
堤尭さんが古川先生にこれでもかこれでもかというほど突っ込んで話を引き出しました。
堤さんの粘りこさがなかったら古川先生とトリウムについてこれだけ詳しく聞けることはなかったでしょう。堤さんにくっついてスタッフと一緒に塩見和子と私は大磯の先生のお宅まで行きました。行ってよかったと思いました。対談のあと、大磯ロングビーチにみんなで行って中華をとても楽しくいただきました。
大腸癌をわずらっていらっしゃたとは全くわからないほどお元気でした。
思えばすばらしい遺言でした。「私のするべきことはもう全部終わったのです。研究も後は現実に試験炉をつくるだけです」、とおっしゃったことがいまさら思い出されます。
25年前にすでに茅東大総長や経団連の土光会長が一生懸命に協力してくださった開発計画になぜ蓋をされてしまったのか、番組をもう一度みなさまにもご覧いただけるように編集いたしました。なぜか、つまるところ日本は独立国でないという結論になりますね。あとは御用学者の問題。
ところでまたリチウムのときと同じくですが、お隣りの中国が本格的にリチウム発電の研究体制をつくり出資を決めました。「もう、どこの国が実現しようと人類みんなのためになればいい」と、先生の感想に私も同感する以外にありません。
それにても今回は武田邦彦先生はテレビで反対していわく「テレビを使ってこういうことをリードしたり訴えるべきではありませんね」と切捨て。これではコペルニクスが泣いてしまいます。
学者はどうも同じ分野の異論に会ったときほど狭くなりがち。自分の手がけていないこと、違う世界、理解を越えるものに出会わすと拒絶反応。それもなぜか官学出身者に多い。
こういうことを訴えて考えるきっかけを提供することこそメディアの役割です。長年ジャーナリズムムの世界で生きてきた堤さんがこんなに熱心に古川先生の本を読み込んでいることがその証左、知らないことだからこそ広く知らせて眼を開く。
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