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今日の昼間街を歩いていると、15mほど前をかなりガタイの良い金髪の男性が歩いていた。
一見すると映画ドラゴンへの道に出ていたチャック・ノリスのようでもある。
ジーンズにジージャン姿、肩にはカメラを掛けており、人目で観光客とわかる。
距離が5mほどに近づいた所で、ハッと思った。
もしやして!
追い抜きざまにチラッと横目で見ると、神戸時代の旧友イーバンだった。
世の中は!いや、鳥取は狭い!というべきか。偶然も偶然だ。聞けば砂丘でも見てみようかとブラッと気軽な一人旅らしい。
彼はデンマーク人でありながら地元の大学に入学後空手を始め、30年前空手修行の為来日。以降日本に住み着いてしまったという変わり者の外人さんである。
来日後はT派S東流で稽古に専念し、現在6段位!
30年も日本に住んでいるにも関わらず、話せる日本語は「○○○は美しい!」
ちなみに○○○の中はセイエンチンであったり、スーパー・リンペイであったりと空手の形のみ。
今日も日本語はこれしか聞けなかった。
そんな2人の意思疎通はもっぱらフルコンタクト会話!だからして時にお互いが全然勘違いしている事もザラだ。(笑)
出会いは19年前、ある神戸のインターナショナルな某BARでの事。
この店では外人さんがとても多く、月に2度や3度は外人さん同士が派手なド突き合いをやっていた。
ある日、私が稽古帰りに立ち寄るとやはり外人さんが店内でボカスカやっており、これじゃ店も商売上がったりだろう!と思った私が彼等を外に引っ張り出したのがキッカケで、この店のオーナーに気に入られた私は(後にこのオーナーが役員を務める会社に誘われる事になるのだが)酒代は要らないから週末に来てくれたら助かる!という言葉に甘え頻繁にココへ通うようになった。
店の用心棒?いや、そんなにカッコいいものではない。私がやってたのは外に引っ張り出した後は「どうぞ思う存分やって下さい!」と、そして時にはレフリー役だったり。
しかし、あの日は3人VS4人、何故か途中で彼等7人の矛先が私に向いたのだ。
危うし、Tarzan!!!今も弱いが、当時は今より弱かった!
と、そこへ「セイエンチンは美しい!」とブツブツ言いながらやってきて加勢をしてくれたのが、イーバン!だった。
彼は私より15歳年上だから当時は40歳だったのですが、強かった!
あの日、イーバンが現れなかったら今頃どうなっていた事か・・・
彼にはその後、T先生にも引き合わせてもらいました。
今週末までは鳥取に滞在するとの事ですので、金曜の晩あたり2人して弾けてこようかと思います。
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