんじゃないかと自分では思っている。なんだか考えすぎてグッタリな権造のために、クリックよろしくお願いします。↓↓↓にほんブログ村
2010年02月24日
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チビがチビであるがゆえに起こすいかにもチビらしい不祥事の数々はチビであるがゆえに全く始末に終えない。パンツにウ○コしてみたとか、そういうレベルは取るに足らないことであるし、そのレベルは2人とも脱出してくれたもののまだまだ油断ならないとつくづく感じた今日であった。かつてもも造がチビチビだった頃に起こした不祥事の中で最も特筆すべきはなんていったってポリスに電話事件である。ウチには電話機が2台あり、親機はキッチンカウンターの横、子機は作造ルームにある。この頃のチビチビにとって電話というのはコミュニケーション手段ではなくオモチャ以上でも以下でもない。1度目はこっそりキッチンカウンターの電話を適当に番号を押してキャッキャしているだけだったらしくちゃんとたまたま電話をきったようで、すぐに家の電話が鳴った。もも造が電話で遊んでいるのを知らなかった権造がふと着信スクリーンをみると、『Miami-Dade Police』と出ている。急いで電話に出てみると警察オペレーターの女の人で、『女の子の声で電話があったけど、念のために確認の電話をしているの。何か変わったことでもありましたか?』と言われて、あっちゃーーー!やってしまった!と、権造は平謝りであった。オペレーターもプロであり、もも造も声の様子から『遊んでるうちに間違って繋がってしまった』と判断したようでノンビリした声である。その後親機はカウンターよりちょっと高い棚の上に移してもも造が取れないようにした。が、2度目。この時は作造ルームの子機で遊んでいたようで、電話を切らずに繋がってすぐにそのままポイっとしたようだ。そんな事など知る由も無い権造は、しばらくして窓の外にパトカーが3台停まるのを見てビックリした。向かいのオヤジんとこか隣の家で何かあったのか??何かの犯人が逃走でもしてたら怖いから、もも造が近くに居るのを確認して窓の外を再び見る。3台のパトカーから5人のポリスが降りてきて、なんと向かった先はウチの玄関である。ウ、、、、ウチの庭か?犯人っ!!!恐々ドアを細く開けてみると、5人のポリスの右手はちゃんと拳銃の上に添えられている。ヤ、、、ヤバイっ!!!やましい事は何も無いのにかなり挙動不審にしどろもどろな権造。『あ、あの~~、ウチの近くで事件でも?』『キミがここの家の住人か?』『そ、そうですが、、何か?』顔を見合わせてテレパシーで会話してるかのようなポリス達。その中の一人の女性ポリスが権造の後ろをウロチョロしてるもも造を確認してピンと来たようだ。『アナタ、ちょっと家の電話を全部チェックしてくれる?どれかまだオペレーターと繋がってるはずだから。』????????!!!!!!!前科一犯のもも造に権造もピンと来て、親機をまずチェック、問題なし、次に作造ルームへ行ってみると、ベットの上に放置プレーの子機。。。手にとってハロー?と言ってみると、オペレーターもハロー。あ、、、、、ありました、、、、、。とポリスに証拠物件を提出してポリスもオペレーターにハロー。。。コレで一件落着したのだが、この時はもも造が即ポイして他の部屋に移ったためにこっちはずっと無言だったわけだ。こういう場合はオペレーターは『犯人に監禁されている状態もしくは犯人から隠れている状態』もありうると判断してポリスを現場に送るらしい。たとえこちらがしばらくして切ったとしてもかけ直すかどうかちゃんと判断する。ヘタに掛け直して犯人に警察からの電話だとバレてしまうと家の住人にどんな危害が及ぶか分からないからだ。で、ウチの場合はず~~~っと沈黙だったので5人も来て頂くことになったのだが、前科1犯です、と権造がゲロったら、『次回は違反の切符を切るからヨロシク。』と怒られた。次の日には近所の人に散々何があったんだと質問攻めにあうし。散々であった。考えてみればここ造って電話で遊んでる事って殆ど無かったように思う。ま、2人目の場合、目の前に動くオモチャ(もも造)が常に居るわけだから、電話機なんかよりもこっちと遊ぶほうが面白いんだろう。さて本日。久々に、ココにも時々コメントくれるお友達とランチしてお腹も心もすっかり満たされた権造は部屋の掃除の前にちょっとだけ昼寝しようとベットルームに向かった。出かける時は本家がベットルームに入らないようにドアは全て閉めていく。ドアノブに手をかけて開けようとすると、、、、。ガチャガチャガチャ。え、、、、開かない??一瞬考えた後権造は床に崩れ落ちた。嗚呼、そうだった、アレを外したってこの前もも造が言ってたっけ、、。アレと言うのは子供が間違って鍵を掛けちゃうのを防ぐ為のドアノブカバーである。ドアノブより少し大きめのプラスチックのカバーなんだが、隙間があるのでチビがいくら回そうとしても空回りしてドアの開け閉めが出来ないだけでなく、ロック部分もがっちりガードしてるのでず~~~っともも造の時から付けっぱなしだったのだ。コレが気に食わないもも造はずっと権造に外せ外せと言ってたのだが、ここ造がまだやりそうだから権造は外さなかった。が、ついに最近、権造が週末仕事に行ってる間に外しやがったんだった。。ってことで本日の不祥事は我が家の女子部の総力により実現された事になる。もも造がドアノブカバーを外す→ここ造が恐らく昨日か今朝ドアが開いてる状態の時に中から鍵を掛ける→今日外出するときに権造がそのままドアを閉める。こういう事だ。ドアノブによってはこういう時の為に、ちゃんと外側からでも開くようにノブの真ん中に小さい穴が開いてるものや、ドアとの境目に隙間の開いてるものがある。が、このマイベットルームのドアノブは究極のシンプルデザインで穴なんて無く、そしてドアノブは紙一枚入らないくらいピッチリと隙間無くドアにくっ付いている。とりあえずランチタイム終了時の作造に一報。『あのーー、ベットルームのドア、ロックアウトしてて、自分で開けようと思うんだけど、ドライバーとか横に突っ込むと思うけど、いい?』『ワレっ!ドアに傷つけんなよ!』まず無理、と思いつつ、その後どうにか家中で一番薄いマイナスドライバーを突っ込んでみようと思うもメキシコ辺りの遺跡の石段並みに隙間なし。しばらく格闘した後に第二報。『全然隙間無いんだけど、ドアノブぶち壊すけどいい?』『、、、、、、、、。しゃーないのぅ。』ランチタイムとディナータイムの間のお昼寝タイムの作造は帰って来いと呼び戻されるのを恐れて権造にしぶしぶゴーサインを出す。この時点ですでに『業者にお願いする』というチョイスは頭のドコにも残っていないムキになってる権造は、でかいマイナスドライバーとでかいカナヅチを持ってきて、ノブとドアの境目にマイナス部分をあてたまま、上からカナヅチでガンガン派手に叩き出した。あっという間に隙間が出来るが、別にドアノブが外れていってる訳ではなく、権造が木のドアをぶっ壊しているだけなのだが、もも造がこれまたチビ時代にトイレのドアをロックアウトしちゃったときはコレであっさりノブが外れて鍵も開いたので、今回もきっと簡単に行くだろうと権造は高をくくっていた。が、、、、、ガンガンカナヅチで叩くたびに木屑は飛びまくるものの、一切外れようとしないドアノブ。。あったまに来た権造はドアノブごと金槌で叩いてブチ壊す事にした。隣の家がビックリするんじゃないかと思うような轟音でガンガンガンガンひたすらやる。30分ほどしたところ、段々ぐらぐらしてきた。こうなると人間の心に潜む破壊願望丸出しで、両手で金槌持ってドアノブをブチ叩く。かな~りユルユルしてきたので金槌の反対側のくぎ抜きみたいな部分でグイグイ引っ張ってみるとさらに10分ほどしたところでついにドアノブ摘出に成功した。よっしゃ~~~~!!と思ってドアを開けようとすると、アレ?まだ開かない。何だか二股に分かれてるパーツがまだ肝心の鍵の部分に引っかかってて取れない。今度はペンチを持ってきてグイグイ押したり引っ張ってみる。む~~~~~~~~(怒)開かない。よって作戦変更でドアを蹴破る事にした。ドア枠まで吹っ飛んだらどーしてくれるよ、と思いつつ、思いっきり何度も蹴飛ばすも、やっぱこのドアびくともせず、、、。丈夫なドアってこういう非常時にとても不便である、と初めて気がついた。行き詰った権造は段々イヤになってきた。というよりは飽きてきた。しょーがないなぁ~。最終手段。ってことで作造に第三報。『あの~~~、絶対無理っぽい。部屋に入れないと何も出来ない。』『、、、、、、、、、、、。行くわ、、、、、、、。』結局最初から来てもらったら随分早くに開いたと思うのだが、、、、、。午後の渋滞の中、作造は権造がチビを迎えに行ってる間に帰ってきて、さっさと残りの作業を済ませたようで、権造達が帰宅したときには作造ルームで昼寝の続き中であった。先ほど、仕事が終わったであろう作造に電話してみると。『今ドアノブ買いに来とるんやんけー!ワレ!弁償せいや!』と、24時間営業のお店でご立腹であった。あのー、かなりドア本体のドアノブ取り付け部分をぶっ壊したんだけど無事にニュードアノブは付くんでしょうか、と思ったが黙っておく事にした。そういえば、、、かつて権造は自分の車をロックアウトした時も、鍵屋を呼ばずに三角窓をレンガで叩き割ってドア開けたんだっけ、、、。あれから常識人に成長したと思っていたんだが、、。今回、ニュードアノブは鍵無しのをつける、というのが必須だが、諸々のスペアキーは多めに作ってあちこちに置いておいた方が良さそうだ。そしてチビ達、、、。幼児っぽい不祥事は起きる確率が減っている事は確かだが、もも造ここ造コンビネーションの思いもよらない不祥事が起きる可能性はまだまだ捨てられそうに無い。トイレのドアはピン1本で開けられるからいいとして。家の点検やり直したほうが良さそうだ。最近面白くって時々見てるi-phoneのアプリの『CoolFact』というトリビア集。くだらない投稿からへぇ~って投稿まで色々あるが動物ネタにこんなのを発見。Horses can't vomit.(馬はゲロ出来ない)Ant don't sleep.(アリは眠らない)Cattle are the only mammals that pee backwards.(牛は唯一オシッコを後ろに飛ばす哺乳類である)Not only the fur of the tiger is striped but also its skin.(トラは毛皮だけでなく皮膚まで縞模様である)知らなかった~~と思う人、クリックよろしくお願いします!↓↓↓にほんブログ村
2010年02月23日
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私は不安になっていた。きっと大丈夫だと思う自分と何かが起きるんじゃないかと思う自分が静かに私の中で闘っていた。しばらくは仕事を続け手が空いたときに思い切ってそのドアの前に立った。一瞬躊躇した後に思い切ってドアに手をかけた。動いて、、、ないよね? やっぱり考えすぎだったのかも。馬鹿馬鹿しい。それは自ら動くはずの無い物体のはずであった。私が自分でそこに置いたのだ。確かドアを開けてそれをそこに置いたのは8時45分だったと思う。コーヒーを淹れるときに後ろにある掛け時計を見るのが毎日の習慣で、コーヒーカップを手にしてそのままドアの所に行ったのだから間違いないはずだ。ドアを開けて一番上の棚の端っこにそれを私は置いた。後で取り出しやすいように手前に置いてみたのだが、少し考えた後、私はそれを小さい容器の後ろに押し込んだ。きっと誰にも見られたくなかったからだ。その無機質に動かない物体は正確には無機質ではなく有機質だった。上の方は赤くでドロドロしている。見た人はきっと息を呑んで立ちすくむのかもしれない。赤くてドロドロした所を触ってみたい衝動に駆られつつ、私はそれから目を離さずにドアを閉めた。それは突然ダークメタリックな無機質のドアの向こうに消えてしまった。それが動いてない事にホッとした私は再び仕事に戻った。それの事を頭から消さねば。やるべき仕事がたくさんあるのだ。私はまるで無意識のうちにそれを忘れる努力を最大限にしていたかのようにいつもにも増して仕事に没頭していた。実際仕事をしているうちはそれの鮮やかな赤い色も触ったらまだ柔らかそうな感覚も少なくとも私の脳裏には一度も浮かんでこなかった。それでも駄目なのだ。ふと時間が気になって時計を見上げた瞬間に、コーヒーカップを手にする瞬間に、次の仕事の内容を確認する為にパソコンのスクリーンを見る瞬間に、そしてトイレに行って鏡の中の自分の顔を見る瞬間に、それはまるであの無機質なドアの向こうから私のことを引っ張っているように私の意識の中に入り込んでくる。確かに時計を見たはずなのにその時間は覚えていない。クライアントを待つまでに15分ほど時間が空いてしまった。正確な時間は覚えていないが、まだ午前中だったのは覚えている。それをドアの向こうから取り出すにはまだ時間が早すぎると思ったからだ。それでもまるでドアに吸い寄せられるように私はフラフラと歩いていった。また不安な気持ちになっていたからだ。それはしかるべき時が来るまでドアのあちら側に置いておこうと私が決めたはずだった。別に取り出す訳じゃない。ちゃんとそれがそこにあるか確認するだけだから。誰にということではなく自分のために心の中で言い訳をして私はドアをそっと開けてみた。後になって思い出してもその後の行動が良かったのか悪かったのか、それともどういう行動をとっても結局何も変わらなかったのではないか。私には分からない。ドアの向こうの一番上の棚の端の方にあるそれは確かに少し動いていたように思う。まるでそれは意思を持っているように思えた。確か、、、、、。あの小さい容器の後ろに見えないように置いたはずだった。それは今、確かに容器の後ろからドロドロとした赤い顔をこっそり覗かせていた。まるで私の驚いた顔を見るために少しだけずれてみました、と言いたげだった。それを取り出してしまいたい衝動にかられつつも、私はかろうじて思いとどまった。まだ、、、早すぎる、、、、、。手は無意識にそれをつかんでいたので仕方なく私はそれを3段目の棚に置き換えることにした。1段目に置いて動いてしまったのだからもっと安全な所におくべきだと考えたのだ。2段目にはすでに半分くらいしか液体の入っていない瓶のようなものがゴロゴロと無秩序に並んでいる。それをこの液体の横に置く事はためらわれた。ドアを再び閉めた後に真っ暗になるその空間でゴロゴロ並んだ瓶の横にそれがあるという状態は、それにとってふさわしくない気がしたからだ。3段目なら大丈夫だろう。きっと1段目よりも安全でそれも安心するに違いない。もしそれに考える意思というものがあったとしたら。3段目の発泡スチロールで出来た四角い箱のようなものの後ろが、それの新たな安置場所となった。箱の後ろにすっかり見えないように置いた時に赤いドロドロの下にピンク色の何かが見えたが私はそのままドアを閉じることにした。あまり関わっていては仕事にならない。が、すでにそのピンク色は私の脳の奥不覚に鮮明な映像となって焼きついていた。動くはずのないそれ。赤いドロドロの下にかくされた少し淡いピンク色。ドアを開けた私をこっそり覗くように動いていたそれ。結局私はまたドアの前に居た。確かに動いたそれを見たときから、とり憑かれるのは予感していた。そしてドアに手をかけた時から中で何かが起こっている事も確かに予感していた。それは1段目に戻っていた。私は悲鳴をあげないように口を両手で押さえていた。1段目の端っこの方、最初に置いた場所にそれは戻っていた。違っていたのはそれはもう小さい容器の後ろには隠れていなかったという事だ。それは容器の前でものすごい存在感を出していた。目を逸らす事も出きずにいた私は更なる恐怖を味わう事になる。赤いドロドロがこぼれ落ちたりしないように透明の蓋がしてある。その蓋の端の部分に赤いものが付いていた。それは間違いなく中に収まっていなければならないはずの赤いドロドロだった。まだそれを取り出すべき時ではないと理性では分かっていたものの私はもう我慢が出来なくなっていた。本能の部分で充分な危険を察知していたから。それは間違いなく危険な状態だった。有機質だが自分では動けないはずのそれは1段目に戻っている。そして確かに綺麗に収まっていたはずだった赤いドロドロ。右手でドアの取っ手をつかんだまま、私は左手でそれを取り出していた。そして今度は心臓が止まりそうになった。蓋のふちに付着していた赤いドロドロが手に付いたからではない。透明な蓋の下の赤いドロドロはちょうど4分の1ほどがえぐれていた。下に見える柔らかそうなピンク色を目にした瞬間、私はまるで自分の体をえぐられたような感覚に陥った。不安は予感であった。そしてその予感はついに現実となったのだ。そして、私はそれを手にしたままゆっくりと振り返ることにした。後ろに誰か居る。それも、、、多分一人ではない。私はきっと叫ぶ事になるだろう。恐怖と怒りを込めて。コレが本日、権造が体験した一部始終である。んで、権造は振り返った。んで思いっきり叫んだ。『ちょっとぉぉぉぉ~~っ!!!誰だよっ!!人のモノに勝手に触るなっ!!!』『だって~~。欲しかったんだもん。』『んで、誰よ??勝手に人のモンを食ったのはっ!!』『ソーリー。ゴンゾウ。ちょっと味見しただけだってば~。』『、、、、、(怒)、、、、っつか先にことわれよ!ちゃんと!!』『だから謝ってるじゃない~。でも美味しかったよ。もうちょっとチョーダイ。』『こーーーれーーーはーーさーー!!昨日、ここ造の誕生日に作造が買ったイチゴムースの残りの1個なんだよぅ~(泣)ランチ食べてからゆっくり食べようと思ってたのにぃ!!』『ソーリーソーリー、そんなに怒んないでよ。』『っつかオマエらっ!!冷蔵庫の中もうちょっと片付けようよ!いつのか分かんないテイクアウトの箱だとか、飲みかけのコーラだとかちゃんと捨てようよっ!!!』ちなみに、、。このイチゴムース、蓋の上にはマジックで『ゴンゾウ』と書いておいたのだ。同僚よ、、、食うなよ。こんな風に我がサロンは、冷蔵庫に大事な一品を仕舞っておくといいようの無い不安に襲われる職場である。ちなみにこの食う同僚達、逆の立場になると確実に権造の5倍は怒る面々である。。ちょっとドキドキした、と思う人、クリックよろしくお願いします!↓↓↓にほんブログ村
2010年02月20日
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今日、2月18日はここ造の誕生日である。5歳か~~~。信じられない。学校でランチタイムの後にさくさくっとケーキ・飲み物・お菓子のパーティーをしたのだが、今年のバースデーケーキはディズニープリンセスのアリエルがいいと言うので、お皿やテーブルクロスやグディーバッグも全部アリエルで統一した。ケーキはもちろんド・アメリカンな原色ケーキである。朝からアリエルのティエラを頭に乗っけて張り切っていたここ造。もも造も先生の許可を貰って教室抜け出してパーティーに駆けつけたし、会う上級生、先生達に一日中『ハッピーバースデー!』と声を掛けてもらったようで、大満足の一日だった。しかしコイツの人気は凄いな。帰宅後は家族からのプレゼントを開けてご満悦のここ造。日本から送ってきた『Little Charo(NHKの英語教室番組)』のCharoのぬいぐるみ、作造からはドデカイくまのぬいぐるみ、もも造からはこれまたここ造お気に入りのおフランスのアニメのMadelineのオルゴール、権造からは同じくMadelineより犬のジェナビー。夜寝たときもこれらに埋もれて寝ている状態である。ここ造はもも造と随分違う5年間を送っている。産まれる時からして典型的な2人目出産だったし。産まれてからもわずか3ヶ月からデイケアに行く事になったここ造。もも造の時は作造がまだレストランの従業員であったのでスケジュール調整がしやすく、作造と権造が2歳半まで交代でつきっきりで面倒を見た。ここ造の場合、丁度産まれた後に作造がお友達とレストランを始める事になり、今までのように休みのある生活が無くなってしまった為に、家と権造の仕事場の真ん中にあるデイケアに行く事となったのだ。仕事の日だけとは言え、3ヶ月の赤ちゃんを、、と悩んだ事もあったが、幸いラテンのおばあちゃん達に囲まれて唯一のラテン以外の子供だったので特別に可愛がってもらっていた。が、やっぱチビのうちから外に出すという事は病気を貰ってくる事が多く、6ヶ月の時にはロタで4日間入院したりと箱入りもも造とはかなり違う赤ちゃん時代だった。2歳半から今の学校に通っているのだが、頭の出来はさておき愛嬌だけはたっぷりである。天真爛漫な性格だよな~とずっと思っていたが、最近良く気付くのは相手の顔色見て瞬時に判断してるって事だ。ウケ狙いになんでもかんでもやってるのではなく、権造が怒ってる時は笑わせようと必死であり、元気が無いとやたらと抱きついてきてブチュブチュとキスしてきたりアイラブユーなんて言ってきたりする。もも造の場合、自分の感情中心であり、権造のご機嫌にお構いなく自分が嬉しければ笑っているし悲しければ泣いている。ここ造の場合はと言うと相手のご機嫌によって確実に自分のムードを変えている部分があり、こういうのも大勢のチビに小さい頃から揉まれてその中で見に付けていった知恵なのかもしれない。世渡り上手ってやつだ。もも造=繊細、ここ造=図太い、という構図を勝手に作っていたが、ここ造もかなり繊細な心で周りのことを見ているようだ。大きくなるにつれて段々権造には甘えてくるようになってきているので、今なんて寝る時はじぃ~~っと権造の顔を見ながら指チュパしてて目が合うとニッコリ笑って安心して寝ていく。夜中に権造のベットに転がり込んでくる事も多く、必ず権造にくっついて寝ているから可愛いヤツだと思う。やっと最近、ボードゲームやドミノをやってても、なんとか助けながら一緒にゲームが出来るようになってきた。以前はサイコロ振ってその数字だけコマを進めるゲームの場合は勝手な方向に適当に動かしてキィ~~っとなったもも造によく泣かされたり、ドミノもすぐグチャグチャに並べてやっぱもも造にあっち行け!と叱られたりしてたのだが。こうやって段々一人で何でも出来るようになっていくんだな~と思うとやっぱちと寂しい。以前もどこかで書いたが、子育てって段々チビが大きくなるにつれて自分にベッタリだったチビ達が段々離れていき、それに伴い自分の心の中に隙間が徐々に出来ていくような気分になる。もも造の時は1人目だったのでこっちも無意識に必死であり、段々自立していくもも造を見ては心の中に出来ていく隙間を自分で必死に埋めていた感があった。ここ造の場合は本当にストレスフリーな子育てであり(やっぱ我は強いので言う事聞かず大変な思いをするのは別として)、隙間自体を感じる事も少なかった。が、今5歳になってみてきっとこれから先に出来ていく隙間というのはかなりデカイものなんだろうな~と想像するに、寂しさもヒトシオなのかもしれないと思う。最初の頃に一緒に居る時間が少なかった分、今になってベッタリであり、もも造以上に子離れが大変そうだ。5歳というのは権造の中でものすごい区切りになっていた。今実際にそこに辿り着いてみると、明日から何か変わるわけでもなく同じ毎日が続くのだが、やっぱりチビ達がここまで辿り着いてくれたのはとても嬉しい。とにかく。誕生日に親として思うことは*その性格キープしてくれ。*健康で居てくれ。*もうちょっと勉強してくれ。(日本語も含む)この3つである。今日は月並みなママ日記になってしまったが、そんな訳で。年の初めの一番のイベントであったここ造バースデーも無事終了。しばらくは学校行事はパラパラあるものの準備に追われる行事も無く、やっと年明けからも続いていたバタバタがちょっと落ち着きそうだ。先日のカブトエビ、すでに脱皮していた。。。このままドコまで成長するんだろう。今のところ、ちゃんと元気に動き回っている。まだまだチビチビなんですが。そのうち写真でも載せる予定だ。今日もクリックよろしくお願いします!↓↓↓にほんブログ村オマケ。今年のド派手なケーキはこちら。ここ造クラス女子部。ここ造クラス男子部。
2010年02月19日
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バレンタインやら18日のここ造の誕生日の準備やらで夜なべ仕事が続いていて、更に今週末はロングウィークエンドだったので(金曜日か月曜日が祝日でいつもよりも休みが長い週末の事)、チビ接待に忙しくすっかりコレから遠ざかっていたここ最近。今日は年間メンバーシップを持つ恒例のマイアミ動物園に3人で行っていたのだが、帰宅後、留守番してた本家を庭に出してあげるときにふと覗いたのが、窓の近くに置いてある、というか置きっぱなしの状態にある、例のカブトエビのプラ容器であった。一旦リセットして最初からやりなおそうと思いつつ忙しいので放置プレーしていたのだが、確かこのカブトエビの卵を水に戻したのが2月1日である。スミソニアンの説明書によると2~3日で孵化、とあったのに一向に孵る気配も無く、チビもすっかり興味を失い、権造が心の隅でチョコっと気にしてる状態だった。あ~、やりなおししなければなぁ~と思いつつ横を通り過ぎようとしたところ、視界の端に何かが動いた気配が。、、、、、、、、、。気のせいかと思い再び覗いてみると、、、、、、、。居たっ!!!!!カブトエビっ!!!!アレだけどっちゃり追加卵を放り込んですっかりその後は放置プレー。細かい木屑みたいなのが浮いているだけかと思っていたら、2mmくらいの物体が水中を浮遊してるのを確認!プラ容器にかぶりついて見てみると、やっぱあの写真を極小にしたモノが動いている。『ちょ~~~~~っとぉぉぉ~~~!!!! チビ集合っ!!!』急いで何事かと走ってくるもも造とここ造に指差して教えると、2人でお決まりの『オ~~~~~、マ~~~~~~イィ~~~、ガァ~~~~~~ッッ~~~!!!!』チビはすっかり忘れていただけにMichaelsで箱を持ってヒャッホーしてたときの感動が蘇ったらしく、恐ろしいテンションである。この1号、一体いつ孵っていたのだろう。。。。おとといは覗いてみたっけ、昨日は全然気にも留めなかったような、、と記憶を遡るもかなり不確か。とりあえずベリーハングリーな状態にあるに違いない。速攻でチビに箱に入ってた説明書を取りに行かせ、『エサのあげ方』の欄を確認した。『卵が孵ったら数を確認しましょう。個体の数の分だけエサを2日おきに入れましょう。』とある。1号オンリーなんだから1個でいいんだよな、と1mmくらいの粒を1個取り出してみた。すでに1号は水面に上がってきては浮いてる木屑を1個ずつ抱きかかえるようにして食えるモノか食えないモノかを確認している様子。抱いてはペッ、となりの屑を抱いてはペッ、を繰り返し、チェ~~、食うもんねぇや、と底の砂の部分に降下して砂粒を抱いてはペッ、抱いてはペッ、っとやっている。この1号、、、。生後間もなくから立派に独立して食料探ししてるのは見上げたものだと思うのだが、かなり行き当たりバッタリな人生をすでにスタートしているようだ。この貴重な生きる糧の1mmの粒を落とすのはいいんだが、いくらショボい大きさのプラ容器とはいえ、この中で平面だけでなく立体的に移動してこの1粒を探すのはかなり困難を要すると思われる。じぃ~~~っと横で見ていたもも造も同じ事を考えていたらしく、マミィ~、上の方に上がってきたときに目の前に落としてあげたほうがいいんじゃないか、と提言してきた。この案は即可決となり、3人でひたすら上に上がってくるのを待つ。たかが1mmとは言え、落としたときの水面のわずかな振動を察知するんだろうか、イヤ確か目が3つとか書いてあったよな、ニカウさんも真っ青な視力でするどく捕らえてかぶりつくんだろうか、なんせ2億年も生きてるんだからな、と期待を込めて浮上してきた1号の目の前にポチっと落としてみた。、、、、、、、、、。再び底に降下していく1号。。。。目の前ってか、頭にぶつける位ピンポイントで落としたのだが、、、、。その後沈黙する3人が約15分見守る中、1号はニアミスを繰り返す事となった。その後ず~~~~~っとプラ容器から離れないチビにご飯をあげて、食後再び3人でプラ容器前で待機する事10分ほど。ついに1号がすでに沈んでしまっている粒に到達した。オオオオォォォォ~~~!思わずどよめくギャラリーの前で抱っこして離さないのかと思いきやペッと離してしまう1号。思わずチッと舌打ちしたもも造であったが直後にペッと離してしまった物体に慌てて駆け寄る1号。やっと食えるモノと確認できたようである。ふ~~~~~~。その後数分しっかりくっついてガツガツ食べてる様子であったが、なにぶん小さすぎるためにちゃんと食しているのかは判断できず。ま、食べてるんだろう、という事で安心したチビ達は風呂に入り寝た。その後も権造は気になってやたらとプラ容器前で時間を過ごしているのだが、見ている限り、夕食後に確認できた以外に粒には到達出来ていない。やっぱり、、、、かなり行き当たりバッタリの人生を古代の生き物は送っていたのだろうか。。。そもそも考えてみれば、スミソニアンの商品開発部の人達は1度に最低数匹は孵るものという前提で説明書を作成したのではなかろうか。例えば一気に4号まで孵ったとすると投入する粒は4個となり、1号から4号まで食えるモノに到達できる可能性は一気に4倍に跳ね上がる訳だ。ウチの場合、、、。今のところ1号だけであり、よって食えるモノとの遭遇もかなり確率的に低いわけで生まれていきなり前途多難なスタートとなったわけだ。ああ。。。。。最初に投入する前に、ここまで深読みしておくんだった。。極小サイズの粒でも例えば潰して粉状にしてから撒くとか、むりやり幾つかに割って数箇所に投下すれば、1号の人生もややバラ色になっていたのかもしれない。エサの粒の総数は結構少ないので、1号確認後に勢いで別のタッパに蒸留水を入れて残りの化石卵の半分をいきなりそっちに入れちゃったので、また忘れた頃に孵るかもしれない2号以下のブラザー・シスター達の為に出来ればとっておきたい。が、1号を飢えに苦しませるのもかなり気が引ける。という事で、もう1粒を潰して幾つかに分け、プラ容器の中の原色キャッスルを挟んで満遍なくとりあえず必死に1号も歩けば粒に当たる距離に足しておいた。最初から粒をそのまま投下したのはまずかった。水にふやけて1号以上の大きさになっているこの食えるモノ。コレに気付かない1号はやっぱり行き当たりバッタリ人生だと思うが、孵ってからの状況を予測せずにとりあえず手当たり次第に出来る事をやってしまう権造って1号とドッコイドッコイの行き当たりバッタリ人生なのではないだろうか、、、。相変わらずニアミスを繰り返しているが、後は生命力と野生の勘に任せるとして。とりあえず、孵りましたよ、みなさん。という事で、この1号はどうやって食えるモノを判断してるんだろう、と思い、とりあえずWikiで見てみたら感覚機能なんかの説明は皆無であった。原始生物だし甲殻類だから嗅覚があるとは思えず、目が3個あっても見えるんだろうか、いやそんなの問題なく、やっぱ行き当たりバッタリで触覚で触ったものから適当に抱っこしてはペッとやりつづけ2億年も生きてきたんだろうか、と謎は多い。そういえば、、、、天敵ゴッキーなんかは恐ろしい日数何も口にしなくても平気で生きていると言うではないか。同じ数億年選手同士だし、1号も意外と食えなくっても平気なのかもしれない。でも、スミソニアンの説明書には『2日おき』なんて書いてあるし。やっぱ数日食べないとキツいんだろうか。よく分からない生き物である。今のところ数ミリの姿かたちがハッキリ確認できるか出来ないかの大きさなので、ちっちぇえ!可愛い!で済んでるのだが、一体ドレくらいになるんだろう。スミソニアンの説明書は当てにならない、とすでに権造の脳にはインプットされているので未知の世界である。どんな風に成長するにせよ、孵ってくれてやっぱ嬉しい。ところで全く話は変わるが、『よく分からない』という事で思い出したのが、こちらの絵文字。イヤ、絵文字って訳ではないな。Facebookにトモダチが書き込んでくれるコメントに色んな記号やアルファベットを並べたのがあったりするのだが、コレがイマイチ分からない。現在意味が把握できて自分も正しく使っているだろうと判断したのがコチラ::):-):(;-P以上。最初の2つは日本語で言うところの『(笑)』ってトコだろう。3つ目は『(泣)(怒)』とかネガティブな気分の時につけるようだ。で4つ目が『ウィンク』を表している。ず~~~~っと最初の頃は、何じゃコレ?状態だったのだが、ある日気がついた。横にしてみればいいんだ。そう言えばずっと分からなかったよな~コレも、と思ったのが『
2010年02月16日
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本日はスーパーボウル。今年はここマイアミであった。権造はフットボールは限りなくオンチであり、未だにルールが全部把握できてない。さすがに最近は作造がギャアギャア騒いでいる横でゲームの流れは把握できるようになったが、イマイチ見てて盛り上がる事が出来ない。戦略的にはコレほど面白いゲームは無い!なんて断言する人も多く、あ~~、コレをキッチリ把握できてみんなの様にワイワイ言いながら見ることが出来たらアメリカ生活がどんなに潤う事だろう、、と残念な気もするが、どうしても面白さみたいなのが分からない。ちょっと動いてベシャっ。パスが通ってストップ。って感じに流れがブツ切れなのがダメなようだ。バスケにしても野球にしてもサッカーにしても、流れというのが持続的であり、見てて付いていきやすい。バスケは一時、ヒートの熱烈なファンであったので当時は休みに重なるゲームは作造とせっせと通ったものだ。フットボールは随分前に誕生日のプレゼントで友達からボックスシートのチケットを貰い、豪華:お食事ドリンクウェイター付きの観戦に出かけたのだが、もしつまんなかったらどうしよう、と思い、本を持参したという有様である。こういうボックスシートって知らない人達と同じ部屋になるので、本を取り出したら『え、、、?』という顔をされたので、そ~~~~っと仕舞った記憶がある。今日は作造レストランはこのスーパーボウルの為にお休みである。スポーツバーやピザ屋以外は殆ど商売にならない日なので、休みにするレストランは多い。なので、珍しくファミリーで夕飯を食べる事になったのだが、ニュースを見てた権造に『ワレ!何見とるんや!』と一喝して作造はやはりスーパーボウルにチャンネルを変えた。今年は珍しく放送時間が早い。いつも最高の視聴率を稼ぐべく、時差が何時間もあるアメリカではここ東部時間ではもうちょっと放送が遅くなる事が多かったような、、。今年は6時過ぎに始まっていたので西海岸の方ではまだ午後3時頃のスタートだった。ゲームが始まってしばらくした頃に、もも造がColtsとSaintsのどっちが勝つと思うか?と権造に聞いてきた。ええええ???なんでチームの名前なんて知ってんの??とビックリ。ま~~~ったくゲームも見たことがないからだ。もも造によると学校で小学生全員がどっちのチームが勝つか『投票』したらしい。大人だったら『賭け』になるのだが、チビッコ仕様で面白い。チーム名をスラリと言ってのけたもも造に作造も驚いたようだ。どっちに投票したのか聞いてみるともも造はColtsに一票入れたようだ。作造は今年はSaintsを応援していた(=賭けていた)。チームの強さだなんだも充分考えていたようだが、Saintsの地元ニューオリンズは記憶に新しいハリケーンの被害を受けた事もあり、復興の末にスーパーボウルまで勝ち進んできたこのチームに随分愛着があるらしい。カトリーナで壊滅的に被害を受けたニューオリンズ。ドームは避難地になっていたし、ドーム自体も屋根が壊れたり随分被害を受けていた。こういう事を経て勝ち進んできたのだから地元のファンの熱狂振りは想像を超えるものなんだろう。金曜日にインディアナポリスから出張で帰ってきたお客さんは『飛行機の中が殆どColtsファンだった』と言っていた。週末に続々とマイアミ入りするファンに揉まれてマイアミに到着すると、他の便でやってきたSaintsファンと鉢合わせになり空港中に響くんじゃないかって声でやり合いしてるのを横目に帰宅の途についたそうだ。土曜日に来たお客さんもすでにダウンタウンやビーチの方はかなり混雑してたと言ってたし、いかにこのスーパーボウル熱が凄いかって言うのは実感できる。夕飯後ももも造は普段だったら速攻でアニメチャンネルに変えてくれとせがむのに、クラスのフットボールファンの男の子がいつも教室でやってる『タッチダ~~~ウン!!』ってのをリアルに聞き、興奮してここ造と2人、両手をあげて『タッチダ~~ウ~~ンっ!!』と意味も分からず大騒ぎである。しばらく一緒に見ていたのだが、あまり興味の無い権造と全く意味の分からないチビ2人では長続きするはずも無く。。。もも造達は結局自分の部屋でアニメ観戦に、権造は片づけしながら最近テレビジャパンで始まった『パンドラ』ってドラマの録画してた第2話の観戦に、と、それぞれ全米中の多くの人とは全く違うものを見ていた。それでももも造は途中で何度もチャンネル変えてColtsの勝敗をチェックしていたようだ。風呂に入って寝る時間になってもフットボールがつけっぱなしである。普段より遅めだったので早く寝ろよ~~といいつつ残り時間を見てみると4分弱。もも造は最後まで見たいと大騒ぎしていたが、フットボールってこの最後何分ってのが異常に長い。やたらとタイムをかけたりするので結局最後の4分が20分くらいになる事って当たり前である。スコアを見るといつの間に逆転してるのかSaintsが圧勝している。こりゃキマリだな、と思い、観戦は強制終了してチビたちはやっと寝た。隣の家は大学生の息子が友達を大勢呼んで大騒ぎしてたので、結局テレビは見なくても聞こえてくる大声と悲鳴でどっちが勝ったかは判断できた。結局、ゲーム自体は最初と最後の方だけなんとか見たくらいなんだが。このスーパーボウル、とにかくやたらめったら入るCMを見るのも楽しみのひとつだ。このスーパーボウル放送にCMを入れるだけでも大変な金額になるだろうと想像つくが、殆どの会社はこの日の為にわざわざスーパーボウルバージョンのCMを作る。アメリカ中が見てるんだからそれくらいの価値があるって事なんだろう。なのでこの日限定CMを見てるだけでも楽しいそうで、ゲームが終わった後には『どのCMが一番面白かったか』なんて投票もあるようで(多分ネットで?)、各企業もアイデアを凝らしているようだ。フットボールに引っ掛けたCMも多いのだが、とにかくインパクトが強ければ何でもアリという感じだ。さっきFacebookを見ていたら早速友達の中で広告代理店に勤める人とネットCMを作る人が○○のCMはつまんなかった、というコメントをアップしていた。全部見てないので、というか殆ど見ていないので見逃したCMばかりだが、権造は寝る前のチビと一緒に見たバドワイザーのCMが気に入った。子牛と子馬が柵をはさんで並んで走っているもので、遠ざかっていく子馬を追いかけようとした子牛は柵に阻まれて向こう側に行けずにじっと子馬を見つめている。そして3年後。同じ場所を着飾った馬達に引っ張られた立派な馬車が走っていく。それと平行して立派な角を持つ牛が走っている。馬の一頭と視線があう牛。あの時と同じように馬車を追う行く手を阻む木の柵。。。。と思ったら角で思いっきり柵をブチ壊して馬車を追いかけてゆく牛。そしてその後姿をビール片手に何やら語りながら見つめるカウボーイ2人、、、。って感じのCMだった。牛と馬の再会が直球型のアメリカンCMらしからずドラマチックになっていてチビ達は思わず『オオオゥ。。。。』と感動し、なおかつ柵をぶち壊すシーンでは思わずチビ達も『ギャハハハ。』とウケており、見た中ではコレが一番だった。結局、ゲームは31対17でSaintsの勝利だった。ニューオリンズのみなさん、オメデトウ。そういえば、もうすぐオリンピックだった。こっちはちゃんと見ることにしよう。ところで本日は作造レストランは休みなんだが実は夜遅くからプライベートの打ち上げ会の予約があり、作造は夕飯後仕事に出かけていった。日本からのスーパーボウルの取材班の人達が打ち上げをしている。ゲームが終わってからだったら随分遅くなると思うんだが、ちゃんと昼寝してから出勤していった。オードリーとかいう芸人さんも来るらしい。この人フットボールをしていたようで、スーパーボールの取材に適任なんだろう。週末来てくれた日本人のお客さんに権造が『オードリーって知ってますか?』と聞いたところ、殆どの人が『えええーー?知らないんですか?』とビックリしてたので、結構有名なんだろう。ネタも教えてもらったんだが、、、、すでに忘れてしまった。。。知らないのっ??と思う人も、知らねーよ、と思う人も、クリックよろしくお願いします!↓↓↓にほんブログ村
2010年02月08日
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ここ数日、やたらとNHKのニュースで耳にした言葉。『品格』朝青龍の引退劇のニュースである。権造は別に相撲通ではないけれど、丁度夕飯準備時に背中で聞いてるテレビジャパンで場所中は相撲の放送やってたし、毎日見ているニュースのスポーツコーナーでも勝敗の様子を取り上げてたりして、それなりに朝青龍の活躍を見ていた。不祥事はちょくちょくあったけど、土俵の上での朝青龍って気迫とか強さとか真剣さとかが伝わってくるような感じがして結構権造は好きであった。数々の不祥事はニュースで散々流れたから書く事も無いと思うが、だったら『品格に欠ける』と言う横綱を横綱に選んだアナタ達ってどーなんだ、と思わなくも無い。そしてそれだけ礼儀を重んじる国技である訳だから、12年間の相撲生活でそういう部分はキチンと叩き込まれていたんだろうか、とも思う。引退会見を見る限り、多くを語らず言葉を選んでいた朝青龍だったが、『一番の思い出は?』という問いに『両親が見てる中、武蔵丸を倒したのは誇りに思う。』と言葉に詰まり涙しながら答えたところでは、なんだか貰い泣きしたい気分になった。NHKが『独占インタビュー』と称して車中で朝青龍にヘッタくそな質問をしていたが、相撲を愛しているというのは言葉で表すものではない、と言っていた。お相撲さんってみんな寡黙なイメージがあり、そういう気持ちでみんないるんだろうな~、それも相撲流の礼儀の一つなんだろう、と妙に納得した気分で、朝青龍ってそういう意味では本当に相撲のことを大事に思っていたんだろうと感じた。こういう形で終わってしまったのはとても残念であり、こうなる前になんとかならなかったんだろうか、と思う。本人も相撲協会も両方とも。結局は横綱審議会の気迫溢れる全会一致の引退勧告決議とそれを受けた新メンバーの理事会の決議に押しやられる感じの『自主引退』だったようだ。どっちにしても朝青龍には『辞める』というチョイスしかなかったんだろう。今回トドメになった事件は、例の『知人』と呼ばれている人物が麻布署で起きた事件で記憶に新しい某芸能人の事件の捜査上に浮かんでいた人物らしいという話もあるようで。あくまで『品格』だけの問題ならいいんだが。海外では『日本人の記録を抜かれないように朝青龍を引き摺り下ろした』なんて報道もされているようで、こういう報道がされる事はとても悲しく思う。国技と言う伝統的な競技だから比べる事は出来ないのかもしれないが、例えばメジャーでイチローが活躍していてもアメリカ人のファンは『外国人プレーヤー』という目でそれほど見ていない。イチローはアメリカのチームでプレーする一選手で地元のファンはそういう優秀な選手が居る事を誇りに思う事はあっても、一々報道で『外国人』という言葉を付ける事って無いと思う。民族ごちゃ混ぜのアメリカだからそうなるのだろうが。角界も世界に門戸を開いたわけで、『郷に入っては郷に従え』で、あくまで日本の伝統的な競技だから日本以外の国からやってきた力士を特別扱いする必要は無いと思うが、技だけではなく伝統や文化みたいなものもキチンと伝えていく環境があってもいいと思うし、そう言うことが重んじられるという事を力士の方も充分認識して強さだけでは力士にはふさわしくないという自覚を持って行くことが大事なんだろう。それと同時に横綱を選ぶ側も『品格』を見抜く目をちゃんと持っていて欲しいものだ。朝青龍を尊敬しライバルと思って頑張ってきたもう一人の横綱の白鵬も会見では涙を見せた。これから一人横綱になるんだろうが、こちらにも頑張って欲しいと思う。『横綱の品格』は無かったが『横綱の風格』ある相撲をする人だったと思う。あ~なんか残念だな。スポーツ界では品格がこれだけ取り上げられて厳重処分がされている中、こちらの方は品格もヘッタクレも無い感じである。政治家といわれる人達だ。こっちは日本の中枢機能であるにもかかわらず、品格無くても全くお咎め無しである。小沢さんの問題は結局『舎弟3人アウトの本人セーフ』という、政治家定番パターンでとりあえずの決着がついてしまったようだ。茶番だな~という気がする。あれだけ毎日毎日毎日毎日、ニュースの時間枠を食い尽くして貴重な国会の時間を食いつぶして国会の機能を麻痺させて、権造は小沢さんがクロなのかシロなのかが知りたかったのに、『グレー』ってテレビで連呼されてるのってどういう事???何よりも頭にくるのが、政権丸投げした人達が平気でメディアに登場して堂々と小沢叩きに興じてる事だ。オイオイオイ、オイ~~~~~!!アンタに言われたくないよっっ!!と突っ込む気分にもなれず、ひたすら脱力感に襲われる。この人達って品格どころか恥ずかしいと思う感覚も無いようだ。せめて喋るなら『政権丸投げした私が言うのもなんですが』とか一言つけて頂きたい気分になる。検察側も小沢サイドも、この辺で納めておきましょうかって程度でフィニッシュしたんだから、国会でコレ以上、国民生活に直結する大事な議論放り出して『オマエのかーちゃん、デ~~ベ~~~ソ~~!!』『オマエのトコだってそーだったじゃないかっ!』みたいな聞くに堪えない足の引っ張り合いをするのは辞めて欲しい。基地問題とかトヨタの事だとか、もっと早急に考えないといけない事が一杯あるじゃないか。『政治家の品格』もなければ『普通の感覚』も無い人達である。あ~~、力抜ける。。。。そのトヨタだが。やっとトップが公にでた。遅すぎるんじゃないですか??こういう不測の事態に陥ったときに『トップの品格』って問われると思う。とりあえず発表できるネタが揃うまで待つよりも(今回ネタも足りないようで)、とりあえず真っ先にメディアの前に出て、『何もまだハッキリしてませんが、何が起きようと責任持って対処します!』と世界中に堂々と顔を見せて訴えるべきであった。今になって出てきたはいいが俯き加減に原稿読んで具体的な対応も発表できないのでは、世界中のトヨタユーザーも、そして世界中のトヨタで一生懸命日々働く人達も一体どうなるんだろうと不安になるのではないかと思う。トップに求められるのはリーダーとしての資質だと思うが、ネガティブな事が起きても堂々と迅速に対応して、お?と不安を吹っ飛ばしてポジティブな気分に少しでもさせてくれるような人に『トップの品格』は備わっていると思う。『トップの品格』というよりは『リーダーの人格』が見たかった。トヨタの皆さん、心から頑張ってくださいと思ってます。そんな風にカッカしてたここ数日。カブトエビのザ・化石卵は微動だにせず。。。一体何が悪いのか、さっぱりである。結局、権造が毎日一番長い間、容器を覗き込んではため息付いている。。今回、失敗したか?と思う人も、イヤまだ頑張って様子見しようと思ってくれる人も、クリックよろしくお願いします!↓↓↓にほんブログ村
2010年02月06日
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『Tongue twister』tongue=舌、twist=ねじる。ハテ、この単語の意味は???と、悩んだのが昨日。帰宅後、もも造の宿題を見てた時のことである。毎日、何種類か宿題を持って帰ってくるのだが、昨日は算数のプリント、掛け算の4の段と5の段の勉強、今週の単語のスペルの練習、暗記問題、それに加えて、『オモシロおかしいtongue twisterを一文作りなさい。』と言うのがあった。コレって一体何ぞ?ともも造に聞いてみると。『文章の中の単語が同じアルファベットから始まってややこしい文。(←in英語)』『むーーーーー。(←in日本語)』『ホラ、マミィー。速く言ったら間違えるやつ。(←in英語)』『、、、、。アッ!アレか!ナマムギナマゴメナマタマゴっ!!!(←in日本語)』『アマモギ?アマ、、、ホワット???』こんなバイリンガルな会話を経て、tongue twisterとは『早口言葉』である、という事が判明した。ふーー、疲れるぜ、と一息ついた直後、アア?オモシロおかしい早口言葉を作れって宿題??と、益々疲れる思いの権造。日本ゴだって考え込むようなお題なのに、英語ってのはチョイ面倒である。ま、この辺はアメリカ人でもあるもも造にお願いして(って元々もも造の宿題ではあるが)、権造は他の終わった宿題のチェックをしていた。が。机の前で難しい顔をしながら今まで勉強した単語のファイルをパラパラやってるもも造。プリントを見ると真っ白なままである。もも造さ~、そんな難しく考えなくっていいから知ってる単語で同じアルファベットで始まる単語をテキトーにくっつけて文章作ればいいだけだってば~、とかなりよろしからぬアドバイスをしてみたのだが、『オモシロおかしい』の余計な接頭語が付いてるだけでかなりプレッシャーを感じているようだ。30分後。まだ悩み続けるもも造。こうなるとコイツは頭の中真っ白になって脳の機能がフリーズする、というパターンなので、作造のオフデーだったので恒例の外食ディナーに出かけた。ベトナムレストランでフォーを待ってる間、密かにココで片付けちまえと持参していたノートとペンを出して早口言葉に挑むもも造と権造。この時点でウケ狙いのセンテンスを考えようなんてレベルではなく、とりあえず一文作らねば、というプレッシャーで一杯であり、とりあえず単語はfで始まる単語にしようという権造の独断に基づき、fから始まる単語をズラズラ~っと書き出してみた。で、アレコレいじって最終的に出来上がった苦渋のセンテンスがコレ。In a far forrest, a fat friendly ferret found a funny frog flipped into foggy fountain then flipped out from freezing water.(はるか彼方の森の中、太った人なつっこいイタチがヘンテコなカエルが霧のかかった泉に飛び込んでその後凍りつくような冷たい水から飛び出すのを見た)最後までfで頑張るぜぃとくっつけていった単語達も、一番ラストにネタ切れとなり、丁度フォーもテーブルにやってきたので、wでもまぁいいか、とwaterで終わらせて宿題はなんとか終わった。内容もかなりショボいし読んでみると早口言葉??って感じである。もも造的にも、自分の脳がフリーズするにも関わらず仕上がりにはイマイチ納得出来ない様で結局帰宅後にネットで早口言葉を検索してみた。ずら~~っと出てくるハイレベルな早口言葉を見ていて、気に入ったのをもも造がプリントに書き込んでるので、オイオイ、それってタダのパクリじゃないか、と突っ込むと、自分の作品がウケなかった時のために予備ネタとして持参したいそうだ。前々回の日記で書いたように、『人にどう見られてるかすごく気にするタイプ』ってのを裏付ける行動である。一応、『コレはパクリです。』と権造が添え書きして本日提出したのだが、クラス内で発表したらしく結果チビらのレベルはほぼ同じだったようで、もも造オリジナル作品でも充分通用したらしい。もも造がパクったお気に入りの作品がこちら。I thought a thought.But the thought I thought wasn't the thought I thought I thought.If the thought I thought I thought had been the thought I thought, I wouldn't have thought so much.↑コレは同じ単語の繰り返しである高レベルな作品であるが、他にもこんなのが。Peter Piper picked a peck of pickled peppers,if Peter Piper picked a peck of pickled peppers,wheres the peck of pickled peppers Peter Piper picked? Betty Botter bought some butter, but she said "this butter's bitter! But a bitof better butter will but make my butter better" So she bought some betterbutter, better than the bitter butter, and it made her butter better so 'twasbetter Betty Botter bought a bit of better butter! ハァ。試しに2人で早口にトライしてみたが見事に撃沈。。。何語でも早口言葉って難しい。日本の早口言葉ってクラッシックなのは知っている。これらは知ってる人が殆どだと思う。生麦生米生卵(なまむぎなまごめなまたまご)東京特許許可局局長(とうきょうとっきょきょかきょくちょう)隣の客はよく柿食う客だ(となりのきゃくはよくかきくうきゃくだ)庭には二羽裏庭には二羽鶏がいる(にわにはにわうらにわにはにわにわとりがいる)カエルぴょこぴょこ三ぴょこぴょこ合わせてぴょこぴょこ六ぴょこぴょこ(かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこあわせてぴょこぴょこむぴょこぴょこ)赤巻紙青巻紙黄巻紙(あかまきがみあおまきがみきまきがみ)現代風に最近出来たものもあるんだろうか、と思って検索してみた。恐らく最近バージョンのものと今まで知らなかったものがコチラ。ブラジル人のミラクルビラ配り(ぶらじるじんのみらくるびらくばり)手術室技術者施術中(しゅじゅつしつぎじゅつしゃせじゅつちゅう)東京特許許可局局長急遽休暇許可却下(とうきょうとっきょきゃかきょくきょかきょくちょうきゅうきょきゅうかきょかきゃっか) 東京特許許可局長今日急遽休暇許可拒否(とうきょうとっきょきょかきょくちょうきょうきゅうきょきゅうかきょかきょひ)骨粗鬆症訴訟勝訴(こつそしょうしょうそしょうしょうそ)海軍機関学校機械課今学期学科科目各教官協議の結果下記のごとく確定、科学幾何学機械学国語語学外国語絵画国家学(かいぐんきかんがっこうきかいかこんがっきがっかかもくかくきょうかんきょうぎのけっかかきのごとくかくてい、かがくきかがくきかいがくこくごごがくがいこくごかいがこっかがく)ちなみに一番最後の長文、読んでみたら一発でスラっと言えた。が、その上の骨粗鬆症がどうしても言えず。。人によって言いづらい文章なんかもきっと違うんだろう。最近のチビ宿題ってこのように手間隙かかるものが益々増えてくる。学校によって教育方針が違うので一概には言えないと思うが、教科書を持って帰ってくることが無いので、全部プリントの内容から判断する文章題だとか、学校で勉強した事がベースとなってる問題が多いので、学校でボケーっとしてると家で親がかなり苦労する事になる。月曜日の宿題は権造の苦手分野であるヤードやらフィートやらインチやらセンチの比較問題だったので、メートル・センチ・ミリで育った権造は携帯で速攻Wikiチェックをしつつ答えを確認する事になった。あと、トリビアか?って宿題も多い。以前もどこかで書いたと思うが、歴史上の人物に関する問題などがそうである。ワシントンやリンカーンやキング牧師なんかの文章題を持って帰ってくるときなどがそうだ。文章中には誕生日なんて一言も触れられていないのに、質問の欄に『リンカーンの誕生日は?』なんてのがある。ま、これだけのビッグネームだとホリデーになってたりするので常識っちゃ常識なんだが、知らね~よ、と思いつつ、これまたWikiかgoogleのお世話になるわけだ。同時に学校の社会科の時間で同じ人について勉強してるらしいから教科書には載ってるんだろうが持って帰ってこないので知らないとお手上げである。誕生日だけならまだしも、、、。『奥さんの名前は?』なんてものもあり、もちろんコレも文章中では平気でスルーされている。PCの無かった時代の親は一体どうしたんだろう。。図書館通いしたり家にかつては訪問販売で売ってたような百貨辞典シリーズがずらりと並んでたりしたんだろうか。いずれにせよ、、、、ネット時代に親になって本当にありがとう、と何かに向かって感謝したい気分で一杯である。ここ造の方はというと、こちらは週末だけプリントを何枚か持って帰ってくるだけなので今のところ手伝う気苦労はそれほど無い。が、コヤツの場合は例えばABCの書き方の練習なんかでも、ちゃんと点々が付いてて鉛筆でなぞるようになっているのに、ウケ狙いでわざと にゃははは~と笑いながら思いっきり点々を外してはみ出しているので、権造はいつもキィィィィ~~!!っとなり別な意味での気苦労が耐えない。『ココゾウは、、、出来る出来ない以前の問題ね、、、。』と担任のセンセもため息付いているのだが、渡世術だけでは生きていけない年齢が着々と近づきつつあるのでこっちは別な意味で頭が痛い。先週の授業中でのここ造のプリントを金曜日にまとめて持って帰って来たときなどは愕然とした。どのプリントにも名前の横に描かれているバースデーケーキの絵。。。数字の練習よりもアルファベットの練習よりもはるかに緻密に蝋燭の炎まで細かく描かれているこのケーキ。あ~~~~そういや先々週あたりから来る2月18日のマイバースデーに向かってのカウントダウンがここ造の中では始まっているんだった。毎日毎日起きると『とぅでい いず まいば~すで~?』と権造に聞き、学校に迎えに行くと『ゆ~ ばい まいぷれぜんと??』と顔を見るや否や聞く。嫌気がさしたもも造がカレンダーの18日にでっかくここ造の誕生日と記入して赤で囲い、今日はまだ何日!とここ造に言いつつ毎日×印を付けているんだが、全く気にせず質問攻めは続行中である。あ、誕生日の準備もせねば。。。バレンタイン行事もそれぞれあるし、日にち的に近いので買出しに奔走することになりそうだ。前回日記のカブトエビ。丸々2日経つのに孵化の気配無し。。。チビたちはすっかりオカンムリ状態である。思うに、袋に入っていたザ・生きる化石卵なんだが、細かい乾燥ボウフラみたいなのが一杯入っていたのでてっきりアレ自体が全部卵だと思っていたんだが、アレは木屑や葉っぱの粉末でその中に卵が混じっているのではないだろうか。説明書にはとりあえず半分くらい入れちゃってくださいとあったので、あんな大量な卵が全部孵ってどうするんだ、と想像してはゲーーーっとなっていたが、よく考えればスミソニアンもそんな暴挙に出るとは思えず。きっとちょこっとだけ卵が混じってるだけなんだろうと独断し、本日浮遊物をかなり追加してみた。よ~く見ると中に形が丸いのが混じっていてコレが卵なんだろうと勝手に推測しているんだが。。あれだけウゲーーーっと思ってたのに孵らないとガッカリする権造と共に、ちょこっとだけでいいから孵れと思ってくれる人、クリックよろしくお願いします!↓↓↓にほんブログ村*******追加******Facebookで権造フレンズの皆さんへ。Aidaという人から権造の名を使って友達申請があった場合、バッサリ無視してください。よろしくお願いします。
2010年02月04日
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タイトルを見て、おおおお?もしかして権造っ!と思ったアナタ、ざまーみろである。こんな事でもやってみないとやってらんねぇレベルのニューメンバーの話である。ウチの近所にMichaelsというチェーン店がある。手芸品とか工芸品?やアートの材料なんかを売ってる店で、絵の具を買いに行ったりクリスマスの飾りを買いに行ったり毛糸を買いに行ったりと、結構頻繁に権造は利用している。土曜日、チビ達と遊んでるアートの材料を買いに仕事が終わってから行った。チビ達にとっても細かいものがゴチャゴチャ売ってるのでもちろんフェバリットストアーの一つである。行くと大抵なにかねだられるのだがお断りしている事が多く、昨日は久々に何か買ってあげることにした。ヒャッホーと店内を物色するチビ達の目に留まったのが、通路の真ん中の『子供用なんちゃらキット』のコーナーである。確か結構前に買った『子供用原石発掘セット』もここで買ったんだっけ。今回は何を見つけるんだろうと思っていたら、もも造が箱を抱えて権造の所にやってきた。『マミィー。ウィーウォントディスワン。』値段が予算をオーバーしてるらしく、一人一個ずつ何か買うのではなくて ここ造と相談して二人で一個にしたようだ。最近、おねだりをビシビシとお断りしている成果が出て、もも造は計算高き倹約家となりつつある。といっても、例えばここ造に5ドルの物を買ったとすると、もも造は同じ値段で欲しいものが見つからない場合、3ドルとか4ドルの物をゲットして差額を『クレジット』として次回持ち越しに勝手にしているようだ。おしか婆さんのごときである。以前だったらこんな時も二人同じ箱を抱えて買ってくれぇぇぇぇ~~と足にしがみついていたのだが、最近はすんなり自分の頭の中で計算してなるべく権造の機嫌を損ねず自分の欲しいものを確実に手に入れる術を瞬時に見つけるスキルを身につけたようだ。今回は、というか今回も、ここ造が犠牲となる。きっとここ造は他に欲しいものがあったんだろうが、もも造に上手く言いくるめられて一緒にコレにしよう、って話になったようだ。よってここ造予算は横流しにもも造予算に加算され、もも造予算だけでは権造議会で可決される事のなかったブツがめでたく可決される運びとなったのである。コイツ。。。社会性さえ身につければ、将来意外と小沢さんを越える腹黒い政治家に成長するかもしれない。さて、そのブツである。もも造から箱を受け取り、表にデカデカと載ってる写真を見て権造は思わず、ゲェェェっ!と声を挙げた。コイツラ、、、。こんなモノが欲しいのか??あの博物館で有名な『スミソニアン』が世のちびっ子の為に『a world of adventure, discovery, and wonder』つまり『冒険と発見と不思議の世界』と銘打って堂々と提供しているこの商品。ジャジャ~~~ン!コレである。↓↓↓もも造がワル知恵の粋を尽くして欲しかったのって、、、。そしてここ造も一緒になって大喜びしてるのって、、、。コレの飼育セットである。コレ、パッと見たときに権造は『カ、、、、カブトガニ、、、、。』とビックリした。家でカブトガニを飼う。。。。珍しくってテレビに出れそうだって思ったくらいだ。すぐに生きる化石と対面する気力もなかったので、ブーブー言うチビらをよそに昨日は頑として箱を開けるのを拒否したのだが、今日になって開けてみて中の説明書を読んだ。どうやら、、大きさからしてカブトガニではないようだ。名前が『Triops』とあるのだが、ラテン名で辞書で検索しても出てこなかった。説明書を読むうちに『Tadpole shrimps』とでてきたので、こっちを調べてみると、なぁ~~んだ良かったカブトガニではなかったようだ。が、その名も『カブトエビ』。。。要はカブトガニをちっちゃくしたようなものだ。権造のイメージしてたカブトガニは水族館なんかで見るようなデカイ奴だったんだが、カブトエビって事はきっと大きさもショボいんだろう。寿司ネタのシャコを見ただけで全身鳥肌で気がやや遠くなる権造としては、出来ればミジンコサイズだと非常にありがたい、、と思いつつ読み進んでいくと、『殆どは体長1インチ程度だが中には3インチに成長するものもある』と言う恐るべき箇所に辿り着いた。3インチ、、、。1インチが大体2.5センチだから、掛ける3で7.5センチ、、、。確実に権造のセーフティネット圏外である。一応、子育てのマイポリシーの一つとして『チビの前で他の生き物を怖がらない』というのがある。天敵ゴッキーでさえ、出没時には心の中では隣の隣の家辺りまで瞬時にワープしてるにも関わらず、果敢に戦いを挑んでいる。それが災いしてこういう事になる訳で、素直にチビが箱持ってきたときに『こんなキモチわりぃものは辞めよう』と言えばいいものを、もも造触れないくせに辞めておこう、でもでもマミィ~この生き物見てみたい、自分が怖がるものは辞めとけってば、でもでもマミィ~見てみないと怖いかどうか分からない、なんて、確実に怖がるくせに食い下がるもも造と問答を繰り返しているうちに、自分もなんだか一体この生物がどんな行動するんだろうかとかジワジワ興味が出て来て、肝心のキモチわりぃという部分をいつの間にかすっ飛ばしてしまい結局買う羽目になるのだ。嗚呼、そういえば去年の夏はプランクトン飼育セットでコリゴリしたんだった、、。そんな事を考えていると、仕事前の作造が箱を見て、『うぉっ!ワレ、なんやねんコレ。キモっ!こんなんどーすんねんっ!!』と騒いでいる。。。オイ作造、その、父親としてあるまじき素直すぎるリアクションも『チビの前で他の生き物を怖がらない』というマイポリシーを持つに至った一端を担っていると言う事を少しは自覚してくれ。とりあえず、キットを全部出してみた。入っているもの:容器カブトエビの卵砂プラスチックのお城エサ以上。容器はカブトエビは最大7センチなんて書いてあるくせに13×15×5センチくらいのショボさである。それに対し袋にどかっと入っているカブトエビの卵の半端ではない量。。説明書には半分とりあえず入れちゃってくださいとある。、、、、、、、、。どう考えたってもし全部無事に孵化しちゃった場合、きっとこのミニ容器はこの世のものとは思えない様相を呈すことになるだろう。。一瞬、ウチにいくらでもある魚用のミニプラ水槽を使おうか、、と思ったのだが、、、、それは容積の拡大に伴う人口の増加を意味する。いや、やっぱ我が家のカブトエビ水槽は過疎化仕様で、と思い直し、チビがもっと入れろ入れろと要求するのをとても鋭く却下して、2つまみ分のカブトエビエッグを蒸留水を入れた容器に入れてみた。こんな感じになったんだが、、、水面上の何とも形容し難い浮遊物がザ・生きる化石卵なんだが、一体何匹孵ることになるんだろう。ちなみにこのドピンクな物体がプラスチックのお城である。もうちょっとカブトエビの様相にマッチするカラー選びは出来なかったんだろうか、と天下のスミソニアンに一言言いたい気分であるが、かなりアメリカ的センス溢れる内装のプラ容器である。と言う以前に、万が一カブトエビがすくすく育ちすぎてしまった場合、真っ先に撤去する事になるだろう。ちなみにこのカブトエビ、2億年前の太古の時代より生きているらしい。天敵ゴッキーも太古の時代より生きている事を考えると、現代人にとって進化しない形というのは脳のドコかで拒否反応を起こす要素なのかもしれない。なんだか説明書には目が3個とか書いてあるし。ナウシカの王蟲みたいでもある。スミソニアンは『Sea Monster・シーモンスター』なんて洒落たあだ名をつけているが、実際は淡水に生息する。そして流れのある水にではなく時々干上がる事のある水溜りのような所に居るらしい。水が干上がると卵はそのまま乾燥状態で生き続け、再び水を得たときに孵化するようだ。Wikiによると日本では水田に居るそうだ。懐かしい学研の科学と学習の2年の科学には毎年夏に『カブトエビ飼育キット』が付いていた、とも書いてあった。日本では在来種らしい。とにかく、ま、1日から2日で孵化するそうなので、その後の様子も是非報告したい。きっと興味深い観察が出来ると思うんだが、セーフティネット圏外ではなくセーフティネット破壊となってしまったら、もも造の教室にオール里子に出す事にしよう。明日とあさってはビミョ~なドキドキ感を味わう事になりそうだ。そういえば。頑張ってこういう機会には例え相手がシーモンスターでもお世話をしてみようと思うのだが、どうしても買う気にならないこの手の『観察キット』がある。Sharper Imageとか、アイデアグッズを置いてある店なんかによく並んでいる、『ライフサイクル観察』の類がとても駄目だ。密閉された容器に、カエルと水草とミニミニサイズのエビが入っていたりするアレである。きっと容器は最終的に開ける事は出来るんだろうが、権造の閉所恐怖症が影響するのか、あの手のキットは見ているだけで中の生き物が可哀相になる。以前にネットのニュースで見たが、ペットの持ち運び用腕時計ってのもあり、小さい魚をリストバンドに付いた丸い部分に入れて腕に装着するらしいが、コレこそ動物虐待だと思う。某国ではすでにこの部分にあらかじめ魚が入ってるのを売ってるんだとか。こういう生き物の事を考えないグッズは大嫌いだと思う人、そしてタイトルに引っかかってくれた人も、クリックよろしくお願いします!↓↓↓にほんブログ村
2010年02月01日
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シンデン君が夢に出てきた。ビックリである。今日仕事が終わってからチビを迎えに行って帰宅し、作造が夜休みだったので外食するだろうと踏んでここ造を昼寝させようと一緒に横になってるうちにウトウト寝てしまった時のことである。シンデン君というのは高校の時に一度同じクラスになった男の子だ。『新田』という苗字だったのだが、みんなにシンデン君と呼ばれていて、ニッタなのにシンデンというあだ名だったのかもしれないし、本当にシンデンという苗字だったのかもしれない。高校のときの古典の先生がやたらめったら苗字を音読みする先生で、この先生にニッタなのにシンデンと名付けられたのかもしれない。権造なんかも『オマエの苗字は○○か。オマエ△△人か?』なんてよく言われていたし、今だと差別的発言だとかで結構問題になってるかもしれないよな~と思う。このシンデン君、多分高1の時に同じクラスだった。確か秋の文化祭のためにクラスで映画を撮っていてシンデン君は映画の編集なんかをやってたような記憶がある。生物部だったか新聞部だったかに所属していた(ような記憶がある)シンデンくんはすごく真っ当に進学校の生徒としてハイスクールライフを送っていた訳で、ここに時々コメントをくれるhang_looseさんや権造とは対極の位置に居た訳だ。よってシンデン君とはつるんで遊んだ訳でもなく、出来の悪い権造が勉強を教えてもらった訳でもなく、一学年を同じクラスで過ごした、という接点だけだと思う。実際、卒業してから数年前にMixiの方のブログに高校時代に部活の夏合宿で骨折した事を書いたときに、当時撮ってた映画は腕をつって撮影したっけーと思い出し、そういやPCなんかも無い当時、高校生で映画の編集をチョチョイとやってしまったあのクラスメートはやっぱ頭良かったんだろうな~と感心した時にシンデン君の顔が浮かんだくらいで、高校卒業後の2●年間でたとえ夢の中でもシンデン君と会話したのはもちろん初めての事である。いつも殆ど夢は見ないか見ても起きた瞬間にサッパリ忘れてしまっているようで、初夢見ました~♪なんて日記やブログを見ると羨望の極地に達するのだが、さすがに今回は目が覚めた瞬間に『む~~~、、。今何故シンデン君??』と物凄く不思議になり、夢の内容もかなり記憶に残った。サロンにぶらりと急にシンデン君が現れて、久しぶり、なんて会話をして、その後シンデン君はどっかに去るんだが、シンデン君は携帯を忘れていってしまったようで、届けようと権造がダッシュする、ってな感じだった。携帯がブラックベリーだったのも記憶してるくらいハッキリした夢だった。こういうのって何なんだろう。夢と言うのは過去の記憶を引き出しから引っ張り出すようなものだと言う事を、確か随分前にここで書いた気がするが、権造の記憶の引き出しをかき回してみる限り、シンデン君に関する記憶は上に書いた高1の夏休みしか思い出せない。もしかして他の人でこういった事が過去にあったのかもしれないが、一体何故それがシンデン君に?と考えるとこれまたサッパリ??である。お客さんの精神科医のセンセに今度聞いてみよう。このセンセ、0歳から18歳を専門にしてるのだが、権造の稚拙なシナプス回路に対してならきっとビンゴな意見をしてくれるだろう。前回来た時には、権造の鏡の横に貼ってある、もも造が描いた絵を興味深そうにずっと見ていた。この絵はもも造が家でサラサラっと描いたもので、サロンで権造がもも造の髪を切ってる時の様子を描いたものである。絵が今手元に無いのでアップできずに残念だが中々良く描けており、鏡の前においてあるシルバーのタオル籠だとか、茶色のキャビネットだとか、権造がいつも履いてる仕事ブーツだとか下げてるシザーバッグなんかの細かいところまでよく忠実に描けている。サロンで時々チビのカットをするが、こんなトコまで見てたのか~と感心するんだが、このセンセが一番注目したところが、鏡に描かれていた『反射の線』だった。鏡がピカピカしてるのを表す為に、斜めの線が2本描いてあるんだが、コレを見た先生が、『ほぅ~。なかなか繊細な心を持ってるようだ。』と感心してた。更にこの線は鏡に映ったもも造の姿に重なっていて、コレは深層心理学的には『人からどう見られているのか凄く気にするタイプ』って事らしい。な~る~ほ~ど~ね~~~、と権造は感心したのだが、ズバリもも造ってそんなタイプだ。サラサラっと描く絵も色んな見方が出来るものだ。そういえば、相変わらず権造が地道に集めてるACEOだって、最初の頃はアレもコレもって色んな絵のタイプに目移りしていたのだが、ほぼ毎日チェックしてて最近『とりあえずビットはしないけどキープして様子見』してる絵にも好みの傾向みたいなものがハッキリ表れている。相変わらずポップアートやちょっと抽象画っぽいのもたくさんあるんだが、コレは最初から自分で好きなジャンルだと認識してキープしてるが、一枚一枚見て行って『なんとなく絵の雰囲気が好きかも』と思ってキープするものを後でずらっと見直してみると、確実に『木』の絵が多い。次に『山』である。山はまぁ、この平べったいマイアミに住んでるから心の奥底でこういう風景に憧れたりノスタルジックな気分になってキープするのは分かるとして、木の絵の場合、なんだかそれも、林みたいなのじゃなくって何も無いところに木が一本とか、周りにも他に木々があるのに一本だけかなり存在を主張してるのがドーンとあるのについつい魅かれてしまうようで、コレも確実に偏向アリだな、と自分で苦笑している。何も無いところに木がポツンとある絵なんて、絵自体は凄く綺麗でもやっぱイメージとしては『孤独』っぽい感じするよな。もしかして孤独なんだろうか、とか、いや更に奥に何かあるんだろうか、とか。考え出すと非常に興味深く、コレも次回センセが来るときに実物を見せてご意見頂戴しようと思う。あ、あとは鳥の絵も多い。鳥ってカナリアを小さい頃に飼ってた以外は身近に居た事が無く、どちらかと言えば自分はあまり興味ないのかと思ってた。が、実際、絵として見て見ると顔の様子だとか木に止まってる姿なんかに非常にソソられるものがあり。特にフェバリットカラーの青色であるBlue Jayという鳥がかなり好きになってしまいBlue Jay専門にサーチかけて新作は無いかと時々物色する有様である。Blue Jayって日本語で何?と思って辞書で調べてみたら『アオカケス』って書いてあった。カッコして北米東部産とあったから、この辺に居る鳥なんだろう。シンデン君の夢にしても、チビの絵にしても、権造のACEOの傾向にしても。こういうのって奥を探ってみるのも非常に興味深い。あ~今頃こんな事を考えるようになるんだったら、大学でもうちょっと心理学とか齧っておけばよかったかなぁ~とちょっと思ったりもする。大学時代はもっとほかの事に興味があったから、心理学なんて小難しいだけだと思ったが、今だったらきっと勉強したら楽しいんだろう。ま、勉強したかったら何歳でも、という文化のアメリカなので学校で齧ってみようと思えばいくらでも出来る環境には居るんだが。最近ずっと夜起きてることが出来なくってブログの下書きを始めてはそのまま寝てしまっていた。書きたいことは山ほど頭にあったのだが、次の日になってみるとすでに醒めてるというか。書きかけの下書きはセーブしたものが沢山あるのでテンション維持出来そうな物は最後まで書いてアップしようと思う。体調が悪いわけではないのだが、仕事もずっと忙しかったし年末の多忙を引きずってる部分もあったので、またぶっ倒れたら大変だ、と無理せずにそのまま寝るようにしてた。**************と、↑ここまで書いてやっぱ寝ちゃったらしい。。。今は一夜明けて朝である。。もうちょっとだったのにぃ。サボってる訳ではなく、眠い病のせいである。とりあえず。起きて仕事にいってきます。今日はクソ忙しい予定である。よっしゃ働くぞー!と気合入れてる権造に頑張れよ、と思ってくれる人、クリックよろしくお願いします!↓↓↓にほんブログ村この前の日記にコメントもらってそのままになってる方々スミマセン。帰宅後読ませてもらいます!
2010年01月30日
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