《アドバンスクラス 第2週》
命令に従わなかった時にもう一度命令し直す癖はなおりましたか?
犬にチャンスは一度しかないことを教えましょう。
【ヒール】散歩の最中に数回、2㍍くらいの「ヒール」を行ないましょう。
座らせてから始めます。歩き始めの一歩は左足からです。
リードを右手に持ち、音のなるおもちゃやおやつを左手に持ちます。
左手はおへそ、または肩の位置に置きます。
もし犬が「ヒール」の位置から離れようとした時には、おもちゃの音を鳴らしたり、
おやつを鼻先に持っていって嗅がせ、犬に注目させ「ヒール」の命令をもう一度出して
歩き続けましょう。最後は座らせて終わります。
ご褒美に遊びましょう。ヒールの途中で左足で止まり、何度か止まり「シット」の命令を出します。
【シット・ステイ】1日2回、1分間、リードを持ったままで「シット・ステイ」を行ないましょう。
犬をヒールポジションにつけ「シット・ステイ」を命令します。
待たせている間にボールやおもちゃを2~3㍍先に転がしてみましょう。
動きそうになる瞬間に「ステイ」の声をかけます。
「ステイ」の命令をといた後(「OK」など)にはおもちゃやボールで遊ばせてあげましょう。
もし立ち上がってしまったら、すぐに座らせてもう一度しっかり「ステイ」の命令をかけます。
刺激が強すぎる場合には、もう少し犬が無視できる物に変えてやってみましょう。
徐々に難しくしていきます。
【ダウン・ステイ】1日1回、2分間行なってください。
ヒールポジションで「ダウン・ステイ」を命令します。
そのままリードを床に置き、犬から5㍍離れて待たせてください。待たせている間に犬に近づき
「グッドステイ」と静かに声をかけ、おやつを与えて褒め、もう一度「ステイ」を命令して離れます。
間で犬に近づく回数を減らしていきます。
【正面からの声、ハンドシグナルでの命令】
リードを持ったまま犬と正面で向かい合います。
1㍍離れた所から「シット」「ダウン」「スタンド」を命令してみましょう。
始めに声だけで従うかを確認してください。
従えば、声とハンドシグナルの両方、またはハンドシグナルだけでそれぞれやってみましょう。
もし声だけの命令に従わないなら、もう一度基礎に戻る必要があります。
誘導法などを使って「シット」「ダウン」「スタンド」を強化してください。
声では従うのに、ハンドシグナルのみでは従わないなら、
ハンドシグナルと声の命令を一緒に出すことをもう少し続けてください。
その後、ハンドシグナルだけをだしてすぐそばに近寄り、座らせたり伏せさせたりしてください。
【立った姿勢からのダウン】
犬をヒールポジションにつけ「シット」を命令します。
その後、ハンドシグナルで「スタンド」を命令します。
さらに「ダウン」を声とハンドシグナルの両方を用いて命令してください。
それぞれの命令に従うごとに口で必ず褒めてください。
【呼び戻し】
犬に「シット・ステイ」を命じます。
向かい合ったまま10㍍離れ「(名前)、カム♪」と楽しげな口調で言います。
犬が来たら正面で座らせます(命令「シット」)。
リードをとり、ヒールポジションに誘導し(命令「ヒール」)座らせ終了します。
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