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☆ハナ子☆

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2006/08/18
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カテゴリ: 暮らしの中で


夏休みの旅は、思い出がいっぱい。


今日は、夫婦で出かけた「直島」のお話をしたいと思います。



海と山に囲まれた小さな島は、ゆっくりとした心地良い時間が流れていました。

朝の10時には着いたのですが…とにかく人が多い!そして暑い!!

1時間に数本しかないバスを待っているだけで倒れそうになります。


ここは島全体がアート空間になっているので、1日でまわるのは大変なこと。

(当初は自転車をレンタルするつもりでしたが、暑さに負けてバスを選びました)

yayoi-kusama.gif ← 巨匠・草間彌生のかぼちゃ

地元の方にアドバイスをいただき、まずは「 地中美術館 」へ向かいました。

この美術館は、島の美しい景観を壊さぬよう、施設の大半が地下につくられており、

地下3階構造の施設には、印象派の巨匠クロード・モネや、

現代美術家ウォルター・デ・マリアとジェームズ・タレルの作品が設置されています。

それぞれの作品ごとに、作品を体感する建築空間で構成されており、

作品と建築・展示空間が一体となっているとてもユニークな美術館なのです。

美術館に入った瞬間、まず目に入ったものが職員の制服。

なぜか皆さん、白衣なんです。

科学研究所の人のような、不思議な服を着ているのです。

安藤忠雄さんの作った、あの独特な建物の雰囲気とすごくマッチしていました。


◆ クロード・モネの睡蓮 ◆

地中の空間に展示されているのにも関わらず、自然光のみで鑑賞することができます。

部屋のサイズや素材は、すべてモネの作品を美しく見せるために選定されたそうです。

白い空間に入った瞬間、私はしばらくフリーズしてしまいました。

自分の呼吸さえもが、まるごと空間に吸い込まれていくような感覚でした。

遠くで見つめた後は、近くに寄ってみて、筆の動きや絵の具の重なりなどを

何度も何度も見つめて、モネの世界を味わいました。



そしてジェームス・タレルのオープンスカイ。

天井に四角い穴が開いていて、空そのものが作品の1つになっています。

うちの旦那さんは床にゴロンと転がり、光のエネルギーをしっかりと受け取っていました。

この作品は、ナイト・プログラム(日没から約40分間)に参加できるので、

空に変化のある時間に鑑賞すると、より一層「魔法」に酔えると思います。



私が感じた地中美術館とは


どの作品の部屋も、違う重さの光に満ち溢れていて

建物の外とは全く違う空気を吸っていられることが感じられる


そんな美術館だったと思います。


他にも「 ベネッセハウス 」や「 家プロジェ クト」など、

島中で沢山のアートの刺激をもらうことができるのですが、

私達夫婦は、この「地中美術館」だけでキャパオーバーしていました。

1つ1つにパワーがあるので、それを全て吸収しようとすると体が持たないです。

最後の方になると、疲れてどうでもよくなってしまう。

こういう気持ちって、普通の展覧会でもよくあることです。

でも、やっぱり、そんな鑑賞の仕方はしたくないもの。

ここにある作品は、なかなかお目にかかれないものばかり。

流し見で通過できるような作品ではないのです。


直島には  お洒落なホテル も沢山あるので、今度は2泊くらい滞在して、

1つ1つをゆっくりと鑑賞したいと思いました。

また来年、行きたいなぁ...★


そんなわけで、長い日記を読んでくれて本当にありがとうございました。


次回の日記は「旅日記★第2弾 ~やくそく篇~」をお届けします。






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Last updated  2006/11/01 10:49:47 AM
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