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仕事を持ちこしたくはなかったのである。

知り合いの女の子(23歳!)から「落語が見たい」とせがまれ
寄席に連れていってあげることになっていたのだ。
ちょうど大阪市内の某神社で桜祭りと一緒に小さな寄席があることが
分かったので、そこに行くことにする。
彼女は落語を生で見るのは初めてとのこと。
だったら20~30人程度の小さなハコのほうが噺家との距離も近く
いきなり大きなホールに行くよりライブの醍醐味を感じられるだろうと、
神社の中の小さな寄席を選んだのである。

ワタシ自身は大して落語に詳しくはないので
その日の演者がどういう噺家なのか前知識まったくなし。
退屈させたらどうしようかと不安をもって連れてきたのだが、
さすがプロの話芸、彼女も退屈せず聞いてくれたようで良かった。
しかしさすがに噺家は声がいい。マイクがなくてもキーンと通るし、
一人で一時間近くしゃべり続けても全然疲れが見えないのも凄い。
ワタシなんかセミナーで30分もしゃべったらへとへと、
一時間しゃべったら最後は声が枯れている。
まだまだ修行が必要である。

落語が終わってもまだ夕方だったので、
彼女が桜を見て帰ろうと言う。
だったら近所の別の神社にでも行こうかとそちらに足を向けて
しばらく進んでから自分の失敗に気付く。
そちらに向かう道はラブホテル街なのだ。
昼間とはいえ相当にケバケバしい看板が目の前に現れ
これではワタシは下心丸出しのスケベ野郎である。
「あ、こっちは環境よくないから向こうからいこう」と
遠回りしようとすると、彼女のほうがケロッとして
「気にしなくていいですよ」。
えっ、こういうところ、慣れていらっしゃるの?

しかし少し考えて分かった。
ワタシは彼女を「女性」として見ていたが、
彼女にとってワタシはほとんど「父親」に近い存在なのだ。
実際、ワタシに彼女くらいの娘がいてもおかしくはない。
だから、父親といやらしいことをするなんて想像もできないという
そういうことなのである。

なるほどね、とひとりごちて、
つなごうとした手をひっこめたワタシでありました。







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最終更新日  2010年04月05日 20時42分15秒
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