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2001年あの事件

雑感
アキ
2001年 あの事件
2001年10月7日から一週間、約3年ぶりのハワイです。
でも、出発まで残すところひと月を切り、
具体的に計画を立てようと考えた矢先、それは起こりました。
あのニューヨークWTCの追突テロ事件です。
目を疑うほどの衝撃的な映像に、
思わず飛び上がってしまったほど。
世界が予想もつかない大きな力で動き出そうとしている恐怖を
実感せさるえませんでした。
よりによってハワイ行きの直前に起こらなくても(涙)
それまでの浮かれた気分は一瞬に吹っ飛び、
「ハワイ行きは中止かな・・・」とほとんど反射的に堪念しました。

事件のショック、ハワイに行けなくなるショック、
もしかしたら開戦になるかもしれないショック、
いろんなショックが入り乱れ頭の中はパニック状態。
毎日ニュースに釘付けになり、たくさんの情報を収集し、
なんとか冷静さを取り戻すことができました。
それとともに、多くの人々が海外旅行を自粛するこの時期、
私の中ではまた別の気持ちが生まれ始めていました。
「予定通りハワイに行こう!!」

テロ事件に限らず、日常いろんな事件が起こっています。
いつ突然の不幸に見舞われるかは誰にも判りません。
もしかしたら明日この世から居なくなってしまうかも。
かなりの極論ですが私は何かに迷った時、この問いを自分自身に
投げ掛けてみますそして心の声に耳を澄まします。
誰の責任にもしない。どんな情報にも振り回されない。
自分の意志に忠実に行動していく。

今できる事をするだけ。

そうすればおのずと答えは見つかります。
ここまで覚悟したつもりでも、それはそれは恐ろしかった。
まわりが心配するからお気楽なフリはしていたけど・・・。
主人は主人で、別の事情でありながら、
一度も断念を考えなかったことが、
何よりも心強く嬉しいことでもありました。

この一件でアメリカの観光産業は膨大な損害を被りました。
もちろんハワイも例外ではありません。
ハワイの観光を生業にしているたくさんの
方々が一時解雇され苦しんでいる。
ほんとうに気の毒な話です。
実際現地でも複数の方に
「ハワイの安全性をお友達にお話して、
できるだけ観光に来てもらえるようにお願いしてください。」
と言われた。哀願のようでした。
でも、私としては声高に
「ハワイの人達の為にこぞって遊びに行きましょう!」
と訴えるのはちょっと違うような気がします。
安全の保証なんて誰にも出来ないし、
この時期に心から楽しんでバカンスに没頭できない
日本人の繊細さも理解できる。 結局はそれぞれが自分の意志で決めるしかないと思います。
私の場合、旅行中にハワイがテロの標的になるようなことがあっても、
それはとてもとても悲しいことだけど、
遠い日本でそれを知って苦しむより、
現地の方々やハワイの自然とともにその痛みを共有できる方が
もしかしたら気が楽かもしれません。
狂信的なハワイ好きではなく、
ただただ故郷のように感じているから。

結局ここまで一大決心して海を渡って来たけれど、
ワイキキはいたってのんびり賑やかで、まったく通常通り。
でも水面下の多大な努力でこの楽園は守られています。
HAWAIIが一日も早く元のパラダイスに戻れますように。
そしていつにも増して素晴らしい旅を与えてくれた
HAWAIIのすべてに心からMAHALO!(ありがとう)






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