紅影勇輝の~遥かなる地平へ~

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紅影勇輝

紅影勇輝

2005/10/11
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マリオ

まず、俺がスーパーマリオとして世に出た時の話から始めることにしましょう。



俺には生まれた時の記憶がありません。

気付いたら、もうこの世界に存在し、冒険をしていました。

もちろん、親などいません。
唯一、親と呼べるものがいるとするならば、
任天堂のプログラマーの人たちがそれに当たるでしょう。


クッパを倒し、ピーチ姫を助ける、


これが俺の人生の全てでした。




確かに最初はそれでも楽しかった。
毎日が充実していたよ。



操作が下手な人や、上手い人、コインを集めるのに夢中になる人、
ノコノコで無限アップを図る人、Bダッシュで穴に落下する人。


その人たちと一緒にプレー出来ることが楽しかった。
笑ったり涙したり、怒ったり悔しがったり。

そういった感情の共有。


冒険だけではなくてね、
任天堂さんの好意で、カート、テニス、パズル、など様々なジャンルにも参加し、
あのドンキーコングとも共演したりしました。

プレーヤーに夢を与える仕事。
こんな素晴らしいことはない、そう思っていました。

それからというもの、俺は血眼になって働きました。





しかし・・・、

ある時、俺は気付いてしまったんですよ。

それにさえ気付かなければ、
そう、それさえ目をつむって見ないフリをしていれば、

俺は永遠に夢の世界の中にいられたのかもしれないのに・・・。







俺には・・・・











自由が一つも無い・・・




いくら左に行きたいと思っても、
コントローラーが右を指せば右へ行かなくてはならない。





そう、この世界には、

たった一つだけ「ルール」が存在していたのです。






それは・・・





















コントローラーの指示は
絶対服従










ということでした。

つまり、テレビ画面の前にいる皆さんプレーヤーの指示に、

俺は絶対的に従わなければいけなかった・・・。



もっとハッキリ言った方がいいですね。

俺は、





「操り人形」。




そう、自分の意思で生きることを許されない操り人形、

ある時、そんな風になってしまっている自分に気がつきました。


もちろんこんな言い方では、
ゲームを楽しんで下さっているファンの皆さんには
失礼に当たることは十分承知です。

俺だって嫌々やっていたわけではない。


分かってる。分かってるんです。

人生、下を見ればキリがない。
俺よりも不幸な人は世の中にたくさんいることでしょう。


しかし、同じように、



●上を見ればキリがない。



そう、俺よりも幸福な人もたくさんいる。


そして、幸福な人ばかりが目に付いてしまうんです。

往々にして隣の芝生は青いのです。



今まで見ていた世界が、音を立てて崩れ始めました。
俺はこんなに恐ろしい檻の中にいたのか。

今まで見ていたものは全部嘘だった、そう感じました。


俺が今まで見ていた「幸せ」は何だったのか、
そう思い始めました。



本当の「幸せ」とは何なのか。

あるいは「幸せ」という概念自体が幻想なのではないのか。

「幸せ」とか「不幸」とか、そんなことを最初から考えない方が幸せなんじゃないだろうか、
そんなことを考えていた時期もあります。



何も分からなかった・・・何も。
もう、どうでもいいとさえ思っていました。




この頃の僕は、本当に精神的にはどん底でしたね。


しかし、この世界にほとほとうんざりしている自分がいる一方で、
自分が周りから褒められ、認められる場所はこのマリオワールドしかないという事実。

俺は人から褒められることで唯一自分を維持していましたから、
とても苦痛だったけれど、ココに留まらざるをえなかったんです。

ここから離れてしまえば、俺に価値なんてないだろうと思ってましたから。


この頃ですね、

俺は担当精神科医に 「バーンアウト(燃え尽き症候群)」 と診断されました。

ショックでした。

一生懸命やったって、報われないことばかりだと思いました。

死にたかった。死んで楽になりたかったんです。



俺に価値なんてない。

生きる意味もない。




思考がデフレスパイラルのように、
マイナスへマイナスへと堂々巡りを繰り返していました・・・。






<「スーパーマリオ心理学3~マリオトリビア~」へ続く!!>




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Last updated  2005/10/12 02:25:51 AM
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