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カテゴリ: カテゴリ未分類


書棚で見つけるなり中身もたしかめずにカウンターに持って行った。

乃南アサなのでサスペンスものかと思ったら、
うーん、なんとジャンル分けしたらいいのだろうか。青春小説?
いや、タッチは軽いもののテーマは重く、社会小説と言えるかもしれない。
プロレタリアート文学、はちょっと違うか。

主人公は北海道から上京してきた耕平。
東京の三流大学を出て運よく上場企業に就職できたのに
くだらないプライドが邪魔して上司と対立し退社。
なんとかなるだろうと思ったらそうは世の中甘くない。
「若い」というたった一つの価値すら屁のつっぱりにもならず、
気まぐれのように働く場を奪われ続ける。
このブログにリンクしてくれている方は裕福な方が多そうなので
現実味がないかも知れないが、「底辺」の描写は非常にリアルである。

基本的に真面目だし浮ついた考えを持っているわけでもないが、
かといって自分の価値を高める努力は何もしない。
たいした給料ももらっていないのにやたら仲間とつるんで酒を飲む。
「出会い系」の利用率が非常に高い。
今、ワタシのまわりにいるスタッフも似たようなタイプが多い。
ほんと、若くなくなったらどうするんだろうと老婆心ながら心配になる。

しかし小説は最後に救いを残してくれていた。
主人公には「帰る場所」があった。
それすらなかったらどうなっただろう。
ワタシもエラソーなことを言いながら、明日をも知れぬ不安定な立場で
あることに変わりはないだけに、他人事とは思えないのである。

夜、D通から先日提出して「終わったはず」の企画書に
修正を入れてほしいと連絡が入る。
月曜朝イチにクライアントに出したいので、
土日でやってほしいとのこと。
エエカゲンにせえよと言いかけてやめる。
言うのなら仕事を断るべきだし、やるのなら黙ってやるべき。
文句を言いながら結局仕事をするのはカッコ悪い。
そういうわけで今週の週末もお仕事。








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最終更新日  2010年04月04日 21時01分26秒
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