シアター・テレビジョンでお馴染みの江戸千家、家元夫人の翠鶴先生が長年活けてこられたご自分の茶花をお弟子さん方に伝授されるようになりました。シアター・テレビジョンにまた綺麗な絵が増えていきます。
その第一回、30人ほどが一つづつの机をいただいて思い思いの花入れを持ち込んで同じ題材の花で茶花を生けました。
茶花こそ私も一番本当の日本の花のあり方だと思います。
野にあるように、しかも無駄を徹底してはぶいて、美の形を求めます。椿の蕾のありよう、葉の本来の形を求めてそっと手の平や指で矯めていきます。その手の動きが伝授です。
翠鶴先生は一人一人すべてのお弟子さんの机を飽きずに回られる。書道の矢萩先生と全く同じその教授ぶりこそ弟子に伝わるものです。一子相伝の心です。教育は一対一でなくては本当の心は伝わらないものです。
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