職場復帰援助プログラムのポイント(2)


これから先、何か生活の中に、取り入れることができれば。
そんな思いで、書き留めます。

「職場復帰援助プログラム」はいわば、
『うつで衰えた心と体に基礎体力をつける』のが目的だそうです。

うつで会社を休み、休養の結果
  朝、起きれる
  夜もぐっすり眠れる
  食事もおいしい
  ジムなどへ行って運動もできる

 ここまで回復していると「もう体力が戻った」と感じている方が多いですが、
 会社へ毎日出社して、仕事をする体力がついているとは、限らないので、
 プログラムで基礎体力をつけ・正しい自分の体力を知り、現実の検討・
 自己コントロール能力をつける  のだそうです。


       月      火      水      木

 午前  パソコン  軽スポーツ    _    パソコン
9:30

 午後   _      _     グループ    _ 
13:30

  パソコン :PC・ビジネス検定など(2時間)
  軽スポーツ:卓球(2時間)
  グループ :小集団療法(1時間)

いきなり、週4回は大変なので、まずは、パソコンの日だけ週2回から。
次に軽スポーツを取り入れ週3回
更にグループ(小集団療法)を追加していくそうです。

この順番にも意味があり、個人でできるPC作業から、だんだん他人と接触し、話す時間が増えるよう工夫されているのです。
作業療法士・臨床心理士のスタッフが付きます。定員25名


「実際の作業より、ここへ、朝9:30に来るというのが大変ですよ。
通勤ラッシュを体験するんですから。」(この言葉に大きくうなずいた私)

期間は人それぞれ違い、2~3ヶ月で終えて復帰していく方もあれば、
1年・1年半と長く続ける方も。

また、本人に納得してもらうため、スタッフが評価シートを作成し、
復職へ自信をつけていただく資料もあるそうです。

このプログラムは、うつの休養期から、回復期に入った方のもので、
その後、安定期に入って復職する時期を見極めるための作業です。

先生のお言葉の中で特に心に残ったのは、
うつの時には、「励まさない・叱らない」などが大事だとよくいわれますが、
これは うつの初期にいえることです。

うつの回復期に入って、最も大切なのは「早寝・早起き」これが根本です。
うつ症状がよくない方でも、この「早寝・早起き」をするだけで、よくなっていきます。
強くおっしゃっていました。(これは、夫が体験済みなのでわかります)

プログラムに参加しなくても、
例えば、
通勤で使っていた交通手段でちょっと離れた図書館やネットCAFEなどに自分の決めた無理のないスケジュールで、”出勤”してみる。
なんて、いいかもしれませんね。

本日は、ここまでに致します。

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