゚・*:.。 のんびり兄 With 子怪獣 .。.:*・゜ 

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2004.6.29

2004.6.29
日付が変わってすぐの0:30 腹痛で目が覚めた。
お腹が冷えたのかな?
って痛みだったので トレイに行く。
でも 全然出る物は出ない・・・
おかしいな~ って思って拭いてみたら・・・
!!!!!!
もう目が点になった。
あまりのビックリで 一瞬何が起きたのか分からなかった。
トイレットペーパーに血が付いていた。
陽斗がお腹にいた時は こんなコトなかったし 絶対におかしいと思った。

まず 実家の母に電話入れた。
母は
「HPへ電話してごらん・・・・」と・・・・
夜中だったけど 私がその時通っていたHPへ すぐに電話入れた。
一応 私が血栓症と言う病気であること。 2ヶ月前入院していたと言うコトを告げた。
看護婦さんが 「折り返し電話いれます。」って言ってから なかなか電話なくて30分くらいしたら かかってきた。
その答えは意外だった。
「今 ●●さんは 出血しやすい薬を使っているので 様子みたください もし 出血が多くなったりしたら 病院に電話入れてください」
ってコトだった。
私も バカだから そのまま様子みてしまった。
夜中 布団に入りながら 腹痛が5分間隔になっていたのに なぜか もう一度HPへ電話いれるコトもしなくて ひたすら我慢してしまった。
今思えば なぜ電話入れなかったのか・・・・
どうして 我慢してしまったのか・・・・
5分間隔の腹痛はおかしいと思わなかったのか・・・
きっと 自分の中で 陽斗のコトが気がかりだった。
”陽斗寝てるし もしHPへ行ったら陽斗困るな~”
”陽斗 幼稚園困るな~”
とか・・・・
こんなコトは 別になんとかなるコトだったのに・・・・

実は この時 実家から本家に帰って 2週間後の出来事だった。
もし・・・・もしも実家に あのままず~っといたら・・・・
きっと 母は
「おかしいから HPで診てもらいなさい・・・」って言ってくれて あのまま 夜中にHPへ行っていたら・・・・ きっと小さな小さな命は助かったはず・・・・ 助かったいた。
そんなコトばかり考えて すごく後悔ばかりした。
自分を責めた。

そして 夜中 殆ど寝れなかった。 でも 朝方 少しは腹痛が治まってきたから 朝 普通に起きて 陽斗のお弁当作って 洗濯物も重いカゴを1階から2階へ運んで ベランダに干して・・・・

そして HPへ電話入れて 診察時間始まったら すぐに診てくれると言うことで 妹に車で乗せてってもらいHPへ行った。
まさか あの時は 数時間後には お腹の赤ちゃんが居なくなるとは・・・
思いもしなかった。
妹との会話・・・
「大丈夫だよね・・・」
「22週の赤ちゃんは助かるって さっき本で読んできたから 何かあっても大丈夫だよね・・・・」 と わたし・・・・・
すごく安易な気持ちでいた。

HPへ着いて すぐに診察してくれた。
妹は待合室で待っていて 私は 内診台に上がった。
その時の先生の言葉・・・・
「あ! これは 胎胞(赤ちゃんを包んでる膜)が出てきてる。大変だ。 すぐに手術しないと・・・・」
「え~ 」
私は 何がなんだか分からず え~しか声にならなかった・・・・
不安と恐怖で涙が溢れて止まらない・・・
”どうしよう・・・・”

”ご主人に すぐにHPへ来るように・・・”と言われ 妹が連絡とってくれた。

私は 絶対に歩いてはいけないので ストレッチャーで上の産科の病棟まで運ばれた。 泣いていてグチャグチャの顔をタオルでかくしながら・・・ 他の患者さんがたくさんいるなか 運ばれた。
運ばれた場所・・・そこは 陣痛室だったのかもしれない。
ベットに横になりならが 妹との会話・・・・
ただ・・・・
「大丈夫だよね・・・・」って言葉しかなかった。
手術・・・そのコトも不安だったし コトの重大さが この時は まだ認識ができていかなった。
赤ちゃんは助かるもんだとばかり思っていたから・・・ 
この時 ウテナリンという 張り止めの点滴をしていたけど それでも かなりお腹は痛かった。

パパが来てくれて 主治医もが来た・・・・
主治医の出した言葉は 本当に 残酷だった。

「今 ●●さんは 22週と2日。 手術するのは大丈夫だけど 手術して胎胞縛っても 破水しないって保障は2週間が限界。明日破水してしまうかもしれない。 そしたら すぐに産ませてあげないとならない・・・ 今 こども病院の先生と連絡してみたら 22週の赤ちゃんは 100%障害が残ると言うこと。 26週。 あと4週間お腹に居ることができたら 80%の確率で助かるでしょう・・・ 障害が残っても・・・と言うなら 蘇生させて頑張ります。 どう選択するか 今 緊急なので ご主人とすぐに決めてください・・・ また来ます」
と・・・・
事務的な言葉だった。
私は 泣くしかない。

妹は気を使い部屋から出ていって パパと2人っきり・・・
でも 何も答えが出ない。
100%障害が残る赤ちゃんを産んで蘇生させるべきか・・・・・
でも 障害が残ると分かっていて赤ちゃん産んでも 一番可愛そうなのは赤ちゃん本人。 
この世に生かされても 普通の生活が送れない・・・・・
残酷すぎる。。。。
親の勝手な願いで 子供に可愛そうな思いをさせるコトが 本当に良いコトなのか・・・・

時間はどのくらい過ぎたのだろう・・・・
看護婦さんが 「まだですか?」と・・・・
そう簡単に決められるコトじゃない。

パパと決断した。
”今回は・・・ 可愛そうだけど・・・・”と。

看護婦さんに伝えると すぐに主治医が来た。
そして 主治医に伝えて 妹にも報告すると 妹も号泣した。

妹には 本家の鍵を渡して 入院の支度してきてもらい 外に干した洗濯物も中に入れてきてもらって・・・・

お腹の 大事な大事な 我が子がいなくなるって言うのに 女ってこういうコトまで考えないとならないって・・・・・
本当に お腹の赤ちゃんに申し訳なかった。
本家に私しか女がいないってコトが きっと お腹の赤ちゃんの運命を変えてしまったのだろう・・・・



★出産へ★








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