明日天気になぁーれっ～天使になった赤ちゃん～

入院３日目。。陣痛促進剤開始。。

この日は、３８週の受診日。。。

１週間前までは元気に動いていた晴君。。

まさかこんな結果になってこの病棟に入院する事は予想もしていなかった。。

その事を思うと、また朝から悲しくなってきた。。。

そして、治療に望むために朝から身体をタオルで清拭して頑張って立ち向かおう
と心を入れ替えた。

実は、毎日助産師さんがシャワーを薦めてくれていたのに毎日断っていた。。。

それはなぜかというと、大きな動かなくなったお腹を見るのが辛かったから。。

でもこの行為は晴君に失礼だったなぁ。。と後悔している。。

もっともっと晴君に直接触れてあげるべきだったね。。。

お母さんが弱くて逃げて。。本当にごめんね。。。

もっと強くて優しいお母さんだったらよかったのにね。。。

そして、朝食後にメトロという風船のようなものを子宮口に入れた。。

とっても痛くて泣きそうだったけど、これくらいで弱音を吐いていたら

お産は出来ない！！と頑張って痛みに耐えた。。

痛かったけど、部屋に戻ると晴パパが大丈夫？？と声を掛けてくれて

とっても楽な気持ちになった。。

やっぱり私は一人では何も出来ないな。。本当に晴パパが居ないとやっていけない。。。
と実感した。

しばらくして、助産師さんに連れられて陣痛室に移動。。。

その時間はちょうど沐浴の時間でたくさんのかわいい生まれたての赤ちゃんが廊下に並んでいた。。

そして、その前を通っての移動。。。

本当は辛かった。。。

胸が押しつぶされそうに・・・。でも助産師さんを困らせてはいけないと

思う心が働いて涙をぐっとこらえた。。

でも実は心の中で、晴君も生まれるはずだったのに。。。
生きていたらこの子達と同級生。。こんな風にかわいく泣いたのかな。。

なんて考えてしまっていた。。

陣痛室は、ＴＶもない２人部屋。。

いつも気を紛らわすためにＴＶをつけていた２人にとってこの静けさがものすごく不安で寂しい気持ちになった。。。

助産師さんが来てくれて、
赤ちゃんの声が聞こえてしまってごめんんさいね。。。
と言ってくれた。。

私はいえいえ。。。と心にもない事を言いながら表情は曇っていた。。
だってそれは仕方のない事だし、乗り越えなきゃいけないことだから。。
気にしないで居たら大丈夫だろう。。。と。

でも頭に中は静けさに赤ちゃんの鳴き声だけが響き渡る病室。。。

私の子供はお腹の中で亡くなってしまって頑張って産んでもあんなふうに声も挙げないし、動かないし。。と思うととても悲しくなる。。

そして、治療前に私の知り合いの師長さんが来てくれた。。。

「大丈夫だから晴ママさんがんばろうね。。。早く出して楽にしてあげようね。。でもここじゃ辛くない？？無理しなくていいんだよ。。。」

そう言われて自分の中に閉じ込めていた苦しい心が開放されて涙が止まらなくなってしまった。。。そして号泣。。。。

本当に私は何度ないてるんだろう。。。本当に弱い。。こんな自分が嫌になった。。

そしてそんな私を見て、病室で大丈夫だからまだび病室でいていいよ。。と優しく声を掛けてくれて泣きながら病室に戻った。。

本当に助産師さんい申し訳ないことをしてしまった。。。
私が弱いだけに辛い思いをさせてしまい本当に申し訳ない。。。

９時になり、初めての陣痛促進剤が開始された。

持続点滴は慣れていたが、陣痛というものを体験した事のない私はとても不安だった。。

始めは、全く痛みは無かった。。

そして３０分ごとに流量の変更が行われた。。

少し経ってから早いのに義母さんが来てくれた。

邪魔かもしれんけど、今日は一緒にいてもええか？？
と言ってくれて来てくれた。

本当にうれしかったし心強かった。。

最初は陣痛が不規則に襲ってきた。生理痛のような痛みから始まり、最初はＴＶを見れていたが、流量があがるにつれてその痛みは、腰の方へ移行して辛くなってきた。

そして、お腹に分娩監視装置をつけてお腹の張りと陣痛の感覚を見るようになった。。

でもその分娩監視装置には、陣痛と胎児心音が同時に記録されるはずだが、
私の場合は、陣痛のみで胎児心音の所は空白・・。

当たり前だけど、とても悲しくなった。。

徐々に陣痛の頻度も強さも増して行き、我慢できないほどの痛みに変わってきた。。そしてびっしょりの汗。。。

でも義母さんと晴パパが必死にさすってくれてだいぶ痛みはましだった。。

夕方ごろには陣痛が2～3分毎に襲ってくるようになり、17時に点滴を終了した。

そして、子宮の中に入れていた風船も除去。。。

かなり痛かったので、かなり子宮口が開いてくれたかな。。。と思って診察を受けた。。

でも先生からの報告は。。

だいぶ昨日より子宮の入り口が柔らかくなってきたけど、子宮口は2センチくらいだね。。また、明日は今日よりきつい薬なので進んでくれると思うんだけどね。まだ初産だから。。。

私は心の中でこんなに苦しんでもまだ2センチか。。。と思った。。

自分の期待とお産の進行のギャップがあり、少し焦りも感じた。

そして病室に帰ってその報告をした。。
2人とも私と同じ事を思ったのか少し表情が曇ったが、励ましてくれた。。

次へ♪

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