HAPPY BABY TIME

いよいよ出産。赤ちゃん誕生！！

４月２日朝

０時すぎの深夜から、背中から無痛分娩の麻酔をいれてもらい、陣痛は少しおさまりました。眠れるかしら・・・と思っていたのですが、実はその日の夜から明け方にかけて、となりの陣痛室にも２名ほど、分娩をひかえている仲間がいました。
一人は、１日の夜遅くに陣痛室に入室し、もう一人はあけて２日の深夜２時すぎくらい（？）に入室していました。
陣痛室は、壁一枚で部屋というかベッドが別れていて、分娩室への通路はつながっているので、他のベッド室の声がマル聞こえなのです。
「いたい～」と泣きさけんでいる声とか聞こえてきて、人事ではなくドキドキしていました。そうしているうちに、そのうち１人が分娩室へ。「あ～産まれるのね！」って寝ていても、耳は分娩室の方へ。
結局明け方の赤ちゃんの鳴き声が聞こえてくるまで眠れず、起きていたのでした。

そうしているうちにもう一人のママさんも・・・。
実は陣痛室で、頭がすでにみえるような状態まででてしまったみたいで、「あたま～」と、ママが叫んでいるのが聞こえました。
そのうち、看護師さん、助産婦さん、ドクターがバタバタしているのが聞こえました。「え～あたま？！ひえ～！！」正直、怖いって思いながらも、またしても分娩室へ聞き耳をたてていた私なのでした。

結局眠るために無痛の麻酔をかけたものの、明け方１時間くらい眠ったのでしょうか、でもそのうちまた軽い陣痛がやってきては、麻酔の点滴を追加してもらうという具合でした。

朝食をもってきてもらったのですが、結局固形のものは食べることができず、飲み物だけは飲んで、９時くらいからまた欲進剤の点滴をはじめました。

またまたいきみたい感じがやってきました。
呼吸をととのえ、いきむのを逃しながら、１時間くらい過ぎたでしょうか・・・。
１０時を過ぎていたでしょうか・・・。ドクターがやってきて分娩室へ。

いよいよ出産！！

子宮口が８ｃｍくらいでまだ全開までしていませんでした。ドクターがブロック注射をしてくれて、すぐに全開に。
「よく頑張ったね。もういきんでいいよ！」と。
いきみを逃すことが大変だったため、いきむのは比較的簡単でした。

そこからは「深呼吸して～」「はいっ！いきんで～」「う～！！」の繰り返し。
いきむのが、すごい上手と誉められました。（笑）

分娩台に足をのせているとガクガクしてしまい、疲れるので、看護師さんが足を下ろしてリラックスしていいよ・・・と足を下げてくれました。
なんだか安心したのか、その後しばらくいきみたい感じがなくなってしまい、「あれ？」って感じでした。時計をみると１１時すぎくらいだったかな？

ドクターたちが、１１時５０分からオペ出しがあるとＰＨＳで話している声がきこえてきました。「それまでに間に合うかな？」「大丈夫でしょ」って声も聞こえ、それが、自分の出産のことだと気づき、１１時５０分前には出産できるんだ、あと少し、頑張ろう・・・と時計をちらちら眺めながら、もう少し、もう少し・・・と言い聞かせました。
横になっていたら、いきみたくなる感じがなくなってしまったので、座ったほうがいいかも・・・とドクターがいい、座っていきみたくなる感じを待ちました。
すると、すぐにいきみたい感じがやってきました。
「う～！！」「う～！！」
ドクターたちがやってきました。
出産まで大変だったからか、今まで外来でかかわってくれたドクターたちがみんな応援にきてくれて、５、６人くらい立ち会ってくれました。

「ちょっと疲労してるから、手伝うからね。」と結局、鉗子を使っての分娩でした。頭が大きそうだし・・・と。
トータルで１０回くらい数えられるほどの回数いきんだでしょうか・・・。
「髪の毛見えてきたよ。次で出すから、次いきみたくなったら言ってね！」と。

「きましたぁ～！！」「いきみたい？」「はい～！！」「深呼吸して～、吐いて～。すって～、はい息とめる～」「う～」
息をとめていきんでいる時間がすごく長く、１分以上とめてたかも。（笑）
「はい、はっはっはっはっ・・・」
しばらくすると赤ちゃんの鳴き声が・・・。

「おめでとうございます。１１時３１分、女の子ですよ。」とドクター。

「よかった～。」なんだか感動して泣けてきました。

moni